2019/03/08 - 2019/03/15
51位(同エリア408件中)
ポポポさん
イシス神殿の旅行記の続きです。
前回は広場にローマ時代に建てられた東西の列柱、第一塔門や第二塔門を訪れましたが今回は本殿の列柱室からです。
列柱室はイシス神殿が閉鎖されてからヌビアのキリスト教徒の教会堂になり、今でもその当時の痕跡を留めている場所です。
圧巻は本殿と至聖所の壁に描かれた神々とファラオのレリーフ。キリスト教徒によって顔や体が潰されたり、削られたりしたものもありますが、奇跡的に無傷で残ったレリーフもあります。
そのレリーフは秀麗で素晴らしい。今旅行記で確認してください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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3月11日、旅行4日目イシス神殿観光の続きです。
ここは本殿の列柱室。550年にローマ皇帝ユスティニアヌスにより神殿が閉鎖されてからはキリスト教の教会堂として使用されました。
写真は祭壇として使用された台座です。神殿の壁に穿かれた四角い穴は灯明などの明かりが置かれたそうです。
ここにはヌビア人が刻んだ十字架が沢山残っています。
祭壇に彫られている十字架がコプト十字架と呼ばれているもの。エジプトのキリスト教独特の十字架で東西南北四方向を表しています。さらに十字架の端が外円に8か所接しています。
4+8=12となり、この十字架は12使徒を表現しているんだそうです。 -
柱に刻まれたコプト十字架。コプト十字架は柱や壁、レリーフの上などあちこちに掘られていました。
写真はそのうちの一部のみです。 -
列柱室の次の部屋が本殿で最深部の部屋が姿勢所です。
本殿はいくつかの部屋に分かれていて壁は多数のレリーフとヒエログリフが彫られていました。
レリーフは非常に秀麗で、エジプトの神殿の中でもイシス神殿が最も美しいです。
本殿入り口の両側にもコプト十字架が刻まれていました。イシス神殿 城・宮殿
-
本殿内部の壁に刻まれたレリーフはさほど破壊されていませんでした。
したがってここには美しいレリーフが多数残されています。そのため、アラーさんの説明は本館のレリーフに集中していました。
私は写真撮影タイムは別に取ってくれるだろと勝手に解釈し、アラーさんの説明に聞き入っていました。
そのため本館や至聖所の写真は少ないです。折角集中して聞き入ったアラーさんの説明もすっかり忘れてしまい。今ではどんな説明があったのか全く思い出せません。
さらにツアーの参加者が多すぎるためレリーフの写真を写そうとすると、人が何人も写真に写り込んでしまうのです。
近くに寄れば人は写り込まないものの、カメラが近すぎてレリーフの一部分しか写せないため写真は撮りませんでした。
撮っている写真は移動の時に写したものです。アラーさんが説明していたレリーフの方が見事だったので後で後悔しました。
写真はホルス神とライオンの顔を持つセクメト神(女神)に供物を捧げるファラオ。
セクメト女神は破壊神にして伝染病をもたらす神、戦いの女神です。 -
母のイシス女神が命の鍵「アンク」を息子ホルスに与えているレリーフ。
ホルス神は通常ハヤブサの頭で描かれていますが、イシス神殿では人間の姿で描かれたレリーフがあります。
写真のレリーフはそのようなレリーフの一つです。 -
上のレリーフはイシス神に供物を捧げるファラオの図。下のレリーフは右からアメン神、イシス女神、ネフティス女神(イシス女神の妹)。
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上段の図のアップ。
イシス女神に供物を捧げるファラオ。イシス女神の左の女神は神聖なコブラを頭に頂いたレネネト女神かな? -
オシリス神、イシス女神、ホルス神に供物を捧げるファラオ。
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ファラオのアップ。
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オシリス神、イシス女神、ホルス神、親子三神のアップです。
このオシリス神も人間の姿で描かれていました。 -
イシス女神に供物を捧げるイシス女神。
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上のレリーフのアップです。
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さらに本殿の奥に入りますよ。入り口の壁もレリーフが施されていました。
イシス神殿 城・宮殿
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本館の奥の部屋。周りの壁がレリーフで埋め尽くされた部屋です。
この部屋はやや狭い部屋だったので37人が一度には入れませんでした。そのためアラーさんの説明は無し。交代で中のレリーフを見て次の至聖所へ。
この部屋のレリーフは奇跡的にキリスト教徒の破壊を受けていなかったので時間があればゆっくり見たかったのですが、そういう訳にも行かないので写真を撮ることに専念しました。イシス神殿 城・宮殿
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正面のレリーフ。イシス女神とガチョウの2枚羽の王冠を頂いたホトホル女神に供物を捧げるファラオ。
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神々に供物を捧げているファラオのレリーフ。
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ファラオとセクメト女神(左の女神)
セクメト神は雌ライオンの頭部をもつ女神で破滅の神、魔法の女王、伝染病をもたらす神で戦いの神です。またファラオの守護神でもありました。主にメンフィスで信仰された神です。 -
供物を捧げるファラオとイシス女神。
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ファラオのアップです
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太陽円盤を頭に頂くイシス女神。
非常に秀麗なレリーフです。顔を潰されていないレリーフの中では一番美しいレリーフでした。 -
イシス女神のアップ。
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さらに上半身のアップ。凛々しくも気品漂う美しさは印象的でした。
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頭頂に玉座をに押せた姿のイシス女神。イシスとは椅子の意味で頭に玉座を乗せた姿で表されることが多いのですが、この神殿では大部分牛の角と太陽円盤を頂いた女性の姿で描かれていました。
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神聖なコブラを頭に頂く姿で表される女神はレネネト女神。乳母の女神、運命を司る女神です。
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最深部の部屋が至聖所。
この部屋の入り口もレリーフで装飾されていました。内部は小さな石の台座が残るのみですが、イシス信仰の本山であった時期には御神体として金の船が置かれていたそうです。
至聖所の中は狭く、38名もの人が部屋に入るとほぼ一杯の状況でした。
本殿を観光した時は写真をほとんど取らなかったので、至聖所では話を聞きながら写真を撮ることにしました。 -
イチオシ
イシス神殿で最も有名なレリーフといえばこれでしょう。
イシス女神がわが子ホルスに乳を与えている授乳のレリーフです。
このレリーフでもホルスは人間の姿で表されています。微笑ましい母子の情愛を描いたものですが、イシス女神の顔が破壊され取り除かれているのが実に痛々しい。
このレリーフは破壊せずに残しておいて欲しかった。 -
ここには授乳のレリーフがもう1枚あります。それがこのレリーフ。
イシス女神がホルスを膝の上にのせて授乳させているレリーフです。
このレリーフ、どこかで見かけたような気がしませんか?聖母マリアが幼子イエスを抱きかかえている絵に非常によく似ていると思いませんか?
イシス女神は豊穣の神、魔術の女神、玉座の守護神で古代エジプトで最も崇拝された女神です。
その信仰はエジプトのみに留まらず、パレスチナからギリシアへ。さらに地中海沿岸全域から200年頃はローマ帝国全域で信仰されるようになりました。
フィラエ島のイシス神殿はイシス信仰の大本山として崇められましたが、550年にローマ皇帝ユスティニアヌス帝によって神殿が閉鎖され神官が駆逐されると神殿はヌビアのキリスト教徒の教会堂として使用されました。
ヌビアのキリスト教徒は聖母マリアをイシス女神の復活した姿と信じ、聖母マリアとイシス神を同一視しました。
一方パレスチナやギリシア・ローマのキリスト教世界の中でもイシス信仰がマリア信仰に変貌していきました。
ではなぜイシス女神と聖母マリアは同一視されたのでしょうか。
古代エジプトの神話では14に分けられたオシリスの体を集めて縫い合わせ、ミイラにしてイシス女神が魔法をかけてオシリスを復活させました。
イシス女神は復活したオシリスと交わってホルスを身ごもったのですが、オシリスは体が不完全で現世に留まることができず冥界の王となりました。オシリスの体が欠けた部分というのは男根でした。
そのためイシス女神は実際は処女のままホルスを身ごもったと信じられていました。この点が処女で懐胎した聖母マリアと同じなのです。
さらにイシス女神がホルスを抱く姿は聖母マリアがイエスを抱く姿と酷似しています。イシス女神がホルスに対して見せる愛情は聖マリアがイエスに対して見せる愛情を彷彿させるものだったのです。
こうしてキリスト教世界で聖母マリア信仰が急速に広まりました。イエスに対する信仰がいつの間にかマリア信仰にすり替わり、聖母マリアに捧げる教会がキリスト教世界では多数建てられるようになりました。 -
イチオシ
このレリーフもイシス神殿で有名なものです。
セト神によって殺害され隠された夫オシリス神を探すために翼を広げたイシス女神が、オシリス神を助け出し抱きかかえている所です。
ファラオも二人の神も顔を潰されてその表情はわからないものの、オシリスを抱きかかえるイシス女神の愛情がひしひしと伝わってくる素晴らしいレリーフでした。
このレリーフは必見です。 -
ハトホル女神とイシス女神に供物を捧げている場面。
供物を捧げているのはファラオではありません。これは神官かな。 -
レリーフの下にはパピルスの装飾が施されていました。
-
イシス女神に供物を捧げる様子が描かれています。
イシス女神の左に描かれているのはムト神。ムト神はアメン神の妻で頭に王冠を頂いた姿で描かれ、エジプトや天空の女主人、偉大なる母と呼ばれた神です。
イシス女神は通常ハトホル女神や妹のネフティスと一緒に描かれることが多いのですが、元々テーベの神だったムト神(女神)と一緒に描かれることは稀です。
ここで判別できないのが右の供物を捧げている男性。ファラオであれば二重王冠を被った姿で描かれているはずですがそうではありません。羊の角を持ち太陽円盤を乗せた姿で描かれています。
羊の頭の姿で描かれている神はクヌムですが、クヌムは太陽神ラーと習合していないし人間の顔で描かれることはありません。さらに顔が潰されているので人間の顔なのか動物の姿なのかも分かりません。
かなり調べましたがこのレリーフと同じ頭を持つ者は結局見つかりませんでした。
この人は謎の人物です。 -
中央の神は冠を頂いた男性の神なのでホルス神、左の女神はハトホル女神です。供物を捧げているのはファラオでしょう。写真の撮り方が悪くてファラオの冠が一部しか写っていませんが、多分二重王冠だと思います。
ハトホル女神は牛の角と太陽円盤を頂いた姿で表されますが、稀にガチョウの2枚羽と小さな太陽円盤の冠を被った姿で表されることもあります。
このレリーフはその稀なハトホル女神の姿なのですが残念なのは顔が潰されていること。
もうお気づきと思いますが、至聖所のレリーフは神やファラオの顔が大部分潰されるか削り取られていました。さらに体も傷つけられたレリーフが多かったです。
一方本殿のレリーフは顔も体を傷つけられていませんでした。何故なんでしょうか?
神殿を観光した時にこのことに疑問を持っていればアラーさんに質問したのに。
勤務を離れて日常を平々凡々と過ごしていたら問題意識が薄れ、いつの間にか疑問を感じなくなっていたんですね。
旅行記を書き始めて初めて疑問に思いました。そこで私なりに推理してみました。
本殿の列柱室はヌビアのキリスト教徒が教会堂として使用しています。この時本殿の各部屋も教会堂として使用していたと考えられます。
ヌビアのキリスト教徒たちは聖母マリアをイシス女神の復活した姿として信仰していました。イシス女神のレリーフは聖母マリアと同じ訳ですから顔を潰すのは偲びなかったでしょう。
イシス神殿のレリーフを率先して傷つけたのはキリスト教の司祭や神父たちだったそうですから、偶像崇拝を否定する立場から多神教の巣窟と目された至聖所のレリーフは徹底的に損なわれてのでしょう。
一方教会堂のレリーフは、信徒らの反対があり傷つけることが出来なかったのではないでしょうか。
あくまで私の推測なのでなんら確証はありません。調べてもこの理由について見つけることが出来ませんでした。私見という事で止めておきます。
これで神殿内部の観光は終了し、トラヤヌス帝のキオスクを見学するため外に出ました。 -
外壁の所々にもコプト十字架がありました。
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神殿の外壁にも多数のレリーフがありましたが、写真の壁はレリーフの表面が削られていて、完全に判別不可能な状態でした。
イシス神殿 城・宮殿
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一方一部レリーフの顔や体が潰されただけでヒエログリフは無傷で残っている外壁もありました。
イシス神殿 城・宮殿
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教会堂への入り口として使用された場所です。ここは第二塔門前の中庭に通じる入り口ですが入り口の左右にはコプト十字架が刻まれていました。
イシス神殿 城・宮殿
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神殿の外にあったユニークな顔をした石像。
ガイドさんの説明がなく設置目的も使用目的も不明。我々はただトラヤヌス帝のキオスクを目指すのみでした。 -
トラヤヌス帝のキオスクが見えてきました。船着き場に近い場所に建てられています。
手前の建物はハトホル神殿です。ハトホル女神はホルス神の妻なのでイシス神殿にはハトホル女神のレリーフや柱頭などがあるんですね。
残念ながら時間の都合でハトホル神殿は観光せず。 -
ベス神のレリーフ。
柱の柱頭に施されていたと思われるレリーフでしたが、付近には柱の遺構はありませんでした。
ベス神は音楽や踊り、生殖や出産の守護神です。 -
トラヤヌス帝のキオスクと奥に見えるのはハトホル神殿。
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ダム湖に沈んだ島の頭頂部。湖面に僅かに顔を出しているので旧フィラエ島かと思い写真に写したものの、湖面から顔をだしている岩が少なすぎる。
この島はフィエラ島ではなかったが、このような景色が見れるのがフィエラ島(旧アギルキア島)の周辺です。 -
イチオシ
右にトラヤヌス帝のキオスク、左はイシス神殿、そして中央にはハトホル神殿。
これがイシス神殿東側の建物の配置でした。 -
イチオシ
東側から見たイシス神殿の様子。
イシス神殿 城・宮殿
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先程見たハトホル神殿を真横から見た景色。
ハトホル女神はホルス神の妻なので、イシス神殿内にはハトホル女神の柱頭やレリーフが残されていました。 -
トラヤヌス帝のキオスクの列柱。柱頭にはパピルスなど植物のレリーフで装飾されていました。
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同じくキオスクの列柱。
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キオスクの柱に彫られていたハトホル女神のレリーフ。
イシス神殿の列柱の柱頭に刻まれたレリーフに似ていました。 -
キオスクの内部にはズラリとレリーフが描かれていました。
ここで注目なのが写真のマントヒヒのレリーフです。写真に写したのはこの1枚だけでしたが、この他に音楽を奏でるなどのレリーフがありました。
サルがレリーフに描かれるのは珍しく、ここの他にはエドフのホルス神殿くらいだそうです。 -
キオスクのレリーフ。イシス女神に供物を捧げている場面。
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ここのレリーフもアラーさんから説明があったのですが、すっかり忘れてしまいました。
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楽器を奏でるベス神のレリーフもありました。
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キオスクのレリーフ。
トラヤヌス帝のキオスクを観光してフィエラ島の観光は終了しました。しかしこの島にはまだ別の遺跡が残っていたのです。
観光していない遺跡はハトホル神殿とホルス神殿と、ディオクレティアヌス帝の門
です。事前に調べていなかったので、そんなことも当時は知りませんでした。
と言うよりオプショナルツアーだったので、ガイドがきちんと案内してくれると思い込んでいました。でも実態は違っていたんですね。
ガイドブックくらいは事前に読み込んで来ないといけないなと痛感しました。
さて、観光が終わると15分のトイレタイム。写真を撮っていない場所がかなりあったので、ガイドの了解を得てトイレタイムの時間に写真を撮ることにしました。
本殿のレリーフを写真に撮りたかったのですが、本殿の中に入ると外の状況が分からなくなるため、神殿の外の景色のみにしました。 -
トラヤヌス帝のキオスク前から眺めたイシス神殿の風景。
イシス神殿 城・宮殿
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第二塔門から奥にある神殿の様子。神殿の中央にある入り口は第二塔門への出入り口。
神殿においてイシス信仰が禁止されて以降はヌビアのキリスト教会たちが教会堂に出入りした入り口です。 -
ハトホル神殿を側面から眺めた様子。
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イチオシ
第一塔門を東前方から眺めた写真。
イシス神殿 城・宮殿
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フィエラ島のネコちゃん達です。
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私はこちらのネコちゃんがお気に入り。
15分のトイレタイムはすぐに終わってしまいました。ホルス神殿やディオクレティアヌス帝の門を事前に知っていたとしても、15分では見に行けなかったでしょうね。
こうしてイシス神殿の観光は全て終了しました。
イシス神殿は良かったですね。新しく建てられた神殿でしたが保存状況がすごく良かったです。とりわけ美しかったのが神殿のレリーフ。
ファラオや神々の顔が潰されていましたが、それでもこの神殿のレリーフは美しいです。ナイルの真珠と呼ばれただけはある神殿でした。
ほとんどの旅行会社ではオプショナルツアーで観光する場所ですが、オプショナルツアーの募集があれば迷わず参加して観光すべき神殿だと思います。 -
再び船に乗って波止場に戻りましたが、船員がフィラエ島を一周する航路で船を進めてくれました。
来た時のルートでは多くの船とすれ違ったので、一般的には来た時のルートを往復するようです。その点我々はラッキーでした。船上からディオクレティアヌス帝の門が見れましたからね。
写真はトラヤヌス帝のキオスク。東側を見ています。逆光で見にくかったのが残念。 -
ハトホル神殿の後側です。神殿の後ろはレンガ造りの小屋のような建物が見えるだけ。
多分この建物が至聖所でしょう。 -
ディオクレティアヌス帝の門です。湖上から見ているので逆方向の景色ですが、見えただけでもラッキー。
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こうしてフィエラ島に別れを告げました。
船はアスワンの波止場へ向けて走る、走る。 -
遠くに堤防のように見えているのはアスワン・ダム(アスワン・ロウダム)です。
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見えてきたのは来た時に船に乗った波止場です。
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沢山の船が見えてきましたね。波止場まではもうすぐです。
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波止場が見えました。船首の先に見えている建物がチケット売り場と保安検査場です。
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無事波止場に到着しました。フィラエ島から波止場までは約10分です。そんなに遠い距離ではありませんが、船旅では遠く感じるから不思議。でも遠く感じたのは私だけだったかも。
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中央のヌビア人が我々が乗船した船の船員です。白い衣服のヌビア人は他の船の船員だったのかな。
オプショナルツアーのイシス神殿観光はこうして終了。次はオプショナルツアーのファルーカ船のセイリング体験です。ファルーカ船とは日本で言うところの帆掛け船です。
次回の旅行記でお送りしますので今しばらくお待ちください。
この度はエジプト旅行記に訪問下さりありがとうどざいました。
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