ごん太２さんのクチコミ(5ページ)全218件

昔はユースホステルだったらしい。離れの部屋は１６畳もある上にプライベートビーチのすぐ前。夏なら海水浴をしてベランダのシャワーをしてと至極便利な作りになっている。風呂もついているが、本館の大浴場が貸切。庭に海を眺める露天風呂もある。（冬のことゆえ入らなかったが。）
何よりのおすすめは食事の豪華さ。ワタリガニ・白子・ナマコなどなどふだん食べない食材が見事にアレンジされてでてくる。朝食もかなり工夫されている。立地は不便ながらこの食事を目当てに訪れる人が多いのだろう。天文台もあるが今は使っていないのだそうだ。もったいない。

JTBで予約するときに「何かアニバーサリーありますか」と聞かれたので「快気祝いの旅です。」と言ったら、本当に伝わっていたようで、スタッフからかわいいハンドタオルをいただいた。昼前に湯の山温泉駅に着いたら、すぐに迎えにきてくれた。朝もこちらに合わせて送ってくれた。御在所岳へ行くと言ったらカイロをくれた。細かい気配りができる気持ちのいい宿だ。客室係の人も丁寧な説明で食事もおいしかったし、量も手ごろだったが、あまりにマニュアル通りのもてなしの感じがしないでもなかった。
湯の山温泉もひところの賑わいがなくなり閉鎖された旅館もいくつかあって、生き残りにさまざまな工夫をこらしているのだろう。伊勢志摩サミットのとき北海道警が１週間貸切で使ったそうだが、スタッフがその時の話をしてくれてたいへん面白かった。北海道警のみなさんご苦労様でした。

「日本秘湯を守る会」の宿だけあって、温泉は実に滑らか。大きくはないがなめらかで肌にまつわりつくような、いかにも温泉という感じ。日本三美人の湯だそうだ。１２００年の歴史があるという。宿も江戸時代に創業されたようだ。その名残りか部屋には大きなハリが向きだしになっている。
食事もきちんと料理されたものが次々と出される。若い客室係のお姉さんの話もおもしろかった。

鳥羽から電話するとリムジンが迎えにやってくる。ひときわ目立つし、もちろんはじめて乗る。「う～んどんなもんじゃろ」と考え込まされる。しかしわずか３分余りで着くから、車内を物珍しげに眺めてるだけ。結論・普通の送迎バスでいいのでは。
外観は古いが館内はきれい。部屋は広く２間あって内風呂と露天風呂ともにある。実はJTBの予約で宿泊だけなら２３０００円。コストパフォーマンス的には高いが近鉄とセットにすると３万円ほどになる。鳥羽に温泉があるか？と思ったら同じ三重県の猪の倉温泉のおゆだそうだ。引き湯しているのかトラックで運んでくるのか。１８度のアルカリ性単純泉だから加水・加温しているが、お湯はさらっとさっぱりして温泉らしさは残っている。食事も夕・朝食ともによい。アワビが美味しかったがイセエビが出なかったのが残念。スタッフのもてなしもいい。鳥羽も志摩や賢島に負けまいとがんばっているようだ。

黒川温泉はもやは秘境ではない。湯布院ほど込み合っていないが、山あいの一大温泉郷になった。有馬温泉とよく似たたたづまいになっている。高台にあるこの宿は値段が高いぶん、食事や部屋・風呂など充実している。九州によくみられる貸切風呂無料よいうのもいい。ただここは２か所あるものの時間予約制でないので、そのつもりでいってあいていないことがあった。２か所だからこそ予約をとればいいのではないかと思った。JTBで予約したが、夕食後「JTBからのもてなしです」とフルーツの盛り合わせがきたのは驚いた。ひょっとしたらどこの旅行社もやっているのかもしれないが。

阿蘇は復興途上にある。いくたの災害にめげずに少しでも早く・・よいう気持ちも分からないではない。それでも大浴場などいちぶしか使えないのにオープンするのはいかがなものだろうか。そのデメリットをスタッフのもてなしの気持ちで補おうとするならそれはそれで納得もいくが、そのスタッフがまたよくない。「泊めてやってる」という横柄さがつたわってくるのだ。サービス業の基本はどこへいったのか。二流の大衆的な宿に甘んじていたら、そのうち客は見捨てる。

大分・長者原・筋湯温泉の近く。九州に地獄と名のつく温泉はいくつかあるが、ここは全く知らなかった。よほど詳しいパンフにしか載っていないのだから。私たちが知ったのも現地に行ってから。雲仙ほど大きくはないし、売店があるわけでもない。しかし吹き出る泥湯は９２度でぶくぶくと絶えることがない。卵をゆでる泥湯が２か所準備されていて、持ち込めば９分で温泉卵ができるのだという。こんど行くときは卵のパックを持っていって必ずつくってみたい。さぞやうまいに違いない。

４月の地震で壊滅的な被害をうけた。人気のトロッコ電車だけでもという会社の努力が実って、７月の終わりに再開することができた。高森から４駅の往復のみ。１日に数本とあって、いまだ乗客はまばら。４両もつないでいるのに、私たちが乗った列車も１０人に満たない。それでも車掌さんがユーモアのあるガイドで乗客を楽しませてくれる。
阿蘇は地震も台風もきびしい。草千里などが閉鎖されている今こそ、阿蘇に行ったら立ち寄って乗りたい列車だ。

観光地でいまだかなり人が多いためか宿泊料が高い。３人和洋室で１９０００円。それだけの値打ちがあればいいのだが、夕食も量が少なくメインが何かわからないお粗末な料理。スタッフもももてなしの気持ちが感じられず事務的な対応。
これで成り立っているのが不思議なくらい。もうここにはリピートしない。

古くからの温泉地はやはり落ち着いた雰囲気があって、心もなごませてくれる。特によかったのはやはり温泉だろう。単純硫黄泉（源泉６０度以上）。加水はあれかけ流しでほのかな硫黄臭がなんとも情緒的。しかも大浴場だけで３か所ある。貸切風呂は１５００円。九州は無料が多いのに、東の方はまだそこまでいってないのが惜しい。夕食は珍しく部屋食。仲居さんと話がはずむが食事処の方が品数としては多いと思う。
ホタル狩りは無料。ご当地のよしもとの観劇も無料。施設もりっぱでかなりおすすめ。

旅行社のパンフから選ばざるを得なかったのでやむを得ずここにしたが洋室はやはり高齢者には向いていない。ベッドが部屋の半分くらい占めていて空間が少ない。また風呂に行くのも食事に行くのもすべて洋服に着替えるというめんどうさ。スキー場のリゾートホテルだからすべて洋室なんだろうが和室も欲しかった。
温泉なのに露天風呂もなかったし、大浴場はすりガラスで外は全く見えないし、風呂の評価は低い。夜にホタル狩りの行事があったが一人１６００円は暴利もいいとこ。しかもホタルより星空の方がきれいという皮肉。
唯一食事が美味しかったのが取り柄か。スキー場はリゾートホテルより、ペンションなどの方がよさそう。

晴れの国岡山キャンペーンを使って宿泊したから値段は定かでないが、JR・レンタカー・宿泊費すべて込みで一人２万円を切ったから、宿代はもっと安いのかもしれない。
何回か倉敷に行ったのにこの宿は初めて知った。聞けば創業２３年になるとのこと。もっと早くから知っていればよかったと思うほど、すべてにつけ満足できる。食事よし、部屋よし、風呂よし、スタッフよしと、不満がでてこない。車で倉敷に３０分、児島・鷲羽山にも３０分と立地もてごろ。しかも閑静な山の中にあって、眺望もいうことなし。

車でナビに船上山といれると東坂駐車場に案内してくれる。１０台ほどしか停められないが人が少ないので十分。着くまでに屏風岩を展望できる場所がいくつかあるから、お気に入りのスポットで写真を撮っておくと、いろんな角度の屏風岩が撮れる。登山口から山頂までおよそ１時間。杖はあった方がよい。千条のぞきは危険だから装備がないときはやめよう。ロープなどを持っている人がいたが、多分そのためだろう。山道ばかりでなく視界が広がったところも多いので、変化にとんだコースで高齢者にも初心者にもおすすめ。

スタッフ一同温かいもてなしで、どこでも気配りを感じた。部屋・食事・温泉などかなりのレベル。貸切風呂はプランに入っていたのに宿が気づかなかったようで催促したみたいになったが結果はオーライ。この風呂が１０人は入れそうな大きさで、これまでの常識がくつがえってしまう。観光案内のプロがいてなくてそのへんは期待外れ。JRなどとのセットプランを使うと格安で泊まれるので、安易に予約しない方がいい。

最近改築されたのかすべてがたいへんきれい。とくに部屋は２間続きで予想外だった。トイレも男性用が独立していた宿ははじめて。温泉卵無料体験ができるのに、係の人が言ってくれなかったので気が付いたら時間切れだったのが残念。
食事も肉系はなかったが、代わりにアワビの踊り焼きがついていて満足できた。ほかの料理も朝食のバイキングも郷土色があって美味しかった。夕食にも少しながらバイキングがあって、野菜サラダがたくさん食べられたのがよかった。

長崎・小値賀島以来の民宿。（小値賀では民泊というが）
どっちも温かさにあふれていたが、ここ「えーとこ屋ことこ」は、これまでの常識をくつがえすようなもてなしと、日本の絆を感じさせてくれる最高の民宿。

四国カルストが目当てだった。近くに国民宿舎など宿泊できるところはいくつかある。しかしありきたりの泊まりでなく、あえて民宿を選んだ。四国カルストから車で下ることおよそ３０分。「土居商店」というコンビニ兼食堂のような建物が目じるし。この家族が民宿もやっているのだ。

民宿は坂を少し上った離れになっている。といっても立派な一戸建て。部屋は４つかそれ以上。風呂は貸切。そこに夫婦二人だけで泊まる。食事は下の食堂でいただく。名物芋煮や鮎の塩焼き、地元のシイタケ、自然薯？など、地産地消そのもの。これがまたおいしい。焼酎によくあうし食べきれないほど。おまけに一家総出のもてなしがさりげなく続く。
ご夫婦と話がはずみ、食事も長引くがそんなことはおかまいなし。あげくはご主人のサービスで焼酎をいっしょにいただく始末。

さてあくる日。朝からシイタケ栽培の見学ならびに採集。そして車に乗せてもらって、近くの八社神社などの案内をしてもらう。パンフにも載っていない穴場の観光スポット。帰り道にユズの収穫。これらたくさんのおみやげをもらって、宿泊費はふつう６０００円だという。信じられない愛媛・久万高原町の一夜となった。

蛇足ながらTVでやっている蛭子氏の路線バスの旅も取材にきたし、本でも紹介されている。四国カルスト近辺で泊まるなら、ここがいちばんのおすすめ。

戦国時代に建造された城が明治になって解体された。どこにでもある例ながら、なぜ明治政府はたくさんの城を解体したのか、いつも腹立たしく思う。貴重な文化遺産なのに、ときの政府にしたら邪魔だったのだろうか。
再建がおわったのはごく最近のようだ。最終的に２００４年に完成したらしい。天守閣内部の木造のふきぬけがいい。心柱を４本使って、４層に積み上げていったのか、木造の美しさが迫ってくる。天守からは小窓から四方が見渡せる。肱川やお大洲の街並みが眺められて、しばしのやすらぎを覚える。

前の投稿にもあったが、ナビを頼っていくより標識の方が早く着く。今は三坂道路ができていて空港から２時間かからない。途中道の駅天空の郷さんさんに寄ると、近道を案内してくれる。何しろ高知県との県境にあるのだから、時間はかかると承知しておかねばならない。
それより残念だったのは、四国カルスト全体ほぼ５?ほどが周遊道路になっていて、遊歩道があまりに少ないこと。いくつか遊歩道はあるし、展望台もあるし、そこら中、カルスト台地と高原が広がっているのだが、トレッキングのコースはない。おまけにこの時期、牛や馬の放牧はなく、ただ見るだけという観光地のようになっている。せっかくこれだけ雄大な自然があるのだから、当局はもう少し考えればいいのにと、若干の失望をおぼえる。（聞くところによると愛媛と高知の真っただ中にあって、両者とも遠慮みたいなものがあるということだ）
しかし少し行くと、ケヤキ平という森に出る。２時間ほど歩くと「猪伏の大トチ」なる大木があるとのこと。歩き始めるも日暮れの時間が気になって、途中で断念。
宿舎は同じ四国カルストに愛媛県の「姫鶴荘」と、高知県の「天狗荘」があるが、私はあえて、車で３０分ほど下山して民宿「えーとこ屋ことこ」を選んだ。
これが大正解。コメントをぜひ書きたいのだが、４トラベルにスポットがなくて、現在申請中。認められたら絶対に投稿するつもり。

道後温泉本館の真後ろにある。ほかの宿の方が評価がいいようだが、この宿の進取・前向きの姿勢を大いに評価したい。ふつう古い温泉地はあまり努力をしなくても人は集まると思うが、道後も競争がはげしくなってきたのだろうか。
それに応えるべく、斬新さを求めて配慮されているのが伝わってきた。
スタッフは若い。てきぱきと任務を全うする。何事もスムーズだ。このもてなしが、古い温泉地の古さをこえていく元になるのだろう。
特にその良さが食事にあった。訳の分からん先付や意味不明の料理はでてこない。量は多くないが、どれもきっちり手が入った料理であることを実感できる。
ただ一点、車の駐車料を請求されたのは驚いた。いろんなとこに泊まったが、駐車料５０円が請求にはいっていたのははじめて。飲み物代もかなり高いし、いかに街中とはいえ、宿泊客にこんな請求をするのは、宿のいイメージをそこなうことは必然。これだけでやめようと思う人もいるにちがいない。
経営は何を取捨選択するか再考すべきだ。

池というから単純にすぐそこにあって、小さいものだと思っていた。ところが想像とは大違い。入口からして登山口とある。そう、この池は山の名前は定かでないが、大きな火口湖なのだ。地図には登山口から４０分とある。（こうした時間は登山のベテランか若者を基準にしているのだろうか。）
急な上りが続く。同年代の夫婦も慣れていないようで、ぬきつぬかれつ。たがいに励ましあって池にたどりついたときは、１時間を超えていたのではないか。ひとり旅の若い山ガールはさっさと進んでいって、池で待っていてくれた。
またもや好天に恵まれて、紺碧の空と池の群青色と、始まった紅葉が、カレンダーを見るような光景。美しい。日本も広いぜという思い。
あとからきた人が「もう少し韓国岳の方に行けば、新燃岳や高千穂峰が見えますよ」と教えてくれたので、いっしょになった即席の仲間とともにまた歩き続ける。なかなか出てこない。５００mも歩いただろうか。やっと新燃岳が見える。やはり水蒸気がひんぱんにふき出している。高千穂峰は山上が雲にかかってはっきり見えず。
名残を惜しみながら下山へ。下りは速さが違うので、即席の仲間もマイペースで下りたが、登山口の駐車場でまた束の間の交流をはかったのだった。