スイーツ列車とかＳＬとか（６）妙高市新井駅前で六十朝市。えちごトキめき鉄道＆ほくほく線で越後湯沢へ

2022/05/16 - 2022/05/16

色々あってしばらく旅にも出られない日々が続いていましたが、やっと旅に出ることができました。
今回は郡山からフルーティアふくしまに乗って車内でスイーツを楽しみ。
喜多方ラーメンを食べたり七日町通りを散策したり。
会津若松からはＳＬばんえつ物語で新津へ。
少し遠回りして北越急行ほくほく線やえちごトキめき鉄道の乗り鉄も楽しみます。

（その６）
新潟県妙高市にある新井駅に降り立って、駅前を歩いていたら偶然「六十朝市」が行われていました。
昼食のパンを買って新井駅から越後湯沢行きの電車に乗ります。
えちごトキめき鉄道ーＪＲ信越本線ー北越急行ほくほく線ーＪＲ上越線を直通する電車です。
ほくほく線は北陸新幹線開業前には越後湯沢から富山、金沢方面を結ぶ特急はくたかが運転されていた高速対応路線で、普通電車と言えどもローカル線らしからぬ高速で爽快に走り抜けます。
ガラガラの区間が大半でしたが、途中一部の区間では下校の高校生が大勢乗り込んできて活気がありました。

旅行日：2022年5月14日～5月16日
投稿日：2022年6月2日

エリア 六日町・浦佐(新潟)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月１６日、月曜日午前１０時前。
長岡からの特急しらゆき２号で降り立ったえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインの新井駅。
新井駅の鉄道むすめは美雪苗香さんて名前だって。

新井駅 駅

１時間に１～２本の電車。
新井駅折り返しもけっこうあるので直江津方面の方が本数が多い。

静かな新井駅前。
次の電車まで１時間以上あるので駅前を散策してみます。

駅からすぐの朝日町通り商店街に来てみるとさっきまでの静けさからは想像もつかなかったにぎわい。
通りの両側の雁木、ここが雪国であることをうかがわせます。

偶然ですが、この日は六十朝市（ろくとうあさいち）開催中。
江戸時代以前から行われていた六斎市だそうで、６と０の付く日に開催されるんだそうです。
近くの市神社にゆかりがあるそうです。

六十朝市 祭り・イベント

スーパー？の前にも地元の人がお店を開いていました。

焼きたてのパン屋さん発見。
ここでランチを買っていくことにしました。
この道をこの先少し進むと旧北国街道に交差します。

一本南側の通りも風情があります。

新井駅に戻って来ました。

新井駅 駅

上下列車が停まっていました。

せっかくなのでえちごトキめき鉄道へのささやかな応援を兼ねてグッズを購入。

鉄印帳もあったので思わず買っちゃいました。
カラフルでかわいらし。
実はこれが鉄印帳デビューです。まぁ気長に集められれば、と。

新潟地区では会社跨りで利用できる企画切符がいくつかあるみたいです。
上手く使うと楽しいかも。
利用者にとってはシームレスで乗れるのはありがたい！

１０時４１分。３番線に新井駅終点の電車がほくほく線の車両で入って来ました。

折り返し北越急行ほくほく線経由の越後湯沢行きになります。

２両の内うしろの車両は転換クロスシート

連結部

前の車両はボックスシートとロングシート。

乗り心地のいい２両目の転換クロスシートに陣取ります。

この列車は
新井→（えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン）→直江津→（ＪＲ信越本線）→犀潟→（北越急行ほくほく線）→六日町→（ＪＲ上越線）→越後湯沢
と複数の鉄道会社をまたがって走ります。
定刻１１時０３分に新井駅を出発。

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 乗り物

お隣　北新井駅

北新井駅 駅

北陸新幹線の高架が近づいてきました。

北陸新幹線 乗り物

上越妙高駅１１時１１分着。
右側は立派な新幹線の駅舎。
北陸新幹線との乗り換え客が少なからずあります。

上越妙高駅 駅

南高田駅
ホーム１面に１線のシンプルな駅

南高田駅 駅

高田駅１１時１８分着

高田駅 駅

春日山駅１１時２３分着

春日山駅 駅

駅のすぐ東側には上越市役所

直江津駅１１時２９分着。１１時３２分発
この駅では少し乗り降りがありました。

直江津駅 駅

直江津駅を出発すると構内に停車中のえちごトキめき鉄普通電車の後ろに元国鉄４５５系急行型電車。
柱が真ん中に入っちゃってうまく撮れなかった（泣。
オールドファンにとっては懐かし過ぎる車両。乗りに来たいなぁ

直江津駅からはＪＲ信越本線に入りました。
関川と支流の保倉川を続けて渡って。

JR信越本線 乗り物

黒井駅を通過

黒井駅 駅

犀潟駅（さいがたえき）１１時３９分

犀潟駅 駅

犀潟からは北越急行ほくほく線に入ります。
信越本線の線路を高架で跨ぎ越して右へ分かれていきます。

北越急行 (ほくほく線) 乗り物

緑の多い区間

地平に降りると田んぼ

くびき駅１１時４４分
下り普通電車と行き違い。
ヘッドマークに「２５ｔｈ」とあるのを見てそんなに歴史があったのか、とあらためて驚き！
北越急行は元々は国鉄時代に計画されたものですが、その後越後湯沢から北陸方面を結ぶ高速列車運転のために１９９７年に開業。
上越新幹線と接続の特急はくたかが富山、金沢方面を結んで運転されました。
２０１５年の北陸新幹線開業に伴って特急はくたかはその使命を終えて、高速のローカル鉄道として地域の足となっています。
乗ろうと思っていたけど機会に恵まれず今回やっと初乗りなんです。

くびき駅 駅

大池いこいの森駅１１時４６分着
高架区間が続いています。

大池いこいの森駅 駅

トンネルが多いのもほくほく線の特徴。
乗車している「ゆめぞら」という車両はシアター・トレインでトンネル内では天井がスクリーンになってＣＧで美しい映像を見せてくれるそうですが、平日のこの日は残念ながら上映なしでした。

ほくほく線 ゆめぞら 乗り物

トンネルを出ると浦川原の集落。

うらがわら駅１１時５０分着。

うらがわら駅 駅

すぐに虫川大杉駅１１時５３分着。
車内アナウンスを聞いた時「次は　虫が多過ぎ」って聞こえてほんの一瞬「えっ？」と思っちゃいましたｗ

虫川大杉駅 駅

瀟洒な建物のほくほく大島駅１１時５７分着。

ほくほく大島駅 駅

まつだい駅１２時０４分着。
旧松代町（現：十日町市松代）にあるこの駅はこの辺りでは少し大きな集落なのか少しだけまとまった乗車がありました。

まつだい駅 駅

近くには郷土資料館もあるみたいですね。

駅周辺には『まつだい「農舞台」フィールドミュージアム』としていつくかの芸術作品があります。

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」 美術館・博物館

信濃川を渡ります。

信濃川 名所・史跡

十日町市街地にさしかかります。

ＪＲ飯山線との接続駅十日町駅１２時１４分着。１２時１６分発。
多くの高校生が乗り込んでにぎやかになりました。
ずいぶん早い下校時間だけど、中間テストの時期なのかな？

十日町駅 駅

反対側にも電車。

車内はにぎやかになって、しんざ駅１２時１８分着。

しんざ駅 駅

本当は車内がすいているうちに食べたかったんだけど、急に混むもんだからﾌﾞｰﾌﾞｰ
新井の朝市で買ってきたパンでお昼ご飯。
石窯焼きピザ（たっぷり野菜）とハムカツ
やさしい味わいでとってもおいしかった。
上越市南高田の小麦専菓あかつき、というお店からの出店でした。
ＨＰによると宅配や移動販売が中心なんだそうです。

小麦専菓 あかつき グルメ・レストラン

美佐島駅１２時２０分着。
トンネルの中にホームがあるモグラ駅としてテレビなどのメディアに繰り返し登場する名物駅です。

美佐島駅 駅

魚沼丘陵駅１２時２７分着。

魚沼丘陵駅 駅

魚沼と聞けばコシヒカリ♪
食いしん坊の憧れ？

ＪＲ上越線の線路に寄り添って六日町駅構内に入ると北越急行の本社ビルが見えてきました。

六日町駅１２時３１分着、３６分発。
ほくほく線の始終点です。
大勢の高校生が降りて行き車内は少しゆったりと

六日町駅 駅

六日町駅からはＪＲ上越線に入ってラストラン

JR上越線 乗り物

塩沢駅１２時４０分着。

塩沢駅 駅

車内の様子

上越国際スキー場前駅、通過。
元はスキー客のための臨時駅として開設。現在は通常の駅に格上げされているものの通過する列車が多い。
駅前にはロッジ

上越国際スキー場前駅 駅

大沢駅、通過。

大沢駅 駅

ＪＲのＥ１２９系と再会

石打駅、通過。
かつて上野駅から走っていた臨時特急新雪号の終着駅。
なのに通過。しちゃう

石打駅 駅

このあたりにはスキー場が多いみたい。
スキー客向けらしい宿泊施設も多くあります。
バブルの頃のスキーブームを思い出します。
各地に向かっていたＪＲのスキー列車、シュプール号なんてのがあったっけ。
スキーやらないので乗ったことないけど。

スキーはしなくても上越新幹線の行き先にもなっているから知っているガーラ湯沢。

GALA湯沢スキー場 スキー場

小さな沢？

上越新幹線の高架が威圧感たっぷりに寄り添ってきました。

上越新幹線 乗り物

終点、越後湯沢駅１２時５４分着。
新井駅から１時間５０分あまりの普通電車旅でした。
そうそう、ほくほく線の車両にはトイレがついていないので、途中あまり水分を取らないように気を付けていました。

（つづく）

越後湯沢駅 駅