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:.。神秘的な祭壇画のパズルから、人間の強欲と愛を映すフランドルの鏡へ.。.:<br /><br />今回の舞台は、ルーブル美術館のリシュリュー翼3階(15~16世紀のフランドル・オランダ・ドイツ絵画エリア)です。<br /><br />彫刻が並ぶ「クール・ピュジェ」を眺めて一息ついたところからスタートし、全30枚の写真とともに、人間のリアルな姿やドラマチックな聖書・神話の世界を巡る、知的で見応えのあるルートです。<br /><br />前回の振り返りとなるマエルテン・デ・ヴォスの大作『マルタ島の聖パウロ』から、静かな展示室へと足を踏み入れます。<br /><br />前半: ヤン・マサイス『ダビデとバテシバ』などの華やかな作品から始まり、ハンス・ホルバイン(子)の『アン・オブ・クレーフェの肖像』や、アルブレヒト・デューラーの『アザミを持つ自画像』といった、ルーブルが誇る至高の肖像画コレクションと対面します。<br /><br />中盤: ディエリック・バウツの二連画『悲しみの聖母』『荊冠のキリスト』に宿る深い祈りと、ランベルト・サヴリュスなどが描いた、当時の温かな息づかいが聞こえる家族の肖像画を鑑賞します。<br /><br />後半: ハンス・シュペッカールト『聖パウロの回心』など、光と肉体の表現がダイナミックな大作群を通り抜け、最後はヨアヒム・ウテワールの傑作『アンドロメダを救うペルセウス』の息をのむような細密描写で、この贅沢な美の旅を締めくくります。<br /><br /><br />全体の大まかな行程は以下になります。<br /><br />今日は,★☆★です (^^)/<br /><br />4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒<br />4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光<br />4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光<br />4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光<br />4/17(木) ギートホルン観光<br />4/18(金) キューケンホフ観光<br />4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動<br />4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光<br />4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光<br />4/22(火) ハーグ観光<br />4/23(水) プラハへ移動とプチ観光<br />4/24(木) プラハ観光+コンサート<br />4/25(金) プラハ観光+コンサート <br />4/26(土) プラハ観光<br />4/27(日) プラハ観光<br />4/28(月) プラハ観光<br />4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光<br />4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動<br />5/1(木) パリへ移動,観光<br /><br />★☆★5/2(金) パリ観光<br /><br />5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光<br />5/4(日) パリ観光<br />5/5(月) 体調不良により観光無し<br />5/6(火) 体調不良により観光無し <br />5/7(水) パリ観光<br />5/8(木) シャルトルへ移動・観光<br />5/9(金) パリ観光<br />5/10(土) パリ観光<br />5/11(日) パリ観光<br />5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光<br />5/13(火) パリ観光<br />5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動<br />5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発<br />5/16(金) 成田着<br />

297。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-36 ルーブル-33☆.。.:* 

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2025/05/02 - 2025/05/02

2654位(同エリア17288件中)

mitsu

mitsuさん

:.。神秘的な祭壇画のパズルから、人間の強欲と愛を映すフランドルの鏡へ.。.:

今回の舞台は、ルーブル美術館のリシュリュー翼3階(15~16世紀のフランドル・オランダ・ドイツ絵画エリア)です。

彫刻が並ぶ「クール・ピュジェ」を眺めて一息ついたところからスタートし、全30枚の写真とともに、人間のリアルな姿やドラマチックな聖書・神話の世界を巡る、知的で見応えのあるルートです。

前回の振り返りとなるマエルテン・デ・ヴォスの大作『マルタ島の聖パウロ』から、静かな展示室へと足を踏み入れます。

前半: ヤン・マサイス『ダビデとバテシバ』などの華やかな作品から始まり、ハンス・ホルバイン(子)の『アン・オブ・クレーフェの肖像』や、アルブレヒト・デューラーの『アザミを持つ自画像』といった、ルーブルが誇る至高の肖像画コレクションと対面します。

中盤: ディエリック・バウツの二連画『悲しみの聖母』『荊冠のキリスト』に宿る深い祈りと、ランベルト・サヴリュスなどが描いた、当時の温かな息づかいが聞こえる家族の肖像画を鑑賞します。

後半: ハンス・シュペッカールト『聖パウロの回心』など、光と肉体の表現がダイナミックな大作群を通り抜け、最後はヨアヒム・ウテワールの傑作『アンドロメダを救うペルセウス』の息をのむような細密描写で、この贅沢な美の旅を締めくくります。


全体の大まかな行程は以下になります。

今日は,★☆★です (^^)/

4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート 
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光

★☆★5/2(金) パリ観光

5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し 
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 展示室を一つ隣の「ルーム811」へと進むと、ヤン・マサイスが描いた『ダビデとバテシバ』です。 <br /><br />旧約聖書に登場する、王の禁断の恋の始まりを描いたエピソードです。<br /><br />中央で優雅に座り、ヴェールをまとっているのが人妻のバテシバ。その美しさに心を奪われてしまったのが、実は画面のはるか左奥、宮殿のテラスからこちらをじっと見下ろしているダビデ王です。 <br /><br />手前の左側では、王からの伝言(お召し出し)を携えた使者の男性が、バテシバに熱烈なアプローチをしています。この作品で面白いのは、人物と「犬」の対比が仕込まれているところです。 <br /><br />左側の王の使者: 足元には、王族の象徴であるシュッとした「グレーハウンド」が寄り添っています。<br />中央のバテシバ: 彼女の足元には、貴婦人の愛玩犬であるモコモコとした小さな「スパニエル」がちょこんと座っています。<br />ただの美しい肖像画のようですが、それぞれの身分や立場を犬を使ってさりげなく表現しているあたりに、フランドル絵画らしい知的な遊び心が隠されています。

    展示室を一つ隣の「ルーム811」へと進むと、ヤン・マサイスが描いた『ダビデとバテシバ』です。

    旧約聖書に登場する、王の禁断の恋の始まりを描いたエピソードです。

    中央で優雅に座り、ヴェールをまとっているのが人妻のバテシバ。その美しさに心を奪われてしまったのが、実は画面のはるか左奥、宮殿のテラスからこちらをじっと見下ろしているダビデ王です。

    手前の左側では、王からの伝言(お召し出し)を携えた使者の男性が、バテシバに熱烈なアプローチをしています。この作品で面白いのは、人物と「犬」の対比が仕込まれているところです。

    左側の王の使者: 足元には、王族の象徴であるシュッとした「グレーハウンド」が寄り添っています。
    中央のバテシバ: 彼女の足元には、貴婦人の愛玩犬であるモコモコとした小さな「スパニエル」がちょこんと座っています。
    ただの美しい肖像画のようですが、それぞれの身分や立場を犬を使ってさりげなく表現しているあたりに、フランドル絵画らしい知的な遊び心が隠されています。

  • ヤン・サンデルス・ファン・ヘメッセンの『盲目の父の目を治すトビアス』<br /><br />大天使ラファエルに伴われて旅を終えた息子のトビアスが、巨大な魚の胆汁を使って、盲目だった父親の目を治療している場面です。<br /><br />父親の目から白い膜をそっと剥ぎ取ろうとするトビアスの真剣な手元と、痛みに耐える父親の表情が非常にリアルに描かれています。<br />後ろで見守る母親の、心配そうでありながらもどこか期待に満ちた視線が心に残る1枚です。

    ヤン・サンデルス・ファン・ヘメッセンの『盲目の父の目を治すトビアス』

    大天使ラファエルに伴われて旅を終えた息子のトビアスが、巨大な魚の胆汁を使って、盲目だった父親の目を治療している場面です。

    父親の目から白い膜をそっと剥ぎ取ろうとするトビアスの真剣な手元と、痛みに耐える父親の表情が非常にリアルに描かれています。
    後ろで見守る母親の、心配そうでありながらもどこか期待に満ちた視線が心に残る1枚です。

  • アントニス・モルによる『男性の肖像』<br /><br />黒い豪華な衣装をまとい、当時の流行だった白いラフ(ひだ襟)を首元にあしらっ3た気品ある男性が描かれています。<br /><br />落ち着いたトーンの中に、机の上の小さな卓上時計をそっと指さす仕草がさりげなく盛り込まれているのが印象的です。<br />時間が刻々と過ぎていくことを示す時計は、人生の短さや儚さを表現しているようです。

    アントニス・モルによる『男性の肖像』

    黒い豪華な衣装をまとい、当時の流行だった白いラフ(ひだ襟)を首元にあしらっ3た気品ある男性が描かれています。

    落ち着いたトーンの中に、机の上の小さな卓上時計をそっと指さす仕草がさりげなく盛り込まれているのが印象的です。
    時間が刻々と過ぎていくことを示す時計は、人生の短さや儚さを表現しているようです。

  • アントニス・モルによる『子供を連れた40歳の未亡人の肖像』<br /><br />喪服に身を包んだ女性が、幼い子供の肩に優しく手を置いて椅子に座っています。<br /><br />壁に掛けられた丸い額縁には亡くなった夫の姿が、そして右側の壁のくぼみには枯れゆく花が活けられた花瓶が描かれています。<br />静けさの中に家族の歴史と哀愁が漂う、非常に細密で心に深く残る肖像画です。

    アントニス・モルによる『子供を連れた40歳の未亡人の肖像』

    喪服に身を包んだ女性が、幼い子供の肩に優しく手を置いて椅子に座っています。

    壁に掛けられた丸い額縁には亡くなった夫の姿が、そして右側の壁のくぼみには枯れゆく花が活けられた花瓶が描かれています。
    静けさの中に家族の歴史と哀愁が漂う、非常に細密で心に深く残る肖像画です。

  • アントニス・モルによる有名な傑作、『グランヴェル枢機卿のドワーフと犬』<br /><br />枢機卿に仕えていた宮廷小人と、彼の背丈ほどもある大きな猟犬が並んで描かれています。<br /><br />豪華な衣装をまとい、片手で犬の首輪に触れながら誇り高く佇む姿には、独特の存在感と強い意志が感じられます。毛並みまでリアルに表現された犬の忠実な眼差しも素晴らしく、宮廷の人間模様を映し出す深い魅力を持った作品です。

    アントニス・モルによる有名な傑作、『グランヴェル枢機卿のドワーフと犬』

    枢機卿に仕えていた宮廷小人と、彼の背丈ほどもある大きな猟犬が並んで描かれています。

    豪華な衣装をまとい、片手で犬の首輪に触れながら誇り高く佇む姿には、独特の存在感と強い意志が感じられます。毛並みまでリアルに表現された犬の忠実な眼差しも素晴らしく、宮廷の人間模様を映し出す深い魅力を持った作品です。

  • ウィリアム・スクロッツによる『イングランド王エドワード6世の肖像』<br /><br />わずか9歳で即位した若き王の姿が、きらびやかで精緻な刺繍の施された衣装とともに描かれています。<br /><br />まだ少年らしさの残る面立ちですが、まっすぐに前を見つめる凛とした立ち姿からは王としての威厳がしっかりと伝わってきます。白く細い脚のシャープな描写と、背景の深みのある色彩のコントラストがとても綺麗な1枚です。

    ウィリアム・スクロッツによる『イングランド王エドワード6世の肖像』

    わずか9歳で即位した若き王の姿が、きらびやかで精緻な刺繍の施された衣装とともに描かれています。

    まだ少年らしさの残る面立ちですが、まっすぐに前を見つめる凛とした立ち姿からは王としての威厳がしっかりと伝わってきます。白く細い脚のシャープな描写と、背景の深みのある色彩のコントラストがとても綺麗な1枚です。

  • ここで、ドイツ絵画の部屋「ルーム809」へと展示室が変わります。<br />ハンス・ホルバイン(子)による『ヘンリー・ワイアット卿の肖像』<br /><br />イングランド国王ヘンリー8世の側近として活躍した政治家が描かれています。<br /><br />黒い帽子と毛皮のついた衣服を身にまとい、大きな金の鎖を首から下げた姿からは、地位の高さをうかがい知ることができます。少し険しい表情で何かを固く握りしめる手元の描写が、リアルな緊張感を漂わせている作品です。

    ここで、ドイツ絵画の部屋「ルーム809」へと展示室が変わります。
    ハンス・ホルバイン(子)による『ヘンリー・ワイアット卿の肖像』

    イングランド国王ヘンリー8世の側近として活躍した政治家が描かれています。

    黒い帽子と毛皮のついた衣服を身にまとい、大きな金の鎖を首から下げた姿からは、地位の高さをうかがい知ることができます。少し険しい表情で何かを固く握りしめる手元の描写が、リアルな緊張感を漂わせている作品です。

  • ついにルーブルが誇る至高の肖像画、ハンス・ホルバイン(子)の『アン・オブ・クレーフェの肖像』<br /><br />イングランド国王ヘンリー8世の4番目の王妃となる女性を描いた、非常に歴史的で有名な作品です。<br /><br />王が彼女との結婚を決める際、お見合い写真の代わりにこの肖像画が送られたというユニークなエピソードが残っています。<br /><br />気品ある赤いドレスや、帽子に施された極限まで細密な金の刺繍、そして彼女の穏やかで上品な表情が、目の覚めるような美しい青の背景に浮かび上がっています。<br /><br />実物の圧倒的な描写力に引き込まれ、今回のルートの中でも特に深い感動を覚えた最高の一枚です。

    ついにルーブルが誇る至高の肖像画、ハンス・ホルバイン(子)の『アン・オブ・クレーフェの肖像』

    イングランド国王ヘンリー8世の4番目の王妃となる女性を描いた、非常に歴史的で有名な作品です。

    王が彼女との結婚を決める際、お見合い写真の代わりにこの肖像画が送られたというユニークなエピソードが残っています。

    気品ある赤いドレスや、帽子に施された極限まで細密な金の刺繍、そして彼女の穏やかで上品な表情が、目の覚めるような美しい青の背景に浮かび上がっています。

    実物の圧倒的な描写力に引き込まれ、今回のルートの中でも特に深い感動を覚えた最高の一枚です。

  • ハンス・ホルバイン(子)の手による『カーネーションを持つ男性の肖像』<br /><br />深みのある背景の中に、上品な毛皮の襟がついた上着を羽織り、黒い帽子をかぶった男性が静かに佇んでいます。<br /><br />彼が手元でそっと持っている赤いカーネーションは、当時のヨーロッパにおいて婚約や愛の誓いを象徴する花でした。キリッとした真面目な眼差しと、どこか優しさを秘めた横顔のリアルな表現に、画家の卓越した観察力が光っています。

    ハンス・ホルバイン(子)の手による『カーネーションを持つ男性の肖像』

    深みのある背景の中に、上品な毛皮の襟がついた上着を羽織り、黒い帽子をかぶった男性が静かに佇んでいます。

    彼が手元でそっと持っている赤いカーネーションは、当時のヨーロッパにおいて婚約や愛の誓いを象徴する花でした。キリッとした真面目な眼差しと、どこか優しさを秘めた横顔のリアルな表現に、画家の卓越した観察力が光っています。

  • ハンス・ホルバイン(子)の傑作、『天文学者ニコラウス・クラッツァーの肖像』<br /><br />ヘンリー8世の宮廷天文学者であり、数学者でもあった人物が描かれています。<br /><br />机の上や壁には、彼が実際に使っていた日時計やコンパス、定規といった様々な観測道具が所狭しと並んでいます。手元で真剣に道具を調整する姿から、当時の最先端科学に挑む知性と実直な人柄がにじみ出ています。

    ハンス・ホルバイン(子)の傑作、『天文学者ニコラウス・クラッツァーの肖像』

    ヘンリー8世の宮廷天文学者であり、数学者でもあった人物が描かれています。

    机の上や壁には、彼が実際に使っていた日時計やコンパス、定規といった様々な観測道具が所狭しと並んでいます。手元で真剣に道具を調整する姿から、当時の最先端科学に挑む知性と実直な人柄がにじみ出ています。

  • ハンス・ホルバイン(子)の手による、非常に名高い至高の肖像画『ロッテルダムのエラスムスの肖像』<br /><br />16世紀ヨーロッパを代表する高名な人文学者、エラスムスが執筆に没頭している横顔が描かれています。<br /><br />ペンを握る繊細な指先、衣服の深い黒、そして背景の緻密なタペストリーの文様まで、息をのむような細密描写で仕上げられています。<br />静寂に包まれた空間の中で、彼の鋭い知性と集中力がリアルに伝わってきます。

    ハンス・ホルバイン(子)の手による、非常に名高い至高の肖像画『ロッテルダムのエラスムスの肖像』

    16世紀ヨーロッパを代表する高名な人文学者、エラスムスが執筆に没頭している横顔が描かれています。

    ペンを握る繊細な指先、衣服の深い黒、そして背景の緻密なタペストリーの文様まで、息をのむような細密描写で仕上げられています。
    静寂に包まれた空間の中で、彼の鋭い知性と集中力がリアルに伝わってきます。

  • ハンス・ホルバイン(子)の手による『カンタベリー大司教ウィリアム・ウォーハムの肖像』<br /><br />イングランドの最高位の聖職者であった大司教が、クッションに両手を置いて物憂げに佇んでいます。<br /><br />左奥には大司教が身に付ける豪華なミトラ(冠)、左手前には開かれた聖書、そして右手奥には精緻な彫刻が施された大司教十字架が描かれています。<br />毛皮の質感や背景の重厚なタペストリーの描写が見事で、彼の地位の高さと、どこか深い思索にふける表情が心に残ります。

    ハンス・ホルバイン(子)の手による『カンタベリー大司教ウィリアム・ウォーハムの肖像』

    イングランドの最高位の聖職者であった大司教が、クッションに両手を置いて物憂げに佇んでいます。

    左奥には大司教が身に付ける豪華なミトラ(冠)、左手前には開かれた聖書、そして右手奥には精緻な彫刻が施された大司教十字架が描かれています。
    毛皮の質感や背景の重厚なタペストリーの描写が見事で、彼の地位の高さと、どこか深い思索にふける表情が心に残ります。

  • ドイツ・ルネサンスの巨匠、アルブレヒト・デューラーの非常に有名な『アザミを持つ自画像』<br /><br />デューラーが22歳の時に描いた、美術史上最初期の一風変わった自画像として知られる傑作です。<br /><br />彼が手元でそっと持っているアザミの花は、キリストの受難の象徴であると同時に、当時のドイツでは「男の忠誠」を意味するものでもありました。<br />婚約者への贈り物として描かれたとも言われており、こちらをじっと見つめる若きデューラーのプライドに満ちた鋭い眼差しと、意思の強そうな口元が非常にリアルで圧倒されます。

    ドイツ・ルネサンスの巨匠、アルブレヒト・デューラーの非常に有名な『アザミを持つ自画像』

    デューラーが22歳の時に描いた、美術史上最初期の一風変わった自画像として知られる傑作です。

    彼が手元でそっと持っているアザミの花は、キリストの受難の象徴であると同時に、当時のドイツでは「男の忠誠」を意味するものでもありました。
    婚約者への贈り物として描かれたとも言われており、こちらをじっと見つめる若きデューラーのプライドに満ちた鋭い眼差しと、意思の強そうな口元が非常にリアルで圧倒されます。

  • ハンス・マル Maler(Hans Maler)による『アントン・フッガーの肖像』<br /><br />当時ヨーロッパ最大の富豪であったフッガー家の一員が描かれています。<br /><br />大きな黒い帽子と毛皮をあしらった上着をまとい、手元には金貨を入れるための立派な財布を大切そうに抱えています。<br />左上の暗闇に浮かび上がる金の文字と、すっきりとした背景のコントラストが絶妙で、彼の社会的地位の高さがシンプルに伝わってきます。

    ハンス・マル Maler(Hans Maler)による『アントン・フッガーの肖像』

    当時ヨーロッパ最大の富豪であったフッガー家の一員が描かれています。

    大きな黒い帽子と毛皮をあしらった上着をまとい、手元には金貨を入れるための立派な財布を大切そうに抱えています。
    左上の暗闇に浮かび上がる金の文字と、すっきりとした背景のコントラストが絶妙で、彼の社会的地位の高さがシンプルに伝わってきます。

  • クリストフ・アムベルガーによる『男性の肖像』<br /><br />非常に大きな特徴的な黒い帽子をかぶり、髭をたくわえた男性が左を向いて佇んでいます。<br />手元には丸められた小さな書簡や書類のような紙片が握られており、彼の職業や知的な背景をさりげなく物語っています。<br />シンプルにまとめられた背景の色彩が、男性の落ち着いた黒い衣装と立体感のある表情をより一層引き立てていました。

    クリストフ・アムベルガーによる『男性の肖像』

    非常に大きな特徴的な黒い帽子をかぶり、髭をたくわえた男性が左を向いて佇んでいます。
    手元には丸められた小さな書簡や書類のような紙片が握られており、彼の職業や知的な背景をさりげなく物語っています。
    シンプルにまとめられた背景の色彩が、男性の落ち着いた黒い衣装と立体感のある表情をより一層引き立てていました。

  • ヤコブ・ファン・ユトレヒトによる『リューベックの若い女性の肖像』<br /><br />独特な形をした帽子をかぶり、赤と白、そして緑の切り替えが美しい華やかなドレスをまとった高貴な女性が描かれています。<br /><br />手元には当時の流行だった豪華な指輪などの装飾品が置かれ、彼女の裕福な立場を示しています。透き通るような白い肌と上品に組まれた手元の描写がとても優美です。

    ヤコブ・ファン・ユトレヒトによる『リューベックの若い女性の肖像』

    独特な形をした帽子をかぶり、赤と白、そして緑の切り替えが美しい華やかなドレスをまとった高貴な女性が描かれています。

    手元には当時の流行だった豪華な指輪などの装飾品が置かれ、彼女の裕福な立場を示しています。透き通るような白い肌と上品に組まれた手元の描写がとても優美です。

  • 「ルーム814」の、ディエリック・バウツの傑作、二連祭壇画の『悲しみの聖母』と『荊冠のキリスト』<br /><br />キリストの受難をテーマにした、フランドル・プリミティヴ派を代表する非常に宗教的で神聖な並びです。

    「ルーム814」の、ディエリック・バウツの傑作、二連祭壇画の『悲しみの聖母』と『荊冠のキリスト』

    キリストの受難をテーマにした、フランドル・プリミティヴ派を代表する非常に宗教的で神聖な並びです。

  • ランベルト・サヴリュスによる『5人の息子を連れた男性の肖像』<br /><br />大きな毛皮の襟がついた上着をまとう父親の後ろに、同じような黒い衣装を着た5人の息子たちが身を寄せ合っています。<br /><br />額縁の上の部分には、「1545年、49歳」という当時の記録が美しく刻まれています。<br />右奥の壁には立派な家族の紋章も掲げられており、一家の強い絆と誇りがすっきりと表現されています。

    ランベルト・サヴリュスによる『5人の息子を連れた男性の肖像』

    大きな毛皮の襟がついた上着をまとう父親の後ろに、同じような黒い衣装を着た5人の息子たちが身を寄せ合っています。

    額縁の上の部分には、「1545年、49歳」という当時の記録が美しく刻まれています。
    右奥の壁には立派な家族の紋章も掲げられており、一家の強い絆と誇りがすっきりと表現されています。

  • 隣には、ランベルト・サヴリュスによる『2人の娘を連れた女性の肖像』<br /><br />白い被り物をした37歳の母親が、2人の愛らしい娘たちの肩に優しく手を添えています。<br />手前のテーブルの上には祈祷書とロザリオが置かれ、彼女たちの深い信仰心を表しています。<br />こちらも左奥の壁に紋章が飾られており、家族そろって並べて飾りたくなるような、当時の温かな家庭の空気が伝わってきます。

    隣には、ランベルト・サヴリュスによる『2人の娘を連れた女性の肖像』

    白い被り物をした37歳の母親が、2人の愛らしい娘たちの肩に優しく手を添えています。
    手前のテーブルの上には祈祷書とロザリオが置かれ、彼女たちの深い信仰心を表しています。
    こちらも左奥の壁に紋章が飾られており、家族そろって並べて飾りたくなるような、当時の温かな家庭の空気が伝わってきます。

  • コルネリス・ファン・フェーンの『画家の家族の肖像』<br /><br />中央のイーゼルに向かって筆を握っている画家本人と、彼を囲む総勢20人近くの大家族がひとつの部屋に大集結して描かれています。<br /><br />これだけ多くの人物が描かれているにもかかわらず、一人ひとりの表情や衣装のひだ襟が驚くほど細密に表現されています。<br /><br />手前で猫と戯れる小さな子供の姿なども微笑ましく、当時の賑やかで幸せに満ちた家族の様子が生き生きと伝わってきます。

    コルネリス・ファン・フェーンの『画家の家族の肖像』

    中央のイーゼルに向かって筆を握っている画家本人と、彼を囲む総勢20人近くの大家族がひとつの部屋に大集結して描かれています。

    これだけ多くの人物が描かれているにもかかわらず、一人ひとりの表情や衣装のひだ襟が驚くほど細密に表現されています。

    手前で猫と戯れる小さな子供の姿なども微笑ましく、当時の賑やかで幸せに満ちた家族の様子が生き生きと伝わってきます。

  • ヘンドリック・ホルツィウスによる『洗礼者聖ヨハネの説教』<br /><br />深い森の中で、倒木の上に腰掛けた聖ヨハネが周囲に集まった人々へ熱心に神の言葉を説いている場面です。<br /><br />木々の間から差し込む光の表現や、様々な衣装を身にまとって熱心に耳を傾ける群衆の姿がドラマチックに描かれています。マニエリスム期らしい、人物たちの力強くしなやかなポーズと豊かな自然の描写が美しく融合しています。

    ヘンドリック・ホルツィウスによる『洗礼者聖ヨハネの説教』

    深い森の中で、倒木の上に腰掛けた聖ヨハネが周囲に集まった人々へ熱心に神の言葉を説いている場面です。

    木々の間から差し込む光の表現や、様々な衣装を身にまとって熱心に耳を傾ける群衆の姿がドラマチックに描かれています。マニエリスム期らしい、人物たちの力強くしなやかなポーズと豊かな自然の描写が美しく融合しています。

  • ハンス・シュペッカールトによる『聖パウロの回心』。<br /><br /><br />キリスト教徒を迫害するためにダマスカスへと向かっていたサウロ(後の聖パウロ)が、天からの強い光に打たれて馬から落ちる劇的な瞬間が描かれています。<br /><br />上空に現れたキリストの姿と、突然の出来事に驚き荒ぶる白馬、そして地面に倒れ込むパウロの姿が非常にダイナミックです。<br />うねるような雲や激しい明暗のコントラストから、奇跡の圧倒的なパワーがリアルに伝わってくる大作です。

    ハンス・シュペッカールトによる『聖パウロの回心』。


    キリスト教徒を迫害するためにダマスカスへと向かっていたサウロ(後の聖パウロ)が、天からの強い光に打たれて馬から落ちる劇的な瞬間が描かれています。

    上空に現れたキリストの姿と、突然の出来事に驚き荒ぶる白馬、そして地面に倒れ込むパウロの姿が非常にダイナミックです。
    うねるような雲や激しい明暗のコントラストから、奇跡の圧倒的なパワーがリアルに伝わってくる大作です。

  • ヨアヒム・ウテワールによる『羊飼いの礼拝』です。<br /><br />生まれたばかりの幼子キリストを、夜間駆けつけた羊飼いたちが優しく囲んで祝福している聖なる場面です。<br /><br />上空では祝福の光とともに天使たちが舞い踊り、地上では暗がりの中でキリストの放つ聖なる光が、聖母マリアや人々の表情を温かく照らし出しています。

    ヨアヒム・ウテワールによる『羊飼いの礼拝』です。

    生まれたばかりの幼子キリストを、夜間駆けつけた羊飼いたちが優しく囲んで祝福している聖なる場面です。

    上空では祝福の光とともに天使たちが舞い踊り、地上では暗がりの中でキリストの放つ聖なる光が、聖母マリアや人々の表情を温かく照らし出しています。

  • ハンス・シュペッカールトによる『正義の寓意』<br /><br />法と正義を象徴する女神が、暗闇の中から浮かび上がるようにドラマチックに描かれています。<br /><br />右手に天秤を持ち、左手には鋭い剣を携えたお馴染みの姿ですが、マニエリスム期らしいひねりの効いたポーズとしなやかな筋肉描写が非常に印象的です。<br />背後には楽器を手にした人物も薄暗い影の中に描かれており、静けさの中に独特の緊張感が漂ってます。

    ハンス・シュペッカールトによる『正義の寓意』

    法と正義を象徴する女神が、暗闇の中から浮かび上がるようにドラマチックに描かれています。

    右手に天秤を持ち、左手には鋭い剣を携えたお馴染みの姿ですが、マニエリスム期らしいひねりの効いたポーズとしなやかな筋肉描写が非常に印象的です。
    背後には楽器を手にした人物も薄暗い影の中に描かれており、静けさの中に独特の緊張感が漂ってます。

  • コルネリス・ファン・ハールレムによる『洗礼者ヨハネの説教』<br /><br />新約聖書の一場面を描いたもので、うっそうとした森の開けた場所に多くの人々が集まっています。<br /><br />手前には隆々とした背中を見せて横たわる男性が、右奥には立ち上がってはるか遠くを指さす男性がマニエリスム期特有の肉体美で描かれています。<br />彼らの視線の先、はるか中央奥の緑の風景の中に小さく描かれた洗礼者ヨハネの姿を探し出す、宝探しのような楽しさがあります。

    コルネリス・ファン・ハールレムによる『洗礼者ヨハネの説教』

    新約聖書の一場面を描いたもので、うっそうとした森の開けた場所に多くの人々が集まっています。

    手前には隆々とした背中を見せて横たわる男性が、右奥には立ち上がってはるか遠くを指さす男性がマニエリスム期特有の肉体美で描かれています。
    彼らの視線の先、はるか中央奥の緑の風景の中に小さく描かれた洗礼者ヨハネの姿を探し出す、宝探しのような楽しさがあります。

  • ヒリス・ファン・ファルケンボルフによる『戦闘の場面(センナケリブの敗北?)』<br /><br />画面を埋め尽くす無数の兵士や馬、そして激しくうねる不穏な雲が不気味なほどの迫力を放っています。<br /><br />中央の砦のような建物を境に、激しい戦いの混乱と、神の手によって敵軍が崩壊していくドラマチックな情景がパノラマのように広がっています。<br />これほど小さな人物一人ひとりまで熱量をもって描き込まれた群衆劇は見事で、戦場の地響きが聞こえてきそうな臨場感に圧倒されました。

    ヒリス・ファン・ファルケンボルフによる『戦闘の場面(センナケリブの敗北?)』

    画面を埋め尽くす無数の兵士や馬、そして激しくうねる不穏な雲が不気味なほどの迫力を放っています。

    中央の砦のような建物を境に、激しい戦いの混乱と、神の手によって敵軍が崩壊していくドラマチックな情景がパノラマのように広がっています。
    これほど小さな人物一人ひとりまで熱量をもって描き込まれた群衆劇は見事で、戦場の地響きが聞こえてきそうな臨場感に圧倒されました。

  • ウィレム・ケインによる『ウィレム・ロエルスの肖像』<br /><br />黒い衣服に白いひだ襟をまとった若い男性が、手袋を片手に持ってこちらをまっすぐに見つめています。<br /><br />左奥の柱には立派な紋章と「1590年」という年記が刻まれており、右奥の棚には本が並んでいます。<br />すっきりとした構図の中に、青年の少し緊張したような真面目な眼差しがとてもリアルに表現されている端正な肖像画です。

    ウィレム・ケインによる『ウィレム・ロエルスの肖像』

    黒い衣服に白いひだ襟をまとった若い男性が、手袋を片手に持ってこちらをまっすぐに見つめています。

    左奥の柱には立派な紋章と「1590年」という年記が刻まれており、右奥の棚には本が並んでいます。
    すっきりとした構図の中に、青年の少し緊張したような真面目な眼差しがとてもリアルに表現されている端正な肖像画です。

  • ロッテルダムの画家による『キリストと姦淫の女』<br /><br />律法学者やパリサイ人たちに連れられてきた女性を巡り、キリストが「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけなさい」と静かに語りかける有名な場面です。<br /><br />画面いっぱいに詰め寄る男たちの険しい表情や、胸に手を当ててうつむく女性の痛々しい姿がひしひしと伝わってきます。<br />右側で優しく、しかし確固たる態度で諭すキリストの表情と手つきの描写がとても印象的です。

    ロッテルダムの画家による『キリストと姦淫の女』

    律法学者やパリサイ人たちに連れられてきた女性を巡り、キリストが「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけなさい」と静かに語りかける有名な場面です。

    画面いっぱいに詰め寄る男たちの険しい表情や、胸に手を当ててうつむく女性の痛々しい姿がひしひしと伝わってきます。
    右側で優しく、しかし確固たる態度で諭すキリストの表情と手つきの描写がとても印象的です。

  • バルトロメウス・ブルイン(父)による『女性の肖像』<br /><br />白い被り物を頭にのせ、落ち着いた黒い衣装を身にまとった女性が静かにこちらを見つめています。<br /><br />彼女の手元には長いロザリオが握られており、その深い信仰心と実直な人柄が伝わってきます。<br />左上の暗闇には小さな紋章が添えられており、背景のシンプルなトーンが彼女の穏やかな表情を引き立てています。

    バルトロメウス・ブルイン(父)による『女性の肖像』

    白い被り物を頭にのせ、落ち着いた黒い衣装を身にまとった女性が静かにこちらを見つめています。

    彼女の手元には長いロザリオが握られており、その深い信仰心と実直な人柄が伝わってきます。
    左上の暗闇には小さな紋章が添えられており、背景のシンプルなトーンが彼女の穏やかな表情を引き立てています。

  • ヨアヒム・ウテワールによる傑作『アンドロメダを救うペルセウス』<br /><br />海の怪獣の生け贄にされようと岩に縛り付けられた王女アンドロメダを、英雄ペルセウスが天からペガサスに乗って救いに現れるギリシャ神話の劇的な場面です。<br /><br />左側で身をよじるアンドロメダの白く艶やかな肉体美と、右側の海から迫り来る怪獣のダイナミックな描写が強烈な対比を生んでいます。<br />足元には、驚くほど精緻に描き込まれた様々な種類の美しい貝殻が散らばっており、フランドル絵画らしい細密技巧の粋を尽くしています。<br /><br />つづく

    ヨアヒム・ウテワールによる傑作『アンドロメダを救うペルセウス』

    海の怪獣の生け贄にされようと岩に縛り付けられた王女アンドロメダを、英雄ペルセウスが天からペガサスに乗って救いに現れるギリシャ神話の劇的な場面です。

    左側で身をよじるアンドロメダの白く艶やかな肉体美と、右側の海から迫り来る怪獣のダイナミックな描写が強烈な対比を生んでいます。
    足元には、驚くほど精緻に描き込まれた様々な種類の美しい貝殻が散らばっており、フランドル絵画らしい細密技巧の粋を尽くしています。

    つづく

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