SIMOSE

2024/05/01 - 2024/05/03

福山が広島の東の端なら、大竹は広島の西の端、山口の岩国に近いところ。
そんなところにSIMOSEというホテルと美術館があると知り、ベラビスタのあと出かけました。ホテルや美術館、レストランは坂茂さんの設計で去年出来たばかりです。これまた贅沢ですが、めったに行けないところで楽しんできました。

エリア 大竹・廿日市(広島)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 新幹線

ベラビスタのある福山から、次の宿がある新岩国まではこだまです。
こだまに乗ったのは何年ぶりでしょう・・。忘れるほど前です。
こだまって普通席でも二つずつの席でゆったりした気がしました。昔からそうなのかしら？？ハローキティの列車であちこちにキティちゃんがいました。

乗ってびっくり。8割くらいは外国人でほぼ満席でした。
外国人の使える切符は乗れる列車に制限があるらしい。
新尾道、三原、東広島と停車しましたが、各駅で１～２台の列車の追い越しがありました。結構な風圧で怖いくらい。大勢の外国人が下車したのは広島でした。厳島神社が人気なのか、原爆関連施設が人気なのか、サミットで興味を持ったのか・・。

新岩国駅には宿から迎えが来てくれていました。
小雨がぽつぽつしていましたが、傘なしでも過ごせるくらい。
乗ってから錦帯橋に興味をもっていることを話したら、錦帯橋が見えるところを通ってくれました。初めて見る錦帯橋でした。よくこんなものを造ったなあ・・。

そのすぐ近くの山の上には岩国城が見えました。大した山城です。
運転してくれた女性が言うには作家の宇野千代さんの生家も近くにあるとか・・。

山口県の岩国から再び広島に戻り、着いたのはSIMOSEという宿と美術館とレストランがある施設。坂茂という建築家が設計したものです。
よくわからないけど、キールスティックという形をとったヴィラです。

半露天風呂から海を隔てて宮島が見えます。

フロント棟からヴィラやレストランにはカートで送ってくれます。

フレンチレストランのメニューは、コースの料理2種から選択します。

連泊するので、赤と白とワインを一本ずつ買い、半分飲んで翌日に持ち越してもらいました。

食器は基本ジノリ。

おしゃれな料理でした。

2日の朝食もレストラン。

メニュー。

普通の朝食のほかに、フレンチトーストとフィンランド風パンケーキがあるのが珍しい。一日目にフレンチトーストを食べたらボリュームがあり、二日目はフィンランド風パンケーキにしました。どちらもおいしかったです。

この日は気持ちがいい晴天で、レストランから近い美術館に朝食後行きました。
美術館は宿泊者は無料で入れます。
そろそろ来館者が来ている時間でした。
フロントはおしゃれ。

可動式展示室は建築家坂さんの造ったもので瀬戸内の島をイメージしているとのこと。コンテナみたいな感じのものでしたが、きれいな色で楽しいものでした。

この時期は、加山又造の作品が展示され、ビデオで紹介されていました。

小磯良平やガレの作品を展示した部屋もありました。
途中、近くの小学生が団体で来館。にぎやかになりました。
ガレの庭も併設されているのですが、いったん部屋に戻り、こちらは午後から出かけました。

午後は、気持ちがいい晴天に誘われて、美術館のガレの庭を散歩。
ラベンダーや睡蓮などがあり、ヴィラ棟が見えました。

夜は、レストランに行き、ディナーのコースの前日食べなかったものをいただき、ワインの残りを飲みました。

最終日、朝食後、チェックアウト時間までいて、新岩国まで送ってもらいました。
山口県のガードレールはオレンジ色。山口県だけだそうです。昭和38年に山口国体が開かれたときに県の特徴を表そうと県道のガードレールを県特産の「夏ミカン色」にしたなごりだそうです。

今回は広島の東の福山あたりと西の大竹（山口のすぐ隣）・・広島の端と端に行ったことになります。

帰りは新岩国からこだまで新神戸に帰ってきました。あまりにも抜かされるので乗り換えることも検討したようですが、荷物を持って乗り換えること、チケットを変えることが面倒だし、のんびり帰ればいいとそのまま乗りました。
こだまはほぼ止まるたびにのぞみなどに抜かされました。
岡山では抜かされるための停車時間が長いのと車内販売がないのとで買い物に出ることを薦める放送があり、夫がホームにでて、その日の夕食に桃太郎の祭り寿司と黍団子を買ってきてくれました。祭りずし、おいしいけど、1000円越えとは・・高いなあ・・。

キビ団子は3種類。一応キビも含まれているようです。江戸時代に起原がある古いお菓子のようです。柔らかくおいしい。