ひろちゃんＨＹＫさんのクチコミ(5ページ)全850件

五重の塔を見てから車でしばらく走って、有料の自動車道を通ると大きな駐車場に着く。出羽三山三つの神様を合祀してここに参れば一つで済む？？、三神合祭殿とは、うまく考えたものだ。すごい茅葺の屋根が印象的、ただ周りも広く、樹々もないので、境内の厳かさは物足りない。

天然記念物の杉林参道を下って来ると、爺杉の奥に五重の塔が見えてくる。奈良等のお寺で見る五重の塔より荘厳に見えるのは、杉林に囲まれていて朝の木漏れ日が後光の様に射しているからな。ちょうど内部の公開時期で、素晴らしい木造構造を見せて貰えた。

鶴岡から走って、大鳥居をくぐり抜けて間もなく、羽黒山神域の入り口に建つ随神門が見えてくる。右に曲がったところに駐車場がある。いよいよ念願の出羽三山参拝が始まるのだ。もっともあの参道の全部を歩ける年でもないので、それでも結構きつい上り下りを覚悟して五重の塔まで往復する。その後本殿近くまでまた車で走って行くことになる。

羽黒山のきつい下り参道をしっかり降りてしばらく、五重の塔の近くにそびえる巨大な古杉、爺杉と名付けられている。朝の陽ざしが杉木立の間から斜めに漏れて、朝もやも残っていたのか、あたかも後光が射している様に見えた。思わず手を合わせた。

長い間行きそびれてきた出羽三山の最初のお参り。レンタカーを借りて、初めての道をおっかなびっくり走って来て、この鳥居が見えてきたときは安心した。秋らしい道端のススキとマッチして、思わず車を止めてゆっくり眺めた。

庄内藩校跡、博物館、藤沢周平記念館など、庄内藩の観光地が集まっているのがいいし、
城内は綺麗に管理されて散策が気持ちがいい。大鳥居のある城内の神社はやや現代的雰囲気しかないのが残念な気はする。駅からはかなり中途半端な距離で、バスも土地の人でないと使いにくそうだった。

豪商・御用商人の旧風間家住宅らしい。明治29年丙申の年、武家屋敷跡に建てられた由。約4万個の石が置かれた石置屋根が見事。広大な板の間と大黒柱、室内金蔵・金庫などがあり、国指定重要文化財。藤沢周平「蟬しぐれ」など、映画のロケ地にもなったとのこと。訪問者が少ないので、ゆっくり丁寧にガイドしてくれていい勉強・観光が出来た。

丙申堂のすぐ北側に無量光苑釈迦堂がある。立派な数寄屋風建築で、明治時代に、丙申堂の別邸として建てられた由。国の登録有形文化財。
風間家は代々、浄土真宗への信仰が厚く、創建時から「無量光」の額がかけてあったことから「無量光苑」と命名されたとのこと。床の間に御石仏釈迦像を安置してある。
庭がみごとで、丁寧な説明・お話を聞きつつ、ゆっくり鑑賞させてもらった。

庄内藩の藩校の建物が立派な塀に囲まれて保存されている。旧武士階級の若者が武骨な切磋琢磨で文武を磨いていた場所だと思うとなにかシャンとしてくるが、展示自体はそれなりで、多くは博物館で保存管理されている。雰囲気評価で総合点を５とした。

赤い尖塔が目印。幼稚園とつながった敷地に、神父さんの宿舎と並んでいる。明治の建物でロマネスク様式らしい、国の重要文化財とのこと。世界的にも珍しいといわれる「黒い聖母マリア像」があるが、教会に詳しくないものとしては・・・。白中心の簡素できれいな天井と祭壇がある内部の雰囲気はやはり厳かではあった。

とにかく、頑張って？？、二人席；Ⅾ、Ｅ席を確保することです。浜松前後から車窓を眺めていると時間を忘れます。静岡に入って、富士山が見えてくると本当にうれしい。スイスの山々も見とれるが、富士山みたいな山はないし、それが車窓から見えるのが東海道新幹線。座席は広いし、早いし、揺れも少ないし・・・。

鶴岡方面でどこへでも行っている様子の路線バス。湯殿山の駐車場から山上までのシャトルバスも路線バスとしてちゃんと時刻表を持って走ってくれている。月山８合目へのあの長い道のりをあれだけの乗客で走っているのだから、大変だと思う。頑張ってほしい。

失礼ながら予想外の都会的雰囲気の駅前でした。新設のグルメ街的な建物や老舗のお土産物屋、ホテルも近いし。ただここから中心街・鶴岡公園方面へは、中途半端な距離で、結局は、土地の人のすすめで歩いたが、かなりあった。バスに乗ろうとしたがバスセンターで聞いてもややこしく、循環バスで時間がかかる由。流しのタクシーはほとんど見当たらない。

東海道新幹線・上越新幹線を乗り継いで、新潟駅に到着！！　特急いなほへの乗り継ぎは同じホームから便利に乗り継げるが、なんとちょっと先？？の鶴岡まで行くのに２時間かかるのだ！　やっぱり新幹線は早くていいなぁ。揺れも全然違うし。でもまぁ、暇な年寄りだからゆっくり行こうと・・・。

旅の最終日、特急いなほで発着した。駅は普通だが、駅前は広く整備され、瀬浪温泉へ行く送迎バスが何台か並んでいた。駅前には美味しい鮭料理屋さんもあるし、立派な観光案内所がある。我々はここにメールで事前に観光資料送付依頼したのだが、行き届いた、手書きでメモも入れてくれてある資料・マップを送ってくれた。訪問してお礼を言って来た。

ふき替えられてから長いのか、それがいいのか、保存状態が悪いのか、知らないけれど、かなりくたびれた感じの苔むす屋根を持つ屋敷。庭はそこそこに保たれてはいるが、内部は間取りがわかる程度でそれと言った家具調度もなく・・・。厠が母屋と離れて立っているのには改めてびっくりした。夜中にトイレに行くのは大変だったろうなぁ。

お寺は街中のむしろ荒れたともいえるお寺、九品仏で有名らしい。たまたま訪問した時期が、『町屋飾る生け花、村上「大華展」』の初日で、このお寺の境内の庭に「ユリ」を一杯活けている所で、見事なユリを沢山・きれいに活けていた。たまたまお参りした我々にも、どうぞ活けて行ってください、とはさみと大きなユリを渡してくれ、夫婦で楽しく参加した。そういうことがあったので、総合評価は４にした。

鮭関係で興味を持って寄った街だが、それよりこの町屋の屏風祭りの時期だったのでこっちの方で楽しませてもらった。江戸時代以来の町屋を住み続けて保存して、そのお家・商店にその家の伝来のお宝的屏風を展示して、誰にでも開放して見せてくれている。勿論無料で、その家の方が、懇切に説明してくれるのも嬉しい。そんな展示が数十か所あるが、とても全部は見きれなかった。いい観光が出来た。春には「お人形様まつり」がある由。

ここは鮭の加工と販売をしているお店で、ここがやっている鮭料理の食事所は「井筒屋」です。加工製品の試食はできるので、色々試して、いいお土産を買うことが出来た。特に鮭を５００匹も天井からぶら下げて発酵・乾燥している風景は古い町屋の中だけに見もので風情がある。店員さんも親切に説明してくれる。

村上名物屏風祭りで駅から行って一番先の町屋の商店、屏風を見せて貰いに入ったのだが、何とも言えない上品な漆器が並んでいて、ついつい衝動買いしてしまった。店主の職人さん、なんとも感じのいい方で、色々話しているうちに、その方のお母さんが趣味で作ったというパッチワークの作品を見せて貰えた。ビックリするほど上手な作品で、その上息子さんがそれを誇りにしている様子が感じられて、感動した。相撲の立行司・式守伊之助の軍配もここが作成した由で見せて貰えた。