旅行記グループ
奥の細道を訪ねて最終回(第16回)その1福井から大垣まで(目次)
全28冊
2012/10/19 - 2012/12/19
- 敦賀
- 武生・鯖江
- 南条・今庄
- 長浜
- 米原
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)その1福井から大垣まで (目次)
2012/10/19~
敦賀(福井)
等栽宅に2泊し、芭蕉は名月を敦賀の港で見たいと旅立つ。これに等栽が”裾おかしうからげて”喜び勇んで案内役を買って出る。しかし奥の細道での芭蕉達は、福井南端の”玉江橋”と...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)01米沢に向かう新幹線の窓に写った富士山
2012/10/19~
武生・鯖江(福井)
奥の細道を訪ねて最終回(第16回)の集合場所は東京駅日本橋口。私にとっては初めての集合場所であり、少し早めに家を出る。嬉しいことに旅行期間中の天気は良好の模様。新幹線の...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)02芭蕉の色紙塚が建つ芳春寺
2012/10/19~
武生・鯖江(福井)
芳春寺米沢駅からバスで、北陸自動車道を武生ICまで一挙に北上し、日野川を渡り越前市の武生中央公園の南東ある芳春寺へ。正式名称は河濯山芳春寺ともっともらしい名が付いている...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)03日野山を望む武生の「ふるさとを偲ぶ散歩道」
2012/10/19~
武生・鯖江(福井)
武生中央公園に建つ観覧車の歓迎を受けながら、「ふるさとを偲ぶ散歩道」に足を踏み入れる。「ふるさとを偲ぶ散歩道」は武生中央公園の南に紫式部公園まで伸びる約1,200メート...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)04紫式部が青春時代の一時期を過ごした館跡”紫式部公園”
2012/10/19~
武生・鯖江(福井)
路の脇に建つ”紫式部公園”と刻まれた大きな石碑に出会うと「ふるさとを偲ぶ散歩道」は終わりで、右手に3000坪”紫式部公園”が広がる。公園に入ると先ず目に付くのは、池に浮...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)05”湯尾峠”に挑む前の腹ごしらえ
2012/10/19~
武生・鯖江(福井)
武生の”紫式部公園」の東側、武生ICを降りた所のある、”和風レストラン龍雅”で昼食。龍雅の前は蕎麦畑が広がっており、畦道に咲き始めた赤いコスモスとは対象的な、可憐な白い...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)06旧北陸道の要衝だった”湯尾峠”
2012/10/19~
南条・今庄(福井)
バスの運転手が少々道に迷い、降り場を間違えたお蔭で、板塀の昔ながらの家並みを、”湯尾神社”まで徒歩で引き返す。2階の窓と一階の瓦屋根の僅かな壁に、茶褐色のタイル製唐草模...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)07”湯尾峠”の南の麓・今庄で出合った人々
2012/10/19~
南条・今庄(福井)
峠を下り、美しいすすきの穂波が続く草原を過ぎ、「湯尾峠登山口」と「一里塚跡」という案内柱を通過すると、北陸本線が見下ろせ、今庄の町の入る。そこでは村のお地蔵様に備える花...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)08”越の国”と”美濃の国”の国境の難所”木の芽峠”
2012/10/19~
南条・今庄(福井)
”湯尾峠”の時と違い、バスは”木の芽峠”の登り口の真下に止まる。「言奈地蔵」の案内板に沿って細い古道の北陸道を登る。上り坂が一段落し、開けた視野の先に、案内板にあった茅...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)09”奥の細道を訪ねて最終回”の初日の宿泊地・敦賀で名物”浜焼さば”の夕食
2012/10/19~
敦賀(福井)
「木ノ芽峠」を無事越えた芭蕉はその日の内に”敦賀の津に宿を求”めている。奥の細道での”津”は現在の相生町2丁目辺りだったらしい。我々も翌日その辺りを散策したが、当日は、...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)10敦賀散策その1芭蕉が逗留した”出雲屋敷跡”と 待望の中秋の名月を眺めた...
2012/10/20~
敦賀(福井)
芭蕉は8月14日敦賀の旅籠町・唐仁橋町(現在の相生町2丁目)の出雲屋弥市郎宅に入る。天気は晴れで、空に満月(正式には翌日が中秋の名月だった)が架かっていた。宿屋の主人が...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)11敦賀散策その2日本3大松原の一つ気比の松原
2012/10/20~
敦賀(福井)
遊行二世上人が運んで撒いたであろう敦賀湾の海岸の白砂を見ようと、”気比の松原”に向かう。敦賀湾の弧を描いて広がる海岸には、期待通りの白い砂浜が広がっていた。左に敦賀半島...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)12敦賀散策その3敦賀で芭蕉を案内した天屋玄流の旧宅跡と気比の海を読んだ芭...
2012/10/20~
敦賀(福井)
奥の細道によれば芭蕉は敦賀に到着した8月14日は夜気比神宮へ、16日は種が浜(色が浜)と法華寺(本流寺)に行ったことが記されているが、15日は「亭主の詞にたがわず雨降」...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)13敦賀散策その4芭蕉の句に因む”鐘塚”が立つ金前寺
2012/10/20~
敦賀(福井)
金前寺は天箇山の西の麓にあり、「45代聖武天皇の霊夢により、泰澄大師が天平八年(736)に開創。十一面観音の座像を本尊として寺を建立した。天皇親筆による金光明経を金櫃に...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)14敦賀散策その5新田軍と足利軍の激戦の跡地に建つ金ヶ崎宮
2012/10/20~
敦賀(福井)
金前寺の西側一帯が気比の松原からも望めた金埼山。この余り大きいとは云えないが、敦賀湾に向かって断崖を形成している山の頂上に、かって気比氏の城・金ヶ崎城が建ち、天下の左右...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)15敦賀散策その6織田信長の妹お市の方に纏わる金ヶ崎城跡
2012/10/20~
敦賀(福井)
奥金ヶ崎宮の脇から”花換の小道”に沿って、金ヶ崎城跡に向かう。芭蕉が訪れた日と違い当日は晴天で、敦賀湾を見下ろす断崖の上の”鴎ヶ埼”からの敦賀市街のパノラマが素晴らしい...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)16敦賀散策その7国宝”朝鮮鐘”を所有するという常宮神社
2012/10/20~
敦賀(福井)
芭蕉は敦賀滞在3日目(8月16日)、天屋玄流が用立てた舟で”種(いろ)の浜”を訪れる。我々は陸路で敦賀湾沿いに、敦賀半島の東海岸を北上し現在地名・色の浜に向かう。その途...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)17敦賀散策その8西行が詠み芭蕉が「源氏物語」の「須磨」の段に準えた”種の...
2012/10/20~
敦賀(福井)
我々のバスは敦賀半島の海岸線をさらに北上する。芭蕉がその寂しさを、須磨の海岸に勝ると感じた色が浜に続く海岸は、牡蠣だなが浮かび、数艘の漁船が垣間見え、海水浴シーズンが終...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)18敦賀散策その9西福寺の名勝”書院庭園”
2012/10/20~
敦賀(福井)
本隆寺に逗留した翌日芭蕉は敦賀に戻る。敦賀には膳所(ぜぜ)から迎えに来た路通が待っており、奥の細道最後の地・大垣へは路通が供をする。我々は色が浜から”奥の細道を訪ねての...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)19奥の細道の素龍清書本を所蔵する西村家が営む”民芸茶屋孫兵衛”で昼食
2012/10/20~
敦賀(福井)
種が浜(色が浜)で芭蕉を待ったいた路通は、曾良に決まる前の芭蕉の旅の供候補者だった人物とかで、もともと芭蕉とは馴染みがあったに違いない。福井から供をした等栽は芭蕉の案内...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)20西村家ご当主の案内で新装なった奥の細道の素龍清書本を拝観
2012/10/20~
敦賀(福井)
茶屋の前に「福滋県境 孫兵衛茶屋」と大書した柱と並んで「芭蕉翁と西村家」と題する碑が立つ。西村家には「おくのほそ道」の原本の一つ、「素龍清書本(西村本)」が残されている...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)21浅井長政に嫁いだ小田信長の娘”お市の方”と娘茶々・初・江三姉妹縁の小谷...
2012/10/20~
長浜(滋賀)
西村家の前を走る塩津海道を南下し、滋賀県に入る。芭蕉が宿を取ったと云う木之本で北国街道のに入り、小谷山の中腹にあるはずの小谷城跡に向かう。しかし小谷城が建っていたと云う...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)22日本最大の芭蕉句碑が建つ”慶雲館”と「長浜きもの大園遊会」帰りの長浜美...
2012/10/20~
長浜(滋賀)
北国街道をそのまま南東に進めば関ヶ原に至るが、我々は北国街道を外れ、琵琶湖の畔に建つ、長浜ロイヤルホテルに向かう。ホテルにチェックインする前に立ち寄ったのが、ホテルの東...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)23奥の細道を訪ねての旅の最後の宿・長浜ロイヤルホテルの庭から眺めた琵琶湖...
2012/10/20~
長浜(滋賀)
”慶雲館”のほど近くの長浜ロイヤルホテルに到着すると、ホテル前の長浜湾の堤防の前は正に沈まんとする夕陽。チェックインの鍵を貰うのもそこそこに、堤防に走り、琵琶湖対岸の山...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)24長浜びわこ大仏とパノラマ
2012/10/21~
長浜(滋賀)
奥の細道を訪ねて最終回の旅の朝だ。3日連続の快晴!16回の奥の細道を訪ねての旅で、これほど天気に恵まれたのは初めてだったのではないだろうか。”結びの地大垣”に向かう前に...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)25芭蕉の句碑が建つ長浜八満宮
2012/10/21~
長浜(滋賀)
長浜八満宮は長浜市役所の北側にある。南北朝時代に、京都石清水八幡から神霊を移し祀ったのが起源と云う。長浜八満宮が主催する長浜曳山まつりは、国の重要民俗文化財で、毎年4月...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)26姉川の古戦場
2012/10/21~
長浜(滋賀)
我々は長浜での最後の訪問地に姉川の古戦場跡を訪れた。長浜の中心街を東に進み、北陸自動車道を潜り、さらに進むと国道365号線に突き当たる。国道365号線を渡り、地方道を北...
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奥の細道を訪ねて最終回(第16回)27豊臣秀吉と石田三成出遭いの場所・観音寺
2012/10/21~
米原(滋賀)
国道365号線を南下すれば関ヶ原に至るのだが、その手前で、芭蕉の句碑があると云う観音寺に立ち寄る。芭蕉の句碑は観音寺の惣門を入ると目の前に見える。観音寺惣門前の右手奥の...