まつじゅんさんのクチコミ(38ページ)全1,121件

四天王寺では、塔婆の形をした経木に亡くなられた方の法名（戒名・俗名）が書かれた経木で回向をされているので、法名の経木を亀井堂に持参し、地下にある亀の口から霊水が出ている亀形の水盤に経木を沈め、経木が水面へ浮かんで来た時に手を合わせる・・・、と母親から教えられていました。
今でもその形体が続いている事に懐かしさを感じました。

亀の池には橋がかかり、石舞台があります。
石舞台の奥は「六時礼讃堂」という、境内中央に位置する雄大なお堂があります。
昼夜6回にわたって諸礼讃をするところから六時礼讃堂の名が付いています。
仏教には捕まえた魚・鳥・獣を野に放す「放生会」というイベントがあり、その際に池に亀が放されてきたので、亀がたくさんいるのだと思います。

寅さんの実家の名前遍歴を騙るには、重要なお店です。
寅さん映画の撮影を支えてくれたお店ですので、元々モデルの「柴又屋」の経営者が変わったことも要因だったようですが、映画の制作側としてはそのままでは済まされない状態で、何せ同じ名前の店が本当に柴又に実在するという事は避けたい事情があったと思います。
参道にある他のお店に多大な迷惑を掛けてしまうこともあるでしょうし、特に映画の撮影を支えてもらっていた「高木屋」さんへの影響は計り知れない、と考えて、シリーズ途中での名前の変更という苦渋の決断だったようです。

帝釈天の大鐘楼は環境庁選定の「日本の音風景100選：柴又帝釈天界隈と矢切の渡し」の主役で、寅さんの映画でも必ずこの大鐘楼の効果音が挿入されています。
佐藤が次郎さん演ずる源公が、法被を着て竹箒で掃除をしている場所は、この建物の前が多いです。
建物高さがあり、画面に迫力を与えるからでしょうか、そこに鐘の音が入ると映画のワンシーンになるように思います。
記念撮影ポイントとしてお勧めです。

正式名称は日蓮宗　経栄山 題経寺ですが、「帝釈天」の本来の意味は、仏教の守護神である天部の一つを指すのですが、題経寺の略称として定着しています。
題経寺の建物は、大部分が明治以降の建築で、二天門、帝釈堂等は彩色を施さない素木造で一見地味ですが細部には精巧な装飾彫刻が施されていて、帝釈堂内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われています。
胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名で、法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化しｶﾞﾗｽの回廊で「彫刻ギャラリー」となっており、一見の価値があります。

開館以来7度目のリニューアルが2019年4月に行われており、充実した展示と映像を見ることができます。
入口の看板を取り付ける寅さんは、開館以来変わらずランドマークになっています。
「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です」コーナーでは、昭和30年代の帝釈天参道の街並みを、遠近法を用いて精巧に再現されています。
実際の撮影に使用した「くるまや」のセットが大船撮影所から移設され、茶の間では数々の名場面が放送されています。
色々な寅さんの家のの撮影セットが再現されていて、寅さんの世界や映画の歴史に触れることが出来ます。

矢切の渡しで対岸に行くと、そこは千葉県松戸市。
ゴルフ場の間の通路を進んでいくと、長閑な田園風景が現れます。
「矢切の渡し」が世に広まったのは、1906年に発表された悲恋の物語を描いた小説「野菊の墓」や、1982年に細川たかしさんの「矢切の渡し」の大ヒットだと思いますが、一寸の距離なのに、これだけ東京都と松戸市で違いがあることに驚きました。
ただし、風情はこちらの方が凄く良いように思います。
矢切の渡しを渡ると直ぐに戻らずに、千葉県側の風景を見る事をお勧めします。

「矢切の渡し」という細川たかしさんの歌で一躍有名になった、都内に残る数少ない定期運航されている渡し船です。
『男はつらいよ』では第1作で、20年ぶりに故郷に戻った寅さんは、ここから降り立って帰ってきた場所です。
千葉側から帰ってきた・・・って思いましたが、以降、映画では寅さんが乗船するシーンで度々登場しています。
舟を眺めて土手に寝転んだ寅さん、横に源公が似合う風景です。
船頭さんは、単に移動だけでなく江戸川周辺のガイドも行ってくれ、柴又に戻る際、上流に向かって走り、金町浄水場取水塔まで連れて行ってくれました。

明治20年「柴又屋」として創業され、昭和44年第1作目の「男はつらいよ」の映画に使用され、第4作目まで「寅さん」の実家として撮影が行われていた草団子の老舗です。
平成元年に老朽化の為現在の建物に建て替えられ、その当時の面影はなくなっています。
寅さんが旅から帰ってくるところは、東京葛飾柴又　帝釈天参道にある「とらや」でしたが、何故か第40作から名前が「くるまや」変わっています。
その経緯は色々あったのでしょうが、
1.TV版「男はつらいよ」の「とらや」の最初のモデルは、参道入口の「えびすや」さんであった。
2.その後、映画版の「とらや」の間取りのモデルは「亀家」さん。
3.映画の撮影隊のベースとなったのは「高木屋」さん。
ということを抑えて訪問したいと思います。

帝釈天に続く参道で、両側に名物草団子を始め、うなぎ屋、飴屋等が続き、古き良き昭和の下町商店街の香りを強く感じます。
帝釈天までの道は歩いていても退屈しませんが、通行者は年齢層が幅広くなって、多国籍化してきたように思います。

柴又駅前にある寅さんの銅像です。
加えて、と、見送るさくらさんの銅像があります。
シチュレーションは、帰ってきた寅さんを、さくらが迎えに来たという感じですが、私の記憶ではそのような映画のシーンは無かったように思います。
寅さんは、大体は予告なしに帰ってくるのが多いですからね。
寅さんが、柴又駅にリリーを雨の降る中迎えに行くという、15作目の寅次郎相合い傘は、別れのない駅のシーンとして、特に印象に残っています。

飯田橋、水道橋のJR駅からもメトロの飯田橋から近く、都内への移動には本当に便利な立地です。
部屋の広さはまずまずですが、使い勝手が良く、スタッフさんの対応も親切で、ゆっくりと休むことができました。
ANAの旅作で、下調べ無しで神保町に近いという事と、価格重視で選んだのですが、近年稀にみるヒットのホテルでした。

キリンビール神戸工場併設のレストランです。
工場で出来立てのビールと美味しく頂ける料理を提供するレストランです。
ランチメニューにはサラダ、パンがバイキング形式で付き、種類も豊富でとても美味しいです。
ビール以外のドリンクも充実しており、全体的にコスパは非常に高いと思います。

読売巨人軍のホームグラウンドですが、今回はプロ野球のお祭り、オールスターゲームを観戦することが出来ました。
試合開始に先立って、野球殿堂入り表彰式（立浪和義氏、権藤博氏）、国歌独唱　（俳優 井上芳雄氏）、アオダモ植樹セレモニーの後、試合開始です。
選手の皆さんも何か楽しそう、勝負を超えた野球好きのお祭りという感じです。
見ている私達を、わくわくさせてくれました、試合終了後のセレモニーも感動的な演出で、一生に一度の幸せを味わうことが出来たと思います。

JR中野駅からサンモール商店街を抜けると、中野ブロードウェイがあります。

「サブカルチャーの聖地」と呼ばれている場所ですが、切手、菓子、衣料品等面白い店がたくさんあります。正式総称はコープ・ブロードウェイ・センターで、低層階はショッピングセンター、中・高層階はマンションとなっています。
フィギュアや時計等、価値を認める方にとってはお宝がたくさん見つかると思います。
特に興味が無くても、一見の価値がある場所だと思います。

JR中野駅北口広場から続く、全長224ｍの商店街です。
生活需要に対応できる商業施設として、現在の商店街の原型となる「中野北口美観商店街」ができ、戦後の商業復興、大規模百貨店に対する攻防策、取り組みとして、商店街のアーケード化が1958年に完成しています。
色々なお店を見て回るだけでも、結構楽しい商店街です。

店内はカウンター席のみ、神楽坂らしい落ち着いた雰囲気で清潔感があります。
メニューは「ぜいたく丼」のみ、具材は季節によるのでしょうが、まぐろ、中落ち、いか、数の子、胡瓜、つぶ貝、みる貝、ボタン海老、いくら等です。
竹や松はいくらが載り、蟹、うにが追加され、うに、いくら増量というのもあります。
最初に提供されたのは黄身醤油と刺身。
厚く切られた刺身はｺﾞﾏたれでいただき、刺身を2枚ほど残して後の鯛茶漬けに残しておくのがこちらの作法のようです。
最後は出汁を掛けて頂くのですが、凄く美味しかったです。

漫画コボちゃんの作者である植田まさしさんが、神楽坂地域に35年以上居住しており、連載初回の原稿が神楽坂で書き上げられた「神楽坂生まれ」という縁から、商店街の案内板に漫画コボちゃん一家が登場する等、地元商店街のキャラクターとなっていました。
神楽坂商店街振興組合が東京都や区の補助を受け、彫刻家　山田朝彦氏制作でコボちゃんの銅像が設置されました。

神楽坂のシンボル的な建物です。
安土桃山時代の1595年、池上本門寺第12代貫主である日惺上人により、馬喰町に創建されるも、たびたびの火災により麹町を経て1793年に現在地へ移転してきたとの事です。
本尊の毘沙門天は江戸時代よりとして信仰を集め、芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれ、現在は新宿山ノ手七福神の一つに数えられています。

日本一お洒落な神社として有名らしいです。
観光的な参拝客が多く、「宗教的ではない新しい形の神社に価値を見出してもらおう」という目的で、2010年「赤城神社再生プロジェクト」が開始され､建築家の隈研吾氏が社殿のデザインを担当したそうです。
隈研吾氏といえば、新国立競技場の設計者で、この社殿も、ガラス張りのモダンでスタイリッシュな外観で、和風美術館という感じのデザインとなっています。