2023/07/11 - 2023/07/11
22位(同エリア648件中)
万歩計さん
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7月11日(火)晴れ
・マル島からスタッファ島へは小さなボートで30分。高速で水面を滑るように走るため、揺れと波しぶきで船酔いしそうになった。スタッファ島では最初にボートから島を眺める。スピーカーから流れるのはメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」。次は上陸して洞窟と島の上を歩いた。スタッファ島は六角柱の柱状節理で出来た無人島で、フィンガルの洞窟は小さな柱状節理の洞窟に碧い水がとても静か。もう少し荒天ならンデルスゾーンのように、打ち寄せる波と風の音を聞けたかもしれない。
・次のアイオーナ島では3時間のフリータイム。ここの見どころはアイオーナアビー。スコットランドにおける最初のキリスト教の中心地で聖地になっているらしいが見学は30分で十分。後は付近をブラブラしながら過ごした。天気が回復して海の碧さが印象的だった。
夕方オーバンに戻り念願のシーフードプレートを白ワインで。£33(6,000円)はこの旅一番の贅沢だった。
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【旅程】
7/08(土)関空→仁川経由→機中(泊)
7/09(日)→アムステルダム経由→グラスゴー(泊)
7/10(月)グラスゴー→西ハイランド線→オーバン(泊)
★7/11(火)オーバン発3島巡りツアー(マル島、スタッファ島、アイオーナ島)→オーバン(泊)
7/12(水)オーバン→西ハイランド線→ラノック湿原→フォートウィリアム(泊)
7/13(木)フォートウィリアム→グレンコー(泊)
7/14(金)グレンコー→スカイ島(ポートリー、フェアリープール)→スカイ島(泊)
7/15(土)スカイ島(オールドマン・オブ・ストー、キルトロック)→カイル・オブ・ロハルシュ→カイル・オブ・ロハルシュ線→インバネス(泊)
7/16(日)インバネス発ツアー①北西ハイランド地方→インバネス(泊)
7/17(月)インバネス発ツアー②西ハイランド地方→インバネス(泊)
7/18(火)インバネス→ハイランド線→ピトロッホリー(泊)
7/19(水)ブレア・アソール→ピトロッホリー(泊)
7/20(木)ピトロッホリー→エジンバラ旧市街→エジンバラ(泊)
7/21(金)エジンバラ発ツアー①ファイフ地方→エジンバラ(泊)
7/22(土)エジンバラ新市街→ホリルード公園→エジンバラ(泊)
7/23(日)エジンバラ発ツアー②ハイランド地方→エジンバラ(泊)
7/24(月)エジンバラ→アムステルダム経由→パリ(泊)
7/25(火)パリ→プロヴァン→フォンテーヌブロー(泊)
7/26(水)フォンテーヌブロー→バルビゾン→モレ・シュル・ロワン→フォンテーヌブロー(泊)
7/27(木)フォンテーヌブロー→パリ→機中(泊)
7/28(金)→ハノイ→ハノイ発ツアー①ハロン湾クルーズ→ハノイ→機中(泊)
7/29(土)→関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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10:02 マル島の南西端の岬フィオンフォートでバスを下車。ここもクレイグニュア同様、フェリー岸壁以外は10軒程度の建物と駐車場があるだけ。
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海の向こうに見えるのは最後に行くアイオーナ島で、そこに行くフェリーが接岸中。
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我々はこの小さなボートで先にスタッファ島に向かいます。
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ツアー客が多く3隻のボートに分乗。
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アイオーナ島へのフェリーが出発していきます。
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イチオシ
こちらも1隻目のボートがスタート。
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万歩計が乗る2隻目もスタート。
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アイオーナー島を左に見ながら、北へ15kmのスタッファ島を目指します。
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ぐんぐん離れるマル島。
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小さなボートは海面を滑るように走り、波飛沫が飛びます。
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天気がすっかり回復。
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ツアースタッフが何か説明しています。見るとイルカの群れでした。
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ツアースタッフのシャツの背中に描かれている鳥はパフィン。スコットランド西海岸に多く生息する可愛らしい鳥で赤いくちばしが印象的。3島巡りの他にイルカやパフィン等の野生動物を観察するツアーもあります。
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海面には岩礁や、小さな無人島があちこちに。
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デッキの2階に上りましたが、
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揺れること、揺れること。
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写真を一枚撮っただけで、
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下りてきました。
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船酔いしそうなのでよろめきながら狭いキャビンへ避難。
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キャビンの窓に波がバシャバシャかかります。
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出航から30分。行く手に目的のスタッファ島が見えてきました。
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今いる場所はここ。
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ボートは速度を落としながら、ゆっくり島に近づきます。六角柱の玄武岩に柱状節理がはっきり見えます。
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ボートのスピーカーからメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」が流れてきました。
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イチオシ
若きメンデルスゾーンは1830年にスコットランドを旅し、スタッファ島も訪れています。その時島にあるフィンガルの洞窟の中で、打ち寄せる波と風の音に着想を得て名曲「フィンガルの洞窟」を書きました。
フィンガルの洞窟はこんな曲→ https://www.youtube.com/watch?v=zyZ5cHUaiBI -
これがフィンガルの洞窟。上陸して実際に入ってみます。
フィンガルの洞窟 洞穴・鍾乳洞
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フィンガルの洞窟に向かう海岸通路の部分
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少し離れた場所から眺めた後、
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小さな船着き場へ。
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10:54 上陸。ここで1時間のフリータイム。
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石の階段を上って、
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手摺の付いた海岸を歩いてフィンガルの洞窟へ。危険な個所はありません。
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足元の石は六角柱
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目を移すと海は抜群の透明度。
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進んでは、
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振り返り。
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イチオシ
狭い場所では譲り合い。
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フィンガルの洞窟の入口に到着。
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洞窟内の通路は人ひとりが通れる程度。
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イチオシ
ここが洞窟の最奥。洞窟の高さ8m、幅4mといったところか。
フィンガルの洞窟 洞穴・鍾乳洞
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鍾乳洞の内部のような天井と壁の柱
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青く澄んだ水
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ここでメンデルスゾーンのように、打ち寄せる波と風の音を聞きたかったのですが、
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後が待っているので写真を撮って直ぐ外へ。
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外に出ると青い海と水平線。天気も申し分なし。
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イチオシ
来た道を戻り、
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島の上に行くと六角柱のモニュメント。
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スタッファ島はかっては個人の所有だったものが、ナショナルトラストに寄贈されたようです。
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スタッファ島は無人島で、上は平らな丘陵になっています。
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あちこちから絶景が望めます。
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洞窟に行く道の横にあった岩礁。
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ズームアップすると六角柱の集合がよく見えます。
この柱状節理は、北アイルランドにある世界遺産ジャイアント・コーズウェイと同じ。ケルト人が「巨人が通った道」と呼んだそうです。 -
なんか絵になる。
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足元に咲き始めたヒース
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次々にやってくるボートのために、我々のボートは沖で待機中。
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時間になりボートが迎えに来ました。
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スタッファ島は期待に十分応えてくれました。
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イチオシ
12:32 スタッファ島から30分で次の目的地、アイオーナ島に到着。ここで3時間弱のフリータイム。
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イチオシ
アイオーナ島はマル島の西にチョコンと浮かぶ小島で、人口はたった170人。
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にもかかわらず観光客が押し寄せるのは、ここがスコットランドにおける最初のキリスト教の中心地であったためです。
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これは1203年に開設されたアイオナ女子修道院跡。
アイオナ ナナリー 寺院・教会
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16世紀の宗教改革で、他のカトリック教会と同様に破壊されました。
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気持ちがいいのでここでランチ。
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スーパーで仕入れた食材で豪華?なサンドイッチ。
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最大の見どころは、この先にあるアイオーナアビーです。
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聖コロンバ St.Colomba がこの地に僧院を建てたのは西暦563年。彼はここを中心に布教活動を続け、やがてキリスト教はスコットランド全土に広まっていきました。
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修道院が最も栄えたのは6世紀。しかしその後は度々バイキングの略奪に遭いました。ダブリンにある最も美しい聖書の写本「ケルズの書」は、8世紀にここで作成されたとされています。
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13世紀にはベネディクト派の修道院になり、16世紀の宗教改革以降は廃墟になっていました。現在の形に再建されたのは1910年。
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本堂の前にそびえるケルト系キリスト教のハイクロス。これはレプリカで実物は敷地内の博物館にありました。
アイオナ修道院 寺院・教会
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回廊と中庭。復元された建物の殆どは13世紀のベネディクト修道院時代のもの。
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回廊に並ぶ石板
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回廊を支えるアーチの柱
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礼拝堂内部
アイオナ修道院 寺院・教会
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聖コロンバのステンドグラス
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裏庭に出ると、海の直ぐ向こうにマル島が見えます。
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裏庭から見たアビー
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聖コロンバはアイルランド王族の地を引く人物ですが、信仰上の争いから迫害を受け12人の同士とともにこの島に逃れてきました。
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付属博物館
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ここに創建当時のハイクロスが展示されていました。
アイオナ修道院 寺院・教会
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見学を終え、港近くでぼんやりしながら帰りのフェリーを待ちます。
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イチオシ
真っ青な海。島民は漁業と観光で生計を立てているようです。
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岸壁で泳ぐ子供たち。
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15:15 アイオーナ島を後にして、
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フィオンフォートに到着すると、バグパイプを吹くパフォーマーのお出迎え。
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バスでクレイグニュアに戻ります。
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イチオシ
行きの鉛色の空の下と全く感じが違う。
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同じ場所で異なった表情を見れたのはラッキーでした。
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クレイグニュアからフェリーでオーバンへ。
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イチオシ
18:20 オーバンに戻ってきました。
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フェリーを下りてシーフードレストランEE-USKへ直行。
EE-USK シーフード
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横には大きなピザ店がありますが、こちらはガラガラ。
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今日も盛況でしたが何とかテーブルを確保。
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シーフードプレートと白ワインで£33(6,000円)はこの旅一番の御馳走。
EE-USK シーフード
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今日はお腹が空いているのでもう一軒。
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大きなスコティッシュサーモンのグリル。疲れと満腹で町の残り半分を歩く気になれず、宿の戻って早々にベッドイン。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ryujiさん 2024/05/11 11:28:07
- 素敵な旅行記です、フィンガルの洞窟を楽しく拝見です♡
- はじめまして、万歩計さま。
タイトルの旅行記を見せてもらいましたよ。 絶好の天候に恵まれて、美しい景観に心を奪われた小生です。
メンデレスゾーンの「フィンガルの洞窟」をよく知っております。(ヴァイオリン協奏曲ホ短調&真夏の夜の夢と共に) タララ・ラ~ラを繰り返す旋律、絶えず波が打ち
寄せる感じが小生は大好きです。 これは余談ですが、以前にpedaruジイさんの旅行記を見てコメントをした記憶があります。(pedaruジイさん何んて、ここだけですよ) 小生も、オン年70ウン歳のジイさんです。 とてもスタッファ島やらへは行けそうもありません。 あの世で旅行を計画したいものです。
万歩計さん、素敵な旅行記をありがとうございます。
ryuji
- 万歩計さん からの返信 2024/05/11 11:56:36
- Re: 素敵な旅行記です、フィンガルの洞窟を楽しく拝見です♡
- ryuji さま、はじめまして。コメント頂きありがとうございます。
私もオン年70ウン歳のジイさんです(笑)。最初のまとめに書いたように、これが最後の海外旅行になるとの覚悟で22日間の大旅行を敢行しました。自然と旅行記にも熱が入ります。私もpedaruさんの旅行記を興味深く拝見し、
スコットランドは自然という縦糸と、伝統という横糸で織られた(TV旅行番組のナレーションの受け売りです(;^_^A))素晴らしい国でした。独立を求めイングランドと戦い続けた歴史に興味があり、特にチャールズ皇子率いるジャコバイト軍が滅びる過程は平家物語の「滅びの美学」を見るようでした。
これからだんだん北に行き人口は希薄、自然は荘厳になります。これからも見て頂ければ幸甚です。
万歩計
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