琉球熱さんのクチコミ(116ページ)全3,995件

山形の塔の奥に眞山の塔があり、その裏に苔むした碑があります。
碑文はとても簡素で、ここが物資保管庫兼学徒たちの仮眠所であったと記述しています。（実際、縦穴であるが故、仮眠などできる状態・状況ではなかったと思いますが）

白梅の塔の脇にある壕と内部でつながっているそうですが、現在は中には入れません。
こちらにも手作りの質素な台が置かれ、供え物が絶えることがありません。

山形の塔を少し奥に入った所にあります。
真栄里を拠点とし、ここに陣地を築いて闘い全滅した第24師団の100余名を祀る慰霊碑です。

1967年に建立されています。

碑文より
『昭和20年 6月17日この附近の壕内において玉砕せり 。ここに南方同胞援護会の助成を得て塔を建て地下に眠る幾多の英霊を慰め永くその慰烈を伝う。』

つまりその主旨は靖国と同じでしょう。

白梅の塔と同じ敷地にあります。
激烈な沖縄戦後、周辺に放置されていた遺骨を、国吉部落の住民が拾い集め、納骨堂として建てた慰霊碑です。
もちろんその遺骨とは全て身元不明のもので、その数4000柱と言われています。
「敵味方関係なく、純粋に真摯に、戦没者を弔う」という精神の下に建てられたものです。

白梅の塔も、学徒だけでなく教職員が合祀されており、主旨は同じと言えるでしょう。

それを考えると、この萬魂の塔の隣に建てられた墓碑は、陸軍大尉〇〇の碑というのは、誠に身勝手かつ無遠慮なものと言わざるを得ません。

白梅之塔の前の道、緩やかな坂をのぼって行くと左手にあります。
入口には「歩兵第32連隊終焉の地」、防空壕として使われていたガマの入口があり、その脇の階段を登ると右手に建っています。

その名の通り、山形県出身の、沖縄戦のみならず海外戦線も含めて戦没した40,000余柱の霊を祀っています。
都道府県別の慰霊碑は、米須地区の魂魄の塔に集められていますが、山形県の慰霊碑はこちらに残ったままとなっています。
定期的に清掃されているらしく、献花や千羽鶴などが傍らに供えられています。

白梅の塔から徒歩数分、山形の塔の前に建てられた碑です。
戦跡としてはとても新しく、建立は2006年。

碑文にある「歩兵第32連隊」というのは、多くの山形県出身者で編成されていたことから、山形の塔の前に建立したのでしょう。
この日の前に、連隊が潜んでいた壕（立入禁止）があります。

ここは私が最も厳粛な気持ちになる場所です。
第二高女の「白梅学徒隊」はさほど認知度は高くないと思われますが、そのせいか「ひめゆり」は戦跡観光コースの中心となり、こちらは対照的にひっそりとしています。
沖縄戦、ひいては戦争というものが何をもたらすか、静かに考えるには最適の場所だと思います。

学校別女子学徒動員、死者数出典（ひめゆり平和祈念資料館公式ガイドブックより）

学校名 学徒名 動員数 戦死数 死亡率
沖縄師範学校女子部 ひめゆり学徒 157人 81人 51.6%
県立第一高等女学校 ひめゆり学徒 65人 42人 64.8%
県立第二高等女学校 白梅学徒 55人 21人 38.2%
県立第三高等女学校 なごらん学徒 10人 1人 10.0%
県立首里高等学校 瑞泉学徒 61人 33人 54.1%
私立積穂高等女学校 積徳学徒 65人 4人 6.2%
私立昭和高等女学校 でいご学徒 17人 7人 41.2%
合計 430人 189人 44.0%

ここには生徒を含む学校関係者149人が合祀されています。

白梅学徒隊を祀った碑は、富盛の八重瀬岳野戦病院跡、分院であったガラビ壕のヌヌマチガマ側にも建っていますので、併せて訪問したいものです。

地元でも美味しいと評判のそばの店。
もともとは沖縄市（だったかな？）の居酒屋のそばが評判になり、そば専門店として立ち上げたのが「根夢」。

店内はテーブル席と座敷席。

メニューはかけ・ソーキ・三枚肉・ナンコツ・ミックス、それぞれ大・中・小とあるので、お腹と相談して決められます。
ミックス(中)をオーダーしましたが、けっこうなボリュームでした。出汁が効いたスープも良し。

58号線沿いにあるので、車の出し入れにちょっと気を使います。

真壁集落は、沖縄戦の中でも激戦地の一つ。事実、このエリアには「萬華の塔」や「白梅の塔」などが点在しています。
このような事情を考えると、この古民家が戦火を生き抜いたこと自体が驚異です。
1891年頃に建てられたと言われる家屋は、琉球石灰岩の石垣と共に有形文化財となっているそう。
今ではそこそこ有名になってしまい、休日のランチ時などは満席となることもあるので、できれば平日か時間帯をずらした方が、のんびり寛げます。

今帰仁村役場の近くにある、農産物販売所です。小規模ながら、農産物の品揃えは充実、地元客が多いです。
加工品も頑張っており、月桃の化粧水などはここでしか買えないものもあります。
市場ではないので開店時間が遅く、売店は9時、食堂は11時です。

※このサイトでは「道の駅」に分類されていますが、道の駅ではありません。
有限会社そーれの会というれっきとした企業が運営する販売所です。

空港から最も近い道の駅、周辺はアウトレットモールやレンタカー営業所が集中しています。つまり、那覇に到着して多くの人がこのエリアに連れて来られるわけですが、いつ行っても比較的空いているのはなぜでしょうか？
レンタカーを借りたら即西海岸に向かう人が多いのか？　理由はよくわかりませんが、観光情報を仕入れるには好適ですし、当然産直物も販売しています。
ただ、売店・食堂が18時には閉まってしまうのが難点です。

駐車場も広いし、ゴミゴミ感がありません。許田の駅よりよほど好ましいと思うのですが･･･。

沖縄自動車道、屋嘉ICと金武ICの間にある伊芸SAの付帯設備です。
レストランの裏手にあり、望遠鏡も設置されています。
琉球王朝時代に各地にあった物見台の如く、設備自体には高さはありませんが、もともと高台であり海岸線沿いにあることで、視界は抜群です。
正面には浜比嘉島、伊計島が見えます。
沖縄本島東海岸では、伊計島や浜比嘉島を遠望するスポットが意外に少ないので、ここからの眺めはある意味貴重かもしれません。

屋嘉インターと金武インターの中間にある伊芸サービスエリアのレストランですが、メニューは沖縄そば以外に、各種定食やざるそばまであります。
遅い昼食で沖縄そばを食べましたが、味はごく普通、可もなく不可もなくです。
ただ、店内明るく、眺めもよいので、休憩するにはなかなか良い場所ではないかと思います。
展望台もあるので、休憩がてら上ってみるのも良いでしょう。

沖縄自動車道の屋嘉インターと金武インターの中間にあります。
駐車場には電気自動車用に充電スタンドもあります。
レストラン、売店、展望台があり、一休みするには良い場所です。
那覇・空港に向かう場合、ここまで来たら一気に、と思いがちですが、時間があればちょっと寄ってみても損はないでしょう。

読谷村の地元ビーチ、渡具知の浜の際にあります。
何と言ってもロケーションが抜群。ここからのビーチの眺めは最高です。
観光客があまり来ないビーチなので、とにかくのんびり、長閑な雰囲気が漂っています。
テラスで潮風に吹かれながら、海を眺めつつ、のんびり寛ぐのはとても贅沢です。

那覇空港の一画、あのオハコルテなどが出店しているエリア(2階)にあります。
初めて利用しましたが、たかがバウムクーヘンと侮るなかれ、という感じです。
紅芋や黒糖を使ったバウムクーヘンは味が濃くしっかりしていて、普段安物しか食べていない私は、ちょっとビックリ。
ラム酒が入っているという「プレーンタイプ」の切れ端を自宅用に購入(笑)
美味しいです。

本島に何軒か店舗を構えていて、空港にも売店があり、どこの土産屋にも紅芋タルトは置いているので、今や定番中の定番と言えるでしょう。
代名詞とも言える「紅芋タルト」は類似品も多く出回りバリエーションも増えてきて、本家はややもすると影が薄くなりそうですが、やはりその品質には安定感があります。
御菓子御殿の名の通り、読谷や恩名は仰々しい店構えですが、実はその他の商品もあまりハズレがなく、見た目以上に真面目な菓子メーカーです(笑)。
今回は空港で自宅用に(久しぶりに)紅芋タルトを購入しました。

ＪＡが運営する地産市場。読谷村役場のそばにあり、国道沿いではないものの、新しく整備された地域にあるので、アクセスも便利です。
道の駅的に、地産農産物以外にもお土産にできそうなものも販売されているほか、弁当・総菜類も販売されているので、地元の人も多く利用しています。

読谷村古堅にある居酒屋ですが、古堅南小学校のすぐ裏、場所は地元の人しかわからないでしょう。
カウンター、テーブル、座敷があり、なかなか凝った料理を出してくれます。
アメリカ帰りの夫婦がやっている店なので、カリフォルニアロールのような外人向けの「SUSHI」が出てきます。そうかと思えば、普通の握りもあり、ステーキもあり、沖縄料理もあります。まさに『ちゃんぷるー』な店です。
ただ、夫婦だけで切り盛りしているため、ちょっと混んでくるとオーダーが出てくるまで時間がかかるのが玉に瑕でしょうか。

住所は恩納村ですが、最北エリアにあり少々不便です。中心部から離れているだけでなく、周辺には何もないので、クルマは必須です。
ホテルと言うよりウイークリーマンション風、寝るだけと割り切ればコストパフォーマンスは良いでしょうが、利便性や快適性を求める場合は不向きなホテルです。

・二人で使うなら部屋（今回は和室）は充分に広い。
・連泊の場合、タオルや歯ブラシは最初から泊数分置かれており、何も言わないとゴミも捨ててもらえない。
・エアコンの効きが悪い。

良くも悪くも「ゆるい」宿です。

読谷村の渡慶次にあるガラス工房。2度目の訪問ながら、地図もなかったためにまた迷いました。道が狭いので、小さいクルマの方が楽ですね。

今回は工房は閉めていました。作品の種類は増えているような気がします。
いずれにしても、相変わらずセンスの良い食器類が並び、食指が動きます。
価格もそれほど高価ではなく、一点ものならば納得感のある範囲です。
クレジットカードが使えるようになっていました。