2013/10/14 - 2013/10/28
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jijidarumaさん
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2013年秋・ドイツ・ベネルックスの旅
2013年10月14日(月)〜10月28日(月)15日間
;10月17日(木)Sauerlandザワーラントの深い森の古城
≪伝説・シュネレンベルク城の盗賊騎士ハインリヒDie Sage des Raubritters Heinrich von Schellenberg≫
昔々、シュネレンベルクの騎士ハインリヒは野蛮で、教養が無く、日ごろの行動も自らの意のままにしていたので、その領地で大変嫌われ、恐れられていました。
その領地はWolkenstein und Scharfenstein ヴォルケンシュタインとシャーヘンシュタインからシュネレンベルクまで、しかもボヘミア(現チェコ)との国境にまで、彼の支配は及んでいたそうです。
シュネレンベルク城の野蛮なハインリヒに、実際にはばったり出会う事はない。
多分、Altzellaアルトゼラの修道士にも、盗賊騎士とか、追剥騎士と云う風に見なされていたハインリヒにとってもお互いが出会う事はあり得ないことだった。
所がハインリヒの悪い噂を聞いて、これを懲らしめようと、アルトゼラの修道士はしっかりとハインリヒを待ち伏せしたのである。
ハインリヒが領地の村に来た際に、修道士はその行く手をわざと邪魔をして、ハインリヒにぶつかったのだ。その時、修道士はハインリヒのたくましい腕に当たったのだ。
だからといって、ハインリヒは修道士の意図も知らず、彼を過小評価して、油断していた。
修道士は最初に意図していた如く、ハインリヒを“地域の平穏を破る者”であること、“追剥”であること、とりわけ“教会を冒涜(修道士を痛めつけた!)”する罪は重大であると、皇帝に訴え出たのでした。
皇帝はハインリヒを召喚し、彼を軽蔑し、嘲笑したのでした。そして、ハインリヒのシュネレンベルク城には神を愛し、信心深い者を新たに城主にするべしと宣言した。
皇帝は直ちに近隣の騎士軍をシュネレンベルク城に向かわせ、武力でもって城を制圧してしまった。
野蛮なハインリヒも、ついに支配下のBurg Liebensteinリーベンシュタイン城で捕らえられてしまった。
そして、反対側に立っていた同様のKatzenstein猫城も騎士軍によって破壊されて、跡かたも無くなってしまったと云う。
Heinrichハインリヒは領地も、信用?も、最後の城も全て失ったそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<10月17日(木);190km 、12℃、曇り、一日中シャワーあり。>
山中の道から、アッテンドルンの町に向かって道を下って行くと、右手に古城ホテル シュネレンベルク城の看板が見えた。
更に森の中へと、道を入って行くと、突然、赤い蔦に蓋われた古城ホテルが現れた。これぞ古城と云う感じである。
空堀にかかる石橋を渡り、一の丸の城門をくぐると、一の丸左手にレストラン、右手にレセプション等の事務所、祝典の間、朝食の間、そして階段を登る2階以上がホテルになっている。
中庭があり、その後ろの高台にドイツ国旗が翻る天守閣を中心に本丸が立っている。ここにも空堀があり、城門をくぐると、本丸内の中庭がある。
車を一の丸の城門内に駐車し、一の丸にあるレセプションに行って、チェックインをした。
13時半を少し過ぎた時間で、アッタ・へーレ鍾乳洞見学と城内博物館見学には十分の時間がある。
ホテルのスタッフに導かれて入った部屋は28号室。塔内にある部屋で、しかも螺旋階段で2階と3階が繋がっているのだ。後で外から見ると、古城の右手にある塔の1室であった。
写真は1941年のシュネレンベルク城 -
(1泊)Burghotel Schnellenberg 古城ホテル シュネレンベルク城
D-57439 Attendorn 、Schnellenberg 1
Tel:+49 (0) 2722 - 6940 、Fax: - 6941-69
http://www.burg-schnellenberg.de/ge
28号室(一の丸・塔内の部屋:2&3階)。Euro152.5(20,802円)。
塔内の部屋はこの古城ホテルにも2室だけで、左右の塔内に其々ある。
28号室は螺旋階段を登って上がると3階で、そこは広い寝室と浴室などがあり、浴用ガウンも備えられて、とりわけジャグジー付の大きな浴室には吃驚した。 -
2階は広い円状の居間になっている。
広い塔内の上下の部屋(2&3階)にTVも各1台あるとはすごいものだ。 -
但し、螺旋階段を登って、トランクを3階に持ち運ぶのは少々無理で、不便だが、2階の居間にトランクを広げざるを得なかった。
-
螺旋階段を登った3階に広い寝室がある。
-
ジャグジー付の大きな浴室
-
アレンジメント“Ritter fuer 1 Tag騎士の一日”;DZ Euro130(朝・夕食込み)x2=Euro260、
夕食は19時に予約済み。
<“Ritter fuer 1 Tag騎士の一日”>
- 1 Uebernachtung inkl. Burgherrenfruehstueck(1泊・朝食付き)
- 1 Schlossmenu (Abendessen ・4 Gaenge, um 19.00 Uhr)(4品の夕食・19時)
- Burgfuehrung mit Besichtigung der Schatzkammer und der Burgkapelle(城内見学)
-Besuch der Atta-Hoehle, eine der groessten und schoensten Tropfsteinhoehlen Deutschlands(アッタ・へーレ鍾乳洞;車で5分の距離にある。)
- die Nutzung unseres Wellnessbereiches(ウエルネス使用)・・・いつも利用しないが。
このアレンジメントは塔内の部屋を優先して頂いた事もあり、満足のいくものであった。
写真は本城 -
写真は一の丸
古城ホテル棟・レストラン前に駐車場がある。 -
メインレストランは一の丸の向かって左手にある。
-
準備中の今宵のレストランを覗いてみた。女性スタッフが“今夜はこちらの席をご用意していますよ。”と教えてくれた。
-
4星・全42室。古城ホテル シュネレンベルク城はケルンから東に90km、ドルトムントからは70kmの距離で、ヴァルデック城からは西に120kmの深い森の中にある。
Olpeオルペから更に東に行くと、Biggeseeビッゲ湖畔にあるAttendornアッテンドルンの町に着く。
この辺りはSauerlandザワーラントという丘陵地帯で、森林が広がり、湖が点在し、深い森に囲まれて、シュネレンベルク城は見事な姿を見せる。
駐在中に一度訪れたが泊っていないので、ここも長年、希望した古城ホテル滞在になる。
写真はレストラン前のリンゴの木 -
<シュネレンベルク城の歴史>
シュネレンベルク城は1225年にケルンの大司教が交易路や、盗賊たちからの人々を守る為に、城を築いたのが始まりである。13世紀の末には大掛かりな城塞となっている。
1594 年にCaspar von Fuerstenbergケルン選帝侯カスパールがこの城を手に入れると、大体的に改築を行い、現在の様な姿の城になった。16〜17世紀にかけてが、シュネレンベルク城の良き時代で、カスパール選帝侯が作った豪壮とも云えるルネサンス様式の礼拝堂もこの時期に作られている。騎士の間のワインシュランクも一見の価値あり。
そ
の後、選帝侯が新たにSchloss Herdringsenヘルドリングゼン城(D-59757 Arnsbergアルンスベルク・・高地ザワーラント http://www.schloss-herdringen.de/ )を築城して、そちらに移ると、 18、19世紀とシュネレンベルク城は無人のままに捨て置かれた。
それもあって、1889年に大火災で大きな被害を被った。
1927年、屋根ふき職人であったNorbert Bilsingノルベルト・ビルジングが手紙で、城館についての企画をFamilie von Fuerstenberg選帝侯家族に提示し、了承を得た。
1928年、両者は賃貸借契約を結び、1930年に城館を修復し、改築がなされた。
1932年に最初のホテル=YHを開業すると、徐々に城館を利用し様々な業務を展開し、1958年にはついに古城ホテルを開業した。
ビルジング家は賃貸借契約の締結以来、80年以上の間、ホテル経営に鋭意努力し、今や評価の高い古城ホテルとなっている。
写真は赤い蔦に蓋われた古城ホテル シュネレンベルク城の泊った塔(向かって右手) -
【夕食:古城ホテル シュネレンベルク城の丸天井レストラン 19:00〜21:00 】
古城の丸天井レストランには歴史を感じさせる黒光りした柱、狩猟の獲物、甲冑、大きな食器用家具などが、古城に相応しい雰囲気を作っている。
今宵のレストランのお客は私共と、隣席に座った2人、それに個室の団体客10名ほどでした。
写真はレストラン前で -
窓辺の二人席で、アレンジメント・“Ritter fuer 1 Tag騎士の一日”であらかじめ決まっている Schlossmenuシュロスメニュー・4 Gaenge(4品料理)を頂いた。
飲み物は辛口のシェリー、水0.75L、Baden・Ihringen・Kaiserstuhlバーデン・イーリンゲンの白ワイン・Dr.Heger 2011 Grauburgunder 0.75L Spaetlese Trocken
飲み物代Euro52.5を含んだ、4品料理のお値段はEuro165(22,337円)である。 -
4品料理は
①前菜:アボカド、パパイア、小エビのカクテルと甘酸っぱいチリソースをかけたフェルトサラダ。 -
②スープ:ヤシとカレー風味のクリームスープ、燻製の鮭、レモンの串入り。
-
メイン料理と共に
ザワーラント地方の郷土料理は少々繊細さや上品さは無いが、美味しかった。 -
③メイン:ウサギの背肉とカモの胸肉のルラード(巻き肉)にカボチャのペーストとポルチーニ(ヤマドリダケ)のラビオリ添え。
-
④デザート:生姜とチョコレートムース、砂糖をまぶした果実添え。
-
天守閣を中心に立つ本丸の夜景
-
Avisのレンタカーと古城ホテル シュネレンベルク城
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