hijunoさんのクチコミ(47ページ)全1,181件

白鹿酒造で有名な辰馬家の分家、南辰馬家の初代党首の辰馬喜十郎の邸宅でした。１８８８年に建設されています。日本人の大工に神戸の旧居留地の英国領事館を模して造らせたといわれています。洋風の建築で、ベランダなどもありました。耐震の関係から内部の見学はできないとのことでした。

江戸時代後期から知られている、酒造りに適した水を宮水と呼んでいます。六甲山系の花崗岩を通ってくる水のために硬度の高い水でカルシウムやリンなどを多く含みます。また海に近いことから塩分も含んでいます。これらのミネラルは麹や酵母の栄養となり、酵素の造りを促進させます。環境省の名水１００選にも選ばれています。このあたりには宮水が出る井戸が多くあったそうです。

創業３２０年を祈念して１９８２年に設立された資料館です。
「酒蔵館」では昔ながらの酒蔵の道具が展示されています。「記念館」ではお酒に関する資料や笹部新太郎氏の「笹部桜コレクション」の展示があり、貴重な桜を保存してきた偉業を知ることができました。

チャータード銀行はイギリスのロンドンに本店を置きアジアに展開していた銀行です。
神戸旧居留地のこの付近にはモダンなオフィスビルが立ち並んでいます。歩道を歩いていると外国のどこかを歩いているような雰囲気もありました。
チャータード銀行の設計を行ったＪ・Ｈ・モーガンはアメリカ出身の建築家です。教会や邸宅、銀行など幅広い建築の活動を行っていました。モーガンは１９３７年にチャータード銀行の起工間もなく病に倒れ亡くなってしまいますが、その一年後にチャータード銀行は竣工しています。モーガンの遺作となった建物です。

アメリカンルネッサンス様式の重厚な建物です。当時としては高層の７階建てのビルでした。戦災や震災でも大きな被害を受けることがありませんでした。現在もオフィスビルとして利用されています。外壁も日本初の技術を使ったテラコッタなど、最先端の技術を使っています。内部には貨物用の手動式エレベーターも残されているそうです。

１９００年に初の兵庫県立都市公園として開園された公園です。明石海峡大橋を一望でき、海の美しい風景が素晴らしいです。古くから人々に愛され、歌にも詠まれた場所ですが、明治天皇もこの地を愛し、７回も行幸されています。
孫文記念館や数寄屋造りの近代和風建築の旧木下家住宅、旧武藤山治邸などの見どころもあります。散策がとても楽しい場所でした。橋の科学館などもあります。

鐘紡の中興の祖といわれる武藤山治が明治４０年に建てた洋館です。武藤山治は実業家でもあり、また衆議院議員も務めた人物です。武藤山治が亡くなったあとは、鐘紡紡績に寄贈され、「鐘紡紡績舞子倶楽部」として鐘紡紡績の厚生施設となりました。
内部は絵画や調度品なども多く展示されており、あちこちに細やかな繊細な装飾が観られました。館内にはカフェも併設されていました。
孫文記念館、旧武藤山治邸、旧木下家住宅の三カ所見学のチケットがあります。

宮城道雄は１８９４年に神戸の旧居留地内で誕生しています。生後２００日で目の病気を患い、８歳の時に失明を宣告されています。「春の海」でも知られていますが作曲家、箏曲家として活躍しました。２０２４年は宮城道雄の生誕１３０年になります。

１９２９年に竣工、ヴォーリズの設計による建物です。シティバンクの神戸支店として建設されました。大丸百貨店とも隣接しています。正面には４本の円柱があり、石積みの外壁もその色も趣があって、お隣の大丸百貨店の建物とともに優雅な雰囲気の一角です。
かつては大丸百貨店の倉庫にも使われていました。地下１階、３階建ての建物です。

とても静かな場所にありました。ボランティアの方が丁寧に説明をしてくれました。
６５１年開基と伝わるお寺です。本堂は室町時代の密教の仏堂で、和洋と禅宗の折衷の様式です。本来は修行の場であったことから、華美が一切なく、厳かな雰囲気でした。
本堂の中も見学できます。三十三間堂の千手観音菩薩立像のうちの一体を本尊としているそうです。近くには「ツクバネの滝」といわれる小さな滝もありました。

「兵庫文化の父」と言われた詩人の富田砕花が昭和１４年から５９年までを過ごした旧居です。昭和９年から１１年には谷崎潤一郎も住んでいます。松子夫人との婚礼をあげたのもこちらの場所でした。戦争で焼失し、戦後に母屋は再建されています。旧書斎は焼失を免れました。現在は資料などの展示がありました。

神戸の旧居留地に残っている旧三菱銀行三宮支店の柱頭は美しい柱頭です。１９００年に竣工、２０１６年に老朽化により解体されています。ルネサンス様式の石づくりの近代的な建築だったそうですが、これほどの柱頭を持つ建物がどれだけ豪華な造りであったかを想像できます。

１５０９年に創建された由緒あるお寺です。方丈は創建当時のもので国。
床の間も玄関も日本最古のものと言われています。庭園も大仙院書院庭園と大仙院庭園があります。障壁画も狩野元信のものなど貴重な文化財が多いです。
お抹茶をいただくこともでき、豊臣秀吉が好きだったお菓子をいただきました。

館内は孫文の記念館として様々な資料が展示されています。もともとは、中国人実業家　呉錦堂の別荘で、１９１５年に建物となりに八角三層の「移情閣」が建設されています。
そとからみると、六角に見えることから身元では「舞子の六角堂」とも呼ばれています。
孫文が１９１３年に来日したときに、こちらの建物で昼食会が開かれました。
孫文と日本、神戸とのかかわりの展示のほか、呉錦堂の資料も多く展示されていました。
建物の窓からは明石海峡大橋と海の景色がとても素晴らしかったです。

この一帯の区画整備後に明治元年フランス人が落札した土地で、料理店やホテルなどが営まれましたが焼失し、その後明治１３年に現在の建物が建築され、明治１４年からはアメリカ合衆国領事館として使用されました。阪神淡路大震災で全壊していますが、復元工事が行われ、パステルの美しい塗装の色は創建当時の色を再現しています。
東側の玄関脇の歩道には日本最古の下水道の遺構があります。

メリケン波止場の近くの初代米国領事館の跡地に大正７年に建設された旧日本郵船神戸支店です。以前は銅葺の屋根と円形ドームがありましたが、空襲により焼失しています。
重厚感が漂う建物で、堂々とした風格のある建物です。

貴船川に沿って神社がありますが、本殿、奥宮、結社の順にまわる古い習わしがあるようです。創建も古く、６７７年にはすでに社殿があったとのもいわれています。
奥宮の本殿の下には「龍穴」といわれる大きな穴があり、神聖な強いちからが湧き出てくる
パワースポットの一つになっています。結社は和泉式部も訪れ、夫との関係修復を願ったといわれ、縁結びのパワースポットになっています。
また、降雨の祈願には「黒馬」、止雨の祈願には「白馬」を献上していましたが、平安時代からは板に馬を描いたものを奉納するようになり、現在の絵馬になったそうです。
絵馬の発祥の地ともいわれています。
緑の樹々に囲まれ、貴船川の音を聞きながら歩いていると氣生根（きふね）という氣が生まれる生命力を感じました。空気がとても澄んでいました。

三宮神社は航海安全や商工業の神として祀られている歴史の古い神社です。１８６８年、この神社の前で、備前藩兵とフランス兵との衝突から大きな外交問題に発展した神戸事件が起こりました。徳川幕府から明治政府への移行の混乱の時期でもあり、いったんは、神戸中心部も列強諸国に軍事占拠されるという深刻な事態となります。責任者の滝善三郎の切腹を以って事件を解決に持ち込みます。旧居留地のそばにあります。向かいは大丸百貨店です。

１３４１年に足利尊氏が夢窓礎石を迎えて開山、創建したお寺です。霊光殿には足利家歴代の将軍の木像が安置されていて圧巻です。庭園も夢窓礎石作と伝えられており、茶室も足利義政が好んだ素朴で控えめな風情を感じさせるものでした。

灘五の郷のひとつ、西郷の沢の鶴の資料館があります。
江戸末期に建てられた大石蔵は震災で全壊しましたが、当時の柱などをも利用して大蔵を再現しています。お酒造りの行程もわかりやすく説明されています。昔のお酒造りの道具も
数多く展示されていて、複雑な酒造りの行程と伝統的な道具類から、独特の専門的な技術があったことがよくわかります。