ぶんちゃさんのクチコミ(28ページ)全653件

犬山入鹿池のほとりの広大な敷地に、明治時代の建物が点在しています。帝国ホテルや銀行、商店などなど。特に一般住宅を見ると何となく懐かしい気持ちにさせてくれます。土間の竈やトイレなど、昔行ったことのある田舎の親戚の家を思い出します。近代日本の躍動感・息吹を感じてください。

ガラスの巨大な屋根には水が流れ、その下の広々した空間は買い物に来た人たちなのかでいっぱいです。さらに下の階はバスターミナルになっていて、地下鉄とバスのアクセスは非常に便利になっています。私は使ったことがありませんが。

徳川美術館の隣にあって、観光施設というより特殊な図書館というべきです。徳川家康の死後、形見分けとして尾張徳川家が譲られた蔵書を元に、拡充されたものです。一般の方も閲覧できるそうです。歴史に興味のある方はぜひどうぞ。入場は無料でした。

尾張徳川家の別邸を改修して公開しています。今でも広大な庭園ですが昔はもっと大きくて御殿もあったそうで、徳川家の威勢が偲ばれます。驚いたのは池の底から水が湧き出していることです。都会の真ん中なのにどこから湧いているのか。なので池の水は澄んでいて、気持ちのいい庭園でした。

尾張徳川家代々の藩主の使用した道具、将軍家などから嫁いできた時の嫁入り道具など数多くの展示がされています。中でも国宝の源氏物語絵巻は秀逸です。ただ、行った時が日曜日で人が多くゆっくり見学できなかったことが残念でした。

文化のみちの中心とも言うべき建物です。川上貞奴と福沢桃介の邸宅を移築整備したものです。元は二葉町にあったので二葉館といいます。正面玄関横の大広間では、客を招いてパーティーなどをしたんでしょうね。和洋折衷といっても和室は２階に２部屋のみで貞奴さんはこちらで生活していたみたいです。

陶磁器商として手広く活躍していた井元為三郎の邸宅です。洋館と和館、庭には茶室、和館の北側に二棟の蔵という構成です。この他に住み込みの使用人の為の別棟があったようです。洋館二階には井元氏が扱っていた輸出用の陶磁器等が展示してあります。

文化のみち。豊田佐助邸の西隣にあります。洋館と和館の構成は大正期の特徴ですね。１階はレストランに改装されていて、結婚式などに貸切で使用されているようです。見学できるのはレストラン以外の部分で、隣の佐助邸の係の人に鍵を開けてもらいます。外観はおしゃれな造りで現代でも通用しそうです。

豊田佐吉の弟、佐助が大正１２年に建てた邸宅で一般開放されています。門を入ると２階建ての洋館が迎えてくれます。１階は洋間ですが２階は和室です。洋館の隣に総２階建ての和館があり、普段はこちらで生活していたようです。建坪は１５０坪余りと広いですが、華美にならず質素な造りです。でもよく見ると欄間や換気口に豊田家の家紋や意匠が見受けられ、誇りというかこだわりを感じます。

江戸時代の面影を残しつつ、大正時代の香りもする落ち着いた街並みです。江戸時代の中下級武士の屋敷街が主を変えて現代に生きています。屏や門構えは昔のままでも、その奥は料亭やマンションに姿を変えています。いくつかのお屋敷（といっても大正期の建築）は一般に開放され、内部を見学することができます。

大正時代に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所の庁舎として建設され、戦後は名古屋高等裁判所・地方裁判所として３０年程前まで実際に使われていました。建物はレンガと白い花崗岩で作られた３階建ての重厚な様式です。１階は留置場、２，３階は法廷や検事や判事の部屋などがあり何れも見学できるようになっています。控訴院の建物は全国に何箇所かあったのですが、現存しているのは名古屋と札幌だけです。

名古屋の城下町の面影を残す一角です。大火の後、道幅を四間（７．２m）に拡幅したためこの名で呼ばれるようになったようです。道の東側は蔵がずらりと隙間なく並び、西側は古い民家が軒を連ねる風情のある佇まいです。この辺一帯はは戦災に遭わなかったので江戸から昭和の時代の面影を残しています。

名古屋駅の近くに愚痴聞き地蔵があるって聞いて行ってきました。名古屋駅から那古野の交差点を目指します。交差点の一本手前を左に入るとすぐ右手にあります。六地蔵なんですが五体は道路に面して立っています。それぞれ延命だとか水子供養だとか役割があるようです。山門を入ってすぐ左に愚痴聞き地蔵さんがいます。屏の内側になるので外からは見えません。座ってお参りできるように四角い石が置いてあるのでじっくり愚痴を聞いていただけます。

ジャズドリームに行こうと国道１号線から長良川沿いに南下していたら、なばなの里辺りで堤防の向こうに写真で見た景色が広がっていました。ついでだから下車して一寸見学です。賛否はあるけど雄大な景色です。魚が通る水路は別にあるのですけど、いくつかある水門の一部は魚が通れるように上流と下流側の２重構造で自動的に上げたり下げたりしていました。

名古屋から国道1号線を行くと長良川の手前、長島橋の信号の左手に駐車場があります。ここに車を置いて、川沿いの遊歩道を歩きます。数百mくらいで到着です。一面の牡丹がちょうど満開でした。ここは長島藩の重役が明治時代初期に建てた屋敷を改修して一般に開放されています。台所や風呂など昔の生活を学べるところです。子供の教育にもいいんじゃあないでしょうか。

西別院の正門前から東へ、門前町通りを渡って５０m位行くと左側にあります。この辺一帯は徳川家康の命令で名古屋の城下町防衛のため寺を清須から引越しさせ集中的に配置したところです。今でもお寺と仏壇屋さんばかりが目立ちます。
さて、天寧寺ですが三宝大荒神道路際に看板が立っているのですぐ分かります。荒神様は竈の仏様ということで知られていますが、こちらのは織田信長の守り本尊だそうです。
荒神様のお堂では守り鶏というのが置いてありました。雄鶏の方に願い事を書いて祈願し、願いが叶ったら雌鶏を奉納するということです。

東海道唯一の海路、宮の宿から桑名へ渡る七里の渡しの乗船場近くにあって海路の安全のために灯台の役目を果たしていたのが熱田常夜灯です。港はずっと南に名古屋港が作られたのでご用済みとなり、今は公園として整備され屋形舟の乗り場になっています。

日本武尊は伊勢で亡くなり、白鳥となって飛来し降り立った地を陵墓としたとの言い伝えです。元々は前方後円墳だったのですが、前方部は削り取られて円墳の部分だけしか残っていません。前方にあたる部分は白鳥山法持寺というお寺の境内の辺になります。古墳の周りは公園として整備されています。

社伝によれば創始から１９００年になります。都会の中にありながら深い森に囲まれ荘厳な雰囲気を保っています。長い参道を歩き拝殿に向かうとき、自然と厳かな気分になります。明治時代に社殿はそれまでの尾張造りから伊勢神宮と同じ神明造りに改められたということです。

今から４００年余り前、織田信長に抵抗した長島一向一揆の拠点になったのが願証寺（願證寺）です。元はもっと北の地点にあったようです。今とは全く地形が変わっていますが川の中の中洲を丸ごと城としていたので攻める側の信長も大変だったようです。江戸時代になって現在地に再興された願証寺は四方を水田に取り囲まれのんびりした風情の中にあります。