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JR紀伊勝浦駅の駅前に佐藤春夫の秋刀魚の歌の歌碑があります。
この秋刀魚の歌は、大正10年(1921)に発表された佐藤春夫の代表作だそうです。
佐藤春夫は、新宮の出身だそうで、「あわれ秋風よ 情あらば伝えてよ……さんま、さんま そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて、さんまを食ふはその男がふる里のならひなり」と刻まれています。
歌碑は旧国鉄紀勢本線開通の昭和34年(1959)に建立されたものです。

那智山観光センターは、和歌山県の那智山にある土産物販売所です。
紀伊勝浦駅から熊野那智大社へ路線バスに乗車して終点の那智山バス停が那智山バスセンターの前でした。
こちらにはマイカーの駐車場もあるので、熊野那智大社や那智山青岸渡寺、那智の滝へお参りされる際に利用可能です。
店内には、いろいろなお土産物や休憩スペースがあり、喫茶コーナーでは地元の牛乳を使用した「黒飴ソフト」や北山村の特産品の「じゃばら」という柑橘類を使用した「じゃばらソフト」があります。

福助堂は、紀伊勝浦駅から歩いて2分の場所にあるスイーツショップです。
ケーキなどの洋菓子やジェラートだけではなく和菓子もありました。
寛げるカフェスペースも完備されていて、暑い日だったのでジェラートのダブルを店内でいただきました。
それとお土産に和菓子を購入しました。

美山亭は、那智山の「那智の滝」がある熊野那智大社の別宮「飛瀧神社」の入口付近にあるお店で、土産物や簡単な食事ができます。
飛瀧神社に参拝した後に、美山亭でじゃばらジュースを購入して店内で飲みました。
「じゃばら」というのは和歌山県の北山村でしか栽培されていない柑橘類で、さっぱりした味でした。
じゃばらジュースの他には熊野古道麦酒も売ってました。

那智山は、和歌山県の那智勝浦町の内陸一帯にそびえる山々の総称です。
名称の由来は、難地の義とも、熊野本宮大社や熊野速玉大社よりもノチ（後）に山が開かれたからともいわれるが定かではないそうです。
那智山全域が吉野熊野国立公園の一部で、那智の滝やその水源林である那智原始林（天然記念物）に見られるような、深い自然の山と森林が残されています。

飛瀧神社（ひろうじんじゃ）は、那智山にある神社で御祭神は大己貴神です。
熊野那智大社の別宮で、那智の滝自体が大己貴神が現れた御神体となっており、本殿はありません。拝殿もないので直接滝を拝みます。
幹線道路から鳥居をくぐって滝を拝む場所まで行くには石段が結構あるので石段が苦手な人には向きません。

大阪府立中之島図書館の正面の右側に川田順の歌碑があります。
歌は、水をたたえた御影石の囲いの中に同じく御影石に刻まれていました。
川田順は、東京生まれの歌人で、明治40年に来阪して長く住友に勤務したそうです。
歌は、中之島図書館が昭和29年に創立50周年を迎えたときに献呈された賀歌だそうです。
『難波津の　まなかに植ゑし　知慧の木は　五十年を經て　大樹となりぬ』

岩本記念室は、大阪を代表する建築の一つである中央公会堂の地下1階にありましたが、現在(2022年8月)は閉鎖されているようで、地下1階の展示コーナーで岩本栄之助についても紹介されています。
岩本栄之助が中央公会堂の建設費の寄付を申し出た翌年の大正元年(1912年)、公会堂の指名設計競技が行われ13人がこの設計競技に参加し斬新な設計で競ったそうです。
その結果、29歳の新進建築家・岡田信一郎の案が一等に選ばれ、その設計プランを基に岡田の師・辰野金吾の指導で中央公会堂は建設されました。

水晶橋は、大阪の中之島を流れる堂島川に架かる橋で、鉾流橋と御堂筋の大江橋の間に架かる歩行者専用のアーチ橋です。
この橋は、本来、昭和4年(1929年)に完成した堂島川可動堰という、河川浄化を目的として建設されたゲートでした。
1982年に橋面の改装が行われ、さらに多くの人に利用してもらうことを願って法律上も橋と認定する手続きがとられて、現在は名実ともに橋になっています。
水晶橋という名称ですが、明確な由来は分からないそうです。

那智の滝は、和歌山県の那智山にある那智川中流にかかる滝です。
落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートルで、一段の滝としての落差は日本一だそうです。
眺められる場所としては、熊野那智大社の参道、青岸渡寺の三重塔をバックにとか、一番近いのは飛瀧神社で、御神体が那智の滝そのものです。
最も近い飛瀧神社から眺めるためには石段の上り下りが結構あって石段が苦手な人には向きません。

青岸渡寺は、和歌山県の那智山にある天台宗の寺院です。
青岸渡寺の本堂からちょっと下った所に三重塔があり、 天正9年（1581年）に戦国領主や社家の対立にもとづく戦乱によって焼失しましたが、1972年に再建されたそうです。
三重塔の背後には有名な那智の滝があって、眺めが良く、絶好の撮影スポットとなっています。

鉾流橋(ほこながしばし)は、大阪の中之島を流れる堂島川に架かる橋で、堺筋の難波橋の下流側の橋です。
天神祭の際に行われる鉾流しの神事にちなむ橋名だそうです。
大正5年に大阪控訴院が新築され、大正7年には中央公会堂が、同10年に大阪市庁舎が完成するなど周辺の整備が進められる中で、橋の需要が高まって、大正7年に橋が架けられたようです。
天神祭の宵宮に神鉾を川に流す行事「鉾流しの神事」は現在も鉾流橋のたもとで行われているようです。

大阪俵物会所は、大阪の北浜の北浜1交差点の南西の場所にあったそうで石碑と説明板が立っています。
江戸時代、長崎からの輸出品は干なまこ・干あわび・乾燥ふかひれなどあり、俵詰めにしていたことからこれらを俵物と称していたそうです。
延享元年（1744年）に、集荷の便のため会所が設けられたが、移転を繰り返しここに落ち着いたのは、安永6年（1777）のことで、幕末まであったとの事です。

大阪の北浜近辺には五代友厚の像がいくつかありますが、北浜にある光世証券本店の正面入り口にある像は、椅子に座り、右手で前をまっすぐ指し示す若き日の姿のものです。
光世証券創業者の巽悟朗氏が、親交のあった彫刻家、中村晋也氏に制作を依頼して、2001年に本店ビル完成と同時に設置されました。
幕末に薩摩藩から英国に派遣された30歳ごろの五代の姿だそうです。

大阪金相場会所は、大阪の北浜にある大阪取引所の場所にあったそうで、取引所の北側の壁面に記念プレートがありました。
江戸時代、関西は銭、関東は金と流通範囲が自然に分かれていたそうで、相互の交換は法定されてはいたもののあまり信用されず、実際には相場が立てられそれが標準になったそうです。
そのため金相場の会所は存在価値が高かったよう。
会所は最初高麗橋付近にあったものが、大阪取引所の場所に移り、維新後、銀目取引廃止にともない閉鎖されました。

青岸渡寺は、那智山にある天台宗の寺院です。
熊野那智大社の隣にあり、那智大社の本殿から門を通るとすぐ先に青岸渡寺の本堂があります。
中世から近世にかけて熊野那智大社と一体化し、那智山熊野権現や那智権現と呼ばれ、全体で7寺36坊もの坊舎を有する神仏習合の修験道場であったそうです。

近鉄特急の「ひのとり」は、2020年3月14日に運行を開始しています。
先進的な車体フォルムと外観デザインにゆったりとした空間や上質なサービスを提供する車両イメージを翼を広げて飛翔する「ひのとり」に重ね合わせて命名されたそうです。
プレミアム車両とレギュラー車両があります。
三重・愛知方面への旅行でレギュラー車両に乗車しました。
往路は上本町から四日市まで、復路は名古屋から上本町までで、通常の特急料金に加えて特別車両料金が必要でした。
リクライニングシートが2＋2列で配置されていて、背もたれを倒しても後ろの人の迷惑にならない構造になっていました。
デッキにはカフェスポットがあって、ひのとりが印刷されたカップでコーヒーが出てきます。

熊野那智大社は、熊野本宮大社、熊野速玉大社と並ぶ熊野三山の一つです。
熊野那智大社は、他の二社と異なり、山中の那智滝を神聖視する原始信仰に始まるため、社殿が創建されたのは他の二社よりも後だそうです。
交通手段には路線バスを利用し、紀伊勝浦駅前のバス乗り場で那智山往復割乗車券を購入してバスで往復しました。
終点の那智山のバス停から参道に向かい、かなりの石段を登っていくとようやく到着します。
本殿の左には御縣彦神社があり、八咫烏を御祭神としています。
また、本殿の右側には御神木である楠霊社があって、胎内くぐりができます。

民宿わかたけは、紀伊勝浦駅の北側すぐにありますが、駅の改札は南側にしかないので、改札を出てから北側に通じる連絡通を通って行きました。
共同のお風呂はそれほど広くはありませんが温泉でした。
夕食はマグロが沢山味わえるマグロ御膳プランにしました。
地酒の飲み比べセットと一緒に味わい、カマ焼きが美味しかったです。

大阪から那智勝浦に旅行した際に特急くろしおで紀伊勝浦駅に到着してすぐに駅前にあるbodaiで昼食を食べました。
お店の外観はカフェ風ですが、メニューは和食系です。
勝浦はマグロが有名で、ランチメニューには刺身やカツの定食、クジラの定食、海鮮丼などがありました。
ご当地で食べるなら生の方が良いかと海鮮バラちらし丼のウニ増量を頼みました。値段は1650円でそれほど高くなく、美味しく頂きました。