パリが大好きさんのクチコミ(19ページ)全1,030件

2005年に開設された九州大学のキャンパスは、自然環境の豊かな糸島半島に造られ、その環境のよさと最新の施設が立ち並んでいます。立派な学生寮はありますが、福岡市内からだと通学はちょっと大変かなと思いますが、その分、環境の良いところで学べる利点はあります。

平原遺跡は弥生時代の伊都国王の墓と言われています。1965年に行われた発掘調査では40面もの銅鏡、勾玉など多数の出土品がありました。中でも日本最大、直径46.5㎝ある銅鏡「内行花文鏡」が発見されています。いかに伊都国王の権力が大きかったかを物語るものだと思います。敷地内には伊都国王の墓があります。東西18m、南北14mの長方形の墳丘墓です。一帯は平原歴史公園として整備されていて、江戸時代の村庄屋を務めた藤瀬家の古民家、旧藤瀬家住宅も移築・復元されています。

平原歴史公園を訪れた時にすぐ近くにこの住宅があるので見学に行きました。藤瀬家は中津藩で村庄屋職にあったので、多くの歴史的資料(古文書類)が残されています。これらの資料は伊都国歴史博物館にあるそうです。この建物は江戸時代中期(1737年)に建てられたものです。平原遺跡整備工事の一環として平原歴史公園の一角に平成17年に移築されたものです。内部の見学もできますが、2階への階段はあるのですが階段の上部に通り抜けることができるスペースが十分でないので2階には上がりませんでした。

糸島平野の広い畑の中に中にポツッと残されている弥生時代中期の遺跡です。ここでは1953年に発掘調査が行われ、10基の支石墓と8基の甕棺が見つかったそうです。副葬品は鏃が少数見つかっただけなので、位の高い人の墓ではないようです。

糸島市にある糸島漁協直営の直売所です。地元の海産物と農作物が直販しています。新鮮なものが揃っていますし直販のせいか価格がリーズナブルです。午前8時半の開店前にはいつも列ができる人気店です。何よりもうれしいのは、購入した魚を無料で捌いてもらえるので、魚を捌く自信にない方には重宝します。また家庭のごみを減らすことができます。

歴史の授業で習った吉備真備が築城を担当し、奈良時代に中国式山城として造られました。場所は福岡市と糸島市の境界になる高祖山の西側一帯です。吉備真備が大宰府の防衛面で不安に思うことを朝廷に奏上し、西国防人の怡土城築城に従事することを要望した結果、この城の築城が行われました。完成は768年だそうです。築城の目的ははっきりしていないようですが、大陸や半島の勢力に対する備えと考えるのが妥当なようです。

桜井神社の宇良宮としてお祀りしてある糸島半島の象徴ともいえるスポットです。海岸線の道路は歩道もよく整備されています。真っ白な鳥居の前には道路から砂浜に下りる階段があるので海面まで下りる方がよいと思います。波打ち際まで行くと、この日は鳥居の脚を波が洗っていました。夫婦岩は右側の大きい方が男岩で伊邪那岐命、左側の岩が伊邪那美命とされています。夏至の日には伊勢の夫婦岩の間から太陽が上り、糸島の夫婦岩の間に太陽が沈むそうです。何か神秘的なものを感じます。

福岡県の糸島半島にある縁結びのご利益がある神社です。嵐のメンバーである櫻井翔さんと共演した女優さんが次々良縁に恵まれたことが由来のようです。福岡藩二代藩主黒田忠之により創建された神社ですので、約400年の歴史があります。歴史のある石橋を渡り進むと、立派な楼門があります。これは神社が創建されたころに造られたそうです。本殿にお参りした後、本殿の裏手に回ると、岩戸宮があります。江戸時代初めに激しい雷雨があり、岩戸神窟が開き、神霊が現れたといわれる社です。ぜひ参拝してほしいと思います。神楽殿の横にある急な階段を上ると桜井大神宮があります。伊勢神宮の内宮、外宮から分祀されて1625年に創建されたそうです。境内の鳥居は伊勢神宮の遷宮に際し、外宮の鳥居を譲与されたもので2015年に移築されたものだそうです。

志賀島に久しぶりに訪れました。車だ通り過ぎてしまうような歴史的な場所などを訪問先に加えようとして、JR西戸崎駅からサイクリング。この時期風が強いと大変ですが、幸い風も強くなく休暇村志賀島に到着しました。冬場は日が暮れるのが速いので、午後4時前には部屋に入れるようにしました。部屋は風呂はないですが非常に広くてベッドはツイン、しかも窓側に5畳くらいの畳の間まであります。家族連れだと布団をここに敷くと5人位宿泊できそうです。この窓からは綺麗な海岸と夕日が見られます。まず入浴に2階の大浴場まで行きます。湯船は10人くらい入っても余裕がある大きなものです。洗い場も15か所くらいあります。露天風呂もありますが、寒いので遠慮しました。食事は1階の夕朝食ともレストランです。バイキングです。夕食はもう少し地元産の魚料理が多いと有難いです。揚げ物が多い印象です。朝食は自分で作る海鮮丼、焼魚などがあって、油物が少なく助かりました。、

志賀島一周サイクリングは、1日目の宿泊を休暇村志賀島にして翌日志賀島を一周する金印海道を少し北に走り勝馬口から坂道をマウンテンバイクで走りました。標高差は大きくないですが何か所かある急坂の一部はバイクを押して上がることもありました。とにかく大変でしたが、上がってみれば達成感はありますし、ご褒美の絶景が見られました。志賀島が陸繋島であることがよく分かる景色は感動的でした。ただ潮見公園に着いてからは、10mほどの高さのコンクリートを上がる気力を回復するまでしばらく休憩しました。

名島の海岸線を散歩していて、偶然帆柱石があることを知りました。さっそく何かとスマホで調べてみると、神功皇后が三韓出兵で使用した船の帆柱が化石になった伝説がある石だと知り、その場所を探しました。最初に見つけたのが「縁の石」でした。この石はご懐妊されていた神功皇后が腰を変えてお休みになったので、安産祈願の石だそうです。違っていたので再び海岸線をウロウロしていたら、遊歩道の外側に「帆柱石」と書かれた石柱を発見。手摺の橋から海の方に出て帆柱石を確認しました。すぐ波打ち際ですから潮の満ち引きで水没しそうです。言われてみれば、大きな材木が化石化したような感じです。それが9個に分かれて一直線に並んでいます。

豊臣秀吉が小早川隆景の居城として与えた名島城ですが、その後黒田長政が居城とした城です。しかし長政は戦いの時代ではないことを予見したのか福岡に城を築いたために廃城となりました。現在は城の石垣(基礎部分)や本丸址あたりに建物の礎石と思われるものが残されている程度です。むしろ公園としての利用の方がよく、本丸跡には臥竜桜があります。また小高い丘の上にあり周囲には高い建物がないので博多湾や湾の向こうにアイランドシティが見える地と考えるのがよいかもしれません。

江戸時代中期に志賀島の農民が「漢委奴國王」の金印を発見したされる場所に金印公園はあります。57年後漢光武帝が倭国の使者に与えたものです。この金印は国宝で福岡市博物館に展示されています。金印公園は志賀島の金印海道を時計回りに走るとそう遠くはないです。博多湾に面する小高い丘によく整備された公園になっています。入口には「漢委奴國王金印発光之処」の碑があります。スロープや階段を使って最上部の展望台に上ると博多湾街陳腐できます。

鎌倉時代の元寇は文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)の二度にわたり、蒙古軍が来襲します。元軍と鎌倉幕府軍が激戦となった地でもある志賀島に戦死した元軍兵士を供養するために昭和2年に建設された石碑です。もとは北側にあったのですが、平成17年福岡県西方沖地震で大きな被害を受けたために現在地に移されたものです。志賀島を一周する金印海道沿いにあり、元寇の舞台になった博多湾を見つめています。

志賀島にある神社です。公共交通機関で行くのはちょっと時間がかかるので、ドライブを兼ねて参拝するのがよいと思います。海の中道の志賀島大橋を渡って「金印海道」に入るとものすご志賀海神社参拝者用駐車場があります。駐車場から一の鳥居に向かうのがよいと思いますが、駐車場から直接楼門の前に上がっていく階段もあります。いずれにしても御汐井(清めの砂)で体を清めてから参拝します。さっそく海部段を上っていくと、後方には海の中道が見えます。景色がよい神社です。立派な楼門を通りすぎると拝殿、本殿へと進みます。ご祭神は綿津神三神。ご利益は、災厄祓除、病気平癒、子供守護、交通安全、海上安全です。境内にはたくさんの鹿の角が奉納されている鹿角堂、阿曇磯良が亀に乗って神功皇后の前に現れたという伝承にちなんだ亀石んど見どころも多いです。

関ヶ原の戦いでの勲功が認められて、筑後領主であった田中吉氏の時代に現在の北野町から現在の久留米市内に移り、さらに久留米藩藩祖有馬豊氏から寺領をいただき現在の地に移ってきた浄土真宗のお寺です。ご本尊は阿弥陀如来です。歴史を感じる三門と本堂ですが、本堂は改築されたものです。本堂前の広くない前庭などはしっかり手入れされていました。

久留米市寺町にある曹洞宗のお寺です。西鉄久留米駅から歩いて寺町通りに入り300mほど進むと右側になります。お寺の知識があまりないので恥ずかしいですが、通りに面して一対の石柱が立っています。これを三門とするなら、次に現れる木造の門が中門になります。中門があるならそれ相応のお寺だと考えて訪問しました。もう一度通りに出て、このお寺について書かれた説明を読んでみると、ご本尊は釈迦如来。沿革はもとは西牟田(筑後市)の領主であった西牟田氏の夫人の菩提寺であったが、西牟田氏の没落で現在の地に移転したそうです。幕末には有栖川家から許可をもらい軒瓦や鬼瓦などに十六菊の門んを使っているそうです。

久留米に寺町の通りを南から入っていくとすぐに右側に色鮮やかな朱色に塗られた三門があります。この門は瓦葺きの唐門で久留米市の有形文化財だそうです。ここが日蓮宗の本泰寺です。有馬氏の祈願寺でしたが、有馬豊氏が福智山から久留米に転封したときに移転してきたと説明されていました。

西鉄久留米駅から徒歩5分ほどで寺町の通りに到着します。通りの南側入口心光寺があります。江戸時代の初期に久留米藩三代目藩主有馬忠頼から寺地を拝領し創建されたのが始めとする浄土宗のお寺です。本堂は鉄筋コンクリート製でちょっとさびしいものを感じました。やはり寺社の建築物は木造がよいと思いました。本堂の前に松がポツンと立っているのですが、謂れなどは分かりません。等身大の不動明王を安置した不動明王堂、楊柳観世音菩薩堂がありました。

西鉄久留米駅駅から徒歩5分くらいで行くことができます。多くのお寺が集まる寺町の一番南にあるお寺です。このお寺のことを事前に調べようと思ってサイトを確認したら、ユニークな考えのご住職なんでしょう。仏壇のお祀り方法、あなたの仏教度テストなどもあります。あまりこのお寺の予備知識は得られず訪問しました。柳川におられた僧が久留米藩藩祖有馬豊氏から寺地を拝領して創建された浄土宗のお寺です。ご本尊は、阿弥陀如来です。小さな規模のお寺です。