さいたまさんのクチコミ(77ページ)全2,813件

柳森神社の力石群の中には、大小、多種、多数の力石が、あります。
力石は、村々を疫病から守るという願いや信仰と、若者たちが持っている力を競い合うという意味で、古くから親しまれてきたものです。
力石は、現在も、都内はもとより全国の神社仏閣の中に、数多く残されています。
柳森神社の力石は、相撲取りの力比べに使われていたようです。
柳森神社の境内の中には、円形のものから楕円のものまで、形及び重量が異なる多種・多様な力石が置かれています。
柳森神社の力石は、千代田区教育委員会により指定有形民俗文化財として指定されています。
江戸時代には、娯楽が少なく、お祭り等、人々が集まる場において、若者たちの力比べが行われていて、その際、力石が用いられていたようです。
現在のように、娯楽が多様化してくると、力石に対する認識も薄れてきた感じがします。しかしながら、江戸時代以降の庶民の暮らしぶりを理解することは、当時の施政や歴史の原動力への理解であり、重要な意味を持っていたものと考えられます。
そのような観点から、力石も大事に受け継いでいきたいものだと感じています。

柳森神社は、神田川の南岸にある神社で、柳の森の中の神社として創建されました。
太田道灌が江戸城の鬼門除けとして、植樹した柳の森の鎮守として祭られたのがはじまりです。
江戸の名所になり、境内の福寿神社は「お狸さん」とよばれ、将軍綱吉の生母桂昌院が江戸城内に創建したそうです。境内の多数個の力石群が、千代田区の有形民俗文化財に指定されています。
現在は、昔の由緒には拘わらず、手入れ等も十分ではなく、経年変化が大きいように感じます。
今回及び先回の訪問で、日頃の手入れ、維持管理が大事だと感じております。
江戸時代からの文化遺産を、いかに継承するか、特に、所有者の意思と公的機関の果たす役割との整合性について、考えさせられます。
ドイツのライン川の名城が、維持管理費用の重圧により、老廃の一途をたどっている現状と所有権源の前の公的機関の役割の限界について、今後とも議論を進めていく必要性を感じています。
公益性の前には、所有権(財産権)の制約も必要ではないかと、思い至る訪問となりました。

富士講関係石碑群は、神田川南側の柳森神社の境内内に、解説板とともにあります。
富士講は、庶民による、信仰の対象であった富士山への登山が困難であった江戸時代に、講を形成し、信仰を深めることを目的に創られました。
江戸時代には、八百八講と言われるほど多くの富士講がありましたが、明治時代以降、廃れてきました。このため、残された富士講関連の石碑が、集められ、柳森神社に集積されています。
それら富士関係石碑群の経緯等を、解説した案内板が、石碑群の傍に立てられています。
富士登山そのものが、広く国民や外国人の中に広まっている現在、富士講関連石碑群及び解説板の存在が、忘れられようとしています。
しかしながら、江戸時代の庶民の生活や信仰の実態を鑑みると、富士講の持つ意味は重要だったと思われます。
時代の移り変わりとともに考え方や生き方が変わりすので、現在の考え方で過去のものを推し量るのは、困難な面があります。
実際の現地現物を確認し、当時の生活を理解することが、とても大事ということを痛感した富士講関連石碑群訪問でした。

湯島天神の男坂は、天神石坂と呼ばれています。
男坂と呼んでいますが、急な階段です。途中に平坦部分もなく、一気に登る形の階段です。
天神男坂は、不忍池方向から湯島天神(天満宮)に至る経路であり、多くの参拝客が利用する階段です。
階段は、３８の段からなっていて、距離が短いこともあり、勾配が、かなり急な階段となっています。
階段を坂と呼んでいる例は、かなり多く、東京でも他に例があります。
しかも傾斜が緩やかな坂が近傍にあり、傾斜が急な坂(階段)を男坂、緩やかな坂(階段)を女坂と呼ぶ例は、数多くあります。
天神石坂の途中には、街灯が設置されていますが、おんな坂の街灯とは、形が異なってます。
また、男坂の登りきった場所には、ガスによる街灯があります。
湯島天神のガス灯は、ガス会社との協定に基づく、都内で、屋外にあるガス灯としては、唯一のものとなっています。
今回、ガス灯を含めて、湯島天満宮を訪れ、初めて知ったことが数多くあります。
いろいろ勉強してから、歩くようにしていますが、やはり「百聞は、一見にしかず。」の表現が示すように、現地現物第一のお教えは、本当にその通りだと痛感した次第です。
他の人達にも、お勧めしたいと考えています。

天神女坂は、湯島天神(天満宮)の東側にある、比較的傾斜の緩やかな坂で、男坂と対比されています。
天神女坂は、天神という修飾語がついていますので、湯島天神の女坂と限定されますが、女坂と言う一般名称となりますと、全国に多数あります。近くには、神田明神の女坂、その他、日枝神社、水道橋等にもあります。
要するに、傾斜の急な男坂に対比させて、傾斜が緩やかな坂と言う意味の一般名詞として使用しているもので、特定の坂を示しているものでは無い様です
湯島天神にも、中坂と言う坂がありますが、何かの中にあるものを、一般的に中というのと同じで、特定の坂を意味しているわけではありません。特定の坂を示す場合は、修飾語をつけて、天神中坂と言うようです。
今回、湯島天満宮を訪れ、各種の記念碑や名所旧跡等について勉強することができましたが、本殿、宝物殿、参集殿、唐門等、他の神社仏閣にも存在する建物等について、由緒等について言及する際は、○○の本殿等、対象として特定することが大事であることを学びました。
これについては、他の方々にも十分理解されるようお伝えしたいと思っています。

湯島天満宮の筆塚は、梅園の中の南側に置かれています。大きな岩石のようです。
大きな岩石の東側の平らな部分に、筆塚の文字が刻されています。
湯島天満宮の筆塚は、泉鏡花の執筆した婦系図で有名になった、早瀬主税とお蔦の別れの場面の舞台となった場所にあります。
筆塚の右肩部分には、泉鏡花の文字も刻されています。
泉鏡花は、尾崎紅葉の書生として、文芸に励みましたが、尾崎紅葉は、泉鏡花と芸者との結婚に反対し、結婚できませんでした。この体験が、婦系図の基になったと言われています。
今回の筆塚への訪問で、国民的小説や歌舞伎の題材になった経緯や湯島の白梅との関係について、初めて知りました。
実際の筆塚を見て、そしてその経緯を知って、初めて泉鏡花の婦系図の舞台及び環境が理解できました。
そのような経緯や環境を知って、改めて、周りを見てみると、別な見方ができるようになり、より一層理解が深くなりました。
他の方々にも、努めて現場、そして現地現物を見た方が良いと勧めることができます。
今回の筆塚訪問は、本当に勉強になり、有意義でした。

梅の花の時期が過ぎてから、湯島天満宮の宝物殿を再び、見ることができました。立派な建物です。
湯島天満宮の本殿を見ながら、表鳥居を過ぎると、右側に、宝物殿があります。
左側には、湯島天満宮の由緒を説明している解説や、大きな額等がかかげられています。
宝物殿の入口は、日光東照宮の門構えに似ていて、丸い八の字の形をしています。
宝物殿の壁面は、格子状の造りになっていて、重厚な感じがします。
宝物殿は、渡り廊下的な構造で、二階の構造ように見えます。
全体的に、黒色の奇の部分と白色の漆喰壁の部分が、対比されていて、目に映える雰囲気を醸し出しています。
宝物殿の中には、神輿や宝物を収納しているとのことですが、中心となっているのは、天神様の肖像だそうです。
絵画や能面の展示もあるようです。
拝観料を取るとのことで、入ることを躊躇する向きもあります。
各種の宝物を維持管理するには、それなりの経費が掛かるため、拝観料は、必要なのでしょう。
なかなかその見極めが難しい面があります。
今回は、他の口コミ等を参考にしました。
口コミが、内容的に良いとの評価があれば、拝観料を払ってでも、宝物殿の中に入ることも有意義でしょう。なかなか、判断が難しいです。

湯島天満宮の梅園は、本殿や参集殿の傍にあり、湯島天満宮の中心的な位置です。
湯島天満宮の梅園の中には、史跡や石碑、記念碑が多く置かれています。
もちろん梅園ですので、梅の花や梅の実が、それぞれの姿を主張しています。
特に、梅の花の開花時期には、紅梅そして白梅として多くの人々により愛でられています。
その素晴らしい梅の花の美しさを求め、多くの人々が、湯島天満宮に鑑賞のために、訪れます。
梅園の中には、梅園の石碑があり、湯島の白梅として、白梅の美しさを記している部分があります。
梅花が咲くころには、受験のシーズンが重なります。
学問の神様を祀っている関係上、合格祈願の絵馬が多く見られます。
合格祈願は、湯島天満宮の大きな特徴の一つです。
湯島天満宮を訪れ、永くそして多くの歴史と、現代の教育の祈願が交錯する湯島天満宮の特性について、理解することができました。
極めて、有意義な訪問でした。
多くの人々とともに、この歴史と祈願について共有したいと感ずることができました。

湯島天満宮の奇縁氷人石は、湯島天満宮の梅園の中の東側にあります。
江戸時代からある、珍しい石であることは、勉強して解っています。
湯島天満宮が、学問の神様として有名な場所であり、多くの人々が集まり、迷子が多く出るほどであったとのことです。
迷子に関して、迷子を尋ねる側と、迷子がいることを知らせる側が、情報交換するための情報交換掲示のための石柱だったのです。
しかしながら、その情報交換のための石柱の名称が、なぜ奇縁氷人石と呼ばれているのでしょうか。
疑問は、まだ残っています。
その後も、湯島天満宮に２回、訪れ、べんきょうを続けていますが、まだ解りません。
解らないままですと、なんとなく釈然としないので、調べています。
湯島天満宮は、学問の神様を祀っていますので、勉強することには、意義があると思ます。
他の皆さんに聞いてみたいと思っています。
多分、他の方々も、疑問に思っている人がいるものと推測しています。
勉強を続けます。

湯島天満宮の文具至宝碑は、湯島天満宮の南東にあります。
文具至宝碑は、黒色の大きな石碑で、周囲を圧倒するような高さです。
そもそも文具は、教育の質的向上に、大きな影響を及ぼしています。
日本の発展は、教育の質的レベルが充実し、しかも高く維持されていることに想いを致すと、それらに貢献した文具を高く評価すべきでしょう。
江戸時代から、寺子屋が存在し、読み書きソロバンと称せられ、教育の重要性が叫ばれてきたことは、教育基盤が継続的に、維持発展されてきた歴史があります。
このためには、文具が不可欠であり、重要な意味を持つことを理解すべきでしょう。
近年は、ＯＡ機器が発達しておりますが、パソコンやタブレットうが、学校教育に取り入れられています。
こういった面にも、理解を深めるためにも、文具の重要性を評価すべきでしょう。
文具至宝碑は、そのような広い意味での文具の重要性を強調しています。
このように、教育の重要性と文具の持つ役割について、紹介している文具至宝碑を訪れたことは、有意義であったと考えております。
今後、より多くの人達に伝えていきたい、重要な石碑です。

神田川に架けられている和泉橋は、秋葉原駅の南東側にある橋です。
和泉橋の名称は、近くに藤堂和泉守の屋敷があったことから、命名されたと伝えられています。
昭和通りの国道４号線が、和泉橋の上を走っているため、交通量がとても多い橋です。
西側に、万世橋があり、ともに人通りが多い橋です。
ＪＲの秋葉原駅及び地下鉄の駅も、近傍にあり、利用する人達が絶えることがありません。
また神田川の水上交通路を活用した防災船着き場も、設置されています。
交通の要衝となっています。
特に、災害発生時には、陸上の交通路は、損壊もしくは渋滞により、交通路としての機能を喪失するのではないかと懸念されており、神田川や日本橋川の水上交通の果たす役割は、大きいものと考えられています。
今回、和泉橋を訪れ、防災船着き場と佐久間町児童公園を利用した水上交通関連施設を見ることができたのは、有意義でした。
一人でも多くの人に、和泉橋の交通上の大きな役割について理解してもらうとともに、防災時にも、その役割を継続していくことを期待しています。

スタジオ・ナナ・バイ・アイチェックインを利用するのは、２年ぶりです。
スタッフが変わっていました。
でも、サービスは、良くなってきていると感じました。
カンボジアに行くため、チェックアウトした際、客室内に、傘を忘れたのですが、数日後、再度、宿泊した際、保管してくれていました。
大した傘ではないのですが、利用客の忘れ物は無いか、きちんと室内を点検し、保管して置いてくれた心遣いがうれしかったです。
また、ＷＩＦＩは無料でしたが、私のパソコンだけが相性が悪いためか、通じないのです。
２年前は、同じパソコンが、使えたのですが、今回はなぜか使えなかったのです。
別のホテルでは、異常なく使えるのですが、このホテルに入ると使えなくなるのです。
その際は、女性スタッフが、いろいろチェックしてくれるのです。
日本語のパソコンですので、字が解らないのですが、アイコン等を利用して、一生懸命使えるように設定をチェックしてくれるのです。
その真摯な姿勢には、感心しました。
結局、残念ながら、問題は解決しませんでしたが、気持ちは通じてきましたので、うれしかったです。

スワンナプーム国際空港の傍に、空港バスターミナルがあり、無料シャトルバスで行けます。
ＡＲＬ空港高架電車ができるまでは、スワンナプーム国際空港の市内への交通手段は、空港バスが主体で、約５分の距離に空港バスのターミナルがあります。
現在は、ＡＲＬが市内までの主たる交通手段ですが、市内以外の各地方都市までの移動には、空港バスターミナルからのバスか便利です。
北バスターミナル、東バスターミナル、南バスターミナルに移動してから、別の中長距離バスを利用する場合も便にです。
この空港バスターミナルまでの移動は、５～１０分間隔で、無料シャトルバスが運行されています。
経路により、Ａ～Ｄの区分がありますが、空港から、遅くとも５～１０分で、空港バスターミナルに着きますので、とても便利です。
忘れてならないのは、ドンムアン空港までの無料シャトルバスがあります。
ドンムアン空港まで、時間帯にもよりますが、３０分～１時間で移動できます。
無料です。
それぞれ、１階、２階及び４階から出ています。

国境の町アランヤプラテートは、小規模の都市ですので、トゥクトゥクがタクシーとして主たる移動手段となっています。
普通の乗用車タイプのタクシーは、あまり見ません。
多くのミニバンやバスも、利用されています。
中長距離のバスが発着するターミナルやロンクルア市場、国境の出入口等には、多くのトゥクトゥクが待機していて、客を待っています。
一般的な料金表は、ありますが、料金は、主として交渉制となります。
小回りの利く便利な、存在で、利用しやすいです。
国境を通過し、次なる移動手段までの間に利用する客が多いため、ドライバーも一見の客として見ていますので、しっかり事前に、料金を確認することが大事です。
小規模な街ですので、歩いても大した距離になりませんので、料金の交渉は、しっかりすべきかと思います。

和泉公園は、秋葉原駅の東側にある公園です。和泉橋の近くにあります。
江戸時代、この付近には、伊勢津藩の藤堂和泉守の屋敷があった跡であり、和泉の名称が多く、和泉公園も、その一つかもしれません。
公園の一角には、和泉公園誕生の碑が建てられており、その碑文によると、和泉公園の前には、食糧事務社があり、その跡地を、近傍の町内会、学校と同ＰＴＡ、関係機関等が一丸となり、公園設置に至ったとのことです。
地元住民や関係団体の長年の要望に対して、食糧事務所跡地管理者が応えたものと考えています。
同じく、和泉公園には、防火防護池の碑があります。
関東大震災の際の火災に対して、住民が一丸となって、延焼防止にあたり、この付近のみが被災しなかったとの教訓に基づき、防火施設の整備充実に努力したとのことです。
これら２件の経緯を耳にするにつけ、住民の一体感や何かあった際の協働活動への理解が、大変重要だと感じ入っている次第です。
この主旨から、今回の和泉公園訪問の成果は、とても大きいものと感じ入っております。
有意義な訪問でした。

湯島天満宮の宝物殿の北側に、新派の碑が建てられています。
新派の碑を見た際、何の新派なのだろうか、そして演劇の新派に関連する碑だと解ると、なぜここにあるのだろうかと不可思議に感じました。
その上で、解説板の文章を読むと、ああーそうなのだと理解することができました。
何も知らない観光客が、一般的に、素直に感じる疑問であり、理由が判ると、容易に理解できるのです。
観光地における解説というものは、非常に大きな意味を持ちます。
一般的に、訪問先の概要や歴史的経緯やその背景について、訪問前に勉強することは、まず無いでしょう。あったとしても現地における現物を見ていないので、想像するにしても限度があります。
現地において、現物を前にしての解説は、非常に価値があります。
湯島天満宮の新派の碑の解説は、とても大きな意味と効果をもっています。
新橋演舞場の改築に伴う石碑の移転が、新派の碑が存在する理由だったのです。
今回、湯島天満宮の新派の碑を見て、解説板の重要性について、痛感いたしました。
別の意味で、大変、勉強になりました。

佐久間公園は、秋葉原駅の東側の神田佐久間町にあり、神田川と総武本線の間にあります。
神田の佐久間町は、材木商人の佐久間平八の姓に由来するとされています。
この町は、火事の多い町とされていて、佐久間町ではなく「悪魔町」と言われていたこともあります。
町火消の活動も特筆されているように、住民は、度重なる火災に苦労し、その予防や火災に対する備えに配慮していたようです。
近くの公園には、防火守護池の石碑もあるように、防火に対する意識が高いと考えられます。
江戸時代初期には、材木商人が多かった佐久間町ですが、材木置き場が多くあり、火事の火種となるとの判断で、この材木置き場が、深川猟師町に移り、更に猿江、木場に移り、更に、現在は新木場に移った経緯があります。
佐久間公園の中にある佐久間町の紹介の案内には、最初に町火消について紹介があるほどです。
昔から、江戸と火事は強い関連がありましたが、佐久間公園ほど、防火に意を払っている公園は、初めてです。
今回の佐久間公園訪問の第一の成果は、防火意識の高さでした。

草分稲荷神社は、秋葉原の佐久間公園の総武本線寄りの北東の角にあります。
文政６年に建てられたとのことです。
もともとは、大名の板倉主計頭の屋敷内に祭られていましたが、明治維新に伴い、武家屋敷が取りはらわれて、付近は町家の地域と変りました。
そのため、草分稲荷神社の祠のみが、残っていました。
廃れゆく草分稲荷神社を惜しんだ、町内の有志が蓄財を出し合って、保存と祭社の策を講じていましたが、昭和３６年に、佐久間公園東北隅に遷座されました。
現在も、近傍の町会を中心に、お祭りを行っているそうです。

今回、訪れた際にも、近所に住んでいると思われる女性が、草分稲荷神社の掃除をしていました。
神社もお寺も、管理者が直接住むとか、檀家や氏子、町会等がしっかりしているところは、手入れがしっかりしているようで、長く敬われている感じがします。
つまり、今回の訪問で、建物等の管理、清掃等は、日ごろからの手入れが大事だと、つくづく感じた次第です。

ラジオ体操会発祥の地の記念碑が、秋葉原の佐久間町公園の南側にあります。
ラジオ体操は、簡易保険局が、昭和３年に、国民の健康増進のためラジオ放送を通じ、体操を呼び掛けたものです。
佐久間公園では、全国に先駆け、早起きラジオ体操会を始めた場所です。
これを契機に、全国にラジオ体操が広まり、各地にラジオ体操会が実施されるようになりました。
これを記念して、佐久間公園の南側の一角に、ラジオ体操会発祥の地の石碑が置かれています。
このラジオ体操は、学校教育の中にも取り入れられ、普及が図られました。
この動きは、日本国内のみならず、世界に紹介されています。
また、外国においても、ラジオ体操のメロディーを聞くと、日本人同志においてラジオ体操を始める等の連帯感の基礎になっています。
解りやすい説明が加えられたラジオ体操の曲を聞くと、自然と身体を動かすようになり、意思の疎通の一助となっています。
海外における日本人会の有無にかかわらず、各種の屋外行事の際に、実施される例を経験し、その効果を実際に経験することができました。

万世橋は、国道１７号が神田川を越える際の橋で、秋葉原の電気街の近くにあります。
現在の橋は、架け替えによる４代目の橋のようで、昭和５年(1930年)に竣工しています。
架設後８８年が経過していますので、年代物の部類に入りそうです。
親柱が年代を感じさせるせいか、外国人が記念撮影をしている姿が多いです。
きっと、電気街を訪れた観光客が、見に来ているのでしょう。
近くには、旧万世橋駅舎の煉瓦造りの建物があり、全体として万世橋の歴史的な雰囲気を醸し出しています。

万世橋が、架けられたり架け替えられたのは、関東大震災や洪水に起因するためでした。
大都市における災害の影響は、いろいろな面に出て来るものだと感じています。
現在、神田川や日本橋川において、河川の橋梁工事が諸処で進められています。
殆どが、震災等による災害からの復旧です。
これらを考えると、築後８８年を経過していることを考えますと、万世橋の架け替えを考えるべき時期に来ているのではないでしょうか。
今回の、万世橋訪問で、一番気にかかった点です。