2023/03/29 - 2023/03/29
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kirinbxxさん
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鹿児島に来るのは初めてではありませんが、北部へ来たのは初めてです。今日は、長島町蔵之元港から出ているフェリーに乗って天草へ移動します。その前にちょっと出水に寄って行きましょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出水に到着しました。ここは、日本最大級(当然、薩摩藩では最大)の武家屋敷群(出水麓)で有名なところです。400年前からほとんど変わっていない町並みが46ha(東京ドーム9個分)にわたって広がっています。「麓(ふもと)」は、場所によっては「郷」「外城」とも呼ばれる、薩摩島津家独自の地方統治単位です。国境や重要な地にまとまった数の武士団を配置して統治させていました。
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この方は島津家28代目の当主島津斉彬様。暗君なしと謳われた島津家でも屈指の名君と言われています。幕末・維新を描いた時代劇や歴史ドラマのご常連、演じた俳優さんも、高橋英樹さん、加山雄三さん、林与一さん、渡辺謙さんと大物がずらり。
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これは観光牛車。25分かけて一周するそうです。営業してれば乗ったんですけどねぇ。
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ではまず出水麓歴史館へ。顔出しパネルもさすが島津、という感じのもの。
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こちらが大人510円の入館券ならぬ入館バッジです。年内一杯有効で何度でも入館できるそうす。後で見学する税所停と竹添亭にも入れます。
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ジオラマがありました。出水は薩摩と肥後の国境地帯で、薩摩島津家にとっては防衛上の重要拠点でした。そのため島津家の外城の中でも最大規模、送り込まれた武士団は家中でも名高い精強な武士達で、後に「出水兵児」と呼ばれました。
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征矢というのは、戦場で使う矢のことだそうです。そして「腰」とは、箙(えびら)に入れた複数の矢を纏めて呼ぶ言葉とのこと。初めて知りました。
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シンプルな具足です。
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こちらは割と華やかですね。他にも、刀剣、武家屋敷の復元模型、古文書などが展示されていました。
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歴史博物館にやはりこれは欠かせません。
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「一石とは」という説明もありました。江戸時代の同心などはよく「三十俵二人扶持」などと時代劇で言っているのをききますし、百石どり、なんていい方も見聞きします。でも、それがどの程度かというと・・・
この説明によると、一石は大人一人が食べる(一回一合三食)場合の一年分。それだけの米を手に入れるには、なんと1000平米の田んぼが必要だそうです。出水麓の武士団は郷士ですから、自分で耕作するわけで・・・・これはかなり大変です。 -
出水市立出水小学校です。なんとまぁ、校門が武家屋敷ですよ。
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16世紀末頃に建造された「御仮屋門」という建物です。戦国時代屈指の猛将島津義弘が江戸時代初期、隠居することになった義弘は国境の要地である出水に移住を考え、最初の居館があった帖佐から門をまず移築しました。結局彼は出水ではなく加治木に隠居所を設えて移り住みました。
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美しく整えられた道の両側に綺麗な石垣が並んでいます。
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公開されている武家屋敷は2カ所、まずは税所邸(さいしょてい)へ入りましょう。2つの武家屋敷と先ほどの入館バッジを見せれば入れます。公開されていない武家屋敷は、今も生活されているところもあります。
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税所氏は出水麓で郷士年寄という要職を務めた家柄でした。これがフロアプランですね。表玄関の横が弓的場、というあたりが武家屋敷っぽい。
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表玄関が見えています。
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ちょっとお庭の側からのぞいてみました。すぐにお声がかかって、玄関から中へ。ここはボランティアガイドさんが常駐しているそうです。築250年ほど、老朽化がひどかったので内装は改築されています。但し、基礎と構造は昔ながらのまま。
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立派な雛飾り、それも3セット。
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こちらが上座敷。客間は入り口から下座敷、次の間、上座敷と連なっています。ガイドさんはとても愉快な女性で話し出すととまりません。上座敷の日本刀は持つことができるから(当然模造刀ですが結構重い)、ぜひ、と言われて夫婦二人して刀を抜き放って記念撮影したり、甲冑と記念撮影したりして楽しく過ごさせていただきました。
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さすがは鬼島津の国境を守る出水の武家。雨の日は室内で弓のお稽古をしたようです。
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こちらの囲炉裏、手前の床にある板がはずれるようになっています。ここから、屋敷の外への抜け道があったらしいです。
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さて、では次のお屋敷へ。この玉石を利用した石垣の整然としていることよ。
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つぎは竹添邸。
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こちらはNHKの大河ドラマ「篤姫」でも使われたそうです。
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門を入り石畳を奥へ進みます。
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こちらが配置図です。
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またまた豪華雛飾り3セット。
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ここのガイドさんは初老の男性、先ほどの女性と違って沈黙しがち。やる気がないのか、余り人と話すのが得意ではないのか・・・雛飾りはよそへ移住する住人が貰ってくれ、と持ち込むのだそうです。都会に移住ならこんな大きなお飾りを飾れるほどの広さに住めることもないし、でも捨てるのもしのびない、ということでしょう。
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部屋と部屋の間、上を見上げるとこんな風になっていました。
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話が弾まないと見学も短めに。庭の方へ出ます。
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庭に建てられていた別棟の風呂場。
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そして出ました。薩摩の武家屋敷といえば・・・ちぇすとー!
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ちぇすとー!ではなくきぇぇぇーーっと叫ぶ薬丸自顕流。井伊直弼を襲った人、寺田屋で坂本龍馬を襲った人、生麦事件で英国人を襲った人もこの流派。幕末には人斬りの異名を取り、明治には西南戦争で薩摩軍を主導した桐野利秋も。東郷平八郎も門下生だったそうです。ここは、体験もできます。
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武家屋敷の見学を終わるともうお昼時。手近のお店をGoogle Mapで探して西出水にあるこちらへ。赤坂飯店。上に2文字つけると陳建一さんのお店ですが、まったく関係ありません。
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厨房の見えるカウンターに陣取ります。
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とりあえず野菜炒め。キャベツの芯・・・
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チャーハン。具がハムなのはちょっともの悲しい。焼豚にしてほしかったなぁ。
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焼き餃子。普通に美味しい。まぁ、レンタカー旅の最中なので当然ビールは飲めず、だから美味しさも25%減です。
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この日はフェリーで天草へ渡るので、乗り場のある長島へ。
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段々畑が美しい。「上り浜・汐見の段々畑」と呼ばれているそうです。
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フェリーの時間には少しあるので、ちょっと寄り道しましょう。
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道の駅長島。このときは、この建物の名前を見ていませんでした。
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本格焼酎がずらりと並んでいます。
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その一角でこんなお店を発見。ありえん・・・本日の日替わりメニュー漬け丼、6種の魚で700円!魚フライ定食に、ブリ勝つとブリ竜田揚げ定食とかも700円。4点刺身盛り300円・・・・なんかおかしい。まぁいいよ。今夜は天草で魚をたっぷり食べられる筈だから・・・中華料理も久しぶりだったから・・・どうせお酒飲めないし・・・・
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ここにはこんなものがある、というのでちょっと早めに長島に来てみました。
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桜が見事に咲き誇っています。さて、古墳はどこだ?
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・・・・予習していなかったのでちょっと???となりました。
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石で作った墳丘ですね。そばにあった説明板によると、横穴式石室を持つ積石塚、だそうです。つまり墳丘そのものを石を積んで作ったもの。これを見つけたのは、当時の出水高校の先生だそうです。まぁ、副葬品の多くは盗掘済みだったみたいですが。
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一帯はきちんと公園に整備されていました。観桜旅行、なのでこの見事な桜を見られただけで十分ではあります。
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古墳より興味をひかれたのがこちら。葉っぱからするとイモだねぇ、薩摩イモなの?とか言っていると畑の持ち主かと思われる男性が来たのでさっそくお尋ねすると、ジャガイモですよ、と。私の頭は馬鈴薯=北海道、なので鹿児島で栽培されているなんて思ってもいませんでした。しかもなんと2回も収穫できるんだとか。あとで調べると、このあたりの赤土とジャガイモの相性がいいらしいですね。実は先ほどの道の駅も、「ポテトハウス」という名前がついていたのでした。
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さて、そろそろ蔵之元港へむかわなければ。見飽きることなく、段々畑を見ながら出発です。
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思いがけないところで、思いがけないものに出会えるのは旅の醍醐味です。
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