2016/11/05 - 2016/11/05
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植田城址と所縁の寺社紹介の締め括りです。所縁の寺社は、神社1箇所と、お寺3箇所を紹介しましたが、その最後の栄久寺の紹介の続きです。1480年の創建当時は、現在の平針街道の南側に位置したようです。
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『松雲山・栄久寺』の梵鐘と撞き棒(撞木)のズームアップ光景です。1480年に伽藍を創建した、植田城主の家臣の室賀多門は、永照法師の呼び名も持っていたようです。
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イチオシ
松雲山・栄久寺の梵鐘のズームアップ光景です。南無阿弥陀仏の文字の左横には、四時述語らしい文字が鋳込まれていました。『兵才無用』、『崇徳興仁』、『務修礼譲』、『仏所遊履』と『国邑丘聚』の五つでした。更に左には、昭和23年(1948年)5月鋳造の文字がありました。おそらく戦時に供出された鐘が、戦後いち早く復旧されたようです。
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鐘楼の横から眺めた本堂の光景です。境内には、数多くの大きな慰霊碑などが立っていました。この場所からも2基の大きな碑が見えました。
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雨受けの石製の容器の光景です。お寺の本堂を見学する時には、先に目に留まります。寺紋が彫刻されていることが多いためです。この雨受けにも寺紋の陽刻がありました。剣桔梗紋でしょうか、あるいは剣梅紋でしょうか、判断が付きませんでした。
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栄久寺の前庭の庭木の紹介です。頭が詰められた針葉樹のように一直線に幹が伸びた樹木の光景です。幹から横に伸びた枝には曲がりくねった変化がありました。
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こちらも幹が一直線に伸びた庭木の光景です。黄葉が始まったばかりの公孫樹の木でした。この庭木の横にも水を張った深鉢がありました。
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石灯篭の光景です。春日灯篭に似た造りの部分もありましたが、縦長の春日灯篭に比べますと、高さを抑えた造りでした。
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一対で置かれていた、もう一方の石灯篭の光景です。標準的な春日灯篭と比べますと、上から、玉・宝珠、傘、火袋、受まではそっくりですが、柱の部分が短く、その中間の節もありませんでした。春日灯篭の変種か、同じ立灯籠の別種かも知れません。
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イチオシ
『松雲山・栄久寺』の境内の一部と思われる場所から眺めた、稲葉山の山頂光景です。上りませんでしたが、展望台があるようです。ネット情報では、夜景見学の名所となっているようでした。
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東側方面から眺めた、本堂の側面光景と、その前庭の光景です。除草が大変でしょうが、砂利ではなく芝生の前庭でした。
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本堂の東側になる右側方面の光景です。東側には、長屋のような大きな建物がありました。オレンジ色の屋根の建物です。
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本堂の前から眺めた鐘楼の光景です。先に梵鐘のズームアップ光景を紹介しましたが、第二次大戦後の昭和23年(1948年)5月に鋳造された梵鐘でした。
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境内側から眺めた山門の光景です。山門の中に見えているのは、栄久寺の駐車場ですが、名古屋市街の見晴らしの良い場所でした。
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全体に芝生が植えこまれた、開放的で明るい感じがした、松雲山・栄久寺の前庭光景です。その背後の稲葉山が借景になっていました。
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庭石代わりとして配置されていたような、大きな石臼の光景です。人手で回すのは大変そうですから、現役時代には牛馬が使われていたかも知れません。
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睡蓮などの水生植物が植えこまれた鉢です。睡蓮よりは小さな歯が水面を覆っていあmしたが、枯れた後に切り取られた茎も見えました。
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こちらは庭石と、その傍らに置かれていた、蓮を植えこんだような深鉢の光景です。池は配されていませんでしたが、その代わりの鉢のようにも見えました。ほかにもまだ鉢がありました。
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かなり大きな庭石の光景です。鋭角で複雑な形をした黒っぽい石ですが、所々に白い石の部分がありました。
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これで、『松雲山・栄久寺』の見学はおしまいです。幟の石段が長かったので、帰りは石段ではなく、ッ坂道を下ることにしました。稲葉山を半周しながらの下山となりました。
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稲葉山頂の下の周回道路に出る前の光景です。栄久寺の片隅で咲いていた白い花です。キク科の植物のようです。ガザニアによく似た花でした。キク科の植物は、双子葉植物に属する、最も進化した植物とされています。地球上のほとんどの地域に自生し、世界では約2万種とされます。
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イチオシ
最後に、もう一度振り返って眺めた、『松雲山・栄久寺』の本堂光景です。稲葉山の山頂付近は、下から眺めた時よりも広い平地があり、その平地を利用して建てられた栄久寺でした。
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先程の写真は、本堂のズームアップ光景でしたが、今度は赤い屋根の僧房らしい建物を入れた光景です。二階建ての建物でした。
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稲葉山の山頂の周回道路からの光景です。周回道路の周りは、土留め工事の石垣が積まれていました。泉称寺の高い石垣の竣工プレートで目にした、『間知石擁壁工事』と同種の石垣のようでした。
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稲葉山の山頂に向かう石段のようでした。その先にも上に向かう石段の手摺りが見えていました。上に登るのは膝の具合がもっと改善してからと決めて、今回は止めることにしました。
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樹々が生い茂った、稲葉山の山頂付近の光景です。石垣を使った擁壁工事で確保したと思われる平地に、慰霊碑や慰霊堂がありましたので、立ち寄ることにしました。
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コンパクトな建物ですが、本瓦を吹き、鬼瓦が載せられた本格的な造りの祠です。正面のガラス窓越しに、司祭に使われるような道具類が見えました。建物の名前が特定できる扁額はありませんでした。
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手摺り付きの石段の上にあった、『英霊堂』の表札があった建物光景です。太平洋戦争の慰霊堂でしょうか、六角堂の様な造りでした。
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黒地の大きな石碑に、白く大きな『慰霊碑』の文字が刻まれていました。その右横には百名近い名前が刻まれた石碑がありました。大戦時におけるこの地の戦没者の方のようでした。
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先程の名簿は、女性の名前がほとんど見当たりませんでしたから、名古屋空襲で亡くなった方の名簿ではないようです。因みに、名古屋の空襲は63回に及び、東京に次ぐ被害を受けたとされます。B29の来襲は2579機、投下弾は判明分のみで14,500トンを超えます。その被害は、死者7858名、負傷者1万名余、被害戸数13万5千戸余に及びます。
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稲葉山の坂道を下って、次の目的地の植田八幡宮に向かいました。その途中の名古屋市街の光景です。殊に植田城址に所縁の深い植田八幡宮は、先に紹介をしておきました。
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