2018/11/10 - 2018/11/10
5位(同エリア84件中)
ウェンディさん
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- クチコミ2269件
- Q&A回答130件
- 2,392,043アクセス
- フォロワー354人
この旅行記のスケジュール
2018/11/10
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大間々駅への到着は朝の9時。駅から徒歩3分の観光案内所で高津戸峡の地図などを貰える。
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高津戸峡の遊歩道は歩行時間が20分程度と短いが、雨上がりは滑りやすいので注意。
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徒歩での移動
コノドント館から赤城駅までは徒歩15分。
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上毛線では、デコ・トレインの水族館電車を走らせている。大人でも楽しいよ♪
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徒歩での移動
西桐生駅で下車後、桐生駅の自転車貸出所へ。桐生市には無料のレンタサイクルがある。
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徒歩での移動
桐生駅から歴史保存地区までは徒歩20分程度。
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有鄰館から始まる歴史保存地区の散歩は2時間有れば十分。市内の散歩マップは桐生駅の観光案内所で入手可。
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電車での移動
桐生駅から足利フラワーパーク駅まで約20分。
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この旅行記スケジュールを元に
関東地方の平野でも秋を感じられるようになった11月初旬、友人と旅に出ました。
秋と云えば紅葉♪
でも紅葉名所巡りだけでは、ちょっとつまらない。
友人と私の旅は、いつも欲張り旅。
オシャレなカフェでまったりお喋りするよりも、1粒で3個の美味しい部分を追及するアクティブな旅が好き。
知らないことを新しく知る事、やったことの無いことにチャレンジする事が大好きな二人。
そんな私達を呼んでくれるのは、どこかしら?
溢れるネット上の情報の中から私達を召還したのは、北関東地方にある小さなエリア。
関東の耶馬溪と称される高津戸峡、
のこぎり屋根の町並みが残る絹織物の町、桐生、
そして、3年連続イルミ日本一に輝いたあしかがフラワーパークのイルミネーション。
訪れた3か所はそんなに大きな観光名所ではない場所ですが、足を運んでみれば隠れた魅力が沢山ありました。
旅の時間配分は、その時の気分次第で。
その日の内に家に帰りつけばOK位のラフなプランニングでしたが、旅の途中で見つけた面白いものに引き寄せられ、気が付けばあっという間に夜。
朝5時台の電車に乗り、家に帰りついたのは23時前というアラフィフおばちゃんにしては若干きつめな日帰り旅となりましたが、友人と私の旅ではこんなハードプランだって、いつものこと。
冬入り前の小春日和な秋の1日を、目いっぱい楽しんできました。
秋のアクティブ日帰り女子旅♪2018
【1】高津戸峡の錦繍 & のこぎり屋根の街さんぽ:https://4travel.jp/travelogue/11426669
【2】淡く儚い 蝶の夜会:https://4travel.jp/travelogue/11422189
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
秋晴れの土曜日の朝。
それぞれの自宅を早朝に出発した友人と私は、目的地までの電車の中で待ちあわせ。
いつもは無言でスマホの画面を見続ける通勤客で混みあう電車も、秋の行楽日和は、小さなリュックを背負った中高年の方々が多かった。
どうやら皆さんと私達の目的地は同じの様で、乗換駅である相老駅では短い停車時間に乗換切符を購入する時間も無く、大勢の乗客がわたらせ渓谷鉄道へと滑り込み。
だから、乗り込んだ列車の中で切符を購入することになったのだが、車掌さんが渡してくれた切符はこんなレトロな切符で、乗車駅と降車予定駅そして乗車運賃をパンチ穴で表示してあった。
切符を手にした時に「懐かし~い」と言いたくなってしまったが、懐かしい以上かも。
博物館以外でこんなレトロな切符を実際に目にするのは、今回が初めてだ。11月紅葉時期-トロッコ電車の切符手配はお早めに by ウェンディさんわたらせ渓谷鐵道 乗り物
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わたらせ渓谷鉄道と言えば紅葉時期は予約を取るのも難しいと言われる観光列車なのだが、それは一部の区間だけの話で特定の列車以外は座席予約の必要はない。
列車の中の人口比は8:2で女性が多く、そのお喋りの囁きで車内はとても賑やか。
このまま時代が50年前に戻ったとしたら、この車両は女子学生の巣窟と化すのだろう。
私たちの乗車区間は二駅だけ。
大間々駅で下車し、本日最初の目的地へと歩き出す。大間々駅 駅
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この日の最初の目的地は、秋の紅葉狩り。
やって来たのは、関東の耶馬溪とも称される【高津戸峡】。
耶馬溪と言えば、本家本元は九州・大分県にある奇岩の連なる壮大な絶景のこと。
そんなすごい景色が関東にもある!?とは聞いたことが無く、ネットで“関東の耶馬溪”情報を見つけた時には、失礼ながら、それは誇大広告に違いない!と思っていた。
だからこの日も大間々駅で列車を降り、駅から徒歩10分の赤い高津戸橋に到着するまでは、半信半疑な状態だったのだが…、 -
真赤な橋の欄干から下を流れる川を見下ろして発した言葉は、女子旅には似つかわしくは無い「UWA!!!」という唸りにも似た声。
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ネット上の情報では“見頃 始まり”表示だった峡谷は、秋色にその装いを変えていた。
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青い清流とごつごつとした岩。
そして、岩に覆いかぶさるように色づく木々は、まさに秋の絶景。
さすがに「関東の耶馬溪」は言い過ぎの感があるが、「Petit耶馬溪」位の冠は付けられそうな景色だった。駅から歩いて10分のPetit 耶馬溪 by ウェンディさん高津戸峡 自然・景勝地
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2018年の関東地方の秋は紅葉の始まりが遅く、また、台風の塩害で紅葉せずに枯れてしまった木々も多い。
そんな中で、こんな艶やかな秋の彩りを見ることができたのはラッキーだったが、紅葉している木々をよく見ると、赤のモミジなどは葉先がチリチリとカールし枯れかけている葉も多く、赤く色づいた木々の葉も若干茶色がかって見える。
きっと例年の紅葉はもっと鮮やかな赤色となるのだろう。 -
高津戸峡には峡谷沿いに短い遊歩道があり、歩くことができる。
遊歩道は所要時間が20分と距離は短いのだが階段でのアップダウンがあり、前日に雨が降ったこの日は道が泥でヌルヌル滑り、スニーカーを履いていてもツルリと転びそうだった。 -
遊歩道の途中からは、先ほど渡良瀬川の峡谷を見下ろした赤い高津戸橋や奇岩群、そして渓谷へと落ち込む紅葉が見えて、ちょっとした山岳地方の渓谷歩きの気分だ。
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河原へと降りることもでき、私達はゴツゴツの岩場である河原へと向かう。
河原から上を見上げると目に入るのは、三角形の歩行者専用の橋:はねたき橋で、はねたき橋は峡谷の景色を眺める為だけにかけられた贅沢な観光用の橋だ。 -
渡良瀬川の河原はそんなには広くないのだが、その一角に人だかりができていた。
人だかりの理由は、大きなポットホールと呼ばれる岩の窪みを見るため。
ポットホールは2年前の冬の長瀞への旅以来、友人と私の間ではホットな単語で、ポットホールがあるという情報は私達を駆り立て、今回の秋旅で高津戸峡を選んだのもポットホール情報がその一因となっている。
ポットホールとは川の流れと岩が作りだす川底の岩に削られた穴の事で、高津戸峡のポットホールはその直径も大きく、更にポットホールの中には岩を穿った石まで残されている珍しいモノとの前評判に、実際に見るのを楽しみにしていたのだが…、 -
確かに河原の岩にあるポットホールのサイズは大きく立派ではあったが、ポットホールを削ったとされる中の石がニセモノ(だと思う)。
ポットホールについて少しでも知っている方ならば分かると思うが、川底の岩にポットホールを削るのは綺麗な球形の石の筈で、こんな潰れた楕円形の大きな石がポットホールの穴を穿てるはずがない。
楕円形の石では、水流で石がホールの中を廻る内に砕けてしまっているだろう。
客寄せ的、話題集めとしてポットホールの中に適当なそれっぽい石を置いたと考えられるが、全くなんてバカなことしているんだ!と云う感じで興ざめも甚だしい。
せっかくの美しい渓谷の印象が、ばかばかしいポットホール演出のせいで半減してしまった。 -
気を取り直して、歩行者専用橋である“はねたき橋”の上へ。
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高津戸峡の紅葉は、このはねたき橋から眺める景色が最も美しいとされている。
午前中は逆光で紅葉の色は見えづらいかも by ウェンディさんはねたき橋 名所・史跡
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イチオシ
確かに、最寄駅から歩いて10分の場所にあるとは思えない秘境感あふれる紅葉風景かもしれない。
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橋の欄干は、川魚が川面から跳ね上がる模様。
欄干模様と紅葉の彩のコンビネーションが、お互いに引きたてあっていた。 -
高津戸峡を歩いた後は、昔の宿場町をプラプラと歩く。
高津戸峡のある大間々地区は、かつては足尾銅山から運び出された銅を関東の港へ運ぶための銅山(あかがね)街道の中継地であったエリア。
この辺りは昭和の半ば頃までは絹織物産業も発達していた地域で、最盛期の大正時代には当時の粋を満載した近代建築が多く建築され、その中の一部は現代まで残されている。
そんな大正時代の様式美を残した建物の一つが、街道沿いにあるコノドント館。
コノドント館は今は博物館として利用されてはいるが、その昔は大間々銀行の本店として建築された由緒ある建物だ。
建屋の外観は一見、煉瓦を組まれているように見えるが、実は当時の知恵を積み重ねて作られた凄い建築物。
地震対策として木造の骨組みを組んだ後に、火に強い大谷石(おおやいし)で壁を作り、さら外観をオシャレにするために煉瓦で覆ったという当時としては画期的な建築物で、この様な構造の建築物が現存しているのは非常に貴重だという事だ。
建物正面の門上部の装飾や窓枠装飾など、大正時代の流行の名残が残っていた。ナメクジウオの化石と大正時代の様式美 by ウェンディさん大間々博物館(コノドント館) 美術館・博物館
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そんな貴重な建築物であるコノドント館はみどり市の博物館として自然、歴史、季節ごとの企画展などを開催している。
博物館の展示物の中でもその目玉となるのは、この地域から発見された化石。
と言っても、写真のようにすごい恐竜化石が発掘されたわけではない。
私も博物館に入館して最初にこの骨格を見た時には「えっ、この恐竜が…ここから?」と思ったのだが、恐竜骨格の足元には、中国で生息していた恐竜です…の文字があった。 -
イチオシ
ここ赤城(あかぎ)地方から発掘されたのは、旅行記のタイトルにもなっているコノドントの化石。
私も友人も化石は結構好きなので多少の地学系の知識を持っているのだが、コノドントという生物は聞いたことが無かった。
名前からその形は想像しにくいのだか、コノドントという不思議な名をもつ生物の想像図が、この写真。
子供の落書きにも見えなくもないが、この赤くニョロ長い生物が6億年前のカンブリア紀から2億年前の三畳紀まで生きていたとされる海洋生物コノドントで、世界ではロシアで最初に発掘され、日本ではこのエリアが最初の発見場所だったとのこと。 -
いったい、このへんてこりんな生物のどんな化石が発掘されたのか。
コノドント博物館には、実際に発掘されたコノドントが入ったままの石も展示されていて、その様子を見ることができる。
写真は、顕微鏡撮影されたコノドント化石の一つ。
実はコノドント化石と云うのは非常に小さく、このギザギザ形状の横の長さは、大きなコノドント化石でも1mmに満たない長さしかないということだ。 -
発掘当初は、このギザギザ器官をもつ不思議な生物の全体像がなかなか掴めなかったが、現代では大凡の形の予測がついていて、この写真のようなウナギ形、もしくはナメクジウオ形の生き物の口にある器官の一つがコノドントではなかろうかと推察されている。
つまり、2枚前の絵の口の中に見える歯のようなモノ、
これがコノドントらしい。
解説されてみれば、な~んだ!と云う感じなのだが、コノドント化石なんていう知らない単語は、かつての地学部員の女子高生たちの心をタップリと愉しませてくれた。 -
このコノドント博物館はかつては銀行の本店だったことも有り、その展示室には金庫部屋も利用されていた。
金庫室の分厚い扉を開け、展示室へと入る。
銀行の金庫室に入るなんて生まれて初めての経験だ。
分厚い扉で仕切られた空間の中には、銀行らしく古銭が展示されていた。 -
天井や柱にも建築当時に流行していた欧風建築の名残があり、大正時代に建てられた当初は、モダンだったのだろうと偲ばれる。
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コノドント化石を見学した後は、銅山街道を上って徒歩15分の赤城駅へ。
駅では上毛(じょうもう)電気鉄道の看板娘である北原ゆうきさんが、優しく出迎えてくれた。赤城駅 駅
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赤城駅からは上毛線に乗って西桐生を目指すのだが、電車に乗り込んで驚いた。
電車の中はそれほど混んではいなかったが、なぜか自転車が多数。
それも、電車に乗せるために折りたたんである自転車ではなく、ママチャリ。
近所のおばさんが、ちょっとお買い物に行くついでに自転車ごと電車に乗りました…的な感覚で、ママチャリが電車の座席の前に鎮座していた。
自転車の持ち込み料金は無料で、降りた先でもそのまま自転車で移動できます…と云うのが上毛線の売りらしいのだが、自転車が当たり前の顔をして電車に乗車している光景には、びっくりだ。 -
そして、電車内の風景。
それは、自転車以上に意外な光景だった。
電車の扉の内側の世界。
そこは見慣れた空間とは全く異なる場所で、電車内の床、天井、壁、椅子は全て青。
その青の空間の中を、クジラやジンエサメが優雅に泳いでいた。電車の中が水族館♪ by ウェンディさん上毛電気鉄道 上毛線 乗り物
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そう、私達が乗り込んだ電車は水族館仕様のラッピング電車;デコ・トレイン。
上毛線では2013年から子供たちを少しでも楽しませようと水族館電車を走らせていて、私達は運よく、その電車に乗り合わせたらしい。 -
窓にも、もれなく魚の姿。
海なし県である群馬の子供たちに海の雰囲気を味わってもらおうと企画された水族館電車と云う事だが、オトナでも十分、楽しかった。 -
イチオシ
吊革にはデザインの異なるタツノオトシゴの姿。
これで吊革が魚型だったらなお面白いが、それでは掴みにくいからダメなのだろう。 -
扉には水辺の鳥であるフラミンゴの姿。
子供たちのために、電車を全て水族館仕様にするこの上毛電鉄の姿勢、好きだな♪ -
西桐生駅に到着した私達が直行したのは、桐生(きりゅう)駅のレンタサイクル貸出所。
桐生市には観光用にレンタサイクルを無料で貸してくれるシステムがあり、この日は貸自転車を利用しようと思っていたのだが、残念ながら全て出払っていて借りることは出来なかった。
仕方なく徒歩での観光へと切り替え、桐生市での最初の目的地である桐生織物記念館へと向かう。
かつて桐生市は養蚕農家も多く織物産業も盛んで「西の西陣、東の桐生」と呼ばれ、高級織物である桐生織の産地であったのだが、現在は海外からの輸入布製品に押されて絹織物産業は下火となってきている。
織物記念館はそんな桐生の織物の歴史を保存するために作られ、その建物自体も織物同業組合事務所だった場所を生かしているとのことで、昭和初期のタイル張りの建築物だ。 -
建物内には織物工場から直接卸してきた絹織物のショップも有り、展示室には昔の織機も多数置いてあった。
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館内二階には案内をしてくださる方がいらして、機織り機についていろいろと教えてくれた。
この写真は、江戸時代から昭和40年頃まで農家で使われていたという居座機(いざりばた)。
腰当てを腰に掛けて織機の経(たて)糸を張る力を調節するため作業者の腰への負担が非常に大きく、昔の農家の女性の腰はより曲がりやすくなり年を取ってから腰痛で苦しむことも多かったという事だ。
居座機の語源となっている“いざる”という動詞は、別の書き方で“膝行(いざ)る”とも記す。
この“膝行る”という単語からも、その窮屈そうな姿勢が想像できる。 -
昭和中期以降に改良され、現在迄使われている機織り機がコチラ。
腰に負荷がかからない足踏み式の機織機で、足を踏みこむと経糸(たていと)の間に隙間ができて、その糸の間に杼(ひ)と呼ばれる横糸を通したシャトルをくぐらせ、布を織る。 -
記念館の二階では実際に機織り体験をすることもでき、私達も挑戦。
友人も私も機織り機を触るのは初めてで、ワクワク。 -
足を踏みこみ、杼を横にくぐらせるたびに生まれてくる新しい色彩。
こんな風に新しいデザインを誕生させる手仕事。
趣味で出来たら、楽しいだろう。 -
桐生市の絹物産業歴史を紹介するこの桐生織物会館だが、建物自体も歴史があり昭和9年に建てられ戦火を乗り越えてきている。
建物外壁に使われている煉瓦も横縞模様が美しいスクラッチタイルで、建物最上部には当時の高級品であったステンドグラスが残されている。 -
ステンドグラスは外からはその美しさは分かりにくいが、展示室の内側から眺めると陽光が照らしだした色ガラスが美しく輝いていた。
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この日のランチは桐生の郷土料理をと思っていたのだが、行こうと思っていた食堂がことごとく無かった(見つからないのではなく、無かった)。
市から取り寄せたガイドマップに食堂の名は記載してあるのに、実際にその場所に足を運ぶと、以前は多分食堂だったと思われる建物はあったのだが、看板も取り外され、どう見ても空家状態の場所が3か所。
かつては賑わっていた商店街がシャッター街と化していた。
そんな訳で危うくランチ難民となるところだったが、どうにか食事場所を見つけたのが、歴史保存エリアへと足を踏み入れたころ。
キリンビールの看板で有名な矢野園が見えたころ、通りすがりに1軒のレストランを発見した。 -
ガイドブックにも記載のないそのレストランは、Bistro Finbec Masami。
桐生を第二の故郷と云う知人によると、地元では有名な知る人ぞ知る隠れ家的フランス料理レストランとのことだ。
レストランがあるのは、長屋造りの古民家の一角。
この写真のどこかにそのレストランがある。 -
長屋に向かって右端にある小さなガラス張りの扉がBistro Finbec Masamiへの入口で、店内は12名も入れば満員になってしまう程の小さな空間。
ランチはスープ、サラダ、メイン、ドリンクで1500円とそんなに安くは無いが、料理のクオリティを鑑みたら、かなりお得!で、鳥のコンフィ(オイル漬け)は絶品の美味しさだった。隠れ家的フランス料理レストラン☆桐生観光のランチにお勧め by ウェンディさんビストロ ファンベック マサミ グルメ・レストラン
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レストランの窓際席からは歴史地区の建物の様子が見えて、雰囲気もバッチリ。
街歩きで偶然出会ったお店だったが、桐生観光時にはお勧めのレストランだ。 -
お腹がいっぱいになったら、桐生の昔ながらの建物が保存されている歴史地区散歩のスタート。
歴史地区は広くは無く、桐生駅からのんびり歩いても3時間あれば十分に見て廻れる。
(参考情報:歴史地区の正式名称;桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区)
歴史地区の入口にあるのは有鄰(ゆうりん)館。 -
有鄰館はもともとが酒・味噌・醤油を醸造し保存するための倉庫だった場所。
江戸から大正時代にかけて建築された各種蔵が現代まで残り、今はもう貯蔵蔵としては利用してはいないが、蔵を修理しイベントホールとして市民に開放されている建物群だ。
江戸時代はこのような蔵が並ぶ、桐生の一大貯蔵庫だったらしい。 -
訪れたこの日は煉瓦造りの蔵は人形サークルの作品のお披露目会場として利用されていて、観光客である私達も手作りのお人形を拝見。
でも、ついつい視線は建物の造りの方に行ってしまう。
天井を見上げると十字に張り巡らされた木材。
この様な倉庫型の煉瓦建物だと富岡製糸場で見られるような強度があるトラス構造の天井造りが多いのだが、此処、桐生ではトラス構造が使われていない。
…ということは、この煉瓦倉庫が作られたのは、富岡建築の1872年(明治4年)よりも古いのだろう。古い醸造小屋を利用したイベントスペースだが、歴史遺産で残すにはもう一捻り欲しい by ウェンディさん有鄰館 名所・史跡
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様々なお人形が展示されていたが、ネコ好きの私の目を惹いたのは、Johannes Vermeerの絵画である“真珠の耳飾りの少女”からのパロディ作品。
芸術作品としては意見が分かれる部分もあると思うが、私は可愛らしくて好きだった。 -
歴史地区には古い家も有り、こちらは大正3年建築の平田家住宅。
袖蔵は明治33年建築とかなり古い。(そして、崩れかけていた) -
白タイルの洋風建築な建物の脇に蔵を持つのは、大正3年建築の森合資会社事務所。
建築当時に一世を風靡していた白磁タイルが使われている。
飛び出した屋根は銅製で、古くなった銅が作り出す緑青(ろくしょう)がアンティークな雰囲気に拍車をかけていた。 -
蔵の屋根の上には鶴と亀がデザインされた由緒のありそうな鬼瓦。
商売繁盛の意味も込められているのだろう。 -
桐生地区の織物産業と言えば、のこぎり屋根の建築物も見所の1つ。
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イチオシ
現在はこのエリアでの絹織物産業自体が衰退傾向にあり、今も織物工場として稼働しているのこぎり屋根建物は最盛期の1/4以下となり、歴史保存地区にあるのは、のこぎり屋根のその外観だけを残しアトリエやその他の施設として利用されているものだそうだ。
写真の大谷(おおや)石で作られたのこぎり屋根の施設は旧曽我織物工場で、のこぎり屋根の構造が外から見てもよく分かる。
織物工場にのこぎり屋根という独特な形が好まれたのは、北向きの屋根に取り付けられた天窓から射しこむ太陽光があったから。
繊細な絹織物の色合いをチェックするには強い太陽光は不向きで、一日を通して光の強弱の少なく柔らかい日差しである北向きの光が最適だったそうだ。 -
街道沿いには古くからの銭湯も残っていて、今も現役で活躍していた。
一の湯は、もともとが織物工場の従業員向けの浴場だったということだ。 -
歴史地区には古くからの建物も多く見どころもそれなりにあるのだが、観光客から見ても保存のための資金が財政難であることが一目瞭然。
有名な建物は比較的補修が入っていたが、今にも崩れ落ちそうな煉瓦塀や土蔵も多く、せっかくの建物があと何年持つのだろう…と云うモノも多かった。 -
歴史地区の外れにあるのは群馬大学の工学部。
ここにも大正5年に建築された桐生染織高等学校の講堂と正面玄関の一部が残されている。大学工学部の構内に残る大正建築 by ウェンディさん群馬大学工学部同窓記念会館 名所・史跡
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イチオシ
これらの建物は昭和47年に修復・移築されたとのことだが、揺らぎのある大正ガラスが嵌った白亜の建物の雰囲気は、大正・昭和初期の学生さんたちの姿を彷彿とさせる感じだった。
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大学の直ぐ傍にあるのは桐生天満宮。
桐生天満宮は小さな神社だが、貴龍(きりゅう)天神の別称を持つ神社の装飾には登り龍があしらわれ豪華絢爛。
その五利益(御ではなく、あえて五と記されていた)は、昇運、厄除け、交通安全、合格祈願、安産の万能タイプの神様だ。五利益は、昇運、厄除け、交通安全、合格祈願、安産の万能タイプ by ウェンディさん桐生天満宮 寺・神社・教会
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イチオシ
境内では銀杏の木が丸ごと黄葉し、青空の中で鮮やかに燃えていた。
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時刻は16時半。
桐生に到着したのが12時だったので、ランチと町散策で4時間半、タップリと愉しんだ。
ココから先は、夜のお楽しみのために栃木県まで電車移動。
でも、その前にちょっとカフェでお茶を…と思ったのだが、桐生駅の駅舎内にはカフェは無く(コンビニすらなかった)、ランチ難民の次はカフェ難民に。
で、鼻センサを頼りに駅前で見つけたのがお持ち帰り専門のNorrys Coffee。
珈琲は1杯400円~と桐生と云う立地を考えると少し高いのだが、オーダーを入れてから豆を挽き始めるので、お客さんは豆を挽く香りから楽しめる。
淹れる豆の種類は季節により変わるようで、私達の時の珈琲は酸味も少なくまろやかなお味だった。桐生駅前、もっと頑張って! by ウェンディさんノーリーズコーヒー グルメ・レストラン
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そして17時過ぎ。
群馬県から栃木県への移動はあっという間の20分。
この日の最後のお楽しみは【光の花の庭2018】。
藤が語る不思議な物語の世界にどっぷりと身を浸してきた。
あしかがフラワーパークの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11422189あしかがフラワーパーク 公園・植物園
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この旅行記へのコメント (4)
-
- スイカさん 2018/11/26 09:38:58
- 醤油屋さんが見たかった。。
- こんにちは、ウェンディさん
クチコミが凄い内容だったので、是非とも見てみたいと、一目散に醤油屋さんを探しました。。
それにしても紅葉は見事ですね。
赤、黄、茶、、いろんな色が満載。
古代生物は。。。ありゃどう見ても、「しらす」でしょう。(^_^;)
一の湯は入ってみたい。番台にどんな人が座っているのか見てみたいです。今銭湯っていくらなんでしょうかねぇ。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2018/11/26 23:26:18
- RE: 醤油屋さんが見たかった。。
- スイカさん こんばんは♪
久しぶりの日本への帰国(というか旅)、北海道、群馬、長野、東京とタップリと秋を
堪能されたようですね。
Maさんとのやり取り、楽しく拝見していました。
今回、口コミを書いたお醤油屋さん(岡直三郎商店)は旅行記ではピックアップしていません。
私達以外にも年配のご夫婦の個人客に対しても態度や口のきき方のなっていない店員さんのおかげで醤油の購買意欲も失せ、早々に退散させていただいた為、写真も口コミの1枚以外はとっていないですし…。
店員の接客が悪いお店の話を旅行記に書いてもつまらないですし、私が実質的な害を被ったわけではないので敢てカットしました。
日本の秋の紅葉は、色彩が和ですよね。
カナダや欧州の紅葉とは、なんとなく色合いが異なる気がします。
関東の平地でも銀杏が色づいてきて、大きな庭園では紅葉が見頃を迎えつつあるようです。
銭湯ですが、一ノ湯さんのお値段は分かりませんが、我が家の近くの銭湯は450円です。
毎日入りに行くにちょっと高いとは思いますが、燃料費が高騰しているご時世なので仕方ないのかもしれません。
ところで、中国には銭湯みたいなシステムはあるのでしょうか。
ウェンディ
- スイカさん からの返信 2018/11/26 23:45:52
- RE: RE: 醤油屋さんが見たかった。。
- 醤油屋さん、しっかり名前も。。よっぽどだったんですね。(^_^;)
私は行ったことありませんが、確か上海には大江戸温泉物語、他にも中国独自の温泉施設があります。いも洗いでしょうけど。
場所は忘れましたが、4travelの熱帯魚さんの旅行記に、中国のどこかの路地の銭湯の写真がありました。
「ちょっと入る勇気はない」みたいなコメントの記憶があります。
私は中国で、いわゆる銭湯は見たことありませんが、近所の路上で髪の毛洗っている女性は時々見ます。(長沙は大都会なんですけどね(^_^;))
銭湯ではないのですが、スパ(男性用がメイン)はそこらじゅうにあります。
入ったことありませんが、日本でいうサウナみたいなものらしいです。
お風呂や食事もフリーだとか。。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2018/11/27 20:01:26
- RE: RE: RE: 醤油屋さんが見たかった。。
- 中国のお風呂屋さん、興味がありますが、なんだかとてつもなく凄そうですね〜。
是非、Maさん視点でのレポートをお願いします♪
男性専用のサウナスパは、アラブ圏や他の国でもあるのでなんとなく想像がつきますが、食事まで付属するということは、けっこうお値段も高い気がします…。
そういえば、お隣の国の女性用の汗蒸幕ではお風呂、サウナ、あかすり、食事…と全て込のお店もあった気がします。
オールインクルーシブのお風呂屋さんは、大陸の流行りなのかな?
ウェンディ
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