2023/07/09 - 2023/07/10
2位(同エリア146件中)
万歩計さん
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7月9日(日)10日(月)~晴れ、曇り
・一旦ホテルにチェックインしてウエストエンドを歩いた。この一帯はグラスゴー大学を中心とした文教地区で、広大な公園には大学キャンパスの他に多くの博物館が点在している。折から卒業式の時期で、伝統の黒マントを羽織った学生たちが写真を撮りあっていた。
・就寝前にオンラインでSIMロック手続きし、朝起きたら海外SIMが使えるようになって一安心(但しメールトラブルはそのまま)。これで街歩きが楽になった。2日目はグラスゴー市庁舎からグラスゴー大聖堂方面を歩いた。大聖堂の裏の高台から見るグラスゴーの街は緑の中にある。グラスゴーはゲール語で「緑の谷」を意味する。
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【旅程】
7/08(土)関空→仁川経由→機中(泊)
★7/09(日)→アムステルダム経由→グラスゴー(泊)
★7/10(月)グラスゴー→西ハイランド線→オーバン(泊)
7/11(火)オーバン発3島巡りツアー(マル島、スタッファ島、アイオーナ島)→オーバン(泊)
7/12(水)オーバン→西ハイランド線→ラノック湿原→フォートウィリアム(泊)
7/13(木)フォートウィリアム→グレンコー(泊)
7/14(金)グレンコー→スカイ島(ポートリー、フェアリープール)→スカイ島(泊)
7/15(土)スカイ島(オールドマン・オブ・ストー、キルトロック)→カイル・オブ・ロハルシュ→カイル・オブ・ロハルシュ線→インバネス(泊)
7/16(日)インバネス発ツアー①北西ハイランド地方→インバネス(泊)
7/17(月)インバネス発ツアー②西ハイランド地方→インバネス(泊)
7/18(火)インバネス→ハイランド線→ピトロッホリー(泊)
7/19(水)ブレア・アソール→ピトロッホリー(泊)
7/20(木)ピトロッホリー→エジンバラ旧市街→エジンバラ(泊)
7/21(金)エジンバラ発ツアー①ファイフ地方→エジンバラ(泊)
7/22(土)エジンバラ新市街→ホリルード公園→エジンバラ(泊)
7/23(日)エジンバラ発ツアー②ハイランド地方→エジンバラ(泊)
7/24(月)エジンバラ→アムステルダム経由→パリ(泊)
7/25(火)パリ→プロヴァン→フォンテーヌブロー(泊)
7/26(水)フォンテーヌブロー→バルビゾン→モレ・シュル・ロワン→フォンテーヌブロー(泊)
7/27(木)フォンテーヌブロー→パリ→機中(泊)
7/28(金)→ハノイ→ハノイ発ツアー①ハロン湾クルーズ→ハノイ→機中(泊)
7/29(土)→関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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16:45 ホテルに荷物を置いて付近の散策へ。この辺りはウェストエンドと呼ばれる文教地区で、ケルヴィングローブ公園の正門はホテルからすぐ。
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「世界ふれあい街歩き」にも登場した広いケルヴィングローブ公園を歩いていくと、
ケルヴィングローブ・パーク 広場・公園
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ケルヴィングローブ美術館&博物館。1902年に建てられた建物は、グラスゴーで最も美しい建造物と言われています。
ケルヴィングローブ美術館 & 博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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赤砂岩を使ったスペインバロック建築。
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建設費には1888年に開催された万国博覧会の収益金があてられたそうです。
当時は万博で収益が上がったらしいが、再来年の大阪万博は大赤字が予測される。万博はもう時代に合わなくなってるのでは? -
ぐるっと回って道路側から見た正面ファザード。
ケルヴィングローブ美術館 & 博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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3階吹き抜けの広々としたセンターホール。入場無料です。
ケルヴィングローブ美術館 & 博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
ギリシャ神殿を思わせる内装。
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野生動物のはく製や毛皮、骨格の標本コーナー。
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肉食恐竜の骨格標本。
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天井から吊られた第二次世界大戦時の英国戦闘機スピットファイヤー
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古代エジプト美術品
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昔の女性衣装、と展示内容は多彩。
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2階へ。モザイクタイルの床が美しい。
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2階廊下から吹き抜けを見ると天井から吊られた無数の人の顔
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いろんな表情をしていて面白い
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ここはスコットランドの歴史や、
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民俗のコーナー。伝統のタータンチェック。
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ハイランドの風景画。他にも印象派の絵が多数展示されていました。
ここの収蔵品はイギリス内で大英博物館に次ぐそうです。
展示内容に興味のある方は、4トラベラーpedaruさんの旅行記が充実してます。
https://4travel.jp/travelogue/11028347 -
ケルヴィングローブ美術館&博物館を出て、公園内を流れるケルヴィン川を渡ると、
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北側一帯はグラスゴー大学の広大なキャンパス。
グラスゴー大学 建造物
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この辺りは新しい校舎が並んでいます。
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グラスゴー大学は現在人文学、理工学など4カレッジを有し学生数は2.6万人。
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公園や博物館の名前にもなっているケルヴィンは、ケルヴィン卿ウィリアム・トムソンにちなんで付けられています。彼はグラスゴー大学出身で教授も務めた物理学者で、絶対温度ケルヴィンの提唱者です。
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イチオシ
グラスゴー大学の顔ともいえる大学本館が見えてきました。
グラスゴー大学 建造物
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グラスゴー大学は1451年に設立され、イギリスでは4番目に古い歴史を持ちます。世界大学ランキングのベスト100以内に常にランクインされる名門校です。
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卒業式の前後なのか、黒マントで記念撮影をする学生がいました。
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本館の中庭に入ると、
グラスゴー大学 建造物
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重厚なゴシック様式の建物が四方を囲んでいます。
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グラスゴー大学の出身者には「国富論」のアダム・スミス、発明家ジェームズ・ワット、東大工学部の前身工部大学校の設立にかかわったヘンリー・ダイヤー等。
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日本人では「タカジャスターゼ」を発見した薬学者の高峰譲吉、日本ウィスキーの父「マッサン」こと竹鶴政孝がこの大学で学んでいます。
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本館1階の一部はアーチが支える空間になっていて、よく音が響くそうです。
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「世界ふれあい街歩き」では女性がここでバイオリンを弾いていました。
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キルトで決めた新郎と白いウェディングドレスの新婦。イギリスでも結婚式の「前撮り」をするのだろうか。
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工学部のあるJames Watt Building。
工学部は1840年に英国で最初に設置され、産業革命で大きな役割を果たしました。 -
歴史ある大学だけにキャンパス内には博物館等の付属施設が幾つもあります 。
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ハンタリアン博物館。恐竜の化石やローマ時代の遺跡の他に、人体の不思議に迫る展示もあるそうです。
ハンテリアン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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道路を挟んでハンタリアン美術館。目玉はマッキントッシュの自宅のインテリアが再現されたマッキントッシュハウス。
ハンテリアン・アート・ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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開館時間を過ぎて入館できず。残念!
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19:20 散策を終えホテル近くのレストランで夕食。
マザー インディア インド料理
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スパイスのきいた本場のインドカレー。
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部屋に戻ってSIMロック解除の手続きをして就寝。機内で眠れなかったので丸2日近く眠っていません。
ザ サンディフォード ロッジ ホテル
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翌朝、SIMロックが解除されていて、現地SIMが正常に起動したので一安心。
しかしメールは依然不通のまま。ネットを見ながら自分で再設定しようかと思いましたが、下手に触って他の機能まで使えなくなると困るのでそのままにしました。 -
道を挟んで同じ経営の小さなホテルがあり、朝食はここのレストランを利用します。
ザ サンディフォード ロッジ ホテル
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フルスコティッシュ・ブレックファーストを注文。
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イングリッシュ・ブレックファーストとの違いは、黒いブラックプディングの下にあるハギス。
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ハギス (haggis) は羊の内臓のミンチにオート麦、たまねぎを加え、羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランド人のソウルフード。
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完食しましたが、ハギスの癖のある味と脂濃さには抵抗がありました。以後はほどほどに。
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8:30 ホテルを出て徒歩で中心街へ。
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途中、道路に面したビルの狭い隙間に建つウィロー・ティールームズ。
ウィロー ティールーム カフェ
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建築家マッキントッシュによってデザインされ1903年10月にオープンした、グラスゴーで最も有名なティールームです。
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チャールズ・レニー・マッキントッシュは1868年生まれのスコットランドの建築家、デザイナー、画家。スコットランドにおけるアール・ヌーヴォーの提唱者の一人です。しかし生前に建築家としての名声が得られず、彼の業績が再評価されたのは没後20年経った頃からです。
天才はえてしてこんな不遇な例が多い。 -
彼はイギリスの伝統的な重厚建築に、ガラスを障子のように張り巡らせる様式を取り入れました。
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昨日グラスゴー・スクール・オブ・アートを見れなかったので、開店前ですが入口からガラス越しに覗きます。
彼は建物だけでなく、インテリア、家具、ナイフ・スプーン類、メニューからウェイトレスの制服までデザインしたそうです。ウィロー ティールーム カフェ
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ブキャナン通りを越えて、
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再度ジョージスクエアに来ました。昨日見れなかった市庁舎の内部を見るためです。
グラスゴー市役所 建造物
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1888年建築のルネッサンス様式。まず外からじっくり観察します。
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正面ファザードには豪華な柱や彫刻。
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重厚な扉を押して館内へ。
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エントランスホール。ブラウン中心の色彩で多くの円柱が立っています。
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係の方に聞いたら、一定範囲なら自由に見学でき写真もOKとのこと。以下の写真は見学可能な場所です。
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見上げると美しいモザイク模様の天井。
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床にもモザイクタイル。
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豪華な内装は産業革命で潤ったグラスゴーの隆盛を象徴しています。
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イチオシ
煌びやかな白の大理石と金箔の階段は、エルミタージュ美術館の「大使の間」を見るよう。
グラスゴー市役所 建造物
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この部分の天井はロココ調。シャンデリアが映えます。
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イチオシ
一方こちらの部屋はぐっと落ち着いたインテリア。
グラスゴー市役所 建造物
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木をふんだんに使い、色も木目調。
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円形が多用されています。いや、素晴らしい。
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市庁舎出口からジョージスクエアを見て、
ジョージア スクエア 広場・公園
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グラスゴー大聖堂を目指して東へ。この先はイーストエンドと呼ばれる地区です。
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ストラスクライド大学は1796年設立の理学、工学中心の大学。
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建物の壁のペインティングから、自由な校風が想像されます。
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ストラスクライド大学の先がグラスゴー大聖堂。中世の宗教改革による破壊を免れた数少ないスコットランド国教会の大聖堂です
グラスゴー大聖堂 寺院・教会
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グラスゴー大聖堂の創建は12世紀末。以後増改築が繰り返され、15世紀に現在の形になっています。
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中央の塔の部分は修復工事中。
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イチオシ
内に入ると荘厳さに感動。
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主祭壇
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側廊
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大聖堂に隣接した「聖マンゴー宗教博物館」。6世紀に生まれた聖マンゴー(Saint Mungo)は、グラスゴーの街と大聖堂の礎を築いたグラスゴーの守護聖人です。
聖マンゴー宗教博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここにはキリスト教だけでなく、世界各地の宗教や民俗資料が展示されています。
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「踊るシバ神」のブロンズ。
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仏教
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キリスト教
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ヒンズー教
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イスラム教
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ユダヤ教
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シーク教
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聖マンゴー宗教博物館の2階窓から、大聖堂と背後の丘に広がる墓地が見えます。
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気になるので丘の上の墓地に行ってみました。
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ネクロポリスと呼ばれる墓地
ネクロポリス 散歩・街歩き
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ここから見下ろす大聖堂とグラスゴーの街。グラスゴーはゲール語で「緑の谷」を意味します。
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ブロバンド領主館は修復中。1471年建築のグラスゴー最古の館で、当時の家屋の形を知ることのできる貴重な建物です。
プロバンド領主館 建造物
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これでグラスゴーの街歩きは終わり。ストラスクライド大学の建物が並ぶ通りをクィーンストリート駅へ。
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途中でもう一度セントラル駅が見たくてちょっと寄り道。
グラスゴー セントラル駅 駅
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何度見てもほれぼれする立派さ。
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駅中ピアノを弾く女性。なかなか上手でした。
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12:10 クィーンストリート駅に到着
グラスゴー クィーン ストリート駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- 赤毛のアンさん 2024/04/12 14:22:56
- 素晴らしい旅!
- 万歩計さん こんにちは。
お久し振りです。
ついに、海外旅行、イギリスに行かれたのですね!スコットランドの旅、スケジュールを拝見しただけでスケールの大きな壮大な旅だと言うのがわかります。私も2019年にグラスゴーに行きましたが、万歩計さんの旅行記を拝見してから行きたかったなと思いました。
グラスゴーはこの旅行の中でも特に気に入った街でしたが、あまり見て回れず万歩計さんの旅行記で楽しませていただきました。
スコットランドの島々や特有の文化がありそうな地域や街、これからの万歩計さんの旅行記が楽しみです。
もう私は、行けないと思うので。
なんだか悲しくなりますが、仕方ないですね。
赤毛のアン
- 万歩計さん からの返信 2024/04/12 22:16:18
- Re: 素晴らしい旅!
- 赤毛のアンさん、こんばんわ。
いつも見て頂き、コメントまでありがとうございます。
特典航空券を使ったためグラスゴー/IN、パリ/OUT、更にベトナム経由と言うことでこんなスケジュールになってしまいました。
「まとめ」にも書いた通り、諸般の事情を考慮するとこれが最後の海外旅行になりそうです。
赤毛のアンさんの旅行記を拝見していると、「欧州鉄道の旅」がしばしば登場しますね。私もこの番組のファンで、旅行計画の時点で大いに参考にします。今回の旅でも西ハイランド線、カイル・オブ・ロハルシュ線、ハイランド線に乗りました。番組で紹介された場所も可能な範囲で訪れました。旅行記の中でコメントを入れてます。
グラスゴーは序の口、ここからが本格的なハイランドの秘境旅です。引き続き読んでいただけると嬉しいです。
万歩計
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