夢追人さんのクチコミ(16ページ)全1,032件

　福山市から国道486号を府中方面に走り、左に見える府中市役所を過ぎたところの交差点を右折すれば、右手に道の駅の駐車場と府中天満屋が見える。駐車場側から見ると、道の駅は左右と向かいに建物があり、左が野菜や弁当などを販売する店、右にレストランがある。左右の建物の間は高い屋根で結ばれていて、その下にはいくつかのテーブルと椅子が置かれている。昼時だったので、売店で購入した弁当を食べてくつろいだ。

　仏通寺は、1397年に小早川春平が開いた臨済宗の大本山である。3月下旬、桜で満開の御調八幡宮参拝の後、仏通寺に立ち寄った。昨年の紅葉シーズンに訪れたときは、多くの観光客でごった返していたが、この時はほとんど人影はなかった。しかし、この静寂が清新な雰囲気を醸し出していた。

　道の駅クロスロードみつぎから国道486号を西に15分あまり走って左折し、御調神社を訪れた。御調神宮は777年に創建され、1158年には石清水八幡宮の別宮となった、備後総鎮護の神社である。豊臣秀吉も参拝して桜の木を植えたという。権現作りの社殿、社叢は広島県の天然記念物、足利義政によって寄進されたという御調八幡宮の木造狛犬は国の重要文化財である。境内は厳粛・清新な雰囲気であるが、神社のまわりは「やはた川自然公園」として整備され、訪れた3月末は桜の花が満開で多くの人で賑わっていた。広い駐車場もある。

　中国自動車道北房ICから国道313号を3㎞ほど東進し、左折して県道84号を約5㎞北上すると、左側に醍醐桜へのアクセス道がある。２年ほど前に醍醐桜を見に行ったが、もの凄い人出で大混雑だったので、今年は、アクセス道入口のカタクリの花を観賞した。醍醐桜とカタクリはほぼ同じ時季に咲くので、多くに人が訪れていた。無料の駐車場とトイレもある。なお、ここから醍醐桜までは車で約10分、入口にある店では醍醐桜付近の駐車場の駐車券500円を販売している。

　湯原温泉街の南端の川沿いに「輝乃湯」がある。毎年訪れており、今年も全国旅行支援でお得に泊まることができた。さらに今年は、早割のエコノミー和室の割安プランを利用したが、食事はバイキング、大浴場は同じで別に悪いことはない。地階にある二つの大浴場は夜中の0時に男女入替で、いずれも露天風呂とミストサウナがある。1階から地階まではエレベータはない。玄関の外にある露天風呂は午後8時までが男風呂、それ以降は女風呂である。弱アルカリ性単純泉で、泉質は良い。スタッフは、フロント、売店、レストラン、清掃等いずれも笑顔で挨拶して感じが良い。食事は美味しい。

　岡山県真庭市から国道181号を北上し、鳥取県との県境の少し手前に、道の駅「がいせん桜新庄宿」がある。地産品売場では、新庄村でとれた野菜や特産品・加工品を販売している。レストランでは、「ひめのもち」の麺を使ったラーメンやうどんを食べることができる。がいせん桜で有名な新庄宿の並木通り（出雲街道）の入口には、道の駅の南から新庄川の橋を渡って徒歩約5分である。

　明治39年、新庄宿の街道の両側に日露戦争の戦勝を記念して132本の桜が植えられたという。2023年3月下旬、広島や岡山の桜の名所はほとんど満開との便りに誘われ、新庄宿の桜並木を見ようと訪れたが、ほとんどの木がつぼみで花の中を歩くことはできなかった。しかし、街道の雰囲気で桜が満開の時は、素晴らしい景色であることを十分予想できた。通りの両側の水路には錦鯉が泳ぎ、水音は「日本の音風景百選」「日本のかおり風景百選」にも選ばれているという。駐車場がいくつかあるが、1週間後の桜まつりには車は通行禁止になるので、他の場所に駐車して通りを歩くことになる。

　岡山方面から国道181号を米子に向かって走り、日野町中心部の手前の山の手に金持（かもち）神社がある。「金持」という縁起の良い名前のため、多くの参拝者が訪れている。名前は古代製鉄のなごりらしい。駐車場は川を挟んだ国道沿いにあり、ここから歩いて橋を渡り、石段を登って参拝することになるが、足の不自由な障害者が同行していたため、鳥居右の細い山道を登り、本堂横に車を停めて参拝した（１台ほど駐車可能だが、道が狭く脱輪の恐れがあるのでお薦めできない）。

　広島県三次から国道183号を米子方面向かうとき、日南町に入ると右折してバイパスを走らず、直進して道の駅「にちなん日野川の郷」に立ち寄ることが多い。ここにある食堂「ほっとす」は午前11時からの営業で、いつも多くの客で賑わっている。それもそのはず、食事は美味しくてボリュウム満点だ。定食などは肉も野菜も御飯も驚くほどたっぷり、今回はあまりお腹が空いていなかったので、ワカメうどん400円を注文したが大変美味しくワカメがたっぷりで大満足。

　毎年、桜の時季に音戸の瀬戸公園を訪れている。呉方面から車を走らせ音戸大橋の螺旋の道を登り、橋の東詰めを左折すると、休山に登る車道が続いている。この道をまっすぐ登っていき、三叉路を右に行くとみはらし荘、さらに登っていくと、高鳥台展望台がある。高鳥台をはじめ至る所に沢山の桜の花が咲いている。今年は、吉川英治の歌碑がある展望台に前に車を停め（数台の駐車可能）、暖かな春の日差しの中で、音戸の瀬戸を見ながら弁当を広げた。

　音戸大橋は呉市の中心部と倉橋島を結ぶ、螺旋のアクセス道が特徴的な独特の景観の橋である。1961年に架けられた、瀬戸内海における初めての離島架橋である。当時は大変珍しく、また交通量も比較的少なかったので、何度か歩いて渡ったこともあるが、今は歩く人はほとんどいない。交通量増大とそれに伴う慢性的な交通渋滞に対応するために、2013年に「第二音戸大橋」が架けられた。音戸大橋の下を行き来する日本で一番短い渡船も廃止され、時の流れを感じる。なお、本土側のアクセス道のまわりには4月下旬、ツツジの花が咲き誇り見事である。

　呉旧市街地の西に、花こう岩の岩盤でできた丘があり、その急な側面に多くの住宅建てられ、丘の上に両城中学校がある。この丘に登る260段近い長い石段があり、「両城の200階段」と呼ばれている。映画「海猿」のロケ地となり、一躍有名になった。映画では急こう配の階段でトレーニングをするシーンが印象的だった。途中、振り返れば呉の市街地や呉港がよく見える。

　広島市の中心部、ひろしま国際ホテルの2階にある和食レストランである。大小いくつかの個室があり、グループでの会席に便利である。3月中旬、7名会費6000円で、ビールやお酒を飲みながら昼食をとった。ボリューム満点とは言えないが、大変美味しく、約2時間歓談しながら楽しいひと時を過ごした。

　呉市の音戸の瀬戸公園の音戸大橋が見える高台に、吉川英治文学碑がある。昭和25年12月に、文豪吉川英治が「新平家物語」の取材にこの地を訪れたという。「君よ今昔之感如何」が石に刻まれている。厳島神社への航路として平清盛により切り開かれたといわれる音戸の瀬戸を眺める場所に建てられている。残念ながら石碑の字はほとんど見えなくなっている。

　3月下旬、北広島町八幡の「高原の自然館」はまだ冬季閉館中である。今年は暖かい日が続き、高原の自然館付近はほとんど雪がない。自然館の駐車場に車をおいて、自然館の東にある霧ヶ谷湿原と、西にある千町原を歩いた。霧ヶ谷湿原は木道が整備され、その向こうに僅かに雪を残した掛頭山が見える。尾瀬ヶ原を思い出す。続いて、千町原を歩いたが誰もいない。植物学者の牧野富太郎の碑がある。4月からのNHKの朝ドラは、牧野富太郎をモデルにしたものだという。いつも何気なく碑の前を歩いているが、今年は碑の前に立ち止まる人も多いだろう。

　広島市の中心部、三越百貨店の裏の東胡子通りに胡子神社があり、商売の神様を祀っている。3月中旬に訪れると、数人の人が参拝していた。小さな神社だが、11月中旬の胡子大祭（愛称は「えべっさん」）では、「えびす講」大売出しもあり溢れんばかりの人で賑わう。胡子大祭は、「とうかさん大祭」「住吉祭」とともに「広島三大祭り」に数えられている。周辺の道路には多くに屋台もでて、活気のある祭りである。

　松山から広島に帰る時は今治北ＩＣから西瀬戸自動車道を利用することが多いが、このＩＣからは来島海峡ＳＡを利用することができないので、いつも瀬戸田ＰＡで休憩をしている。売店と小さな食堂があり、展望所からは瀬戸内の多島美と多々羅大橋が眼下に見えてとても綺麗だ。なお、下り線の瀬戸田ＰＡは、トイレや自動販売機はあるが無人である。

　津嶋神社は、香川県三豊市の北部にある子供の守り神として信仰を集める神社である。島と対岸は長さ約250ｍの赤い橋で結ばれておりが、橋桁に渡される板が外されており、通行不能である。毎年8月の夏季大祭の際にはこの橋を渡ることができる。しかし、岸辺から見る津島とそれを結ぶ赤い橋は、まさに絵になる風景である。駐車場は、神社の南側のＪＲ予讃線の線路を渡ったところにある。

　道の駅は国道など主要道路に面したものが多いが、この道の駅は国道11号鳥坂峠から、県道48号を西に1ｋｍあまりはずれ、さらに右に1ｋｍあまり坂を登っていったところにある。公園や物産館、レストラン、温泉、宿泊施設を備えた道の駅で、駐車場は比較的広い。近くに四国霊場71番の弥谷寺があり、お遍路の団体バスが止まっていた。

　津嶋ノ宮駅はＪＲ予讃線の海岸駅と詫間駅の間にある無人駅である。津嶋神社参拝のため、津嶋の宮駅の東側の駐車場に車をとめ、駅の横の踏切を渡ろうとするとちょうど普通列車が、駅に停まらずに目の前を通過した。よく調べてみると、この駅に列車が停止するのは、津嶋神社の夏季大祭日の8月4日・5日の2日間のみらしい。グーグルマップには駅名は示されているが、確かにＪＴＢ時刻表には駅は記載されていなかった。まさに、日本一営業日数の少ない駅である。