2023/10/24 - 2023/10/24
617位(同エリア1010件中)
ちゃんさん
2023年、ついに開業した宇都宮の次世代型路面電車LRT「ライトラン」。その需要予測は平日12,800人、休日4,400人とされ、平日の通勤・通学需要への期待が大きいことが分かります。
そこで最も混雑する様子を見てみようと、泊まり先の宇都宮大学陽東キャンパスから、終点の芳賀・高根沢工業団地まで朝から往復してきました。
https://www.youtube.com/watch?v=dozty-MOdPo
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝6時前に起き出し、ヨメさんと我が子をホテルに残して一人電停へ。
宇都宮市民にとって、電車と並んで車を走らせる経験ははじめてのことで、交差点には通行方法の説明がなされていました。 -
宇都宮大学陽東キャンパスから先、LRTは道路をまたいで専用軌道に移るため、高架に上がります。その高架橋が、まあ立派なこと。
従来の「路面電車」であれば道路と平面交差させていたはずで、車・電車双方への影響は大きかったはずです。 -
「祝!LRT」。沿線の期待も高い!
-
軌道敷内で深夜に異常を見つけたら、市役所の警備員室へ…知らなきゃ、電車の会社に電話しちゃいそうなところ。
線路はすべて市道(芳賀町では町道)の扱いなので、道路の異常を市役所へ通報と考えれば自然です。 -
整理券発行機は電停に備えてあります。このおかげで現金乗車時でも、どのドアから乗ってもOKです。
欧州や台湾なら券売機も備えているところだけど、日本流LRTは交通系ICカードの利用を促しています。 -
朝6時10分発の始発電車を待ってると、周辺の住宅街から続々と通勤客が集まって来ました。
そして宇都宮駅からやって来た電車も、すでに満員! 早朝からの通勤と勤務、大変お疲れ様です。快進撃を続ける完全新線の次世代路面電車 by ちゃんさん宇都宮ライトレール 乗り物
-
運転席の後ろに立たざるをえず、自然な流れで「かぶりつき」(前からの展望)を楽しむことに。
高架の専用軌道を上がり、バイパス道路と分かれます。 -
次の停留所は、車両基地のある平石。
-
平石始発の列車もあり、駅方面の電車が待機していました。周辺の家は少ないので、車内で待つ人はほとんどいません。
来春以降は快速電車の運行が予定されていて、平石は快速が普通を追い越す駅になる予定。先取りしたような光景を見ることができました。 -
平石から先、新たな建物の建築が制限される「市街化調整区域」になります。車窓は昔ながらの集落と田園風景に。
再び電車は高架に上がって、一気に鬼怒川の上へ。 -
これまた路面電車として見れば、かつてない規模の土木構造物です。
大きな川が道路交通のボトルネックになっているのは、久留米と同様。川を渡る車通勤の人がLRTに移れば、渋滞解消の効果は大きいはず。 -
川を渡った先も、市街化調整区域の専用軌道が続きます。道路とは立体交差。
これだけ立派な線路なのに、最高速度が40km/hに抑えられているのは、なんとももどかしいところ。余力はタップリあるように見えます。 -
広島や富山だと専用軌道区間は「軌道」ではなく「鉄道」の扱いで、40km/hの縛りもないのですが、軌道・鉄道双方の免許を持つ人材を揃えるのも大変なんだとか。
宇都宮では国の特認を得て、「軌道」のまま70km/hへの向上を目指すそうで、よき前例になってほしいです。 -
電車は再び新たな建物が建築可能な「市街化区域」へ。独立した別々の「市街地」を結ぶのだから、市内電車だけではなく、都市間電車の役割も担います。
清原地区市民センター前には、バス・自家用車との大規模な乗り継ぎセンターが出来上がっていました。バスへの乗り換え距離は最小限。 -
清原工業団地から、新市街地の「ゆいの杜」にかけ降りる乗客もいましたが、多くが芳賀・高根沢工業団地まで乗り続けました。
まもなく朝7時、逆方向の電車も市街地へ向かう通勤・通学客で満員。双方向で混み合う電車でガッチリ! 稼げそう。 -
約35分で終点の芳賀・高根沢工業団地に到着。通勤客は、黙々と歩道橋へと上がって行きました。
横断歩道もあるのに、わざわざ階段を上るのはエライ。道路交通に支障しないよう、なるべく歩道橋を使うようにされているのかな。 -
ライトラインの電車は、折り返しの時間までしばし休憩です。
-
電停の前には、それはもう広大な本田技研の工場が広がっていました。駐車場は立体、しかも5層構造です。
-
そして工場敷地に入るための車だけで、渋滞が発生していました。
本田技研をはじめ、芳賀・高根沢工業団地で働く人は実に2万人以上。車の通勤ラッシュをさばくのが困難になり、手堅い需要を背景に、LRTが実現しました。 -
さすがに7時台に工業団地から駅に向かう人はほとんどおらず、折り返しの時間は、電車や電停を観察する絶好の機会。
-
電停のベンチは大谷石。シンボルカラーの黄色と黒は視認性もよくて、分かりやすいです。広告もオシャレですね。
-
電停の幅にゆとりがある上、全列車が低床電車なので、乗り降りしやすいです。
全ドア、しかも両側にICカードリーダーが付いていて、乗車口・降車口の違いがないのも便利。きちんとタッチするかは乗客の良心に委ねられ、日本式の信用乗車制度と言えそうです。 -
行き先に「各停」と表示されるのは、将来的に快速電車が登場する布石。
-
座席はクロスシートがメインで、座れさえすれば快適です。途中の電停からの乗車だと着席チャンスが少なく、そのうち「有料指定席」が登場したりして…
中づり広告がなく、デジタルサイネージがPRスペースになっているのは今風です。 -
現金乗車の人は、従来の「路面電車」と同様、運転士に運賃を払います。休日は現金利用の人が一定数いるらしく、それが遅延につながっているのも問題視されるところ。
ちなみに先ほど乗った電車では、この運賃箱の真後ろに立っていたのですが、終点までついに一度も人を避けることはありませんでした。 -
運転席の真後ろはこんな感じ。往路の電車では、座席「裏」の黒い部分に座る人が見られました。
-
折り返し電車は、僕一人を乗せて発車しました。ヨメさんと我が子が待つ、ホテルへと戻ります。
-
のんびりムードだったのも1駅間のみで、2駅目の芳賀町工業団地管理センター前では、はやくもほとんどの座席が埋まりました。
-
そして反対方向の電車の混雑度は、すれ違う度に増していきます。
2ヶ月前まで、ここには電車走ってなかったんですよね? いったい皆さん、今までどうされてたんですか? と1人1人問い詰めたいほど、すっかり日常の足になっていました。 -
新市街地「ゆいの杜」の道路沿いは、典型的な地方のロードサイド店舗が集積します。車がないと行きづらい郊外型大型店へ、気軽にアクセスできてうらやましい!
久留米の上津バイパスや東櫛原バイパスだとバスが1時間に1本しかなく、そもそもバス路線がないバイパス道路だってあまたあります。 -
そして地方都市だと、郊外のバイパス道路の裏手に、新興住宅地が開発されているのも「あるある」です。
バスや自家用車に頼らざるを得なかった住宅地からの通勤・通学も、ずいぶん便利になったんじゃないでしょうか。 -
手堅い工業団地への需要に応え収益も確保しつつ、他の通勤・通学需要も最大限取り込むべく熟考された路線です。
ゆいの杜西付近では、新たな道路橋の建設が進んでいました。路面電車とは違う、立派な施設のLRT! ではあるものの、4車線の道路橋に比べればささやかなものです。 -
清原工業団地では、豊かな街路樹のある道路と並走します。ヨーロッパのLRTみたい。
-
平石付近の「踏切」には、警備員さんが立っていました。正確にはLRTも道路の扱いなので「交差点」であり、遮断機を設けることはできません。
今の法律では踏切の新設は認められず、交差点として扱うしかないのは実情。でも付近には小学校もあり危険には変わりなく、遮断機を「特認」できないもんでしょうか。 -
平石を出ると、高架橋の背後に宿泊先が見えてきました。
-
宇都宮大学陽東キャンパスで降りると、多くの乗客が待っていました。こちらも商業地の背後には、住宅地が構えます。
全列車各駅停車、本数控えめの開業ダイヤでこれだけの乗客を獲得しているのだから、本気を出したらいかほどの賑わいになるのか。九州からまた、見に来ねば!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
親子で東京往復記2023
-
前の旅行記
平日夕方のライトラインに乗車&一気にアクセス向上のホテルデル・ソル【親子で東京往復記2023年10月編その4...
2023/10/23~
宇都宮
-
次の旅行記
家族みんなでLRT&新幹線3本乗り継ぎ6時間半の帰路【親子で東京往復記2023年10月編その6】
2023/10/24~
宇都宮
-
船乗りの宿!晴海のタワマン群を見上げながら泊まる【親子で東京往復記2023年1月編その1】
2023/01/29~
月島・勝どき
-
サフィール踊り子で20分のランチタイム&アタミロープウェイで大海原望むテラスへ【親子で東京往復記2023年1...
2023/01/30~
熱海
-
大野屋のローマ風呂でリラックス&川崎で京急望むランチタイム【親子で東京往復記2023年1月編その3】
2023/01/30~
熱海
-
さよなら おともdeマイル&「千葉とく旅キャンペーン」で子連れには神!なホテルにほぼタダ泊【親子で東京往復記...
2023/03/12~
浦安
-
便利な穴場の浅草駅ビル&映える すみだ水族館で金魚に夢中【親子で東京往復記2023年3月編その2】
2023/03/13~
浅草
-
京成高砂の「カフェプラたく」のドクターイエローでビールを冷やす!【親子で東京往復記2023年3月編その3】
2023/03/13~
新小岩・小岩
-
激安!スカイマーク&ピーチを早めの予約で東京往復【親子で東京往復記2023年4月編その1】
2023/04/16~
成田
-
ロマンスカー「ふじさん」に乗ってロマンスカーミュージアムへ【親子で東京往復記2023年4月編その2】
2023/04/17~
海老名・座間・綾瀬
-
ロマンスカーミュージアムのジオラマに熱視線&体験!相鉄東急直通線【親子で東京往復記2023年4月編その3】
2023/04/17~
新横浜
-
旅行需要急回復の今こそ佐賀空港最強説【親子で東京往復記2023年5月編その1】
2023/05/23~
佐賀市
-
水曜チャンス!月曜休館の地下鉄博物館&東武博物館を巡る【親子で東京往復記2023年5月編その2】
2023/05/24~
浅草
-
何番目かのふるさと・つくば市の追憶をカーシェアで巡る【親子で東京往復記2023年5月編その3】
2023/05/25~
つくば
-
はやまったキャンセルで予定外の名古屋泊まりに!名古屋コーチンを堪能【親子で東京往復記2023年7月編その1】
2023/07/09~
名古屋
-
新宿の隠れた名所NSビル&飯田橋のカナルカフェからオレンジと黄色の電車を観賞【親子で東京往復記2023年7月...
2023/07/10~
神楽坂・飯田橋
-
変わらぬ亀戸と変わった亀戸&「エアポート成田」で帰路へ【親子で東京往復記2023年7月編その3】
2023/07/10~
亀戸
-
「のぞみ」の車内販売を満喫&銚子まで鈍行の旅【親子で東京往復記2023年8月編その1】
2023/08/27~
千葉市
-
銚子電鉄は元祖クラファン!日本流の歴史的鉄道の残し方【親子で東京往復記2023年8月編その2】
2023/08/28~
銚子
-
ニュー大新のご飯に大満足&成田1T国内線はノーストレス【親子で東京往復記2023年8月編その3】
2023/08/28~
銚子
-
「のぞみ」5時間の旅&半蔵門から日本の中枢を眺める【親子で東京往復記2023年10月編その1】
2023/10/22~
霞ヶ関・永田町
-
あこがれのリバティに乗って浅草から宇都宮へ【親子で東京往復記2023年10月編その2】
2023/10/23~
浅草
-
八幡山公園で無限すべり台&山の中のテラスがあるカフェで一休み【親子で東京往復記2023年10月編その3】
2023/10/23~
宇都宮
-
平日夕方のライトラインに乗車&一気にアクセス向上のホテルデル・ソル【親子で東京往復記2023年10月編その4...
2023/10/23~
宇都宮
-
本領発揮!始発電車から満員の芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」【親子で東京往復記2023年10月編その5】
2023/10/24~
宇都宮
-
家族みんなでLRT&新幹線3本乗り継ぎ6時間半の帰路【親子で東京往復記2023年10月編その6】
2023/10/24~
宇都宮
-
子鉄2人と竹ノ塚・草加散歩&シンカンセンスゴイカタイアイスの入手に苦労の「のぞみ」【親子で東京往復記2023...
2023/12/24~
草加
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
宇都宮(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 親子で東京往復記2023
0
36