2006/05/05 - 2006/05/19
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jijidarumaさん
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2006.5.5〜5.19.ドイツ懐かしの地再訪・ライン、アール、ザール、モーゼル川流域の周遊
05.16(火) 曇り後徐々に快晴 18〜28℃ 、 100km (ここまで、1711km)
シェーンブルグ城のRittersaal騎士の間で朝食を楽しみ、今夕も食事を此処でと決め、予約を依頼して、9:30出発。この時間はまだ、18℃です。
B9->9:45 Pfalz・Kaubプファルツ・カウプでフェリーにのってライン川右岸へ(4Euro)。 B42->40km、Ruedesheimリューデスハイム めがけて一気にライン川沿いを走る。L?->6km、Eltvilleエルトヴィレ 、Kiedrichキートリヒ、10:30 Kloster Eberbachエーベルバッハ僧院は緑豊かな山間にありました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
;05.16(火)ラインガウ探訪
≪Kloster Eberbachエーベルバッハ僧院≫
1136年ベネディクト派から派生したシトー修道会がこの地に移住してきて、12世紀において最も影響力のある修道会に発展したと云う。
この僧院は現在ヘッセン州立のワイン醸造・販売機関になっているが、古い僧院の中は見るものも多い。切符売り場はワインの直売所でもある。
順に周ると、①Kreuzgang回廊は13世紀の創建、内庭をぐるりと囲んだ長方形のもの。右手の柳の木の下にBrunnenhaus泉の家があり、食事時に僧が手を洗った。今は泉だけが残る。
②信者用の食堂--12世紀。今はワイン文化を伝える大きな葡萄の搾り器が所狭しに置かれていて、壮観である。
③Klosterkirche僧院教会は12世紀に創建されたもので、三部に分かれた身廊と南側に1340年完成のゴシック様式の礼拝堂、西の壁際には古い、珍しい事に表情豊かな人物画が彫られた墓碑が立てかけられている。現在はコンサート会場にも利用されるそうだ。
二階に上がると、④Kapitelsaal集会場にはゴシック様式の星型天井、蔓草模様画が見られる。
⑤僧侶達の寝室。
⑥厨房と図書室は1995年以来、僧院博物館として、各種の宝物、文書が展示されている。 -
⑦Cabinetkeller1カビネットケラーは1240年に僧の憩いの場・仕事場として建てられたが、後に貴重なワインの貯蔵所に使用された。
本日も、薄暗いこの場所にはワインの樽が幾つも並べられていました。
1803年から、領主Nassau-Usingenナッサウ・ウジンゲン伯に依って、僧院は世俗化し、ワイン栽培国有地の増設が行われた。第二次大戦後はヘッセン州の所有となり、現在に至っている。
1985年にはショーン・コネリー主演の映画“バラの名前”が此処で撮影された事でも、知られている。ワインは買って帰れないのが辛いところだ!!(10:30~11:40、7Euro) -
;5.16. ニーダーヴァルトNiederwald
≪ゲルマニアの女神:Niederwalddenkmalニーダーヴァルト記念碑≫
Niederwaldニーダーヴァルトの展望台へ、初めて登り、ラインの眺望を楽しんだ。
ここには1871年のドイツ統一・・・普仏戦争の末期、パリ攻略中にベルサイユ宮殿にて、皇帝ヴィルヘルム一世がドイツの統一とドイツ帝国の成立を宣言する。帝国初代宰相はビスマルク・・・を記念して、1883年に建てられた38mもの大きな“ゲルマニアの女神の像”が立っている。 -
像の下部には、”ラインの守りDie Wacht am Rhein”の歌が碑文になっていて、特に繰り返し歌われる文言が大きめに彫られていた。
【Lieb Vaterland.Magst Ruhic Sein.Fest und Treu Die Wacht.Die Wacht Am Rhein.】と読める。【愛する祖国よ、平和であれ!ラインの守りは確かに、終始変らず!!】
台座からの高さは凡そ10m弱でしょう。晴れた空の下、剣を持った女神がライン川を見下ろしています。左右に軍神が立ち、碑文の下にはラインの男女の神が船に乗っている姿が見られる。 -
昨春、トイトブルグの森で見た、ゲルマンの英雄ヘルマンの記念碑もドイツ統一を祝って作られたものでした。
【“Deutsche Einigkeit、meine Staerke;meine Staerke、Deutschlands Macht:ドイツの統一は我が強さ。我が強さはドイツの力】
の言葉を今も思い出されます。 -
ヴィルヘルム一世でしょうか、真ん中に馬に乗って、プロイセン軍(ドイツ軍)を率いた群像も碑文の上にあり、ドイツ統一とライン川の結びつきが良く分かる。
-
;5.16. 古城ホテル ニーダーバルドJagtschloss Niederwald
http://www.niederwald.de/en.html
森の道を散策し、対岸のフンスリュック地方が見える展望ポイントまで行って、引き返す。
14:50さらに上手の森の中を車で少し走ると、初めて訪れる、Jagtschloss Niederwaldヤーグトシュロス・ニーダーバルドが出てくる。
1764年、ナッサウ大公が狩猟の館として建てたもの。本館が焼失したこともあって、1929年再建され、その後、クリーム色の壁、灰色の屋根をもつ館はホテル・レストランに生まれ変わった。
ホテルの周辺の森は自然保護地域になっているらしく、深い緑におおわれている。 -
館内のレストランでお茶にする。一面総ガラス張りであるレストランの窓の外は、真黄色の菜の花畑が一杯に広がって、素晴らしい景色だ。
この景色は贅沢な事に我々だけのものだ。
ドイツ人は日にあたるのが好きで、ホテルの玄関横のテラスでお茶にしているが、我々は日差しを避けて、誰もいないレストランにした。
“リンゴのケーキとチーズケーキにコーヒー・紅茶” の定番を頂いた。
ゆったりと、気楽な一時間が過ぎた。 (14:55〜15:55、13Euro)
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