2019冬の特別拝観　日帰り京都4時間観光

2019/01/10 - 2019/01/10

大阪出張の帰りに京都に寄りました。
京阪電車で13時に七条について、約4時間。
冬の特別拝観の寺院を2つ拝観して、狩野派の絵画を堪能。
冬の京都は人も少なく静か。心落ち着くひとときを過ごせました。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは、京都国立博物館の敷地内にある、前田珈琲から。
13時ごろに七条について、歩いて智積院に行く途中、急に小雨がぱらついたため、避難のつもりで立ち寄ったのでした。

時間も時間なので、ランチをいただきます。
前田珈琲 京都国立博物館店限定の卵サンドです。
シンプルな塩味の卵焼きが挟まれてたサンドイッチ。最近では東京でも見かけますが、やっぱり京都で食べた方が美味しい。

平日限定のランチは、コーヒーとデザート付き。
これで1000円はお得です。
珈琲も京都博物館店限定のブレンドです。

美しい博物館の建物を眺めながら、ひとときを過ごせます。
博物館のチケットがなくても、利用できるのも嬉しいですね。

食事も済ませ、向かったのは、智積院。
特別公開の長谷川等伯・久蔵の親子が描いた絢爛豪華な「楓図」「桜図」を見るのが目的です。どちらも国宝です。

お目当ての絵画は収蔵庫にありました。

続いて、講堂へ。
田渕俊夫画伯の襖絵が見事でした。

利休好みの庭園とされる庭園。中国の廬山をかたどった築山が特徴で、雄大。深い山奥にいるような雰囲気。平日ということもあり、観光客が少なく、心が落ち着くひとときを過ごせました。

オフシーズンなので、庭は修復中。でも、そのハンディを超える素晴らしさが、この庭にはありました。

収蔵庫にあった絵画を模した襖絵が飾られています。

枯山水の小さな中庭もありました。
この横にある、特別公開のしん殿では、堂本印象の襖絵を展示していました。こちらも国宝に劣らず見事でした。

早咲きの梅。花があると、華やぎますね。

続いて、建仁寺に行きます。霊源院の横の静かな参道。

今年はイノシシ年。建仁寺の塔頭「禅居庵」にある摩利支天を祀るお堂は、マストでお参りしたいスポットです。

イノシシは摩利支天の乗り物なんですって。

両足院に行こうと思っていたのですが、伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」は、2月にならないと見れないそうで、行き先を変更。
建仁寺塔頭　正伝永源院です。こちらは5年ぶりの特別公開なんだとか。
織田有楽斎の菩提寺です。

蓮の花が咲き乱れる狩野山楽筆の金碧障壁画「蓮鷺図」と、庭を堪能。

有楽斎といえば、茶人として有名。復元された如庵という茶室も見れます。
有楽斎好みの建物の装飾が見事でした。

正伝永源院は熊本藩主、細川家の菩提寺でもあります。なので、元首相の細川護煕氏が寺に奉納した襖絵も見ることができました。

寺の拝観を終え、お土産とお弁当を買いに高島屋に。
すごい人だかりができていて、何かと思ったら天皇・皇后両陛下が婚礼のときにお使いになった馬車が展示されていたのでした。
もうすぐ平成も終わりです。

京都に行くと必ず寄る、ケーキ屋さん「グランヴァニーユ」でケーキをいただいてから駅に向かいます。
平日だから、大丈夫だろうと軽く考えていましたが、ケーキの種類が少なくなってました。次から次とお客さんがやってきて、私がお茶を飲んでいる30分の間に、ケーキが残り2個だけになってしまうほど。
ケーキ狙いなら、午前中に来店した方がいいですね。

東京に向かう新幹線の中で、熟成牛で知られる「京都 中勢以」のお弁当。
甘辛い牛肉のしぐれ煮に、きゅうりと卵を酢飯に混ぜた、さっぱりとした味で、これは美味。

短時間で回る京都、堪能できました。