2021/10/24 - 2021/10/24
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ウェンディさん
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この旅行記のスケジュール
2021/10/16
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平標山の紅葉ハイキング
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蕎麦ランチの後には、シャインマスカットのシフォンケーキでスイーツタイム。
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村散歩
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この旅行記スケジュールを元に
秋と言えば、紅葉。
今年は群馬県と新潟県の県境にターゲットを絞り、紅葉狩りをプランニングしてみました。
谷川連峰の平標山に登って紅葉を眺め、温泉に浸って、秋の幸を満喫できたら大満足!
そんな風に考えハイキング計画を立てましたが、今年の秋は夏の終わりがだらだらと続き、10月も下旬に近いというのに山の木々の色づきもイマイチ。
更に、頼みの綱の天気までもが微妙と来れば、山歩きのテンションはだだ下がりです。
それならばと、リベンジで一週間後に挑んだのは、前週に登った平標山のご近所の山である谷川岳。
今年の秋はその訪れが遅いはず・・・だったのに、この7日間で一気に冬が到来してしまい、一週間後に訪れた谷川岳はいきなりの雪化粧。
魔の山との異名を持つ谷川岳のトレイルは雪で覆われ、溶けかけた雪が覆った地面はぐちゃぐちゃで、登山靴も内側まで浸水し目も当てられない状況に。
雨に降られてずぶ濡れとなり、溶けた雪で足指が霜焼けになりかけたりと、踏んだり・蹴ったりの10月の紅葉狩りでしたが、そんな山でも愉しんでしまうのが私たち。
谷川連峰を約40kmハイキングし、温泉でくつろぎ、美味しいスイーツを食し、雪化粧と紅葉の鮮やかなコントラストを愉しんできました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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紅葉狩りの初回は10/16、谷川連峰の平標山へ。
山の名は、平標と書いて「たいらっぴょう」と読むが、なかなか初見では読めない名前かもしれない。
平標山は群馬県と新潟県の県境にある谷川連峰(新潟県側)の山の1つで標高は1984m。
谷川連峰で紅葉が目的ならば、この辺りが比較的早くに紅葉するのかな?と考えてのセレクトだ。
朝7時過ぎに登山道入口駐車場に到着(駐車料金600円)し、7時半過ぎに歩き始めた。
天気予報では午前中は晴れ間も見えるという話だったのだが、歩き始めから空には厚い雲。
これからの晴れ間に期待を託し歩き始める。 -
私たちの淡い期待に反して、目の前の霧はどんどん深くなる一方で、山の中腹にある巨大な鉄塔も、そのすぐ脇に来るまでその姿が認識できず、霧の中にいきなり鉄塔が真横に現れたときはビックリ。
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イチオシ
霧が覆い尽くす平標の森。
ほんのり色づき始めた木の葉が、霧の中に浮かびあがる。
霧で視界が悪いのは残念だが、幽玄の世界を思わせるこんな景色は結構好き。
なにか人外のモノが霧の中からノソリと現れてきそうな雰囲気でしょ。 -
五合目の松手山を過ぎると、トレイルは森を抜け出して稜線歩きに変わり、霧さえなければ見晴らしが良いはずなのだが、残念ながら期待していた眺望はどこにもなかった。
平標山 自然・景勝地
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でも、山肌を覆う霧と雲は流れているので、時折、その切れ間から少しだけ稜線の風景が垣間見え、その一瞬を記憶する。
本来ならば、このエリアはなだらかな草原状の稜線が続く絶景のはずなのに、なんてこった!っていう感じだ。 -
山頂までは2時間半。
せっかく登頂したのだが、視界は見事に真っ白で、360度の谷川連峰の眺望が見えるはずが、その姿はどこにもない。
眺望があれば仙ノ倉まで足を伸ばそうかと考えていたが、この霧ではそこまで歩いたとしても、白すぎる景色に変化はないだろう。
その上、山頂に到着するころには霧が本格的な雨に変わり、とても山頂で暖かいランチを食べるなんていう気分にはならず、お昼はとらずにこのまま下山することに。 -
下り道の途中に広がっていた草原(もしかしたら湿原)は見事な草紅葉。
これも、紅葉の一種なのだろう・・・と自分を納得させる。 -
平標山のハイキングは登り2時間半、下り2時間。
今回は松手山コースを上りに、平成新道を下りに歩く周遊コースを選んだが、周遊トレイルの下り道は単調であまり変化がなく、松手山コースをピストンする方が景色を楽しめそうだ(天気が良ければね)。
(写真は駐車場の看板で、現在地と示された場所は登山口駐車場) -
紅葉を楽しみに行ったはずの平標山が雨で消化不良気味のハイキングとなってしまい、残念な気持ちが大きい中で向かったのは、猿ヶ京温泉の道の駅である“たくみの里”。
たくみの里は、三国街道にあった街道宿の須川宿の村そのものを道の駅として整備しているユニークな道の駅だ。 -
ユニークな道の駅がどのようなモノなのであるかの説明は難しいのだが、白川郷や大内宿などの有名な観光地をイメージしてもらうと分かりやすいかも。
過疎化が進行した村の再開発の一大事業として、村の空を這う電線を地中埋没させ、住む人のいなくなった古民家を整備するなどして昔の宿場町の雰囲気を再現し、村の中に古民家を利用した様々な里山体験施設を設け、アクティビティに参加したり、食事をしてもらうことで、村の収益につなげ、雇用を生み出している。
また、史跡巡りや街道に残る野仏巡り、温泉巡りなど、村で過ごすいろんな楽しみ方が提案されていて、レンタサイクルでのんびり過ごすならば、里山の風景の中で1日を過ごすことができる、体験型の道の駅というと理解しやすいだろうか。 -
その“たくみの里”に私たちが訪れたのは13時過ぎ。
まずは、雨の中のハイキング(トレーニングとも云えると思うが)で消費した体力をリカバーするためのランチ。
もちろん、蕎麦の美味しいこのエリアに来たからには、ランチは蕎麦一択。
そば粉を100%使用した手打ち蕎麦が美味しいと定評のある古民家を改築した“里山食堂”へとお邪魔をする。 -
手打ち蕎麦が800円(今なら大盛りでも800円とサービス中!)とお手頃価格なのだが、蕎麦そのものに手抜きはなく、コシのある香り高い蕎麦で美味しかった。
このたくみの里には、カフェやお食事処だけでも10カ所以上あり、何を食べたいのか決めてから行かないと、悩んでしまう。 -
そして、秋は、馬肥ゆる秋であり、私、肥ゆる秋でもある。
実は、今回のハイキング後に訪れたこの道の駅“たくみの里”は、この土地で収穫できる果物を使ったご当地スイーツで有名な場所でもある。
9月、10月のご当地デザートは、シャインマスカットを使ったケーキ三種。
シャインマスカットを使った三種のケーキは、道の駅価格でショートケーキ400円、タルト450円、シフォン500円と格安。
休日には購入するための長蛇の列ができるらしいが、この日は天気がよくなかったこともあり、並ばずに楽勝!で購入できた。山雨堂 グルメ・レストラン
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イチオシ
せっかく歩いてカロリー消費したのに、ケーキ食べちゃうの?
太るから食べるのを我慢すれば?
私の中の悪魔がそんなことを脳内でささやくが、食べたいものを我慢してたら、逆にストレスでホルモンバランスを崩して太りそう。
美味しいモノを食べたら、消費すれば良いだけ。
たくさん食べて、歩いて、良い景色を眺めて、笑って、
また、歩いて、食べる!
私にダイエットなんて、一生できないだろう。道の駅 たくみの里 道の駅
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相棒はタルト、私はシフォンを珈琲セットでオーダーし、いただきます!
道の駅なので珈琲は紙コップに入ったアメリカンだが、単品200円の珈琲がケーキとセットで100円と割引になり、シャインマスカットのシフォンケーキのセットがなんと600円という高コストパフォーマンス。
村でとれた新鮮な輝くシャインマスカットで彩られたケーキは、美味しかった。 -
更に、スイーツ以外にもこの道の駅に立ち寄った理由がもう1つあり、ソレは村の中にあるギリシア聖教の聖堂(正教会)。
正教会とはギリシア正教の教会のことで、ギリシア正教はキリスト教の宗派の1つである。
キリスト教というとカトリックやプロテスタントが有名だが、日本だけでもメジャーな宗派が14種はあると言われていて、その中でも正教会は一番の少数派(2017年の統計より)。
世界的にはロシア正教の聖堂(モスクワの玉ネギ聖堂は有名だよね)など有名建築物も多く、名前が知られている割に、日本でのその信者は多くはない。
日本の正教会のトップは東京・お茶の水にあるニコライ堂だが、私はニコライ堂以外で、日本のギリシア教会の聖堂を訪れるのは初めてだ。 -
村の中の民家の間にひっそりと存在する正教会の正式名称は、須川ハリストス正教会・聖パンテレイモン聖堂。
ハリストスとはギリシア語でのキリストを指す。
この教会が最初にこの地に建てられたのは明治22年なのだが、当時の建物は火事で焼失し現在の教会は昭和時代の建築だそうだ。 -
聖教会の聖堂といえば特徴的なのが、その装飾。
十字架の形が一般的な十字ではなく、昔のテレビアンテナみたいな八端十字架であり、その八端十字架の足下には丸い玉ネギドームがある。
正確に記すならば八端十字の十字架は正教会のなかでもロシア正教の流れをくむ教派に多い建築様式で、欧州のギリシア正教の地域では正十字(ギリシア十字)の十字架を掲げている場合が多い。
八端十字架の形の意味は、一般的な十字架と同じでキリストが磔刑となった十字架を示しているが、下にある斜めの横棒がポイントで、この横棒は磔刑となったキリストの足台を表していると言われ、一般的な二本の線がクロスする十字架よりも、より写実的な十字架ということなのだろう。 -
正教会の聖書のストーリーを描いたイコン(聖像)画も有名で、須川の教会のファザード部分にも描かれていた。
聖堂の内部には、日本で唯一の女性イコン画家である山下リンさんが残したイコン画があるということだったが、聖堂内部が一般公開されるのは月に1日だけということで、残念ながらこの日は見ることはできなかった。 -
群馬のこのエリアならば日帰りも可能なのだが、この日は緊急事態宣言明けの初めての山なので、温泉へ宿泊することに。
宿泊したのは、猿ヶ京温泉の“旅籠しんでん”。
“旅籠しんでん”には以前にも宿泊したことがあり、肌へのあたりの柔らかな湯がお気に入り。
季節の野菜や川魚を使ったお料理が美味しく、素朴な田舎の家庭料理の味が楽しめる宿で、お風呂も食事もおすすめのリーズナブルな温泉宿だ。
このときは、緊急事態宣言明けのキャンペーンと言うことで、ワクチン2回接種の証明書(写真OK)をチェックイン時に提示すると夕食時の飲み物が1杯無料となるサービスを実施していて、私はリンゴの地ビールをセレクトしてみたが、これは微妙であまりリンゴ感はなかったかな。猿ヶ京温泉 旅籠しんでん 宿・ホテル
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そして、翌週の週末の日曜日。
先週に続いて再び訪れたのは同じ谷川連峰。
前週は新潟県側の平標山を登ったが、今回は群馬県側の谷川岳にチャレンジ。
ただし谷川岳といっても、この日に行くのはネコ耳のある山頂ではなく、ロープウェイで登った天神平の紅葉と谷川岳の麓にある一の倉沢がそのターゲットだ。
早朝(まだ深夜かな)3時過ぎに家を出て、水上I.Cを抜けたのが朝の5時。
予定よりも少し早めに現地入りできたので、日本一のモグラ駅へと立ち寄ってみた。土合駅 駅
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モグラ駅とはJR土合駅のことで、この駅では下り線のホームがあるのは、遙か地下。
462段のまるで地下世界へ下るかのような階段を下りたところにホームがあり、この階段の深さがモグラ駅の名前の由来。
上りの地上ホームと下りの地下ホームの階段差が日本一ということで、日本一のモグラ駅というわけだ。
この日は時間がなかったので、モグラの巣穴は上から眺めるだけだったが、実際に下りホームから歩いて登ったことのある相棒によると、ひたすらハードなトレーニングのような階段だろいうことだ。 -
モグラ駅である土合駅は以前はトイレしかない無人駅だったのだが、最近は駅事務所を改築したカフェができたとのこと。
さすがに朝の5時前ではカフェは営業してはいなかったが、駅舎の壁に貼られたメニューを拝見する限り、お手頃価格というよりは少しお高めなのかもしれない。 -
モグラ駅を経由して谷川岳ロープウェイの駐車場に到着したのは朝の5:30。
ロープウェイの前には駐車場が開くのを待つ車の列ができていて、私たちの前で待っていたのは20台くらい。
駐車場の係員がやって来たのは5:45で、6時前には無事に駐車(駐車料金500円)できた。
この時点で、少し下にある無料駐車場にもまだまだ空きがあったが、この日はロープウェイの駅を起点に動くので、利便性を考え、ロープウェイ直結の有料パーキングをあえて利用することにした。谷川岳ロープウェイ 乗り物
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車の中で手早く朝食を食べたら、暖かい装備をしてロープウェイ乗車券の販売(大人2100円。JAF等の会員証で100円割引あり)の列に並ぶ。
谷川岳の紅葉は群馬県の中でもトップクラスの知名度で、この日は紅葉最盛期の日曜日。
ロープウェイのチケット争奪戦の混雑は予想できたので、先手必勝。
ロープウェイ山頂駅の気温は4℃とのこと。
暖かな格好を準備してきて正解だったようだ。 -
早くに並んだおかげで、ロープウェイの朝7時始発の第1便に無事に乗り込み、5分間の空の旅へ。
麓の駅の辺りは紅葉はまだまだという感じだったが、 -
中腹辺りに来ると、木々が秋色に染まり始め、
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イチオシ
一気に高度を上げるポイントでは、山肌のグラデーションが見事。
谷川岳 自然・景勝地
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高低差約600mの距離を毎秒6mのスピードで進むゴンドラから眺めると、山肌の季節の移ろいが手に取るように分かる。
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そして、天神平の山頂駅に着く頃には初雪の姿が紅葉した木々の間から見えていた。
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谷川岳ロープウェイのホームページには山頂駅の紅葉は見頃とあったが、ゴンドラから見えた紅葉から予測するに山頂付近はそろそろ紅葉も終盤だろうか・・・と思っていたのだが、到着してみて、目の前の光景に私達の予測が甘かったことを実感。
山頂はもう秋を通り越して冬に足を踏み入れていて、更に白い雲が低く垂れ込めている状態。 -
そんな状態だったが、せっかく来たのだし、装備もそれなりにしているのだから、とりあえず、天神平への展望台へ向かうトレイルを歩いてみることにした・・・
のだが、トレイルの雪の状態が想像以上に悪く、溶けかけて水をたっぷりと含んだ雪で、道のコンディションは最悪。 -
それでも歩くのは、雪と紅葉の描く今の時期だけのコントラストを見たいから。
これを見ることのできるのは、秋の冬の狭間の1週間程度の期間だけ。 -
来週末になれば、もう色づいた葉は地面へとこぼれ、景色は白い雪と骸骨のような木々が織りなす冬景色となってしまう。
天神峠 自然・景勝地
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この日は天気予報によれば全国的に秋晴れとのことだったが、先週に引き続き山間部での天気予報は当たらないモノで、空には白い雲が垂れ込め、時折青空がのぞきはするが、雲が晴れる様子はなかった。
天神平 自然・景勝地
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白い雪と雲の切れ間に差し込む太陽光が照ら山の斜面の色合いを愉しむ。
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天神峠の展望台から少しだけ見えた青空。
その青空の向こうに谷川の山々が顔を見せる。
でも、すぐに新たな雲がながれてきて、青空を隠してしまった。 -
イチオシ
今年の紅葉は長かった夏のせいで、色づきがイマイチなのだが、山に雪が降ったおかげでコントラストがはっきりとして、この時期ならではの景色を楽しめたかな。
谷川岳天神平スキー場 スキー場
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雪で靴がぐしょぐしょになってしまったので、駐車場でいったん車へと戻り、別な靴に履き替えたら、本日の二つ目のポイントへ向かう。
実は本日の真の目的は、こちらの一ノ倉沢へ片道50分のハイキングであり、ロープウェイでの空中散歩はちょっとした前座のようなモノだ。
目的とする一ノ倉沢のその絶壁は、天神平の雪景色から想像するに、山壁についた雪と紅葉が織りなすかなりの絶景となっているはずだ。 -
谷川の絶壁で有名なのは一の倉沢だが、一ノ倉沢までの途中にあるマチガ沢(駐車場から徒歩25分)もなかなかのもの。
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歩きながら徐々に近づいてくるマチガ沢の岩壁の姿は、初めて此処を訪れる私にとっては迫力満点の岩壁だ。
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遊歩道に近い部分の木々はまだ緑色の葉を残すが、岩壁に近づくにつれて紅葉がすすみ、初雪がつく岩壁付近では、葉の色も朽ちかけた色に。
空が曇り、ガスが出ているせいで、絶壁に凄みと幽玄さが増している。 -
イチオシ
マチガ沢から15分ほど歩いてくると目の前に現れるのが、本日のメインディッシュの一ノ倉沢。
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ここまでやってきた皆が、河原から一ノ倉沢の絶壁を見上げる。
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谷川岳は日本で一番遭難死者数が多い山;魔の山と言われているが、それは、この一ノ倉沢の絶壁での滑落事故率の高さが谷川岳全体の遭難死者数の数を引き上げているからだ。
一ノ倉沢の崖はクライマーの憧れの岩壁ではあるが、その難度も非常に高く、若い頃にロッククライミングを囓っていた程度の相棒では到底、歯が立たない壁だと言うことだ。一の倉沢 自然・景勝地
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先ほど、ロープウェイで天神平から下ってきたときに、ロープウェイ乗り場に団体バスツアーご一行様がいらして、そのツアーガイドさんがこれからロープウェイに乗るツアー客に「谷川岳は魔の山と言われ・・・云々・・・日本での年間死亡者数が一番多いから、皆さんも天神平ではお気をつけて」とお話しされていたが、ロープウェイで天神平まで行くくらいじゃ、よほどのことがなければ遭難死を望んだって難しい。
ガイドさんがツアーのお客さんに魔の山;谷川岳の説明をなさるのならば、きちんと正確な情報を伝えてほしいと思うけどな。
ついでにガイドさん向けの豆知識として付け加えると、実は世界で一番遭難死者数の多い山は世界最高峰のエベレストではなく、日本の谷川岳であり、谷川岳は世界一、登山者の命を喰った危険な山としてギネス認定されている山でもある。 -
一ノ倉沢の絶景を眺めに来る人の大半は、この一ノ倉沢まで来るとソレで満足し、来た道を引き返すことが多いのだが、この遊歩道はその先にも続いていて、私たちはもう少し先の幽ノ沢まで足を伸ばすことに。
幽ノ沢までのトレイルでは舗装された道はなくなり、少しだけ山道となるが、こちらの方がふかふかで歩きやすい。 -
この道から背後を振り返ると一ノ倉沢が先ほどとは異なる角度で眺められ、なかなか良い景色だった。
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幽ノ沢までは歩いて15分ほどで到着。
一ノ倉沢と比較すると幽ノ沢はコンパクトサイズだが、岩壁が近い分、迫り来る迫力がある。 -
黒い岩壁と張り付いた雪と紅葉。
マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢の3つの沢で、今の時期だけの雪と紅葉の絶景をこれでもかと言うほど、堪能した。 -
幽ノ沢から駐車場までの帰路は1時間強。
来るときは山側の壁ばかりをみていたが、帰路は沢向かいの山の紅葉も愛でながら・・・。 -
帰路に再び一ノ倉沢で足を止めて、その雄大で幽玄な光景を目に焼き付ける。
この風景は、なんだかイタリアのドロミテやアメリカのグランドティトンの雰囲気にも似ている気がする。 -
イチオシ
最後にその姿を振り返りつつ眺めたら、後は帰宅するのみ!
明日は月曜日で仕事だし、午後の混雑で道路が混む前に帰らないとね。 -
そして、2週に渡って合計で歩いた谷川連峰のハイキング距離は約40km。
軽い歩きだったが、紅葉ハイキングとしてはかなり頑張った距離かな。
歩いたご褒美に帰宅途中、ドライブ休憩がてらカフェでのご褒美スイーツ。
モンブラン・パンケーキをいただいて、谷川連邦の紅葉旅はFin。
お天気には恵まれなかったモノの、霧に包まれた幽玄の魔の山は楽しかった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2022/02/17 00:24:19
- 燃える谷川
- ウェンディさん、こんにちは
谷川連峰、なかなか厳しい山行でしたね
平標山と仙ノ倉山はその稜線の美しさに涙目でした
周回ルートと言うのは平標山の家を経由して下山したということでしょうか?
あのルートは山小屋までは良いですが、そこから先がホント退屈ですね
谷川は何度か行きましたが、冬に行った時は洒落になりませんでした。
朝からの雪で山頂は当然断念し、一ノ倉沢まで行ってみようとしたものの、とんでもないラッセル状態でマチガ沢で撤退です。
谷川はアクセスは比較的良い山なのに、天候が不安定でなかなか悩ましい。
それでも一ノ倉沢の風景はやっぱり迫力ありますね。幽ノ沢の風景も素晴らしい。
下山後のご褒美スイーツもいいですね~
こういう店のチェックをいつも忘れてしまうんで、自分も心掛けないと・・・
あの道の駅も非常にそそられます。
---------琉球熱--------
- ウェンディさん からの返信 2022/02/17 23:22:35
- Re: 燃える谷川
- 琉球熱さん こんばんは。
この秋は谷川を2週連続で攻めてみましたが、紅葉は前評判ほどは・・・といった感じでした。それでも自然の中を歩く山歩きは気分転換には最高で山山の季節の移ろいを温泉やスイーツと共に愉しんできました。
平標山の下りはご指摘のように山小屋から下は階段道と林道が続くこれと言った面白みの無い道で、確かに退屈で、次に登るならばあの下り道は二度と使わないと思います。
そうそう、平標山の下りで立ち寄った道の駅は小さな子供連れのファミリーから熟成した大人のご家族まで幅広く楽しめるのでお勧めです。
今年の冬はオミクロンのせいでいわゆる旅行はあまりできていませんが、密にならない雪山遊びはそこそこ愉しんでいて、マスクを凍らせながらもスノーハイキングに興じています。琉球熱さんのようにラッセルをしながら歩くのは体力的に厳しいので難しいのですが、スノーシューを履いての雪遊びならば、大好き!
なかなか明けないコロナの長い夜ですが、そんな中でも楽しみを見つけ、ポジティブに暮したいですね。
ウェンディ
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