RON3さんのクチコミ(11ページ)全4,322件

道後温泉本館の斜め前、ホテル古湧園遥の前にある小さな広場です。
床面に、ブラックライトアート『フェニックス』（多々良正悟作）があって、暗くなってから光っている状態を見たくてやってきました。予想以上に細かな描写がなされていて、感動的でした。壁面にも宇宙の惑星が描かれています。輪があるから土星かな。
広場には、スマホの無料充電コーナーがあって、観光の途中でバッテリー切れの時など嬉しいですよね。

1888年（明治21年）から約67年間走り続けた「坊っちゃん列車」は、日本初の軽便鉄道でした。現在の「坊っちゃん列車」は、外観は昔の１号車をモデルにして、環境にも優しいディーゼルが動力になっています。
運行は土・日・祝日のみで、それ以外の日は道後温泉駅前に展示されています。
1乗車1,300円と少々お高めですが、それでもメンテナンス費用がかさんで累積赤字が約14億円だとか。

道後温泉本館の裏手の坂道を上って行くと左側にあります。
3.67mもの大きな白塗りの地蔵尊は、奈良時代の行基の作だそうです。
1855年に道後温泉の湯が止まった時に、この地蔵尊に祈願して再び湯が湧き出たことから「湯の大地蔵尊」と呼ばれるようになったそうです。
今では、恋愛祈願のお寺、フォトジェニックスポットとして有名になったようです。

上人坂を上りきった突き当りの高台にあるので眺めが良く、立派な楼門づくりの山門の内側から振り返って上人坂を見下ろしてみたり、境内の一角から道後温泉街や遠くの山の上の松山城に夕日が沈むのを見晴らしたりしました。
塀の角につけられた宝珠飾り瓦も素敵で、それらとのコラボも味わい深い景色でした。
（私のデジカメでは再現性に欠けていてすみません）

「上人」というのは「一遍上人」のこと。時宗を創建した一遍上人の誕生地、高台にある宝巌寺に至る坂道が上人坂です。
俳句が大好きでなければ見どころはありません。
「子規 花の句坂」とも称して花の12句が掲げられていたり、松山在住の夏井いつき庵主の 有料の施設「伊月庵」や、地域活性化を目的とする交流施設「ひみつジャナイ基地」があります。
季節ごとに替える夏井いつきの作品も鏡面仕上げの句碑が5か所あります。

道後温泉本館の前にあるので立地が良くて、見晴らしも良いです。客室からも展望露天風呂からも道後温泉本館、空の散歩道、遠くに松山城を見晴らすことができます。
客室や館内も清潔で快適です。
夕食の和洋折衷のコース料理や、朝食ブッフェはどれも丁寧な調理で、とても美味しかったです。
それでて、内容に比べて料金はリーズナブルで、また泊まりたい宿になりました。

放生園は、かつて伊佐爾波神社の「放生池」がここにあって、神社の移転時に池を埋め立てられた広場のことです。源泉かけ流しの足湯もありますが、お薦めは毎定時に始まる「坊っちゃんカラクリ時計」です。
この日は午後3時と午後6時に立ち寄って、ちょうど始まるのを見ることができました。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の登場キャラクターがあちこちから出てきます♪　５分間くらいです。
共に楽曲は『この街で』（作詞：新井満　作曲：新井満・三宮麻由子）
新井満（1946-2021年）：芥川賞作家、作詞・作曲家、歌手。『千の風になって』の翻訳・作曲者。
午後3時編 ⇒ https://youtu.be/13iSqXZtNWs?si=WzkEOEVycwX_v9xu
午後6時編 ⇒ https://youtu.be/N_8yc02g1v0?si=wAFGqsZTJltsB-2k

大街道商店街を北上すると松山ロープウェー商店街へと替わります。その途中に愛媛県の特産品、お土産が揃っている「えひめ愛顔の観光物産館」があります。
私のお目当ては「蛇口からみかんジュース」で、レジで代金を払って紙コップを受け取って、自分で目いっぱい注いでいただきました。
半年前よりも1.5倍に値上がりしていました。それでも市内の「蛇口からみかんジュース」の最安値1杯150円です。

松山藩の中枢として役割を果たしていた表御殿と、藩主家族の住居だった奥御殿があった場所で、蒲生忠知（1627-1634年）の時代の屋敷は全て明治の火災で焼失。
聚楽亭、観恒亭、勝山亭なども復元してありますが、茶会や句会などで使われる有料施設で見学は外からのみです。
多門櫓、四脚御門、井戸屋形などもありますが、御殿跡は全て間取りの中に水が張ってあったり、柑橘類や草花を植えてあるだけで、実に地味です。
でも「恋人の聖地」に2013年に選定されたそうですよ。

1階のフードコートも便利だし、愛媛・松山観光インフォメーションセンター「だんだんinfo」もスタッフが親切で何度も利用しています。
大街道のカリヨン「フライブルクの鐘」が正時になっても鳴らなかったので、「だんだんinfo」で聞いたら、商店街の事務所に電話で確認してくれました。「近隣の騒音トラブルで演奏を中止した」とのことでした。
スタッフはとても親切で、次のお薦めの観光場所を聞いたら「松山城二之丸史跡庭園」とのことで、割引クーポンもくれました。

みかんやみかんの各種加工食品を製造販売している今治市の「のま果樹園」の直営店で、大街道にあります。たくさんの種類がある柑橘類、みかんソフト、みかんパフェが人気です。
水曜日に行ったら、午前中はソフトクリームの機械のメンテナンス中で、大街道を散策してから正午を過ぎに再度訪れました。
目当ては『みかんソフトクリーム』で、みかんの味がとても濃くて、美味しいです。

大街道のカリヨン「フライブルクの鐘」は24個の鐘による曲がクラシックからポップスまで55曲あって、10:00から20:00の毎正時に演奏するとのことで、何度も行ってみましたが聞けませんでした。
そこで松山三越の愛媛・松山観光インフォメーションセンター「だんだんinfo」で聞いたら、商店街の事務所に電話で確認してくれました。「近隣の騒音トラブルで演奏を中止した」とのことでした。残念でした！

松山市駅側から大街道へと続く長い商店街です。
観光客向けのお土産店は少なく、衣料品、身の回り品、雑貨、化粧品店など、地元の人向けのお店が多いです。
商店街の中には無料の休憩スペース「きらりん」もあって、テーブルや椅子、みきゃんと坊ちゃん列車に乗れる顔はめパネルもあります。
奥には、靴を脱いで遊べるキッズスペースもあります。

伊予鉄の松山市駅前にある伊予鉄グループ本社1階にあります。入場無料です。
目印は、スターバックスコーヒー 松山市駅前店です。スタバの入り口から入って、そのまま突き抜けると、坊っちゃん列車ミュージアムのコーナーがあります。狭い空間にド～ンと「坊っちゃん列車」、日本初の軽便鉄道 伊予鉄道1号機関車があります。ピカピカな原寸大レプリカ。
1888年（明治21年）から約67年間走り続けた「坊っちゃん列車」1号車（本物）はドイツから輸入されたもので、現在梅津寺公園に展示されているそうです。（それもいつか見に行きたいな）

伊予鉄道 市内線（路面電車）は、レトロな車両からすっきりシャープな新型車両まで種類が豊富で、見かけるたびにワクワクします。今日であった車両たちは次の通り。

東堀端通りを走る「モハ2100形2106号」はアグサスのラッピング車両でした。
南堀端通りを走る「50形78号」はレトロな車両で、ラッピングなしの愛媛オレンジが鮮やかでした。
同じく南端通りを走る「モハ5000形5003号」はBEMACの黒いラッピング車両でした。
大手町駅の前の「ダイヤモンドクロス」を「モハ5000形5005号」が郊外線と交互通行をしていました。
道後温泉駅で待機する現在の「坊っちゃん」はディーゼル機関車でした。

完全高架化完成に伴うJR四国松山駅の移転で、新駅舎の1階改札口の隣りにあります。
「愛媛主義」を掲げた観光案内所には、観光資料、マップ、割引クーポンなどの他、様々な質問にも対応できるように複数のスタッフがいました。インバウンドに対応すべく、表示も日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語なども併記されています。
松山駅の待合所にもなっていたり、砥部焼などのお土産も販売しています。

JR四国の松山駅と線路の完全高架化の完成に伴って、2024年9月29日に移転しました。
その2週間後に訪れて新旧駅舎や、付帯施設の確認をしてきました。

2000年（平成12年）に建てられた三角屋根がトレードマークの旧駅舎は、いずれ解体されるようですが、そのモチーフは初代駅舎だそうで、とても味のある駅舎なので、どこかに残せないものかなと思ってしまいます。
現在は、西にある新駅舎に行くための東口通路として通過できるように、バリアフリーになっています。

高架駅の新駅舎1階は、大きな唐破風を模して木材を多用した曲線の多い天井は高く、圧倒されます。
改札の向かいに新しい商店街エリア「だんだん通り」もおしゃれに整備されて、お土産店から飲食店、カフェ、コンビニもそろっています。

正岡子規の出身地松山には、子規の句碑はあちこちにあります。
これはJR四国の松山駅旧駅舎の前にある子規の句碑です。
　春や昔十五万石の城下哉
私のように、俳句や正岡子規に詳しくない人にとってはなんとも訴えて来るもののない俳句です。
でも説明を読むと、子規が日清戦争の従軍記者として戦地に赴く直前の句だったそうです。
また、上句の「春や昔」が司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』第一章の題に使われているなどと知ると、松山に非常に深い関わりのある句だとわかります。

松山市には松山という駅（停留場）が全部で４つあって、他県の人にとっては間違いやすいので何度も確認した方が良いです。特にホテルを予約する際や空港から来る場合など、知らないとかなり離れた場所に行ってしまうこともあり得ます。

場所的に2か所が離れています。1つ目はJR四国の松山駅で、2024年9月に新駅舎ができて旧駅舎の裏にあります。
2つ目は、旧駅舎の前にある伊予鉄道市内線（路面電車）の停留場で、この口コミの停留場のことです。いずれ線路を移動しますが、現在は、旧駅舎を通って裏の松山駅まで結構歩かなければなりません。

3つ目はいよてつ高島屋の1階の一部に伊予鉄道郊外線の松山市駅があります。
4つ目はいよてつ高島屋のすぐ前に伊予鉄道市内線（路面電車）の松山市駅前停留場があって、坊っちゃん列車も発着します。松山市はいよてつの地盤なので、特に3つ目と4つ目の松山市駅周辺の方が賑わっています。

「駅」といっても、伊予鉄道市内線（路面電車）の停留場のことで、JR松山駅の隣りの駅です。
大手町駅上り駅と下り駅の間には「ダイヤモンドクロス」と呼ばれていて、伊予鉄道市内線（路面電車）と、伊予鉄道郊外線（高浜線）が十字に交差している箇所があります。
踏切がないのに、路面電車が駅で停車したまま、郊外線（高浜線）下りが通過するのを待機して、通過すると次は路面電車が通過します。
すると今度は郊外線上りが通過して、次に市内線と、かなり頻繁に「ダイヤモンドクロス」を通過するのに驚きました。