masa8982さんのクチコミ(4ページ)全1,132件

富山市内にある英霊を祀った護国神社です。桜の名所である磯部堤に隣接していて、場所は富山駅からは少し離れています。桜の時期なら富山城址公園から松川に沿って上流に歩いて行けば神社の裏手にたどり着けるので、桜を楽しみながら歩いて行くことをお勧めします。バスを利用するなら護国神社・街中病院前、路面電車なら安野屋電停が最寄りになります。
境内には格子天井を備えた立派な社殿の他、境内社の伊佐雄志神社、軍人の方の遺品などを展示した遺芳館、相撲場などがあり、結構な広さです。私が訪問した際は丁度統一地方選の前だったこともあり、候補者と支援者がお祓いを受けていました。地元では崇敬を集めている神社なのだと思います。
立派な社殿も見どころだと思いますが、こちらで見るべきは桜だと思います。境内入口の辺りと拝殿脇、土俵の周りに桜が植えられており、満開の時期には目を楽しませてくれます。特に入口脇と拝殿横の紅枝垂れは見事です。丁度裏手が磯部堤ですから、桜の時期はセットで楽しめますよ。

富山城址公園の北側を流れる川が松川で、松川の両岸に沿って遊歩道が設置されています。遊歩道には桜が植えられており、富山のさくら100選の1つに選ばれているだけあって、素晴らしい桜が堪能できます。桜並木は桜橋電停の東側のいたち川との合流地点から、ずっと上流（西）に沿って富山県護国神社の裏を通り、そのままけやき通りにぶつかる地点まで続いています。護国神社裏の桜並木は磯部の桜と呼ばれているようです。
こちらの桜は本当に素晴らしかったです。遊歩道や橋の上だけでなく、川面に沿って歩道が設定されているので色々なアングルから桜が楽しめますし、角度によっては川面に映る桜も楽しめます。特にライトアップされた桜が真っ暗な川面に映る風景は絶景でした。桜橋や安住橋は路面電車も通るので、タイミングを合わせれば桜に囲まれた路面電車を撮ることもできます。なお、松川には遊覧船もあり、朝9:30から運行が開始されます。鏡面に映る桜を撮りたければ、遊覧船が運航する前に行かれることをお勧めします。

富山城址公園から松川に沿って上流（西）に向かったところにある遊歩道です。富山大学方面への路面電車の線路と松川が交わる交差点から、けやき通りとぶつかる交差点まで桜並木が続いています。路面電車で行くなら安野屋電停が最寄りになります。
写真を見て貰えば判りますが、松川中心と比べると若干桜がまばらになりますし、川面に映りこむ桜は楽しめません。ですが、中心部から離れている所為か人通りはあまり多くなく、地元の方は散歩やジョギングをされている程度なので、ゆっくりと桜を楽しむならこちらの方が良いかもしれません。遊歩道の両岸に公園が整備されていて遊具も置いてあるので、小さなお子さんと行く場合もこちらがお勧めです。

富山軌道線（路面電車）の荒町電停前からすぐの場所にあるホテルです。
こちらではシングルルームに泊まりました。訳アリの格安料金で泊った所為か判りませんが、部屋は若干狭かったです。テレビもありませんでしたが、こちらは事前に予約サイトにも記載されていたので特に気になりませんでした。朝食と大浴場が付いていましたし、テレビ以外の設備やアメニティは一般的なビジネスホテルと変わりませんありませんでしたから、問題はありませんでした。朝食はそこまでメニューは多くありませんでしたが、鱒の寿司のおにぎりやとろろ昆布おにぎりもあったので地域色を頑張って出しているな、という印象です。
WiFiの速度も十分でした。こちらでは宿泊中にテレワークをしたのですが、仕事が回線の問題で滞る、ということは無かったですし、Web会議にも問題無く参加できました。なお、WiFiが不安定だったり速度に問題がある場合は、フロントの方に申し出れば、有線LAN接続用のWiFiルーターを貸し出してくれるようです。
富山駅からは若干離れますが、富山城や松川などの観光地にも近いですし、路面電車を使えば富山駅まで直ぐに行けます。価格もリーズナブルですし、ビジネスにも観光にも使えるホテルです。なお、入り口は大通りに面しておらず、路地を入ったところにあります。一応、大通りに面して案内板も出ていますが、その点はご注意ください。

鞍馬山の西、貴船川に沿って建つ神社です。全国の貴船神社の総本社でもあります。創建は古く、飛鳥時代まで遡るようです。叡電の貴船口駅前からバスが出ているので、そちらに載って貴船バス停（終点）で降りると少し歩けば鳥居が見えてきます。なお、貴船口駅から貴船神社までは、多少遠いですし坂道にもなっていますが、歩いても行けます。紅葉の時期は川沿いに綺麗な紅葉が見られるので、健脚の方なら歩いて行くのも良いと思います。
夏の貴船川の川床が有名なので夏の盛りか、もしくは紅葉のシーズンに訪れるのが良いと思う方が多いかも知れませんが、個人的には何と言っても雪景色が白眉だと思います。今回、機会があって大雪の翌日に訪れましたが、わざわざ訪問した甲斐があったと思えるだけの絶景を見られました。
本宮参道では厚く雪の積もった赤い春日燈籠と木々、参道の先に見える南門と青空という素晴らしい景色を見ることが出来ました。雪化粧した結社は物凄く清浄な雰囲気でしたし、雪の降り積もった奥宮は神秘的でした。本当に、何処を見ても素晴らしいとしか言えない景色ばかりでした。紅葉の時期にも来たことがありますが、これほど感動はしませんでした。やはり、貴船神社の景色を楽しみたいなら雪の時期に来るべきだと思います。

京都の市街地の北のはずれに位置する神社です。下鴨神社と並んで古い神社で、世界遺産の構成要素でもあります。最寄りは上賀茂神社前バス停です。因みに、新葵橋や糺の森、下鴨神社前バス停から市バスの4番線に載れば乗り換えなしで行けるので、両方回りたい場合はお勧めです。
京都に大雪の降った翌日、市内中心の雪はほとんど溶けていましたが、北に行けば残っているかな、と思って訪ねてみました。結果は正解で、参道の雪かきはされていたものの、十分に満足のいく雪景色を見られました。特に、橋殿の辺りからは一面の雪と赤い玉橋と楼門、青空が素晴らしい景色を作り出していました。次の機会がいつ来るかは判りませんが、次回はもっと雪が降り積もった時に訪ねてみたいですね。

鴨川デルタの北側にある神社です。京都に数ある神社仏閣の中でも相当な古社で、奈良時代以前からあったようです。最寄りは下鴨神社前バス停ですが、こちらからだと裏参道を通って本殿にお参りする形になります。表参道である糺の森から参拝したい場合は出町柳駅から歩くか、新葵橋バス停で降りることをお勧めします。
雪景色を期待して訪問しましたが、丁度大雪の日の翌日に訪れたために残念ながら既に参道や境内の雪は溶けており、一面の雪景色を見ることはできませんでした。ただ、楼門や社殿の屋根には雪が残っており、美しい佇まいを見せてくれました。特に、楼門や鳥居、太鼓橋の赤と雪の白が組み合わさり、見ごたえのある景色を作り出していました。
機会は少ないと思いますが、今度は一面の雪景色を見てみたいです。

百万遍の交差点の近くにあるハンバーグ専門店です。店舗は2階建てですが、1階と2階では会計も入口も別になっているようです。私は1階にお邪魔しました。
メニューはハンバーグ定食のみですが、ハンバーグソースが色々とあり、何度来ても飽きさせないようになっていました。京都大学まで歩いてすぐなので、学生さんが多く来るのでしょう、ご飯は大盛無料でお替わりも自由でした。ハンバーグもSサイズからM、L、Sのダブル、Mのダブルまでありました。私はMサイズのバジルトマトソース、ご飯は普通盛でお願いしましたが、ハンバーグは十分な大きさでご飯も普通の店の大盛くらいはあり、お腹いっぱいになりました。フライドポテトが好きなので別盛りのポテトを追加注文しましたが、正直食べきるのがきつかったです。
ハンバーグは全体的にフワッとした焼き上がりなので好みが判れると思います。個人的には十分に美味しく頂けました。ポテトもカリカリに揚げられていて、こちらも美味しかったです。因みにケチャップと漬物はテーブルに置かれているので、かけ放題、取り放題です。
価格や立地、ボリュームから判断すれば学生向けのお店だと思いますし、観光客が足を向ける店では無いと思います。ですが、リーズナブルにお腹いっぱい食べたい、という方にはお勧めです。出町柳の駅からも歩いて10分程度なので、観光の途中で寄るにも便利なお店と思います。

一乗寺にある寺院です。元々は寺院では無く、隠棲した武士が江戸時代に住居として建てたものです。周囲には詩仙堂や金福寺、宮本武蔵とゆかりの深い八大神社や一乗寺下り松もありますので、セットで訪問されると良いと思います。
一乗寺地区では圓光寺と並んで紅葉の名所として知られる場所ですが、今回は雪景色を見てみようと思い訪ねました。紅葉の時期とは違って人気も無く、ひっそりとした詩仙堂は雪景色の所為もあって、清冽な雰囲気でした。雪の庭園は文句なく素晴らしかったです。紅い毛氈の敷かれた座敷に座って雪の庭園を眺めていると、僧都の音が響き、それが一層静けさを強調しているようでした。
京都には雪の庭園として知られる名所が幾つかありますが、こちらも決して雪の名所には引けを取らないと思います。紅葉だけでなく雪もおすすめですよ。

一乗寺にある寺院です。京都の寺院としては比較的新しく、江戸時代になってから徳川家康公が足利学校の教師を招いて建てたものです。十牛之庭の紅葉が有名ですね。
大雪の際に訪ねたのですが、ひっそりとしていて却って新鮮でした。紅葉の時期にしか訪れたことが無かったのですが、紅葉時期は予約しないと入れないほど大混雑しており、その所為もあってゆっくりと紅葉を楽しめません。良く紹介されているような本堂や瑞雲閣からの人のいない紅葉、なんてのは早朝にでも拝観しない限りお目に掛かれません。私が訪問した際には大雪の所為もあってか、拝観している方は数名しかおられませんでいた。皆さんゆったりと本堂から十牛之庭を眺めていたので、ゆっくりと雪景色を楽しめました。紅葉時期の様な華やかさはありませんが、紅い毛氈と白い雪、雪を被った木々と石のコントラストが絶妙で、美しい景色を作り出していました。
中々大雪の機会は無いと思いますが、雪の圓光寺もお勧めです。

大原・勝林院の僧坊です。平安末期の頃に創建され、書院の天井には関ヶ原の前哨戦で鳥居元忠が切腹した伏見城の床板を使用するなど、歴史ある寺院です。勝林院に入らず、川の手前の大原の小径を道なりに進んでいけば突き当りが宝泉院です。こちらでは拝観料にお茶代が含まれているので、庭園である盤桓園を鑑賞しながらお茶を頂くことができます。
雪の名所と紹介されていたこともあって訪ねてみましたが、訪問して正解でした。広い畳敷きの部屋に緋毛氈が敷かれ、盤桓園の雪景色とのコントラストが何とも言えずに美しかったです。開けっ放しなので雪が結構舞い込むのですが、景色に気を取られて全く気になりませんでした。客殿脇の鶴亀庭園は大量の雪もあって庭園としての形は判り辛かったですが、雪を楽しむという意味では良かったです。また、客殿の囲炉裏部屋越しに見る庭の景色は趣深いものでした。
残念ながら雪のために枯山水庭園である宝楽園の見学はできませんでしたが、それを差し引いても訪問して良かったと思える場所でした。

三千院の北側に建つ天台宗の寺院で、大原声明の道場として栄えた古刹です。平安初期から中期の間に建立され、浄土宗の法然上人が他宗の碩学と大原問答を行った歴史のある寺院です。三千院の参道をまっすぐ北に進めば真正面に見えてきます。
大雪の際に訪問したので小ぢんまりとした境内一面に厚く雪が降り積もっており、本堂や鐘楼なども厚く雪を纏い、荘厳な佇まいでした。いかにも雪深い山寺という雰囲気を醸し出しており、なかなか趣深い景色でした。中心にある本堂は江戸中期に建てられた立派なものです。内部には「証拠の阿弥陀」と呼ばれる阿弥陀如来さまが祀られており、間近で拝むことができました。なお、本堂では声明が聴けるようになっています。声明は日本の伝統音楽の基礎になったものですから、聴いてみるのも良い経験と思います。

京都・大原の里にある天台宗の門跡寺院です。住所は京都市内ですが、かなり山深いのでバスか車で行くのが前提です。なお、バスの一日券だと大原までは行けないので、バスで行かれる場合はバス・地下鉄一日券を購入されることをお勧めします。桜の名所としても紅葉の名所としても有名な寺院ですが、三千院というと何となく雪のイメージがあったので、大雪が降った際に訪問しました。
雪の降りしきる中で訪問するのは大変でしたが、苦労しただけの価値がある景色を見られました。大雪に埋もれた三千院は静謐、という言葉が相応しかったです。全てを覆い隠すような雪と、客殿や宸殿から見える聚碧園や有清園、厚い雪を纏った宸殿や往生極楽院など、境内全体が見渡す限りモノクロームの世界で、幻想的な美しさを堪能できました。微かに雪の落ちる音以外はひっそりとしており、それがより一層美しさを引き立てているように感じました。紅葉の時期に訪問したことがあり、その際の喧騒を知っているのでなおさらかもしれません。本当に、モノクロームの庭園を眺めているだけで飽きませんでした。

京都を代表する、知らない人の方が少ないかな、という寺院です。正式名称は北山鹿苑寺で相国寺の塔頭なのですが、こちらを知っている人は少ないかも知れませんね。何度も京都には来ていますが、金閣寺は桜の名所でも紅葉の名所でも無いので何となく足を向けていませんでした。ただ、雪の金閣は一度見てみたいと思っており、大雪の際にチャンスと思って訪問しました。
雪を被った金閣寺は本当に素晴らしかったです。曇り空だったのと、鏡湖池が凍ってしまっていて逆さ金閣が見られなかったのは残念でしたが、それらを差し引いてもわざわざ行って良かった、と言える景色を見られました。雪の金閣を狙ってカメラマンが大勢集まるのが良く判りました。桜や紅葉であれば毎年見る機会がありますが、大雪だけはいつ降るか判らないので、本当に運が良かったです。

京都市役所の北、二条寺町通りに店を構える明治40年創業の老舗洋菓子店です。本店は東京にあり、そちらは紹介制で敷居が高いのですが、こちらは誰でも気軽に入れます。ただ、2023年1月現在はコロナの影響で一度に入店できる人数を制限しているようで、店の前で待っていると店員さんが案内してくれました。カフェも併設されていますが、私が訪問した際には改装中で利用できませんでした。
洋菓子店ですがケーキ類は扱っていません。併設しているカフェではシフォンケーキを出しているようですが、店内では販売していません。販売しているのはマドレーヌやガレット、ロシアケーキといった焼き菓子と、好事福盧（こうずぶくろ）というみかんゼリーです。
こちらの焼き菓子は何を選んでも美味しいのですが、やはりお勧めは好事福盧です。みかんの皮を器にした、みかんの果汁とリキュール、砂糖、ゼラチンのみで作ったシンプルなお菓子ですが、味は絶品です。酸味も無く、上品なみかんの甘みを味わえます。食通として知られた作家・池波正太郎氏も愛したお菓子です。是非味わってみてください。なお、好事福盧は一日に作る数が決まっているので、休日には開店直後に売り切れます。購入したい場合は早めに行かれると良いでしょう。

四条堀川の交差点直ぐ近くにあるホテルです。深夜にチェックインしたのですが、フロントの方は親切で、嫌な顔もせずに対応して頂けました。部屋も奇麗でアメニティも充実しており、充電用のUSBポートもあって非常に助かりました。ただ、大浴場を使うことが前提なのか、部屋にはシャワーブースしかありませんでした。部屋でゆっくりと湯船に漬かりたい方にはマイナスかも知れません。個人的には大浴場の方が嬉しいので、全く問題はありませんでしたが。
交通の便が良い点も良かったです。四条堀川のバス停からは京都駅だけでなく、金閣寺や清水寺、東寺、二条城、嵐山など有名観光地にも一本で行けますし、祇園や河原町の繁華街へも乗り換えなしで行けます。一度乗り換えが必要になりますが、南禅寺や銀閣寺などにも行けます。少し歩けば阪急の大宮駅や嵐電の四条大宮駅がありますし、観光にせよビジネスにせよ非常にアクセスは良いです。ホテルのすぐ南にはファミリーマートがありますし、その先にはセブンイレブンもあるのでちょっとした買い物にも困りません。
宿泊費もリーズナブルでしたし、お勧めのホテルです。

一乗寺のラーメン激戦区に店を構えるラーメン屋さんです。人気店らしくいつも店の前に行列があるのですが、たまたま行列が無かったのでお邪魔しました。以前にもランチで来たことがありますが、以前と変わらず店内はラーメン屋さんとは思えないオシャレな空間でした。
やはり高安に来たら唐揚げ定食だろう、ということで唐揚げ定食を頼みました。以前と変わらずラーメンも唐揚げも美味しかったです。ただ、唐揚げが3個ついているので、食べすぎな位でしたが。
食べ物屋に行列するのは好きでは無いので中々訪ねる機会がありませんが、京都に来たときに空いているようならお邪魔したいな、と思わせる店です。

山科の奥にある天台宗の門跡寺院です。山科駅を降りて坂をずっと上って行った突き当りにあります。清水寺と違って何もない坂道をずっと上っていかなければなりませんが、不思議と何度も足を向けてしまう魅力を持った寺院です。
こちらの見どころは勅使門に続く石段を真っ赤に染める散紅葉でしょう。JR東海のCMで使われたこともあるので、ご存じの方も多いと思います。ですが、この景色を撮るのは難しく、何度か訪れていますがなかなか撮れません。まず、石段の両脇の紅葉が十分に紅葉していないといけませんし、散っている紅葉が枯れてしまっていると風情が半減します。掃き清められているのか、紅葉が無いこともあります。また、普通に石段を上って勅使門下の馬場に行くこともできるので、日中の時間帯だと人が石段を上っていてそもそも景色が撮れません。残念ながら今回は紅葉がありませんでした。
ただ、勅使門の紅葉を差し引いても紅葉の名所であることに違いは無く、仁王門に続く急な石段を彩る紅葉や、本堂裏から見える紅葉に囲まれた高台弁財天、晩翠園など、たくさんの見どころがあります。普通に紅葉の名所としてお勧めできる場所です。

東山にある紅葉の名所です。南禅寺から鹿ケ谷通をまっすぐ北に行けば直ぐです。紅葉の時期であれば周辺が大混雑しているので、直ぐに判ると思います。
紅葉の永観堂と謳われるだけあって、本当に紅葉は目を見張るほど美しいです。紅葉を目当てに何度も訪問していますが、何度来ても飽きません。総門から中門にかけての白塀から覗く紅葉は期待を高めてくれますし、諸堂から見える庭園の紅葉も美しいです。特に、御影堂からの紅葉越しの阿弥陀堂は何度もシャッターを切るほど美しいです。阿弥陀堂から下る石段や、放生池へ向かう境内の通路も紅葉に覆われていますし、放生池に映りこむ紅葉の景色も素晴らしいです。本当に何処を切り取っても絵になります。初めて京都に紅葉狩りに来るなら是非訪問してみてください。なお、今回は多宝塔まで上ることができました。過去に上った記憶が無いので、今回たまたまだったのか、それとも秋の特別拝観の際はいつも上れるのかは判りませんが、もし上れるれるようなら上って見ください。京都市内が一望できます。

東山にある古刹です。総門から参道を上っていく途中に今熊野観音寺がありますが、そちらとほぼ同時期に創建されたようです。天皇家とも縁が深く、江戸時代には歴代天皇の葬儀を一手に引き受けていたようですが、現在は霊園や幼稚園を経営していたりと、そこまで敷居は高くないようです。
大門を潜ると緑に覆われた下り参道があり、その先に仏殿と舎利殿が並んでいる景色が見えます。良くポスターなどでみる構図なので、結構感動しました。ただ、常時拝観できる建物は多くなく、通常はこの2つの他は楊貴妃観音堂くらいです。私が訪問した際には特別拝観として本坊と御座所、霊明殿が公開されていました。御座所はもともと御所の御殿を移築したものなので、流石に立派なものでした。御座所の庭園は小ぢんまりとしたものですが、小川と石塔が設えられた上で紅葉が植えられており、美しい散紅葉を楽しませてくれました。なお、この御座所は平成になってからも実際に天皇・皇后両陛下が使われたそうで、現役のようです。
紅葉が楽しめる場所はありますが決して名所ではありませんし、総門から大門にかけての参道の上り坂もきついので、万人にお勧めできる寺院ではありません。ただ、そのためか拝観客は少なく、紅葉の最盛期でも静かな雰囲気でした。静かに京都の寺院の雰囲気を楽しみたいならお勧めです。