夢追人さんのクチコミ(10ページ)全1,032件

　島根ワイナリーは、出雲大社から車を出雲市方向に約5分走らせたところにある。いつも参拝の後に立ち寄っている。バーベキューハウスやランチタイムカフェ、広くて品ぞろいの豊富な土産物売場などがある。館内にはワインの無料試飲コーナーもあり、様々な種類のワインを気軽に味わえる。店として館内放送を通じてワインの味の説明と試飲を積極的に薦めている。大変美味しく、つい飲みすぎて、つられてワインを2本購入してしまった（同伴者は車の運転があるのでブドウジュースで我慢した）。製造工場の見学も可能だが、訪れたときは、見学終了時刻が過ぎていた。

　神門通りを南に歩き、宇迦橋を渡って、信号機のある交差点を西に進むと、大きな三角屋根が特徴的な道の駅「大社ご縁広場」がある。施設内出雲物産館内は、郷土料理の出雲そば、地元の土産や地酒などをそろえている。奥のトイレ前には休憩室があり、神楽などに関する展示コーナーもあった。また、駐車場から物産館への道の左には足湯（無料）があり、数人の観光客が足を温泉につけてくつろいでいた。

　宇迦橋の大鳥居から勢溜の大鳥居まで続く、100年の昔から栄える出雲大社の参詣道である。出雲そばや出雲ぜんざいなどが食べれる飲食店や物産店が多数並んでいる。途中、観光案内所やレトロな雰囲気の一畑電車大社前駅、勢溜の大鳥居前の西にはご縁横丁がある。なお、道路の中央は車が走っているので注意が必要だ。また、宇迦橋の大鳥居付近は工事中だった（2023年6月）。

　一畑電車は映画「RAILWAYS」の舞台になった懐かしい雰囲気の電車である。出雲大社神門通り面して、一畑電車の大社前駅がある。駅舎は鉄筋コンクリ―ト構造の洋風建築で、国の重要文化財に登録、近代化産業遺産群にも認定されている。ホームには、日本では最も古いタイプの電車デハニ50形が展示されていた。なお、この駅から電車で松江宍道湖温泉駅や電鉄出雲市駅に行けるが、電鉄出雲市駅はＪＲの駅と隣接しているので、ＪＲとの乗り換えは出雲市駅が便利だ。

　出雲大社参拝には、神社の西側にある外苑駐車場（無料）が一番便利だが、混んでいることが多いので、今回は東側にある博物館前の駐車場（無料）に車を停めて本殿まで歩いた。大鳥居まで歩いて正面から参道を歩くのが常道だが、大鳥居から祓橋までは起伏があるので、駐車場から西に歩いて松の参道の東側までの小道を歩くのが、起伏がなく時間的にも楽だ。なお、参道の東側には障がい者専用の駐車場もある。今回は本殿参拝の後に、祓の社の下にある浄の池に立ち寄ったが、花菖蒲がとても綺麗だった。

　出雲市の中心部から出雲大社に向けて車を走らせること約20分、右手に出雲文化伝承館がある。出雲の文化と伝統を今に伝える、出雲屋敷や松籟亭、独楽庵、展示室などからなる。出雲市の公営施設で、展覧会があるとき展示室は別途料金が必要だが（ちょうど絵画展を開催）、基本的には無料だ。施設内の食事処羽根屋で昼食をとるために訪れたが、見学するのは十部価値がある。出雲屋敷は、出雲地方の豪農江角家の母屋、長屋門を移築したもので風格のある建物だ。枯山水の回遊式庭園も素晴らしい。結婚式の写真の前撮りをしていたが、庭園にたたずむ和服姿の若い二人はとても素敵だった。

　松江自動車道が開通してからは、国道54号を走ることはあまりなくなったが、出雲大社に行くため吉田掛合ICから54号を久しぶりに北上した。道の駅「掛合の里」は、観光・情報室とトイレ、野菜などの地産品売場、お土産コーナー、レストランがそれぞれ別棟になっている。昼食をとろうと思ったが、レストランは休業中だった。

　道の駅たかのは、松江自動車道高野ICを降りたところ直ぐにある。松江自動車道の無料区間にあるため、気軽に立ち寄れる。広島から松江や出雲に行くときには、昼食や休憩でたびたび立ち寄っている。また、鬼の舌震や亀嵩温泉など奥出雲の観光地や庄原市の吾妻山なども、ここから1時間以内である。レストランもあるがうどんなどの簡単な食事のできる店もある。売店ではリンゴやダイコンなどの地元農産物、手作り弁当やパンなども販売している。

　知人から出雲は「献上そばが美味しいよ」と聞いていたので、出雲大社参拝に行く途中に「羽根屋 伝承館」に立ち寄って、「割子そば３段」（900円）を食べた。献上そば羽根屋は、出雲市に三店舗あり、伝承館店はそのうちの一つである。出雲文化伝承館の敷地内にあり、レストランからは出雲流庭園が目の前に見える。そばは、こしがあって確かに美味しく、つゆもなかなか美味しかった。

　毎年、湧永庭園を訪れている。今年は5月初旬の晴天の日、バラの花はややピークを越えていたが、まだまだいろいろな種類のバラが咲き誇って綺麗だった。バラ園を散策しているときに元気な声が聞こえてきた。20人あまりの車椅子の団体客で、その元気な声の主は女性ガイドだった。明るい笑顔とバラの花はとても似合って、心温まる光景だった。第一庭園とバラ園はほとんど起伏がなく、車椅子で十分通行可能だ。四季折々の花々が無料で楽しめる湧永庭園は本当に素晴らしい！

　道の駅「三矢の里あきたかた」は、2020年6月にオープンした道の駅で、広島市と三次市を結ぶ国道54号線沿いにある。施設名は戦国武将毛利元就の「三矢の訓」に由来し、道の駅の尖った三つの屋根がそれを象徴している。「産直棟」「レストラン棟」「休憩情報発信棟」の3棟からなる。午前10時前に立ち寄ったが、産直棟は地元の人をはじめ多くの人が訪れて活気があった。しかし、休憩情報発信棟とレストラン棟は、まだオープンしていなく残念だった。

　八千代湖は、土師ダムの完成によってできた人造湖で、周囲は公園として整備され、東側にはサイクリングロードやカヌー乗場などがある。広島県北部におけるサクラの名所として知られ、湖畔には約20kmにわたって6,000本に及ぶソメイヨシノが春になると咲き誇こる。湖畔公園であるのどごえ公園を中心に昼夜問わず花見客が訪れ、賑わいを見せる。4月初旬の休日は周囲の道路が大渋滞するほどである。

　土師ダムは、広島県安芸高田市を流れる江の川水系、国土交通省所管のダムで1974年に完成した。江の川の治水と、広島市周辺地域への都市用水の供給、江の川の洪水調節やかんがい用水の補給、発電を目的とした多目的ダムである。分水嶺を通じて太田川水系に導水をしている。広島市の重要な水がめの一つである。国道54号の安芸高田市勝田の信号のある三叉路から、千代田方面に約1㎞登ると右手に堰堤があり、堰堤を渡ると管理事務所である。ダム湖である八千代湖は車で一周でき、木々の間から見える湖水はとても綺麗だ。

　中国自動車道高田ICに隣接した道の駅である。レトロな外観は懐かしい雰囲気を醸し出している。道の駅と土産物・地産品売場・食堂は別棟になっている。高田ICから北広島町の千代田ICまでを高速で走ることもあるが、時間にゆとりがあれば、この道の駅から千代田ICに隣接した道の駅「千代田舞ロード」まで一般道を走ることも多い。道路が混むこともないし、途中にメロディーロードや神楽温泉湯治村などもあり、快適なドライブを楽しむことができる。

　かんぽの郷庄原は、経営母体が変わりラ・フォーレ庄原として再スタートしている。一階ロビーや廊下、客室は比較的広く綺麗に清掃されている。この宿の自慢はやはり温泉だ。露天風呂をはじめ、薬湯や様々なジェットバスがあり、ゆっくりと温泉を楽しむことができる。コロナもおさまり、サウナも復活していた。大浴場は夜・朝の男女入替であるが、サウナは一方がドライ、もう一方がスチームである。朝食は、バイキングに変更されていた。

　庄原市西城町にある単式ホーム1面1線を有する無人駅であり、直ぐ横を国道183号が走っている。トイレを併設し小さな駅舎内には写真が掲示されている。2023年6月、訪れたとき、駅舎はシートに囲まれ、屋根などがリフレッシュ中だった。広島方面からこの駅までの車窓は開けた田園風景であるが、この駅を過ぎると列車は西城川の谷の傍を走る。谷にかかる高い鉄橋は列車からも、その下を走る国道からも見ごたえがある。走る列車の便数は少ないが、いつまでもこの風景を楽しみたい。

　備後西城駅は、広島県庄原市西城町にある。相対式ホーム2面2線を持ち、行違い設備を有する地上駅である。駅舎は三次方面行きホーム側にある。かつては、島根県と広島県を結ぶ陰陽連絡線の準急「ちどり」や「たいしゃく」なども停車していた。現在は、簡易委託駅で駅舎に窓口が設置されており、近距離切符の販売を行うとともに、商店や西城町観光協会などが入居している。駅を訪れたとき、ちょうど広島方面に向かう列車がホームに入ってきた。いつまでも、この風景が残って欲しい。なお、駅前には、鉄道100周年記念としてＳＬの動輪が置かれている。

　備後落合駅は、広島県庄原市西城町にあるＪＲ西日本の駅であり、芸備線と木次線が接続している。かつては備北地区の基幹駅の一つとして機関区宿泊所や保線分区などが設置され、200人を超える職員が勤務していたという。そういえば50年以上前、広島から松江や三井野原に準急「ちどり」で行くときには、必ずこの駅のホームでソバを食べるのが楽しみだったが、今はその面影はない。時の流れをしみじみと感じる。

　道後山は、広島県島北端にある高原の山で、毎年初夏に登っている。標高1000ｍの月見ヶ丘の駐車場に車を停め、そこから岩樋山を経由して道後山山頂まで1時間余り、標高差があまりないので比較的楽なハイキングである。草原の緩やかな山で、見通しも大変良く、遠くに伯耆大山や日本海が見える。道のほとりにはいろいろな野草が花を咲かせている。6月初旬、名残りの可憐なイワカガミの花にも遭遇した。ただこの時期は、顔のまわりを小さな虫が多数飛び交い大変だ。多くの登山者が防虫ネットで防御していた。

　吾妻山は、草原が広がる優美な山で、毎年5～6月に登っている。国民休暇村のロッジ（現在閉鎖中）の前の駐車場に車を停め、池の原の草原を歩いて、急登を吾妻山の頂上まで約50分、頂上からの展望は360°で素晴らしい！ここから緩やかな尾根道を東に歩いて、南の原を通って駐車場まで帰る。下りの所要時間は約1時間である。頂上からの尾根道は、左に雄大な比婆山連峰の山々が見え、道のまわりには花々が咲き乱れ、本当に素晴らしい。6月初旬、タニウツギのピンクの花や、小さなアカモノの花などの花畑である。昨年5月中旬に登ったときには、イワカガミの可憐な花が沢山咲いていたが、今年はもうなかった。