2023/07/19 - 2023/07/19
6位(同エリア56件中)
くわさん
この旅行記スケジュールを元に
襟裳岬を見た後は十勝方面に移動します。
今日の宿泊地は十勝の太平洋海岸沿いの長節湖あたりを目指します。
長節湖、たしか40年以上も前に北海道旅行をした時もキャンプをしたことがあるのですがほとんど記憶がありません。唯一の記憶は、十勝平野、一応「平野」と名付けられていますが、小さなアップダウンが多く、また国道といえども未舗装路が多く、しかしなぜか部分的に舗装されているという自転車にとってはとても走りづらいというものでした。今はどんなになっているのでしょうか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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襟裳岬の駐車場を出て草原の道路を走ります。
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草しか生えていませんが国有林らしいです。
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谷の向こうには太平洋に伸びる岩礁が見えます。
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自衛隊の基地がありました。
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草原地帯を抜け森林地帯へ。
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この林は植樹されたもの。地元の人が昆布を根付かせるため塩害に苦しみながら植樹が成功した話はNHKのプロジェクトXに紹介されていました。その方の顔のしわの深さが苦労を物語っていたのが印象的でした。
えりも海岸 自然・景勝地
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そんな林が続いた後は・・・
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また草原。
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左が襟裳岬。
百人浜 自然・景勝地
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ここでも昆布漁。水が冷たそう。
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11:45、襟裳岬から十勝方面には食堂やコンビニはなく、唯一見つけたみさき食堂でお昼に。
この先も食堂、コンビニはなく、ここに立ち寄って本当に良かった。 -
おばあさん一人でやられている食堂。この辺りで唯一の食堂のためか入店時作業員らしき人4人組の方がおられました。
豚丼が名物と書かれていたのですが既に売り切れ。ラーメンを食べます。スープが体にしみわたりました。 -
チャーシューも分厚くてうまかった。
出るときまた別のお客さんが入店。流行っているようです。写真を見ているともう一度食べたくなってきます。
食堂の前は港、隣は庶野生活感という公民館っぽい建物。 -
庶野を過ぎると黄金道路へ。
望洋台(えりも町) 自然・景勝地
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このような断崖絶壁が延々と続きます。
こりゃコンビニもないはずだわ。 -
断崖の下はトンネル。こちらは現役のトンネル。この後走ります。
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そしてこちらが昔のトンネル。いまは車は入れなさそうでした。
昔自転車で来たときはこのトンネルを走ったような。 -
山の低いところまで霧がかかっていて、トンネル内も雨が降っていないのにびしょびしょでした。
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トンネルの説明。北海道一長いトンネルなんだそう。全長約5Km。そういえば長かったですね。
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1978年に同じところで撮った写真。崖の険しさは変わりません。
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さて、黄金道路を無事通過しやってきたのは広尾町。13:25、ナビで検索してやってきたのはスーパー・フクハラ。この地区のチェーンスーパーのようでほかの街にも何件かありました。
ここで今日のキャンプの食材を買います。 -
ここの着いたとき、微妙に霧雨のような霧のようなものが降っていたので今日のキャンプはどうしようかと迷ったのですが、結局キャンプに決定。今夜はシーフードBBQです。
旅行記を編集しているときわかったのですが、ここがかつての国鉄広尾駅の跡地なんですね、どおりで広いはずです。 -
目的地は40年以上も前にもキャンプをした長節湖キャンプ場。十勝の原野を走ります。
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すると突然スペースシャトル。
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北海道スペースポートというのがあるそうです。
全然下調べもしていなかったのですが、時間があったので行ってみることにします。 -
40年以上も前はこの辺りの道は国道でも未舗装でした。ただ、なぜか部分的に道の途中が50メートルほど舗装されていたりして。
交差点でも何でもない途中を、なぜ舗装されているのか、計画性も何もなく気まぐれで舗装したようにしか思えませんでした。 -
ナビの情報は古くこの施設の情報は載っていないので標識に従って進むと・・・
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急に大きな建物が見えてきました。
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大樹町宇宙交流センターSORA。
多目的航空公園 公園・植物園
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このときまだこの施設がなんなのか理解できていません。
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宇宙関連の博物館か???
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施設の説明。JAXAの施設もあり、公的なもののよう。気球でも飛ばして観測しているのか??
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格納庫っぽいのや・・・
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倉庫っぽいの。
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とりあえず中に入ってみましょう。団体さんも来られました。
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館内にはロケットの模型など。
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館内にはロケットの模型が展示されています。
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実物大の大きさなのでしょうか。
スタッフによると大企業に勤めていた高学歴の人が宇宙への夢を捨てきれず会社を辞め、家族の反対を押し切ってここにやってきた人が、多数いるとのこと。 -
大樹町も街を上げて応援しているとのことでした。
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この気球、実際膨らむ様子がわかります。
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こういう予想していないことに巡り合えるから旅はやめられません。
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広大な牧草地が広がる十勝平野。雲が低く立ち込めています。
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牧場。
日高は馬ばかりでしたが、十勝は牛ばかり。
茶色い牛からはコーヒー牛乳が出てくるって知ってました? -
道を走っていると「ナウマン象の発掘跡」との案内板があったので行ってみます。
ナウマン象発掘の地 名所・史跡
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林の中に象の牙のモニュメントと・・・
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化石の発掘状況。
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象の足跡なんかもあります。
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これがナウマン象発掘の碑。ちなみにこの付近もご多分に漏れずヒグマの生息地なので要注意です。
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15:00、やってきたのは長節湖近くのホロカヤントウ。「トウ」というのはアイヌ語で「沼」のこと。
冬になればワカサギが釣れるそうです。夏は休漁中。 -
ホロカヤントウはこの奥。
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竪穴式住居が見えます。
4トラの十勝ホロカヤントー竪穴群の位置情報は間違っているので注意。二つ上の写真の位置が正しい。十勝ホロカヤントー竪穴群 名所・史跡
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千年前の竪穴式住居を復元したのだそう。
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こんな寒いところで。冬はめちゃくちゃ寒かったでしょうね。
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夏でも寒いのに。霧の向こうに太平洋が見えています。
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砂州が見えます。
左が太平洋、右がホロカヤントー。 -
ホロカヤントー。島が見えますね。
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なんか神秘的な湖でした。
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ここから海岸に降りられるようですが止めておきます。
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そして、写真にするとよくわかりませんが、この窪みは千年前の竪穴式住居跡。
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こんな窪みがこの辺りに10個はあったでしょうか。村があったのですね。何を食べて生活していたのか、ホロカヤントーのワカサギ?
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1978年の写真。夕焼けとこの枯れた木の根が印象的でした。
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ホロカヤントーから出てくると晩成温泉の標識。
晩成温泉 温泉
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ここには旅館がありここに泊まることができ・・・
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キャンプ場もありますが、もう少し先に進みましょう。
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で、やってきたのは長節湖。
長節湖 自然・景勝地
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地図には長節湖原生花園と書かれていますが、花はほとんど咲いていません。
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こちらは太平洋。
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枯れかかったハマナス。
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レンゲのような花。
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ここもさっき訪れたホロカヤントーと同様に砂州になっていて、湖と太平洋が接近しています。
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よく見るとアヤメが咲いていますね。
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1978年の写真。よく考えるとここは長節湖ではなく、隣の涌洞湖だったかも。
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1978年の写真。この時もあやめが咲いていました。
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ハマナスも。かなりセピア色。
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で、肝心のキャンプ場です。時刻は16時、もうここに決定しましょう。
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道の先端、行き止まりに駐車場があり、そこにこんな建物があります。
いんかるしー長節 cafe グルメ・レストラン
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「いんかるしー長節」と書かれていて、これだけではよくわかりませんが、ここでキャンプの受付をやっています。
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ここのキャンプ料金はテント持ち込みの場合、なんと「タダ」
タダですけど、申し込みが必要で住所氏名電話番号などを書きます。 -
駐車場は広々しています。
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キャンプ場にはバンガローがあり、そちらは有料。
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テントサイトは駐車場まわりならどこでもいい、とのことでしたが、湖沿いはやや傾斜があるのでパス。
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で、管理棟から離れていますが、この芝生エリアに決定。
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車もすぐ近くに停められ、オートキャンプ状態です。
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無事建設完了。
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もう手慣れたものです。
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お隣さんは車で一人旅のよう。
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ただ、問題はトイレ。トイレはこの管理棟の右の奥。
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このトーチカのような建物がトイレ。
照明がなく夜は真っ暗。一番困るのがトイレットペーパーがないこと。 -
このキャンプ場には水を出せるところは二カ所しかなく、管理棟とこのトイレの洗面所。管理棟は17時くらいには閉まってしまうので、それ以降はここが唯一給水できる場所。
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なんといってもつらいのがトイレットペーパーがないこと。
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トイレットペーパーは管理棟で売っていました。ただ、管理人は17時には帰ってしまい、夜は無人になってしまいます。
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こちらがバンガロー。
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こちらもバンガロー。この日はバンガロー宿泊組はいませんでした。
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結局この日の利用者は全部で5~6人だったでしょうか。
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さてさて、今夜の晩餐は・・・
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シーフードBBQ。ホッケにシャケに・・・
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トウモロコシ。鮭はアルミホイルを敷かないと網にくっついてしまいました。
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北海道に来たらヤッパリ、サッポロビール。
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最初はビールをぐびぐび飲んでいたのですが、寒くなり日本酒を熱燗で温まります。
本州は灼熱なのにこの違いは、やはり寒流のせいでしょうか。
続く・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- ほいみさん 2023/12/15 14:25:39
- SORA
- 何年か前、愛犬と十勝から黄金道路・襟裳岬・浦河町へと走ったのに、SORAは知りませんでした。
大樹町宇宙交流センターSORA・・・知ってたら絶対に行ってたのになぁ。
40年前の黄金海岸の写真も興味深いです・・・あそこを自転車!
鮭・ホッケ・トウモロコシ・・・北海道BBQ ですね!
ほいみ
- くわさん からの返信 2023/12/15 16:20:39
- Re: SORA
- ほいみさん、こんにちは。
SORA、私も全然知らなかったのですが、道路わきに立っていたスペースシャトルの模型を見てふらふらとたどり着きました。
ただ、たどり着いた後もここが何の施設かわからず、館内のビデオで堀江さんが写っているのを見て初めて理解した次第です。
40年前の黄金道路の写真、よく見ると今のトンネルと海よりのトンネルの間に当時のトンネルが写っているように思えます。今のトンネルは三代目なのかなとも思えます。
くわ
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