2016/11/05 - 2016/11/05
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植田城址と所縁の寺社、福田山・全久寺の紹介です。永享2年(1430年)に創建された曹洞宗のお寺です。所縁の植田城が築城されたのは文明3年(1471年)、将軍足利義政の命により、遠州横地城から植田城主となった横地秀綱が築城しました。
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- 徒歩
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全久寺の駐車場の標識があった場所です。家から、地下鉄を使わずにここまで歩いて来ました。2キロほどの距離でした。
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全久寺の山門に向かう坂道の光景です。その入り口に、『福田山』と『全久寺』の文字が刻まれた石碑がありました。元々は天白川に近い、飯田海道の南側にあったお寺ですが、水難を避けるため、寛政4年(1792年)にこの地に引っ越したお寺です。
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全久寺の山門に向かう坂道の途中からの光景です。別の場所から、石段の道が合流していました。帰りに、次のお寺に向かう時にこの坂道を下りました。
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坂道を登った先に見えてきたのは、全久寺の観音堂です。この後紹介する本堂なども、近代建築技法が駆使されていました。
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卒塔婆越しに眺めた、観音堂の光景です。この後紹介する、古い石碑で観音堂であることが確認できました。ネット情報にあった呼び方を引用しておきます。左手の幟の中には、水子地蔵尊が祀ってありました。
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観音堂の前から眺めたm全久寺の本堂光景です。建築デザイン賞でも受賞したのではないかと思うような斬新なデザインの本堂でした。
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イチオシ
同じく、粗油面近くなら眺めた本堂光景です。相輪のような長い屋根飾りに、左手前の五重石塔がよく似合っていました。
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この日の見学では、植田城址所縁の神社の植田八幡社でも、大きな石灯篭を目にしましたが、この石灯篭もそれに匹敵する大きさでした。
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帽子と前掛けが着けられた石像の光景です。帽子が顔各紙になっていましたから判断が付きかねましたが、地蔵菩薩より、観音菩薩か薬師如来のイメージの像でした。
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リズミカルな屋根飾りを持った、真新しい五重石塔の光景です。各層ごとに透かし彫りの窓が入っていました。
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『大本山永平寺直末寺』の文字が刻まれた新しい石碑の光景です。永平寺は、総持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院(大本山)です。日本曹洞宗の開祖は、道元禅師(1200~1253年)です。
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『福田山史録』のタイトルがあった、縁起を記した石碑です。少し拾い読みしますと、今を去ること450年ほど昔の1430年頃、植田城を築いた横地氏の菩提寺として創建されたと紹介されていました。この日が刻まれた昭和48年時点(1973年)では計算が合いませんので、1880年頃の文書の引用のようでした。
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自然石をくり抜いた水盤を持つ手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)の光景です。側面に『洗心』の文字が刻まれていました。
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『龍の口(たつのくち)』のズームアップ光景です。水出し龍等とも呼ばれます。
手水舎は、水盤舎(すいばんしゃ)、御水屋(おみずや)とも呼ばれます。 -
半ば庭木に隠れてしまいましたが、庫裏方面の光景です。こちらは、本瓦葺きの純和風の建物でした。
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庫裏をバックに、見事な枝振りの庭木のズームアップ光景です。松ではなく、ラカンマキ当たりのようです。
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正面から眺めた全久寺本堂の建物光景です。『福田山』の扁額が懸かっていました。正面扉の装飾絵も、建物に負けないほどダイナミックな絵柄でした。
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イチオシ
稲葉山の中腹に建つ、全久寺の境内から眺めた名古屋市街の光景です。南方面になるようでした。直下に見えるのは、お寺の駐車場のようでした。
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同じく、稲葉山の中腹に建つ、全久寺の境内から眺めた名古屋市街の光景です。こちらは東南方面になるようです。
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イチオシ
山門の下から眺めた全久寺の本堂光景です。近代建築風の本堂にも、立派な枝振りの庭木が、緑青の屋根の色との釣り合いも含めて、マッチしていました。
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逆光での写真になりましたが、大きな『表忠碑』の光景です。『陸軍大将・松井岩根謹書』の落款がありました。松井岩根(1878~1948年)は、『日中提携』、『アジア保全』の運動に生涯をかけましたが、ポツダム宣言受諾後、『南京事件』の責任を問われて極東国際軍事裁判(東京裁判)で死刑判決(B級戦犯)を受け、処刑されました。A級戦犯でなかったのは、平和に対する罪はなかったされるためです。
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『表忠碑・由来記』のタイトルがあった銅板プレートの説明文です。旧制の第8高等学校生の慰霊碑が、希望ヶ丘校の校庭に設置されていたものの、戦災で喪失し、この場所に再建されたことなどが紹介されていました。当時の住職が同校の卒業生だった縁もあったためのようです。
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まるで斬新な近代建築を思わせる本堂の建物の、部分的なズームアップ光景です。大胆な傾斜と、校倉造りもイメージさせる壁面光景です。
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同じく、まるで斬新な近代建築を思わせる本堂の建物の、部分的なズームアップ光景です。斜め前から眺めた、建物前面の光景です。
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右手前から眺めた、近代建築の観音堂の建物光景です。随分と幅広い軒先を持った建物に見えます。
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『尾張城東観音霊場・第十一番・植田全久寺・観音堂』の文字が刻まれた古い石碑の光景です。ネット情報では、『尾張城東西国三十三観音霊場』の11番札所に全久寺の名前がありました。ほかには、『城東観音札所』や『尾張三十三観音霊場札所』などの異なるリストもありました。
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登りに囲まれた水子地蔵尊の光景です。幟には、『南無水子地蔵菩薩』の文字がありました。『南無』は、帰依するなどの意味です。『信じます』と読み替えてもよさそうです。
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観音堂の屋根飾りのズームアップ光景です。蓮の花が全体の基本デザインに採り入れられていました。
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全久寺の本堂の屋根飾りのズームアップ光景です。随分とスマートですが、伝統的な相輪の構成を踏まえていました。相輪は、上から順に次の構成になります。
〇宝珠:仏舎利(釈迦の骨)が納められるものです
〇竜車:高貴な者の乗り物です
〇水煙:火炎のデザインですが火事を避けるため水煙とされます
〇九輪(宝輪):五智如来と四菩薩を表します
〇受花(請花):飾り台です
〇伏鉢:鉢を伏せた形をした盛り土形の墓、ストゥーパ形です
〇露盤:伏鉢の土台です -
五重石塔を右手に入れての、全久寺本堂の建物光景です。独り言ですが、バブル期でなければ、これだけ立派な寺院を建築するのは難しそうでした。
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旅行記グループ 2016年、名古屋の古城巡り(その1)
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