夢追人さんのクチコミ(27ページ)全1,032件

　宍道湖から国道54号線を広島方面に向かうとき、三刀屋木次ICから高速道路を利用することが多いので、いつもこの道の駅に休憩のため立ち寄っている。小規模ながら、レストラン、地産品・土産物売場、コンビニなどがそろっている。休憩室のテーブルでは、弁当を広げている客を多く見かける。４月初旬、この道の駅から木次町までを車で走ると、多くの桜の木を目にすることができる。とても綺麗で感動的だ。「さくらの里」の命名もうなずける。
　

　安来から国道9号を松江方向に走り、左側（南側）にあった平濱八幡宮を参拝した。平濱八幡宮は、應神天皇ほか三柱を祀り、文教、殖産興業の守護神として広く信仰されている。創建年代は不詳だが、境内にある来待石でできた狛犬が風化・侵食されていることから、かなり古いことがわかる（来待石は凝灰質砂岩で、花こう岩に比べて風化・侵食されやすい）。京都の石清水八幡宮の別宮としての記述が石清水の文書に記述がある。境内社の武内神社は病気平癒、交通安全にご利益があり、8月末の夏祭りには300軒余りの露店が並び賑わうそうだ。

　松江市中心部から、宍道湖を右に見ながら国道9号を西に20分ほど走った。JR来待駅を過ぎて数100ｍのところを左折して数分で来待ストーンに着いた。来待ストーンは、ミュジアムや陶芸館、来待石工房などからなり、来待石工房の前の広い駐車場に車を停め、石のトンネルを通ってミュジアムに行き、内部を見学した。「来待石」は1400万年前に堆積してできた凝灰質砂岩で、加工しやすく石材として利用されている。ミュジアム内では、来待石の切り出しから加工までの工程の映像が流れ、岩石・鉱物や化石なども展示されていた。

　興雲閣は、城山公園内の松江神社の南に隣接している。1903年（明治36年）に松江市工芸品陳列所として建てられた壮麗な洋風建築である。1907年には、皇太子嘉仁親王 (後の大正天皇) のご宿泊所としても使用された。内部は無料で見学可能で、会議室や郷土の歴史・民俗資料が展示されている。興雲閣前の道を南に下ると、千鳥橋を渡って島根県庁裏に出ることができる。

　松江城大手門を入って、石段を登って三ノ門を通り、右折して天守に向かう道の南側に松江神社がある。境内はあまり広くなく、松江藩松平家の初代直政公ほか徳川家康公、松江藩7代藩主松平治郷公、松江開府の祖堀尾吉晴公を祀る。もともと別の場所にあった神社を、明治時代にこの地に移したらしい。

　松江しんじ湖温泉から西に車で数分走った高台に、臨済宗妙心寺派の寺院の天倫寺がある。松江藩ゆかりの寺で、重要文化財の梵鐘が有名である。本殿のまわりは古い樹木が伐採されて比較的明るく、伐採された古木の切り株の大きさからかなり古い寺であることがわかる。梵鐘付近から宍道湖を一望することができる。本堂の東側に十数台の車が停められる駐車場がある。

　松江城天守は、全国で現存する12天守のうちの一つで、5層6階の天守閣と石垣を残し、桃山初期の城郭様式を持っており、松江城は2015年に国宝に指定されている。いつも、城山公園の東にあるホテルに宿泊して、朝1時間ほどの散歩をしている。今回は、大手前から入って天守閣前まで行き、松江神社に参拝した後に、公園の東側を歩いて北惣門橋を渡って、松江歴史館前に出るコースをたどった。ときおり天守閣が見える公園の緑の中を歩くのは大変気持ちが良い。

　島根県庁の東、南殿町通りに面している比較的小規模のホテルであり、松江訪問の際はいつも利用している。松江城大手門、堀川遊覧船乗場、松江歴史館、島根県物産館観光館、カラコロ工房などいずれも徒歩数分で行ける。4階の部屋からは松江城の天守を展望できた。2食付きのプランを申し込んだが、料理、お酒とも大変美味しかった。フロントやレストランなどいずれのスタッフも笑顔で対応が良い。駐車場はホテルの前を通って東にある。なお、南殿町通りは北行きの一方通行なので、注意が必要だ。

　松江市の京橋川通りの北側にある、旧日本銀行松江支店の建物を利用した工芸館である。建物内には工房やレストラン、喫茶店などの店舗ある。地下1階に降りると日本銀行時代の大金庫が残っており、写真などの資料が展示されている。隣接した床が木製のガーデンテラスの周りにはレストランや店舗が並んでいる。

　雲樹寺は、1322年に創建された臨済宗妙心寺派の古刹で厳粛・清新な雰囲気がある。後醍醐天皇の勅願書や、重要文化財の四脚門・朝鮮銅鐘など多数の文化財があり、枯山水の庭園がある。境内には断酒地蔵があり、酒を断ちたい人には参拝を薦めたい。なお、本堂参拝等は無料だが、庭園や朝鮮鐘の見学には別途拝観料が必要である。

　国道432号のほとりの道の駅「広瀬、富田城」の横にある資料館である。1階部分は月山富田城と戦国時代の山陰の覇者、尼子氏に関係した資料や写真、年表、富田城の模型などが展示されている。2階部分は土器や武具などが展示されている。1階は無料であるが、2階は有料である。この資料館見学後に、富田城址を歩くのも面白い。なお、道の駅を訪れるのは今回が2度目であるが、ともに水曜日のため休業中だった。

　島根県奥出雲町亀嵩にある国道432号の道の駅で、尾道松江道の高野インターから国道432号を1時間あまり安来市方面に走ると右側にある。玄関を入って左にトイレ、右に比較的広い売店がある。売店では奥出雲酒蔵の日本酒や焼酎、「仁多米」をはじめ、地産品や土産を販売している。1年余り前に訪れたときは、車を運転しない同乗者は日本酒の試飲をさせていただいた。レストランがないのが少し残念。

出雲三成駅は、JR木次線の駅で国道432号と314号とが交わっているところにある。駅の改札の左右に、観光案内所や土産物や野菜などの地産品を販売する売店があり、道の駅の性質も兼ね備えている。場所的に奥出雲の観光の拠点としての役割を持っているが、地域の人も買物などに多く訪れていた。

　山形自動車道寒河江ICより車で25分、朝日町役場の北方約2㎞に椹平の棚田がある。穏やかな扇状の斜面に広がる棚田は「日本の棚田百選」に認定されている。駐車場に車を停め3分ほど車道を下ると棚田が一望できるが、10分ほど山道を登ると展望台があり、ここからの展望がお薦めだ。能登半島にある千枚田に比べると、一枚一枚の田は広い。

　福山から高梁に至る国道313号線を北に走り、成羽の町の中心部に入ると右側に成羽美術館がある。建物は成羽陣屋跡の石垣上に安藤忠雄の設計により建設されたもので、コンクリートの壁面が印象的である。成羽町出身の洋画家児島虎次郎の作品と、彼が収集したエジプト等の古代美術品が展示されている。また、成羽町で採掘された中生代の植物化石も展示されている。22年9月初旬に訪れたときは、「念ずれば花ひらく」の詩人坂村新民の特別展も開催していた。

　湯原ダムの下流、旭川沿いに湯原温泉街がある。その一番奥に露天風呂の「砂湯」があり、良質のアルカリ性の泉質で肌ざわりがなめらかな湯が川底から湧きている。24時間無料で開放されているので、いつでも大自然の中で天然温泉が満喫でき、全国露天風呂番付「西の横綱」に評されているそうだ。男女混浴で簡易の脱衣所もある。手前の河川敷に広い無料駐車場がある。

　蒜山三座や大山登山の基地として、休暇村蒜山高原を利用している。5月に1泊し、8月末にはロッジ館2泊を予約した。ロッジ館は本館に比べて安価だが、眺望は劣り、浴場もやや狭い。しかし、夕食はジャージ牛の食べ放題などもあり十分満足できる。今回は宿泊者数の関係で2日目は、料金はそのままで本館に変更となったが、勿論大歓迎である。大山登山の予定だったが、雨天の予報が出たため休暇村で電動アシスト自転車を借りて、高原をサイクリングした。昨年は、休暇村から蒜山の登山口までの送迎のあるパックを利用した。

　広島県北広島町の八幡高原を歩くと、南側に竜が伏臥しているような山容の臥竜山、さらに北東に掛頭山が続いている。臥竜山への登山口は、聖湖キャンプ場付近の国道191号（数台駐車可能）と千町原（駐車可能）にあるが、車でも頂上まで徒歩約20分の雪霊水のところまで行くことができる。頂上からの展望は良くないが、頂上付近までブナの巨木の原生林が広がっている。いつも車で5合目付近まで行き、そこから約1時間、頂上まで車道と登山道を歩いているが、原生林の中を歩くのはとても気持ちが良い。ただ、夏は顔のまわりを小さな虫が飛び回るので、虫除けがあった方がよい。臥竜山と掛頭山の縦走もお薦め。

　大神山神社は、平安時代頃から修験道場として著名な山「伯耆大山」となっていたが、冬季に麓に冬宮を設置したのが起源とされる。明治初頭の神仏分離令により、大山寺から分離して現在に至る。大山寺の山門前の左から自然石を敷きつめた約700mの参道を歩いた先に、権現造り、幣殿の白檀の漆塗りの社殿にたどり着く。木々に囲まれて、厳粛・清新な雰囲気である。なお、石の参道は歩きにくいので、運動靴を履いた方が良い。

　大山寺は、鳥取県大山町伯耆大山中腹にある天台宗の寺院である。奈良時代からの山岳信仰の霊場であり、かつては多くの僧兵もかかえていた。阿弥陀堂や木造阿弥陀如来などが国の重要文化財である。本堂前からは日本海や弓ヶ浜を見ることができる。また山門の手前の霊宝閣には仏像などが展示されている。バス停付近にある駐車場に車を停めて、数百ｍ緩やかな登りの参道を歩くのも良い。山門の100ｍほど手前にトイレと数台駐車できるスペースもある。