2025/05/02 - 2025/05/02
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mitsuさん
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*:.。古代エジプトの祈りと、王宮を彩る黄金のきらめき.。.:*
今回の旅行記は、神々への祈りとヒエログリフが精緻に刻まれた、厳かな「古代エジプトの石灰岩製石碑(ステラ)」からスタートしました。
前半は、エーゲ海のロードス島で作られた瑞々しいビーズのネックレスや、エキゾチックな「動物たちの主」の金製プラークなど、交易によって花開いた古代ギリシャの職人技を巡りました。
さらに、弓を引く「スキタイの戦士」が型押しされた大量のアップリケ、赤いガーネットがきらめく豪華な腕輪のほか、渋い輝きを放つエトルリア文明の「青銅製の手鏡やユニークな燭台」など、当時の貴族たちの贅沢な暮らしと豊かな遊び心に迫りました。
後半は、ゴールドと絵画で埋め尽くされた豪華絢爛な「シャルル10世の間(ルーム662)」へ!
途中でトイレ迷子になるお茶目なハプニングを挟みつつ、真下から見上げる大迫力の天井画『時の神クロノス』をダイナミックに激写しました。
今回はさらに、深紅の壁にひときわ鮮やかに映える、ルイ14世時代の「巨大なタペストリー3連作(武器のトロフィー・百合の紋章)」をじっくりと鑑賞。宮殿ならではの贅沢な空間美にすっかり心を奪われるひとときとなりました。
大昔の職人たちが遺した奇跡のような彫金技術と、フランス王室の圧倒的な気品がギュッと詰まった、見応えたっぷりな旅の記録に仕上がりました。
全体の大まかな行程は以下になります。
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光
★☆★5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
贅沢な空間が広がる「シュリー翼1階・フランス絵画展示室(ルーム663、シャルル10世の間)」からスタートです!
1 神々への祈りが刻まれた石灰岩製ステラ展示ケースの中に飾られている、アーチ型の立派な白い石碑です。
この作品は新王国時代第19王朝(紀元前13世紀頃)に制作され、テーベ西岸の遺跡から出土しました。
最上部には羽を広げた太陽円盤と二匹のジャッカルが描かれています。
中央には、冥界の主オシリス神とイシス女神に向けて、右側から被葬者の家族が供物を捧げて祈る儀式の場面が彫り出されています。
下段には神々への祈りを記録した象形文字(ヒエログリフ)が6行にわたってびっしりと並んでおり、当時の優れた浮き彫り(レリーフ)技術と鮮やかな色彩を今に伝えてます。 -
2 多くの神々が並ぶ石灰岩製ステラ1番の石碑に続いて、展示ケース内に並ぶもう一つのアーチ型の美しい白い石碑です。
この作品は新王国時代(紀元前13世紀~紀元前11世紀頃)に制作され、テーベ西岸の遺跡から出土しました。
最上部には、大きな太陽円盤を戴く聖蛇コブラ(ウラエウス)と、その下に寝そべる二匹のジャッカルが彫られています。
中央の段には、一番右側で両手を挙げて祈る被葬者に向けて、オシリス神、ホルス神、イシス女神をはじめとするエジプトの主要な神々がずらりと一列に並んで佇む姿が深く綺麗に刻まれています。
下段には、神々への讃歌や祈言を記録した象形文字(ヒエログリフ)が横書きで10行にわたって非常に精緻に並んでおり、当時の優れた浮き彫り(レリーフ)技術を伝えています。 -
3 古代ギリシャの金細工と宝飾品(全体景)
エジプトの石碑から歩みを進めると、今度はきらびやかな金や美しいビーズが並ぶ、平らな展示ケースを見つけました。
ここに並ぶ作品は、紀元前7世紀頃の「東方化様式時代」と呼ばれる時代に、主にエーゲ海のロードス島などで制作されました。 -
4 ギリシャのネックレスとピン(クローズアップ拡大)
中央に美しく並ぶビーズや金の装飾をじっくり見つめてみました。
左右に配置された2つのネックレスがはっきりと分かります。
右側(9番)には鮮やかな水色のファイアンス(陶器)やガラス製とみられる大ぶりのビーズ、左側(7番)には細かなグリーンのビーズに金のパーツがアクセントとして組み合わされています。
中央(8番)に立つ2本の細長いピンは、当時の衣服を固定するための「フィブラ(安全ピンの一種)」や装飾用のピンで、上部には細かな同心円模様のロゼット(花飾り)が精緻な金細工によって表現されています。 -
5 ギリシャの金製プラーク(クローズアップ拡大)
4番のビーズに続いて、今度はケースの手前右側に並んでいた小さな金細工のパーツをじっくり見つめてみました。
薄い金板に型を押し当てて立体的な模様を浮き上がらせる「エンボス技術(打ち出し細工)」の細かさがはっきりと分かります。
長方形の小さな金板(16番~18番)には、2頭のライオン(あるいはケンタウロスのような半獣)を両手で従える、古代オリエント起源の神聖なモチーフ「動物たちの主(または翼を持つ女神)」の姿が精緻に表現されています。
下部には細かな金の球が鈴のように連なって吊り下げられており、右端(19番)には経年変化したシルバー製の丸いリングも並んでいます。
西アジアやエジプトとの熱心な交易によって美術文化が融合した、当時の「東方化様式時代」の洗練された職人技を今に伝えています。 -
6 輝く金製装飾品の大型コレクション(全体景)
今度は目が眩むほど無数の金細工がずらりと並ぶ、細長い大型展示ケースを見つけました。
ここに並ぶ作品は、紀元前4世紀から紀元3世紀頃にかけて制作されました。 -
7 金製衣服用アップリケ(クローズアップ拡大)
6番のケースからさらに一歩近づいて、左側にずらりと並んでいた無数の小さな金細工をじっくり見つめてみました。
驚くほど小さな金箔や金線を使って作られた、様々な形状のパーツがはっきりと分かります。
手前には、波模様やジグザグの「W字型(あるいはV字型)」に整えられた細かな金色の装飾片がいくつも規則正しく並んでいます。
これらは当時の王族や貴族が、お祭りの衣装や神聖な葬祭用の衣服に糸で縫い付け、布地全体をまばゆく彩るために大量に製造されたものです。
何千年も前の高度な型押し彫金技術と、贅を尽くした衣服の文化を今に伝えています。 -
8 スキタイ戦士の金製アップリケ(クローズアップ拡大)
小さなパーツに続いて、ケース中央の台座に載った美しい金細工をじっくり見つめてみました。
薄い金板を打ち出して人物や怪物を立体的に表現した、見事な職人技がはっきりと分かります。
一番上のパーツ(9番)には、背中合わせになりながら弓を引く二人の「スキタイ人の戦士」の姿がダイナミックに彫り出されています。
右下のパーツ(10番)には、立派な髭を蓄え、当時の伝統的な衣服をまとった人物の全身像が刻まれています。
左下のパーツ(8番)には、神話に登場する翼を持った怪物「グリフィン(あるいはライオン)」の姿が見られます。 -
9 金製装飾ボタンと帯状アップリケ(クローズアップ拡大)
戦士の絵に続いて、今度はケースの左手前に展示されていた小さな黄金のパーツをじっくり見つめてみました。
薄い金箔に精密な文様を型押しした、多様な形の細工がはっきりと分かります。
左上(3番・5番・7番など)には、中央に小さなお花(ロゼット文様)や細かな格子模様が刻まれた、ドーム型の美しい装飾ボタンやビーズが並んでいます。
右下には、細長い長方形をした3枚の「帯状のアップリケ」が配置されており、その表面には流れるような植物の蔓(つる)や幾何学文様が非常に細かく打ち出されています。
それぞれのパーツには衣服へ固定するための微細な穴や裏の留め具があり、ヘレニズム時代の職人たちによる高度な彫金技術と、身の回りのあらゆる布地を黄金で彩った贅沢な装飾文化を今に伝えています。 -
10 ギリシャの金製ブレスレット(クローズアップ拡大)
小さなボタンに続いて、今度はケースの右側に展示されていた2つの美しい金製の腕輪(ブレスレット)をじっくり見つめてみました。
太さや製造技法の異なる2種類の高度な金細工がはっきりと分かります。
上側(11番)の腕輪は、細い金線を2本あるいは数本重ねて綺麗に「ねじり合わせた(ツイスト技法)」構造になっており、先端にはカギ型の細かな留め具が付けられています。
下側(13番)の腕輪は、なめらかな平打ちの金棒を丸く曲げて作られており、中央の合わせ目(留め具)の周囲にさらに細い金線をぐるぐると巻き付けた、頑丈で美しい補強デザインが施されています。
何千年も前のものとは思えないまばゆい輝きを保っており、当時の上流階級の人々が身にまとっていた洗練されたジュエリーの流行と、職人たちの優れた金属加工技術を今に伝えています。 -
11 ビザンツ帝国の金製宝飾品(全体景)
10番のブレスレットに続いて、今度は精緻なデザインのイヤリングや指輪が整然と並ぶ、平らな展示ケースを見つけました。
ここに並ぶ作品は、5~7世紀頃の「東ローマ・ビザンツ帝国時代」に制作された歴史的遺物です。 -
12 ビザンツ帝国の金製イヤリング(クローズアップ拡大)
11番のケースから一歩近づいて、左側に並んでいた美しい一対の耳飾りたちをじっくり見つめてみました。
貴石や高度な彫金技術を組み合わせた、4パターンの贅沢なデザインがはっきりと分かります。
左側(4番)の楕円形のイヤリングは、細かな金の粒を並べた「粒金細工」の縁取りの中に、赤茶色の美しいカーネリアン(紅玉髄)またはガーネットがはめ込まれています。
右上には、大きな三角形の金板に青色や赤色の半貴石をちりばめ、下部に3本の細かな金のチャームを吊り下げた個性的なペアが並んでいます。
右側(5番)や中央下(6番)のペアにも、涙型に整えられた深い赤色のガーネットやガラスペーストが美しくあしらわれており、キリスト教文化が栄えたビザンツ帝国の上流階級の華やかな服飾文化を今に伝えています。 -
13 左側のイヤリング(7番):円盤状の装飾にガーネット(赤い宝石)などがはめ込まれ、下部に上品なリーフ型のペンダントが下がっています。
中央~右側のブローチ(8・9・10番):衣服(マントなど)を肩で留めるための「フィブラ(安全ピンの起源)」と呼ばれる実用的なアクセサリーです。
中央上(8番):半円形に湾曲した弓状のフォルムが特徴で、弓の部分にラテン語の刻印が刻まれています。 -
14 エトルリア文明の古代ゴールドジュエリー。
紀元前のものとは思えないほど繊細な金箔のネックレスや髪飾りがきらめいていて、当時の高い技術に圧倒されます。 -
15 「儀式や埋葬用の金製ヘッドバンド(額帯・王冠)」です。
驚くほど薄い金箔に細かな渦巻きや植物の模様がびっしりと彫り込まれています。
紀元前のエトルリア(古代イタリア)で、お葬式の際に死者の頭に飾られたり、神聖な儀式で使われたりした特別な装飾品だそうです。 -
16 ショーケース中央にあった「植物の葉をかたどった金製のネックレス(または頭冠)」です。
本物の植物の葉がそのままゴールドになったかのような、リアルで美しいネックレス。紀元前のエトルリアで、月桂樹やオリーブの葉をモチーフに作られたもので、動くたびにカサカサと繊細なきらめきを放っていたのだろうと想像が膨らみます。 -
17 紀元前4世紀頃の「スパイラル型の金製髪飾り(またはイヤリング)」のペアです。
くるくると螺旋状に巻いた、バネのようなユニークな形の古代のゴールドジュエリー。
髪の束に巻き付けて使う「髪飾り」とされていますが、両端にはライオンの頭とロゼット(花模様)の非常に細かな彫刻が施されており、古代の職人技の高さに驚かされます。 -
18 エトルリアと古代ローマの金細工コレクション
様々なゴールドジュエリーが美しく並ぶショーケースの全体像です。
豪華な床モザイクの上にたたずむケースを覗くと、紀元前に作られたとは思えないほど洗練されたデザインのブレスレットやイヤリングがずらりと並んでいます。
身につけていた当時の貴族たちの華やかな装いに、すっかり思いを馳せてしまいました。 -
19 ショーケースの、左手前をズームアップした写真です。
紀元前3世紀~2世紀頃の古代ギリシャ・ヘレニズム期やエトルリアのユニークな金細工が並んでいます。
空飛ぶ馬「ペガサス」の形をした可愛らしいブローチや、小さな水瓶(カノポス壺)をかたどったペンダントトップなど、遊び心あふれるデザインの古代ジュエリーに出会えます。 -
20 同じショーケースの中央から右側にかけてをズームアップした写真です。
紀元前4世紀~3世紀頃(ヘレニズム期)の、動物の頭をモチーフにした豪華な金製ブレスレット(腕輪)が並んでいます。
ライオンやラム(羊)の頭がデザインされた、エキゾチックで力強い古代のブレスレット。
2本の頭が向かい合うように作られており、当時の王族や貴族が権力の象徴として腕に身につけていた、非常に格式高いジュエリーです。 -
21 同じショーケースの右端の写真です。
紀元前に作られたとは思えないほど、細かな金糸の細工と先端にきらめく深い赤色の宝石(ガーネット)のコントラストが美しいです。
現代の高級ハイジュエリーのセレクトショップに並んでいてもおかしくない、洗練されたデザインに仕上がっています。 -
22 エトルリア文明の代名詞とも言える「古代のブロンズ(青銅)製品」のコレクションが展示されています。
ゴールドのきらめきから一転、渋い輝きを放つ古代エトルリアの青銅(ブロンズ)コレクション。
精密な彫刻が施された手鏡や、ユニークな形をした香炉、燭台(キャンドルスタンド)などが並び、古代の貴族たちの日常のこだわりや美意識が伝わってきます。 -
23 青銅器のショーケースの、右側の白いパネル部分をズームアップした写真です。
紀元前5世紀~4世紀頃のエトルリアの青銅製の手鏡や日用品、家具の飾りが並んでいます。
ズームしてみると、古代の「手鏡」の取っ手や、燭台(キャンドルスタンド)のパーツに施された、驚くほど細かな立体彫刻がよく見えます。
羽を広げた神々の姿や、くねくねと曲がったユニークな燭台など、当時のエトルリア人が日常の道具ひとつひとつに込めた高い芸術センスを感じられます。 -
24 左側のガラス棚部分をズームアップした写真です。
紀元前5世紀~4世紀頃のエトルリアのさらに凝ったデザインの手鏡や、ブロンズの小像(日用品のパーツ)が並んでいます。
ガラス棚に並ぶのは、なんと「人間の姿」がそのまま取っ手になったユニークな手鏡や、愛らしい動物のブロンズ像です。
実用的な道具でありながら、まるで小さな彫刻作品のように作り込まれていて、当時の人々の豊かな遊び心に思わず笑みがこぼれます。 -
25 部屋が変わりました!
扉をくぐって移動した先は、シュリー翼1階の「ルーム662(シャルル10世の間)」です。
ルーブルは部屋を変わるたびに、映画のような絶景が広がるので歩くだけでワクワクします!
一歩入ると、なんだか見覚えのあるまばゆい金装飾と天井画の大空間。
宮殿だった当時の贅沢な面影をそのまま残していて、ため息が出るほどの美しさです。 -
26 先ほど扉越しに見えていた、「シュリー翼1階・ルーム662(旧シャルル10世の間)」の内観です。
ここは19世紀前半の国王シャルル10世の時代に作られた、宮殿建築の粋を集めた極めて贅沢な展示室なのだとか。
一歩足を踏み入れると、そこは壁から天井までゴールドと絵画で埋め尽くされた圧巻のパノラマ空間!
大きな窓から差し込むパリの柔らかな光が金装飾をキラキラときらめかせていて、まるでお城の宮廷晩餐会に迷い込んでしまったかのようです。 -
27 天井を真下から見上げた、とてもダイナミックなアングルです。
実は、旅行記「ルーブル23」にも登場した『時の神クロノス』の天井画がふたたび。
というのも、あまりの広さに途中でトイレに席を外すと、「あれ?どこまで見たっけ?」「次どこから入るんだっけ?」と迷子になってしまい、つい新鮮な気持ちでもう一度同じ写真を撮ってしまいました(笑)。
でも、見る角度が変わるとまた違った迫力に圧倒されます。 -
28 部屋が変わりました!
きらびやかなルーム662を通り抜け、隣の部屋へ続く通路エリア(ルーム661、通称「アンリ2世の間」の手前)へ移動です。
黄金の部屋から一転して、重厚な石造りの建築美が主役の落ち着いた空間が出迎えてくれました。扉の上をふと見上げると、ふっくらとした可愛い天使たちが王家の紋章(メダリオン)を囲む、美しい立体彫刻(レリーフ)を発見!
こんな何気ない移動空間までもが一級のアートなのだから、ルーブルは本当に油断できません。 -
29 先ほどの彫刻の通路を少し進んだところ(ルーム661)に展示されている、見事な壁掛けの織物(タペストリー)です。
こちらは17世紀後半、太陽王ルイ14世の時代に作られた作品なのだとか。
通路を進むとパッと目に飛び込んでくる、深紅の壁に掛けられた巨大なタペストリーにびっくり!
17世紀の宮殿を飾った本物の織物なのですが、よく見ると騎士の甲冑や盾、槍といった様々な武器が中央にうず高く積み上げられています。
作品のタイトルもまさに『武器のトロフィー』というそうで、戦いの勝利を象徴する力強いデザインと、絵画とはまた違う圧倒的な存在感にすっかり目を奪われてしまいました。 -
30 先ほどの細長いタペストリーのすぐ右側に並んで掛けられている、作品です。
深紅の壁にひときわ鮮やかに映える、このロイヤルブルーの美しさには思わずうっとりしてしまいます。
びっしりと並んだ金色の百合の紋章をバックに、2人の美しい天使が王冠を掲げる姿が描かれていて、「これぞフランス王室!」という圧倒的な気品とゴージャスな雰囲気が漂っています。
絵画に見えるほど精密ですが、これもすべて織物だというのだから職人技の凄さにただただ脱帽です。 -
31 百合の紋章のタペストリーを挟んで、右側に掛けられている対の『武器のトロフィー』です。
左右対称にデザインされた甲冑や槍のモチーフが、深紅の壁に見事に調和しています。
宮殿の長い広間を歩いているかのような統一感のある空間美は、本当に贅沢の極みです。
見どころが多すぎて嬉しい悲鳴の連続でしたが、ときめきが止まらない私のルーブル美術館の旅はまだまだ続きます。
つづく
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