2025/05/02 - 2025/05/02
2228位(同エリア17307件中)
mitsuさん
- mitsuさんTOP
- 旅行記703冊
- クチコミ18件
- Q&A回答26件
- 387,057アクセス
- フォロワー147人
:.。ロココ調の愛らしさと、時を越えた石の建築美.。.:
今回の旅行記は、太陽王ルイ14世の栄華を伝えるタペストリーの大広間(ルーム661)からスタートしました。
前半は、ダイナミックな天井画や純金製の宝箱、そしてかつての王妃の部屋を飾った美しい木製扉の細密画などをじっくりと鑑賞。中盤は、パステルカラーが愛らしい18世紀のロココ様式の間(ルーム632・631)や、マリー・アントワネットの時代を思わせる深紅の部屋を巡り、洗練された宮廷のインテリアを堪能しました。
後半は一転して、古代の歴史が刻まれた石造りの彫刻が並ぶエリア(ルーム616)へ。ユニークな顔の彫刻や黒いブロンズの美少年像を眺めながら進み、最後は天然オニキスのドレスをまとった神秘的な女神ミネルヴァ像に遭遇。その左手にちょこんと乗った小さなフクロウの愛らしさに、すっかり心を奪われました。
部屋を変わるたびに表情を変えるルーブルの贅沢な空間美がギュッと詰まった旅の記録です。
全体の大まかな行程は以下になります。
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光
★☆★5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【王家の歴史を紡ぐ、ゴブラン織りの大傑作】
部屋は変わっていません。
先ほどの『武器のトロフィー』や『百合の紋章』のタペストリーが並ぶ、「シュリー翼1階・ルーム661」での新たな発見です。
通路の深紅の壁をさらに進むと、今度はたくさんの人々が非常にリアルに描かれた、一際大きな絵画のようなタペストリーの前に辿り着きました。
これは「太陽王ルイ14世の歴史」をテーマにした有名な連作の一枚で、よく見ると宮廷に集まる人々の豪華な衣装のシワや、室内の調度品まで驚くほど精密に織り上げられています。
近くにある重厚な金調度品や漆の箱とも見事に調和していて、当時のフランス王室の圧倒的な富と権威がそのまま空間に満ちているかのようです。 -
先ほどのタペストリーのエリア(ルーム661)の天井を見上げると、またまた見事な天井画を発見しました。
こちらは19世紀の画家メリー=ジョゼフ・ブロンデルが描いた、『ブーヴィーヌの戦いで勝利したフランス(La France victorieuse à Bouvines)』 というタイトルの天井画です。
青空をバックに、甲冑をまとって槍を掲げた勇ましいフランスの女神が、天使や他の神々を従えて堂々と進むドラマチックな姿が描かれています。
前を歩いたシャルル10世の間に負けず劣らずのまばゆい金の額縁で彩られていて、首を長くしていつまでも眺めていたくなる美しさです。 -
前の天井画を、少し立ち位置を変えてもう一枚カメラに収めました。
今度は下側の額縁にある絵がはっきりと見えて、天秤を持った正義の女神の姿が美しく描かれているのが分かります。
見る位置をちょっと変えるだけで、隠れていたディテールが次々と目に飛び込んでくるので、いつまでも見飽きない空間です。 -
息をのむほど豪華な金細工の箱です。
通路に置かれたケースを覗き込むと、眩しいほどの純金の輝きを放つ、全面に透かし彫りが施された宝石箱に目を奪われました。
これは「太陽王ルイ14世」の命によって1677年に制作された『ルイ14世の宝石用の櫃(ひつ)という本物の純金製の宝箱なのだそうです。
全体に「不滅の力」を象徴するアカンサスの葉の文様がびっしりと精緻に彫り込まれており、絵画やタペストリーに囲まれた空間のなかでも一際まばゆい存在感を放っています -
ひときわ優美な木製の扉です。
ガラスケースの中に大切に守られた、色鮮やかな花々やクラシカルな彫刻が描かれた2枚開きの大きな古い扉に、思わず目が留まりました。
これは、かつてパリの中心にあり現在は失われてしまったチュイルリー宮殿の、『マリー・テレーズ王妃の居室の扉という17世紀後半の歴史的な遺物なのだそうです。
上下のパネルには花瓶に生けられた美しいブーケが、中央にはゴールドの植物模様に囲まれた青いメダリオン(肖像)が細かく描かれていて、当時の王妃のプライベート空間の華やかさがそのまま伝わってくるようです。 -
扉に描かれている、美しい静物画のクローズアップです。
近づいてよく見てみると、ゴールドの額縁風の枠の中に、色鮮やかな大ぶりの花々が飾られた美しい2つの花瓶が並んでいます。
左側には淡いピンクや白い花が、右側には情熱的な赤い花がふんわりとリアルに描かれていて、当時の宮殿を彩った華やかなセンスを間近に感じられます。 -
扉の中央部分をズームアップした写真です。
花瓶の絵からさらに目線を上げてみると、今度はブロンズ色の唐草模様に囲まれた、神秘的な青いメダリオンの装飾が現れました。
左右それぞれにカメオ細工のような横顔の肖像が美しく浮かび上がっていて、扉の細部ひとつひとつに至るまで、当時のフランス宮廷の最高の贅を尽くした職人技がぎゅっと凝縮されているのがよく分かります。 -
扉に描かれている、もう一つの静物画のクローズアップです。
先ほどの2枚の花瓶とはまた少し違った、黄色や赤、ピンクの小花がみずみずしく、こぼれんばかりに生けられています。
ガラスケース越しにじっくり覗き込むと、何百年も前に王妃のプライベートな空間を飾っていた絵の具の色彩がそのまま残っていて、当時の宮殿の華やかな空気感に包まれるようです。 -
部屋が変わりました!
これまでのタペストリーの通路(ルーム661)を抜けると、驚くほど豪華な特別展のエリアに飛び込みました!
ここは先ほど少し上に見えていた、さらに広い「美術工芸品(オブジェ・ダール)部門」の広間です。
なんと、歴史ある宮殿の部屋の中に、現代のハイブランドのマネキンがずらりと並ぶファッション展 『ルーヴル・クチュール』 が開催されていました。
ピカピカに磨かれた床の鏡面に、天井画や窓、そして漆黒のマネキンが見事にリフレクション(反転)していて、まるで現代アートの異空間に迷い込んだかのような圧倒的な美しさです。 -
漆黒のマネキンのクローズアップです。
近づいてじっくり見つめると、黒いベロア生地に施された、目が眩むほど豪華なゴールドの刺繍がより鮮明に迫ってきます。
胸元には精緻なカメオ風の人物レリーフがあしらわれていて、1980年代にイヴ・サンローランが手がけた最高峰のオートクチュールが、宮殿の重厚な調度品と見事に呼応しているのがよく分かります。 -
先ほどのファッションマネキンのすぐ近く、同じ「ルーム661」の壁際に佇む、極めて重厚な最高級の家具です。
モードなドレスの空間からふと目線を移すと、漆黒の木肌に精緻なゴールドの装飾が彫り込まれた、ため息が出るほど豪華な飾り棚に目を奪われました。
これは「太陽王ルイ14世」の宮廷お抱えの天才家具職人、アンドレ=シャルル・ブールが手がけた『台座付きキャビネット』という1700年頃の大傑作なのだそうです。
中央の扉には、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスに扮したルイ14世の姿(ガリアのヘラクレス)が金色の浮き彫りで誇らしげに表現されていて、背後にある巨大なタペストリーの美しい織り模様とも見事に調和しています。 -
ぐっと近づいてみると、中央に鎮座するまばゆい黄金の浮き彫り(レリーフ)がはっきりと見えてきました。
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの姿を借りて描かれたルイ14世は、堂々とした立ち姿で、まとったマントのひだまで細かく表現されています。
左右を彩る真鍮とべっ甲の精緻な唐草模様もため息が出るほどの美しさで、当時の王室の絶対的な権威がディテールからビシバシと伝わってきます。 -
先ほどのルイ14世のキャビネットと同じ広間に展示されている、もう一つの圧巻のドレスです。
キャビネットから振り返ると、鏡の床のど真ん中に、まるで大輪の花が咲いたような信じられないボリュームのブルーのドレスが佇んでいました。 -
先ほどの圧倒的なボリュームのブルードレスを、正面からグッと近くで捉えた写真です。
近づいてよく見ると、頭には羽飾りのついた黄金の兜をかぶり、腕には中世の騎士のような強固な甲冑(アーマー)をまとっています。
スカートの正面には力強いライオンの顔がダイナミックに刺繍されており、その姿はまさに現代に舞い降りた戦うヒロインのよう。
背後にある豪華なタペストリーや鏡の床に映る天井画とも完全にシンクロしていて、宮殿の歴史をドレスに仕立て直したかのような迫力に、しばらく釘付けになってしまいました。 -
もう一つの洗練されたモードな衣装です。
漆黒のマネキンがまとっているのは、フランスを代表する有名ブランド「イヴ・サンローラン」が手がけた本物のオートクチュールなのだとか。
シックな黒いジャケットの肩や胸元をよく見ると、目が眩むほど豪華な金と銀の刺繍がびっしりと施されていて、中のきらきらしたドレスの輝きと合わさってものすごい存在感を放っています。
宮殿のきらびやかなゴールドの天井画や、ピカピカの鏡の床とも完璧にマッチしていて、思わずじっくり見惚れてしまいました。 -
一歩下がって部屋全体を見渡すと、深紅の壁のほぼ一面を埋め尽くすような、とてつもなく巨大な壁掛けタペストリーの全貌が姿を現しました。
壁に掛けられているのは、17世紀の王立ゴブラン織物工房で作られた歴史的な大作です。
ピカピカに磨かれた床の鏡面には、行き交う人々や豪華なタペストリー、黄金の天井画が足元まで美しく映り込んでいます。
まるで万華鏡のような幻想的な空間を、じっくりと楽しむことができました。 -
見事なタペストリーのクローズアップです。
隣の大きな肖像画に並ぶように掛けられたこちらの作品は、シャルル・ル・ブランの原画をもとにゴブラン織物工房で作られた『凱旋車のポルティエ』というルイ14世時代の華やかなタペストリーなのだそうです。
中央には地球儀の上に、フランス王家とナビャラ王国の百合の紋章の盾が誇らしげに掲げられています。
その周りをローマの鎧をまとった火星(マルス)や、豊穣の女神ミネルヴァたちが取り囲んでおり、太陽王ルイ14世の世界制覇の野望と栄光がこの1枚の織物からビシバシと伝わってきます。 -
先ほど右端にチラリと写っていた、教科書でもおなじみの超有名な絵画の正面カットです。
深紅の壁に輝く大きな金の額縁の中に、堂々たる姿で佇んでいるのは「太陽王ルイ14世」の肖像画です。
これは宮廷画家イアサント・リゴーが1701年に手がけた『ルイ14世の肖像(Portrait de Louis XIV)』の本物なのだそうです。
豪華な毛皮のマントをまとい、美しいハイヒールを履いて気品たっぷりにポーズを決める王の姿は、まさに絶対王政の頂点を象徴する圧倒的なオーラを放っています。 -
先ほどのルイ14世の肖像画を、さらに正面からグッと近くで捉えた写真です。
巨大な金の額縁や、王様の堂々たる表情がさらに鮮明に見えてきました。
豪華な毛皮をあしらったガウンから白いタイツの足元まで、すべてが王様の圧倒的な強さを表しているかのようです。
この有名な名作をこれほど間近でじっくり拝めるなんて、まさにルーブルならではの贅沢な時間です。 -
先ほどのルイ14世の肖像画のすぐ右隣に掛けられている、こちらも非常に格式高いもう一枚のタペストリーの正面カットです。
右へスライドして正面に立つと、細部まで織り込まれた圧倒的な情報量と色彩の美しさに改めて驚かされます。
こちらも先ほど斜めから見えていた、宮廷画家シャルル・ル・ブランの原画をもとに作られた『凱旋車のポルティエ』の全貌です。
中央の盾に刻まれたフランス王家の百合の紋章、それを包むように配置された戦利品の甲冑や槍、そして最上部で気高く輝く大きな王冠に、当時のフランス王室の栄華がこれでもかと詰め込まれています。
先ほどの肖像画の王が、まさにこの豪華な世界を支配していたのだと思うと、空間全体の繋がりがより深く感じられて、じっくりと見入ってしまいました。 -
深紅の壁にずらりと並ぶ、絵画のように美しく鮮やかな大型タペストリーの3連作です。
ルーブルの贅沢な大広間をさらに進むと、今度は壁一面にまるでお花畑が広がったかのような、なんとも優美で華やかなエリアに辿り着きました。
これは、かつて太陽王ルイ14世の宮廷を飾るために王立ゴブラン織物工房で作られた、『アラベスクの月』という歴史的な連作タペストリーなのだそうです。
それぞれの織物の中央には四季や月を司る古代の神々が優雅に描かれており、周囲を彩る満開の花のガーランドや、精緻なアラベスク模様の細かさには本当にうっとりしてしまいます。
下に置かれた重重しい金装飾の家具とも見事に調和していました。 -
別の壁に目を向けると、また新しいドレスと豪華な赤いタペストリーの並びを見つけました。
赤ベースで統一された空間は、どこを切り取っても絵になる贅沢さです。
中央のドレスは、まるでパリの古い建物を思わせるような立体的なデザインで、宮殿の歴史や下に並ぶ豪華なキャビネットとも見事に調和しています。 -
少し進むと、今度はきらきらと輝く金属の鎧を身にまとった、若い王様の凛々しい姿に目が留まりました。
こちらに描かれているのは、ルイ14世のひ孫にあたる『ルイ15世』の若かりし頃の姿なのだとか。
テーブルの上には、彼のために作られた王冠が誇らしげに置かれているのも見えます。
彫刻がびっしりと施された豪華な黄金の額縁で彩られていて、フランス王室の贅沢な歴史がそのまま伝わってくるような素敵な並びです。 -
この広間は、かつてフランス王室の重要な会議を行う「国家評議会」が開かれていた、とても由緒ある大広間なのだとか。
壁には映画のスクリーンのように巨大なタペストリーが掛けられており、その手前には見事な金細工が施された大きなライティングデスクや、赤いベロアの椅子が贅沢に並んでいます。
天井画から足元の絨毯にいたるまで、どこを見渡しても当時のフランス宮廷の優雅なライフスタイルがそのまま残されているようで、本当に見応えのある贅沢な空間です。 -
タペストリーの正面カットです。
近づいてじっくり眺めると、荒ぶる白い雄牛を今まさに力強くねじ伏せようとしている英雄の姿が、息をのむほどリアルに浮かび上がってきます。
これはギリシャ神話の一幕を描いた、『テーセウスとマラトンの雄牛』というゴブラン織りの大傑作なのだそうです。
神殿に集まる人々の驚きや緊張感が、糸の一本一本からドラマチックに伝わってきます。
先ほどの豪華な机や椅子に腰掛けながら、当時の王族たちもこの壮大な神話の世界を見上げていたのかもしれません -
部屋が変わりました!これまでの大広間(ルーム661)を抜けて移動した先は、淡いピスタチオグリーンとピンクの木彫り壁がなんとも愛らしい「ルーム632(またはその周辺の18世紀フランス工芸の間)」です。
先ほどまでのルイ14世時代の重厚な雰囲気から一転して、今度はマリー・アントワネットの時代を思わせる、軽やかで繊細なロココ・スタイルのサロンに迷い込みました。
ここにも現代の特別展の衣装がディスプレイされており、大きなクリスタルシャンデリアや優美な花模様の壁面パネルと、ドレスの見事なボリューム感が完璧にマッチしています。 -
先ほどの淡いピスタチオグリーンとピンクの愛らしいお部屋(ルーム632)の、美しい壁面装飾のクローズアップです。
よく見てみると、美しい庭園の中で音楽を奏でたり、楽しそうにダンスを踊ったりしている18世紀の貴族たちの姿がびっしりと優美に描かれています。
これは「ジャン=バティスト・ウードリー」が描いた、『田園の娯楽』という連作の木製壁パネルなのだそうです。
上部を彩るカラフルな小鳥や花のフェストゥーンも本当に可愛らしく、当時の上流階級の人々が楽しんだ優雅なピクニックの様子を間近で覗き込んでいるような、なんともハッピーで贅沢なひとときを味わえます。 -
部屋が変わりました!先ほどのグリーンの部屋を抜けて、今度は淡いブルーとゴールドの木彫り壁がなんとも上品な「ルーム631(旧パレ・ロワイヤルのサロン)」へと移動です。
ルーブルの18世紀フランス工芸のエリアは、一歩部屋を進むごとにガラリと色彩が変わるので、まるで宝石箱を開けていくような楽しさがあります。
こちらの部屋にも特別展の真っ白なドレスが佇んでいて、きらめくシャンデリアや優美なロココ調の椅子、奥に見える重厚なチェストと見事に調和しています。 -
部屋が変わりました!
先ほどの明るいブルーの部屋(ルーム631)からさらに進むと、今度は深みのある落ち着いた赤壁が印象的な「ルーム629(18世紀後半・ルイ16世様式の間)」へとやってきました。
ここは、あのマリー・アントワネットが生きた1700年代後半のきらびやかなインテリアが、大きなガラスケースの中に大切にディスプレイされているエリアです。
壁には格調高いゴールドの時計やブラケット照明が美しく並び、手前には細かな木象嵌のチェスト、そしてストライプ柄のシックな特別展ドレスが凛と佇んでいて、空間全体のエレガントな統一感に思わずため息が出ます。 -
部屋が変わりました!
これまでの華やかな王宮のインテリアから一転して、今度は古代の歴史が刻まれた石造りの彫刻が並ぶ「リシュリュー翼1階」の展示エリアへと移動です。
ピンクがかった落ち着いた色の壁に、古代の神殿を支えていた柱の頭や、レリーフが施された古い石碑のパーツがパズルのように美しく並べられています。
きらきらとした黄金やドレスの空間を歩いてきた目に、この風化して渋みを増した石の建築美がとても新鮮で、当時の高度な彫刻技術を間近でじっくりと見つめることができます。 -
見事な彫刻とキャンドルスタンドのコレクションです。
隣に進むと、なめらかな黒い肌が美しく輝く、非常に均整の取れた黒銅色の美少年像が佇んでいました。
これは古代ローマの彫刻をもとに、18世紀イタリアの著名な金細工師ルイージ・ヴァラディエの手によって美しく鋳造された作品なのだそうです。
隣には驚くほど細かな植物の立体彫刻が施された、白い大理石のキャンドルスタンドが並んでいます。
黒いブロンズ像と白い大理石が、見事なコントラストを描いていて本当に綺麗です。
ただの通路を歩いているだけなのに、どこまでも名作が次から次へと現れます。ルーブルの広大な底力には、本当に感服してしまいました。 -
先ほどの石碑パーツが並んでいた壁(ルーム616)の、すぐ隣の区画をズームアップした写真です。
隣の展示に続いて目を凝らしてみると、今度は中央の上部に、大きく口を開けたお面のようなユニークな石の彫刻が掛けられているのを見つけました。
これは古代ローマ時代の噴水や建物の装飾に使われていた「人面装飾」の断片なのだそうです。
周りを囲む唐草模様の細かなフリーズ(帯状装飾)や柱のパーツとも、不思議な調和を見せています。
何千年も前の職人たちが日用品や建物に込めた、ユニークな遊び心に思わず引き込まれてしまいました。 -
先ほどの石碑パーツが並んでいた通路(ルーム616)の全体を見渡した、とても広々としたアングルです。
ピンクがかった壁には、翼のあるグリフィンなどの神聖な動物が彫られた古代ローマのレリーフがパズルのように美しく並べられています。
その下には、眩しいほどの金細工が施された重厚な黒いキャビネットがずらりと並んでいて、上には深い赤紫色の高級石製の壺や花瓶がシンメトリーに飾られています。
古代の風化して渋みを増した石彫パーツと、ルイ14世時代を象徴する最高級のブール家具が見事に融合しています。
お互いを引き立て合う贅沢な空間構成の美しさに、本当に目を奪われてしまいました。 -
隣に進むと、なんと琥珀色をした「黄金のオニキス」という天然石でドレスが作られた、とても神秘的な女神の全身像が現れました。
こちらは2世紀のローマ帝国時代に制作された、『ミネルヴァ』の像なのだそうです。
よく見ると、白い大理石の左手の上に、知恵の象徴である小さな「フクロウ」がちょこんと乗っていて思わずキュンとしてしまいます。
天然石の美しい縞模様をドレスのひだに見立てた古代の職人技には、ただただ驚かされるばかりです。
ときめきが止まらないルーブル美術館の旅は、ここで一旦おしまいです。
まだまだ見たい宝物がたくさんあるので、私のルーブル旅はこれからも続きます!
つづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
オランダ,チェコ,フランス,ドバイ周遊34日の旅-10
-
前の旅行記
291。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-30 ルーブル-27☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
次の旅行記
293。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-32 ルーブル-29☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
271。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-10 ルーブル-7☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
272。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-11 ルーブル-8☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
273。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-12 ルーブル-9☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
274。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-13 ルーブル-10☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
275。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-14 ルーブル-11☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
276。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-15 ルーブル-12☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
277。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-16 ルーブル-13☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
278。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-17 ルーブル-14☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
279。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-18 ルーブル-15☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
280。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-19 ルーブル-16☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
281。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-20 ルーブル-17☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
282。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-21 ルーブル-18☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
283。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-22 ルーブル-19☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
284。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-23 ルーブル-20☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
285。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-24 ルーブル-21☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
286。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-25 ルーブル-22☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
287。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-26 ルーブル-23☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
288。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-27 ルーブル-24☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
289。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-28 ルーブル-25☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
290。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-29 ルーブル-26☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
291。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-30 ルーブル-27☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
292。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-31 ルーブル-28☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
293。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-32 ルーブル-29☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
294。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-33 ルーブル-30☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
295。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-34 ルーブル-31☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
296。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-35 ルーブル-32☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
297。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-36 ルーブル-33☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
298。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-37 ルーブル-34☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
299。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-38 ルーブル-35☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
-
300。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-39 ルーブル-36☆.。.:*
2025/05/02~
パリ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ オランダ,チェコ,フランス,ドバイ周遊34日の旅-10
0
34