パリが大好きさんのクチコミ(23ページ)全1,030件

JR門司港駅から歩いて行きました。10分もかからなかったです。建物は洒落たデザインです。建物の角は丸くしてあり優しさを感じます。また柱にあたるものは細くして本数を増やしてあります。その間にガラスを配置して、なかなか近代的なデザインです。入口はユニークな感じで重厚感があります。内部は公衆電話を含む電話機が時代を追って並んでいます。懐かしい電話機もありました。写真で見たことがある電話交換手が手動で繋いでいた電話交換機の実演も見せていただきました。特に昔の公衆電話は箱型で横に手動の発電機のハンドルが付いていて箱にマイクにあたるのが付いているものは、ロボットの顔のように見えて面白かったです。こんなに充実した展示なのに行かないのはもったいないです。

JR門司港駅構内のトイレ前にある水飲み場が「帰り水」と呼ばれています。蛇口が2つあるだけのもので、当初は飲み水として利用されたけでなく、蒸気機関車の煙で汚れた顔などを洗うことにも利用されていました。終戦により多くの人が大陸から引揚げてきますが、門司港にやっとのことで到着した引揚者が、この水でのどを潤して日本の土を踏めたと喜んだことから「帰り水」と呼ばれるようになりました。門司港駅の改修時にもそのまま残され現在まで使用できるように保存されています。

JR門司港駅から「ブルーウィングもじ(跳ね橋)」を渡り徒歩5分もかからず到着しました。門司港レトロ地区の夜景を見に行ったとき立ち寄った時にはすでに閉館していた時間でした。建物内部が見られずに残念でした。建物右手には八角形の塔があり、外装はオレンジ色タイルと花崗岩と思われる石の白を巧みに配置しています。1917年(大正六年)に建てられた大阪商船門司支店を修復したものです。当時は一階は待合室、二階はオフィスだったそうですが、こういう建物が必要なくらい中国、台湾、ヨーロッパなどへの航路がたくさんあったということになります。

門司港レトロ地区の船溜まりの北側にあります。石炭積出や大陸との航路があり栄えた門司港に税関が置かれたのは明治42年ですが、その3年後に税関の庁舎として建設されたのがこの建物です。平成6年に修復、復元されて今日の姿になっています。建物内に入ると1階ロビーには間隔をあけたソファーが並んでいます。ここは門司港レトロを歩き疲れた時の休憩にも利用できますし、目の前には門司港レトロの景色が見られます。片隅には税関の業務や密輸の手法などを紹介するコーナーもあり興味深く拝見しました。またこのロビーは吹き抜け式になっていて西側には修復前に残されていた赤煉瓦の壁が残されています。展望室があり、1時間に1回開く「ブルーウィングもじ(跳ね橋)」が見え、その向こうには関門海峡が望めます。

JR博多駅まで行ったついでに、久しぶりに天気がよかったこともありJR博多シティ(博多駅駅舎)の屋上に上がってみました。エレベーターで9階まで上がり、さらに10階まではエスカレーターです。上がると寒いのに予想外のお客さんの多さに驚きました。屋上庭園のようになっています。その公園を取り囲むようにして、子供たちを乗せて走る列車のレールがあります。有料ですが子供たちは喜んで乗っていました。また片隅には鉄道神社があります。神社の庭園にはホタルが住むせせらぎもあります。お参りしてから、最上階よりさらに高くなっている展望台に上りました。展望台にはもう一段高くなっている場所があり、そこからは福岡市街地や周辺の山々(背振山系、宝満山系)、志賀島や能古島が浮かぶ博多湾などが一望できます。

福博であい橋を東側(中洲側)に渡り終えようとするところにこの像は建てられています。博多人形師である小島輿一の二十五回忌に彼が制作した博多人形「三人舞妓」を三倍の大きさに拡大したものを夫人が建てたものです。元の作品はパリ万国現代装飾美術工芸博覧会で紹で紹介銀賞を受賞しています。博多人形を世界に広めるきっかけになりました。

建築に詳しいわけではありませんが、ドイツに旅行したときに見かけた様な感じの建物だと感じていました。後で調べてみると、大連で多くの建築物を手掛けたドイツ人の設計した建物を模倣したように書かれていました。やはり急こう配の三角屋根と尖塔に特徴があります。また赤煉瓦と花崗岩の白い色を巧みに配置しているので好きな建物の一つです。中に入ってみましたが、1階左手ははまだ準備中の中華料理店でした。メニューがお店の前にありましたのでチェックしたら、価格はなかなか良心的です。2階にも自由に上がれます。休憩ができるスペースや大連市の入いろいろなな情報が展示されています。

酒屋の店舗と住宅とが一体になった建物です。大正年間に作られていますが、現在まで残されています。東南側から見ると入母屋造り二階の建物で堂々とした感じの作りです。西側は隣接していた建物から切り離されたようで、すっぱりと切られたような跡(壁を貼り付けたような感じ)があります。観光資源にするには保存状態があまりよいとは言えず、加えて内部拝観ができないので残念です。ネットで確認してみると、コンサートのような催し物があるときは内部が見られるようです。

JR門司港駅の駅前広場から見ると、建物の外観は1階部分にうまくアーチを取り入れて、入口は重厚な感じになっています。しかし上階は直線的なデザインで近代的なビルや衣装に凝ったビルから見れば非常にシンプルなデザインに見えます。玄関を入るとすぐにロビーですが、右手に安全のために金属網で囲われた旧式のエレベーターがあります。今では何の変哲もないのですが、暖房器具、集約型給湯室、水洗トイレなどがあるので、当時としては最新のものが設備されていたと考えます。今でもこのビルは事務所として使われていて、各階には会社名が表示されていました。

関門海峡でも北九州市門司区と下関市間の関門海峡の最も狭い部分を早鞆ノ瀬戸と言います。非常に狭く幅は約600m余りで、しかも潮の速さが最高8ノット(15㎞/時)と言われています。関門海峡の最大の難所と言われるところです。また歴史の転換期に登場した場でもあります。この潮の流れを巧みに利用して平家を滅亡させた源平合戦や幕末には攘夷思想のもと海峡を通る四国艦隊を砲撃し起こった馬関戦争の戦場として知られています。この海峡の下には昭和33年(1958年)関門国道トンネルが開通、昭和48年(1973年)には当時東洋一と言われた関門橋が造られました。その後、山陽新幹線が新関門トンネルにより開通しています。

門司港レトロ地区だけの観光なら、レンタサイクルまで必要ないと思いますが、北の関門橋や和布刈神社、南の門司赤煉瓦プレイスなどを観光したいならレンタサイクルがあると時間を短縮できて便利です。JOYiNT門司港までは、JR門司港駅から左前ぽにあるブルーウィングもじを渡り観光物産展の裏側に行くとすぐに見つかります。徒歩5分もあれば空文です。用意してあるものは、二人乗りの電気自動車、電動自転車、キックボードなどがあります。CPが良いのは電動自転車です。営業時間内(10～17時)なら1日800円ですので手軽に利用できると思います。次回は関門トンネル(人道)を利用して下関に行ってみたいと思っています。

かっては国際交易の盛んだった門司港に置かれた横浜正金銀行門司支店でした。横浜正金銀行は外国為替に特化した銀行でした。この建物はイギリス留学をした桜井小太郎によるもので、いかにも門司港レトロにふさわしい古典的な外観です。門司港が石炭輸送の重要な港であり、大陸との貿易、九州と本州間の物資輸送の要だったことです。さらに官営八幡製鐵所ができ、北九州地域の繁栄によっていっそう発展しました。この建物はこの地域にあって近代日本の重工業化に大きな役割を果たした銀行でした。

門司港レトロ中央広場はJR門司港駅を出て旧門司三井倶楽部の右側を抜け船溜まりに沿って歩くとあります。この広場はイベントなどに使用される感じで、広場にはテントが張ってありました。すぐ近くには旧門司港税関、大連友好記念館などの赤煉瓦の建物がありきれいな景観が見られます。

JR門司港駅前広場に隣接する形で残されています。アメリカに留学し建築を学んだ松田軍平設計の当時は九州で一番高いビルでした。外観は何の変哲もない6階建てで、現在は使用もされず放置されたような感じがします。当初は三井物産門司支店の建物でしたが、昭和28年(1953年)に当時の国鉄へ売却されました。 国鉄九州総局として使用された後、国鉄民営化後にJR九州本社になっていました。

レトロな街並がきれいに残されている門司港レトロ地区の旧門司税関から東に400mほど歩くと、「栄町銀天街」と書かれたアーケードが見えてきます。ここから南方向に約300mほどアーケードのある商店街が続きます。門司港の発展とともに繫栄した長い歴史を持つ商店街です。昔ながらの商店、食堂、喫茶店、花屋さんがありますが、やはり地方の商店街らしくシャッターを閉じたお店もありました。門司港レトロを起爆剤にして賑やかな商店街に戻ってほしいものだと感じました。南側に通り抜けると三宜楼が見えてきます。

満州事変～太平洋戦争終結まで14年間ありますが、全国の農耕馬が軍馬として集められました。100万頭くらいの軍馬は門司港から戦地に送り出されました。これらの軍馬は日本に戻ることなく終戦を迎えました。軍馬の水飲み場は、日本から戦地に送られる際、最後にここで水を飲んだそうです。この辺りには当時10ヶ所の水飲み場がありましたが、門司港駅そばの海岸線に1か所残されているだけです。門司港のイルミネーション見物に出かけた時に立ち寄りましたが、真っ暗で見つけるのに少し時間がかかりました。

門司港レトロ地区を能率的に見て回るには、まず情報入手ということで門司港駅構内のみどりの窓口横にある観光案内所に行きました。係りの方に地図をもらい、「バナナの叩き売り発祥の地」の碑はどこにあるかも確認しました。丁寧に教えていただいたので、歩き回ることもなく簡単に見つけることができました。また門司港レトロ地区建物の写真が入った地図は日本語版地図にはないようでしたので、英語版をもらいました。建物の写真付いた地図だとがあると探しやすいですよ。

下関の唐戸桟橋までは門司港からたった5分で行けます。海上から見る関門橋の迫力ある姿や宮本武蔵が佐々木小次郎と決闘をしたことで有名な巌流島を見ることができます。あっという間に下関に着きますので、唐戸市場の観光をするのに非常に便利です。20分ごとに船が出ているので利便性も悪くないと思います。地元の方の利用も多いので、下関や門司の市民の足にもなっています。

門司港駅から目の前にある旧門司三井倶楽部の右側を抜けたところにあります。駅からも近く(徒歩数分)、港の船溜まりの横にあります。建物の雰囲気は門司港レトロにマッチしていて、よい雰囲気です。夜景を見に行ったときにも立ち寄りましたが、イルミネーションがきれいでした。1階には港の景色を見ながら食事できるオシャレなお店がたくさんあります。門司港名物の焼きカレーや地元の瓦そばがいただけます。また土産物店も多いし買い物も便利です。その他にはガラス工芸品がずらりと並んだ赤煉瓦ガラス館やオルゴールミュージアム門司港は見て回るのも楽しいです。

レトロ感満載の門司港駅の駅舎は約100年前に現在の場所に建てられました。駅舎内に入ると改札口の向こうに旅立ちの鐘・幸福の泉が見えます。この駅が造られたときに出発合図の鐘として使用されていたそうです。現在は、この鐘は幸福の泉の前に立ち、旅客の安全を見守っているんだそうです。