九段下発の香港料理店「錦福 香港美食」～祝ミシュランガイド東京2019掲載！福臨門銀座店の元焼物シェフが調理する本格香港中華を食べられる超優良店～

2018/06/04 - 2018/06/04

東京都内で中華料理の多様化が進み、以前だったら、横浜の中華街まで行かなければ食べることが出来なかった香港式の焼き物飯を提供するお店が少しずつではありますが、出現してきました。その一つが九段下にある錦福です。本格中華オタクには知れ渡っているお店ではありますが、福臨門銀座店の元焼き物シェフがつくる本格的な焼き物をお手頃価格で食べられるということで、注目を浴びています。

香港では現地の定食屋で普通に提供されている焼き物飯は、なぜか日本では一般的ではなかったですが、海外の食べ物に対する受容性が従来にも増して高まっている近年の東京でようやく食べられるようになってきました。

錦福では焼き物飯はランチ時だけに提供されていますが、夜は焼き物やその他一品類を食べることができます。何度か足を運んで食事をしてきましたので、その時の備忘録として公開します。

（後述）ミシュランガイド東京2019でビブグルマンを獲得しました。ミシュランの調査員にも味が評価され、嬉しいです。次は、星を獲得してほしいですね。

エリア 神楽坂・飯田橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

地下鉄九段下駅を降りて、飯田橋方面に路地を歩きます。

5分もすると、錦福に着きます。街の中華料理屋さんとは一線を画す店構えですね。

ランチの案内です。

ランチは焼き物飯のみを提供しています。

お茶です。

最初に出されるサラダです。中華らしくないですね。

店内です。値段が少し高めなこともあり、ランチ時に利用する人の平均年齢は若くないと思います。

香港では普通に見られる風景です。焼き物を吊るしています。

この日頼んだのは、焼き物3種セット（チャーシュー、皮つきチャーシュー、牛すね肉）の焼き物飯です。

ご飯は香港のパサパサライスではなく、日本米です。

豚チャーシャーの焼き加減が抜群にいいですね。この味だと、夜も食事をしてみたくなります。

中華スープも付きます。

別の日に頼んだ、鶏チャーシュー飯です。

絶品の照焼チキンです。料理の腕を存分に発揮している一品です。

香港を感じさせる店名の看板です。

昼あれだけおいしいと、夜も食事をしたくなるので、比較的空いてそうな平日の夜を選んで訪問しました。

メニューの表紙です。

オーナーシェフは今はなき福臨門銀座店で焼き物を担当するシェフでした。

一般的な中華料理店に較べると、メニューの品数は少ないと感じます。

値段は街の中華料理店に較べると、少し高めですが、銀座やホテルの中華レストランの価格と比較したら、割安なのを確認できるかと思います。

このお店の料理は何でもおいしそうなので、すべて試してみたくなりますね。

もちろん炒飯も食べられます。

おしぼりを出してくれるのは嬉しいですね。

ウーロン茶です。

最初に甘い味の大根の前菜です。中華では定番です。

夜は人でテーブルが埋まっています。

さて、次はこのお店の看板メニューと言ってもよい、豚のチャーシューです。

いい具合に焼き上がっています。日本の本格中華で食べる豚チャーシューはおいしいですね。

次は蒸し鶏の冷菜です。

ネギとジンジャーのソースです。

鶏はいい感じに蒸されていました。こちらもなかなかの一品でした。

最後は海鮮チャーハンです。

量が多すぎて、食べ過ぎ気味でしたが、チャーハンも現地スタイルのパラパラチャーハンなのでおいしかったです。

オーナーシェフが一人で調理しているようなので、すごく待たされますが、その分、おいしいものが出されるのは明白なので、苦痛ではありません。

大満足の夕食でした。

本格的な香港料理をリーズナブルな価格で食べたい人にはぜひお勧めしたいお店です。

東京に中華料理好きを満足させてくれる素晴らしいお店があるのは嬉しいですね。