ニュー大新のご飯に大満足＆成田１T国内線はノーストレス【親子で東京往復記2023年8月編その３】

2023/08/28 - 2023/08/29

　築地の病院への通院を終え、その足で銚子へ。ちょっとレトロなホテルで、豪華な晩ごはん＆朝ごはんを楽しみました。
　帰路は成田からピーチを利用。１Tの国内線エリアは相変わらず空いていて、子連れでもノーストレスで帰ることができました。

エリア 銚子(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

　２日目の夕刻。育児をママにバトンタッチして、僕は一人、散歩へ出かけました。我が子を連れて来てもよかったけど、まだ残暑厳しい折。無理はさせられません。
　耕したてホヤホヤの茶色い畑、何を植えるんだろうか…。

　畑の中を、銚子電鉄の細いレールが貫きます。架線を支えるのは木製の電柱。いやはや、首都圏でこんな景色が見られるとは。

犬吠駅 駅

　海岸沿いの遊歩道を歩いてみました。打ち付けた波は、霧状になって街へと流れ込んでいきます。
　房総半島は比較的涼しいはずなのに、銚子入りした時から感じていた蒸し暑さの原因は、波だったか！

　白亜の犬吠埼灯台まで登って来ました。夕方５時を過ぎていて、見学はかなわず。
　周辺には土産屋や観光施設が集まっていたけど、閉まっていたり、廃業していたりする施設もちらほら。ブームが過ぎた観光地に見えました。

犬吠埼灯台 名所・史跡

　朝ドラ「澪つくし」の放送は1985年度。銚子が一躍脚光を浴びてから、もう４０年近くの時が流れました。
　そんな中で気を吐くのが、ナウいたたずまいの犬吠テラステラス。

犬吠テラステラスマーケット お土産屋・直売所・特産品

　人やモノ、コトが集まる、犬吠のテラスのような場を目指しているんだとか。

　１階には、クラフトビールの醸造元が！ 月曜日・火曜日が店休日で残念。タップ生、呑みたかったなぁ…
　２階の売店で買うことができたのは幸いでした。

銚子ビール犬吠醸造所 グルメ・レストラン

　その２階は、太平洋を眺めながらのんびりできるテラス。空調が効いていて、快適に くつろげます。

　ベンチはハンモック状になっていて、何組かのカップルがゴロゴロされちょりました。
　我が子も連れてきたら、喜んだだろうなぁ…こんな場所だと分かっていたら、タクシーを飛ばして来たのに。

　ホテルに戻れば、間もなく夕食の時間です。

ホテルニュー大新 宿・ホテル

　大人にはドリンク付きのプランだったので、銚子の地酒と、バヤリースを１本ずつ付けました。オプションで銚子ビールも飲めるみたい。
　結婚式場のような食事会場では、陽気な北欧系のウエイターさんが接客してくれました。わお、すごいボリューム！

　お刺身は船盛で登場。想像以上の夕ご飯で、すっかり満腹、満足できました。
　いい夏の思い出ができたね！

　８月とはいえもう夏休みシーズンも終盤で、今日の泊まりは３組だけ。やたら洗い場の広い大浴場も貸し切り状態で、我が子ものびのび楽しんでいました。

　露天風呂は温泉。海沿いらしく、塩っ気のきいた、さっぱりする湯です。

　湯上りのレモン水で、爽やかに喉を潤せました。

　今宵はほぼ満月。別のリゾートホテルから、投光器で海が照らされていたおかげもあって、夜ならではの海の眺望を楽しめました。
　３人それぞれの布団とベッドで、ゆっくりとお休みなさい…

　新しい朝が来た。銚子の朝は４時台には明けてしまいます。
　もう少しカーテンの遮光がしっかりしてもらえればとは思いますが、銚子名物の日の出を見てほしいのかも。

　朝ごはんもニッポンの正しい和食で、我が子も大満足。

　銚子駅９時５０分発のJRで成田空港へ向かうのに、接続する銚子電鉄の電車はありません。市内電車のような路線にも関わらず、運行本数はぐっと減らされています。
　平行して「ちばこうバス」が走っていたのは幸い、タクシーに頼らずに済みました。新型のノンステップバスで、ICカードも利用OK。

　銚子電鉄より現代的だけど、まぁ普通の路線バスです（笑）。犬吠埼へはバスの方が近く、観光目的ならうまく使い分けたいところ。
　電車からは見えない、銚子市のメインストリートを通ります「。中核都市として発展してきた証の、近代建築も見ることもできました。

　アーケード商店街には、懐かしい風情のマート。

　駅前でバスを下車。無電柱化された駅前通りは幅も広く、想像していたよりずっと立派な市街地に驚きました。
　マックまであり、若年層の流動がきちんとあることを示唆します。

　駅そのものも、今風のこざっぱりした駅舎に建て替わっていました。
　銚子は、日本初の修学旅行の到達地なんですね。鉄道もない時代の修学旅行は、今とまったく違ったスタイルだったろうと思います。

日本初の修学旅行到達の地 名所・史跡

　ベストポジションの１番線に待つ特急は、なんと１時間後の列車。その間、何本も発着する普通電車の乗客は、跨線橋で２・３番ホームへ渡らねばなりません。

銚子駅 駅

　帰路も鈍行列車の旅。ケチっているわけではなく、行程が特急の時間と合わないのです。

JR総武本線 乗り物

　ホーム突端のかわいい銚子電鉄の駅舎に別れを告げ、九州への帰路に就きます。

　電車はガラガラで、余裕でボックス席を確保できました。１列車に１２ボックスしかない特等席を確保できれば、子連れの旅もぐっとラクになります。
　木造駅舎を愛でつつ、１駅１駅、各駅停車の旅。

　「あっちがよかった」（笑）。
　特急が少ない分、普通電車を乗り通す乗客も多いです。６両もつないだ電車が満員になっていくのだから、さすが首都圏。

特急 しおさい 乗り物

　佐倉駅で成田線に乗り換えます。

佐倉駅 駅

　乗り換えた成田空港行きの快速電車は１５両編成。インバウンドのお客さんで満員でした。

エアポート成田 乗り物

　１１時４３分に、成田空港駅着。第一ターミナルの国内線に行き、ピーチのカウンターでチェックインしました。１ヶ月半前とまったく同じ時間で、まったく同じ混み具合。運賃だけは大きく違い、今回もセールながら、３人で１万円くらい高くなりました。
　搭乗待合室までの距離は短く、保安検査も数分待ちで済むのでラクラクです。

成田空港第1ターミナル 空港

　到着便の遅れに伴い、３５分ほど遅れての搭乗となりました。空いた時間を活かし、売店でカレーとおにぎりを買って、待合室でもぞもぞとランチタイムです。
　ANAとピーチ専用のターミナルなのでレストランは無理にしても、待合室にテーブル付の席があると助かるんだけどな。

　小腹が満たなかった分は搭乗後、水平飛行に移ってから機内食をモバイルオーダーしました。
　前回食べた奄美鶏飯が水っぽかったので、今回はチーズリゾットにしてみたところ、やぱり水っぽかったです（笑）。暖かいご飯にありつけるだけ、ありがたいですね。

　関東から近畿地方にかけては雲も少なく、安定した飛行だったのですが…

　中国地方から福岡にかけては、雲が多く、不意に揺れに襲われました。入道雲が湧きたてば、そりゃ気流も乱れるわけで。

　着陸時も雲の中を突っ切って下降。我が子は窓を見て「くも！くも！」とはしゃいでました。目線の高さに雲があることを、ちゃんと理解できているんだね。
　晴れ渡る福岡空港に到着。機体の小さいピーチゆえ、いつもなら14時50分着で手荷物を受け取っても、15時30分のバスに余裕で間に合うのですが…

福岡空港 空港

　35分延ではさすがに間に合わず、１時間後の16時30分のバスになりました。
　中途半端な時間なので、ひさびさに展望デッキのビアマルシェ「ソラガミエール」に行ってみたとろこ、あれ、雰囲気が変わってる。

福岡空港ビアマルシェ SORAGAMIAIR グルメ・レストラン

　福岡では有名な「麺ちゃんこ亭」に経営が変わったようです。麺ちゃんこは好きだけど、子ども向けメニューが消えてしまったのはショック。
　「先代」も当初は大人向けで、子ども用の椅子、食器、子どもカレー…といった具合に、行く度に子ども対応が充実してきたものです。まさか振り出しに戻してしまうとは。

　メロンフロートがあるのにアイスがないというのも謎で、お姉さんが機転を利かせて、ソーダとアイスを別皿で出してくれました。感謝！
　今の現状はファミリーからの失望が大きいはずで、どうかトップに声が届きますように。