amstrobryさんのクチコミ(249ページ)全6,568件

津山駅構内にある扇形車庫。1936年に設置されたものでＳＬ時代に前後の向きを転換するときに、面積を節約できることからこの形状となったようだ。鉄道展示保存施設としてこれまで予約制不定期に見学を受け付けていたようだが、今年4月の岡山観光キャンペーンに合わせ、常時見学可能な博物館としてリニューアル。扇形の車庫には今では見られなくなった車両の数々が展示されていて、歴史的な施設に歴史的な車両が保存されていた。

南極観測樺太犬記念碑と樺太犬供養塔は稚内公園にある石碑。昭和３２年に日本が初めて南極観測に参加するに当たり、現地の物資輸送を目的に２０頭の樺太犬が派遣されたものの、翌年、１５頭を置き去りにせざるを得ないという悲劇が起こった。南極で亡くなった樺太犬の供養と功績を讃えるために稚内公園に設置されたものである。

九人の乙女の碑は稚内公園にある石碑。１９４５年８月２０日、樺太の地に旧ソ連軍が上陸すると樺太の真岡郵便局の電話交換手が集団自決した真岡郵便電信局事件を背景とするもの。慰霊と戦争の悲劇を今に伝える石碑として今日も稚内公園にたたずんでいた。

稚内市街地から高台にある稚内公園へのアクセスには道路を経由する方法もあるが短歌の道という散策路を経由する方法もある。道幅は広く整備されていて歩きやすい。ところどころ短歌が詠まれた板が設置されている。高度があがると市街地や海の眺望が良い。

氷雪の門は稚内公園内にある慰霊碑。かつて日本領土だったが異国となった樺太への望郷の念と樺太で亡くなった日本人を慰霊するために設けられた。日本最北端の街を訪れているとたださいはて感を感じるだけではなくその立地が抱えた歴史的事情を学ばずにはいられない。

稚内市街地に隣接する小高い丘の上にある公園。公園に向かって遊歩道が整備されていて歩きやすい。公園からは稚内の市街地が一望できるほか、防波堤ドームや遠く宗谷岬まで望めてなかなかの絶景。この地には殉職九人の乙女の碑という戦争の犠牲になった電話交換手の慰霊碑があり考えさせられる。

日本最北端の駅、稚内の駅弁。最北駅弁のパッケージを外すと、容器の半分くらいのスペースに大きめのホタテが５つ。味付けも絶妙で、ご飯との絡みもとてもよかった。稚内での食事は副港市場で済ませることが多くなかなか駅弁の購入機会も少ないが、今後は車内販売もなくなるようだし、稚内から旭川方面への長い車中の飲食には重宝する。

稚内灯台は北海道稚内市納沙布岬にある灯台。納沙布岬観光の際、赤と白が目立つ長身の灯台が目に留まり思わず近づく。高さ４３ｍは出雲市の日御碕灯台に次ぐ全国２位の規模だとか。利尻・礼文の両島がうっすらと見える眺望は絵になる景色だと感じた。

稚内駅近くにあるバス停からノシャップ行きのバスが１時間に４本は出ておりアクセスは良い。視界が良いときには利尻山が正面に見えて絶景。周辺には土産物屋、飲食店、水族館などがありあわせて立ち寄ることができて便利。夕日もきれいだそうなので今度は夕のタイミングに合わせていきたい場所。

稚内駅と南稚内駅のほぼ中間地点、再開発により建設された市場。複合商業施設になっていて温泉や飲食店、土産物屋などが入る。チェーン店も入っているので地元の人から観光客まで広く楽しめる。内部はかつての稚内をイメージしたのかレトロな空間もあり、雰囲気作りにもこだわりを感じる。オホーツク海の毛ガニなどの魚介類が手に入るほか、飲食店では海鮮丼も味わえる。雨が降った日などの時間調整に利用した。

名寄市北国博物館は北海道名寄市にある博物館。北海道の中でも冬の寒さが厳しいとされる名寄の地で開拓者がどのように生活をしていきたかがよくわかる展示がみられた。また、屋外には排雪列車として活躍した車両が保存されていた。

豊富駅前で自転車を借り、サロベツ原野を巡った後は大規模草地牧場を訪問。豊富駅からは３０分強でアクセス。丘陵地帯が広がる風景に乳牛が多数放牧されていてまさに牧歌的風景を堪能することができた。レストハウスがあるが訪問時は営業していなかった。

豊富駅で自転車を借り、サロベツ原生花園～稚咲内海岸～北緯４５度モニュメントと回った次に訪問。木道が整備されサロベツ湿原を間近に観察できるほか、結構な高さのある展望台があり、展望台からは広大な湿原と沼風景を眺めることができる。こちらの展望台からの眺望はおすすめできるポイントだと思う。

稚咲内海岸より海岸線沿いの道を幌延方向に進んでいくとＮの形をしたモニュメントが見られる。ここが北緯４５度の通過地点であり、北半球ど真ん中の地点らしい。ここまでの道中、天気は良好だったがこの手前付近から海霧の影響か急に視界不良となり、写真右手には海が広がるはずの風景がまったく見られなくなってしまっている。

サロベツビジターセンターから海岸に向かって自転車で進むこと約２５分。稚咲内海岸にたどり着く。海に向かって利尻富士、反対側はサロベツ原野の景色は大変きれい。また、交通量がほとんどない道路沿いにあり、観光客も全くいなかったため非常に静かな環境であった。

宗谷本線豊富駅からレンタサイクルでおよそ３０分のところにある。湿原センターが設置され、センターから散策用の木道が整備されている。木道沿いには花々が咲き乱れ、ところどころに展望台があり、展望台からは利尻富士が見られる。なかなかの絶景ポイントである。

宗谷本線の豊富駅併設の観光案内所で自転車を借りおよそ３０分、サロベツ湿原センターに到着。センターには木道が整備され、サロベツ原野に咲く花々や視界が良いときには利尻富士を眺めることができてなかなかの絶景ポイントである。

宗谷本線の徳満駅から約１５分のところにある展望台。展望台からは広大なサロベツ原野を見おろし、さらに視界の良いときは正面に利尻富士を眺めることができる絶景スポットである。この地域ならではの遮るものがない広大な風景は圧巻である。なお、最寄駅の徳満駅は特急通過駅で１日片道５本の普通列車が停車するだけの無人駅で、周囲に集落もなく乗車時の乗降客は自分のみ。降車時の乗客の視線がなかなかつらいものがあった。

日本最北端の岬・宗谷岬を訪ねると郵便局やトイレに至るまで他にもたくさんの最北端尽くしを味わうことができるが、宗谷岬神社も日本最北端の神社らしい。宗谷岬の駐車場の端に鎮座しており、いろいろな最北端を訪れる意味で参拝してみては。

大沼は稚内空港そばにある周囲１２ｋｍの沼。水鳥の飛来地としてバードウォッチングの利用があるようだ。市街地から約５ｋｍの距離ながら人の姿はほとんどなく、静かに景観を楽しめるのが北海道の自然鑑賞ポイントの魅力だと感じている。