「南国」と称される宮崎。かっての新婚旅行と並んで「メッカ」とされていたのがプロ野球の春期キャンプです。なにしろ、（にっくき）読売ジャイアンツが初めて宮崎でキャンプを行ったのが、なんと私が生まれた年、というのですから長い歴史があります。冬から春先にかけてゴルフで宮崎を訪れる人が多いのも同じ理由、晴天日が多く寒さも風もゆるやかな温暖な気候によるのでしょう。<br /><br />この宮崎で例年キャンプを行っている球団の一つが広島カープ。広島生まれのkirinのごひいき球団です。せっかく宮崎に来たのですから、所縁の場所を訪ねましょう。

2023観桜紀行（5）広島カープの宮崎県

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2023/03/28 - 2023/03/28

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旅行記グループ 2023年　観桜紀行その１

kirinbxxさん

「南国」と称される宮崎。かっての新婚旅行と並んで「メッカ」とされていたのがプロ野球の春期キャンプです。なにしろ、（にっくき）読売ジャイアンツが初めて宮崎でキャンプを行ったのが、なんと私が生まれた年、というのですから長い歴史があります。冬から春先にかけてゴルフで宮崎を訪れる人が多いのも同じ理由、晴天日が多く寒さも風もゆるやかな温暖な気候によるのでしょう。

この宮崎で例年キャンプを行っている球団の一つが広島カープ。広島生まれのkirinのごひいき球団です。せっかく宮崎に来たのですから、所縁の場所を訪ねましょう。

エリア

宮崎

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

旅行の手配内容: 個別手配

最初に訪ねたのはこちら、日南市にある鵜戸神宮です。御祭神である日子波瀲武鸕?草葺不合尊（ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと）の「鵜」が「卯」に転じたため、うさぎが神使となったという説があります。2023年はうさぎ年、しっかりアピールされてますね。
さすが宮崎、抜けるような青空ですが風は強く、ひんやりとしています。駐車場から寒さに震えつつ歩くと、立派な楼門がありました。
こちらにもうさぎさん。
なにしろ鵜戸崎岬の断崖にあるので、階段、階段、また階段、という感じです。
一番高いところから。絶景ですね。本殿は、左端に見える緑の屋根の建物のさらに左側、洞窟の中にあります。一番北にある岩を神舡石（御船岩）という、とありますがこの真ん中のでしょうか？

この神宮の創建は、伝承では、第十代崇神天皇の時代ということになっていますが、そもそもこの天皇は「実在した可能性がある最初の天皇」ということですから、今のような形で創建されたわけはありません。しかし、古代の海洋信仰ではこのような海際にある洞窟が聖地とされた例は多いので、なにかがあったのでしょう。
こちらが本殿です。本殿・幣殿・拝殿が1体となった立派な建物です。創建は不明ですが、1711年に当時の藩主が改築、明治、昭和、平成と様式は保ったままで改修されています。
正面、目立つところにありましたよ、広島東洋カープ、必勝祈願の絵馬です。サインが沢山ありますが、背番号でしか誰のサインか判らない・・・
男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げ入れ、窪みの中に見事入ると願いが叶うといわれています。
霊石亀石。本殿の下の磯にあります。

豊玉姫が出産の為に乗って来られたという言い伝えです。豊玉姫は海神の娘で、海神宮を訪れた火遠理命と結婚し，身ごもった子を産むために海辺にやってきます。そこからは昔話や神話によくある話で、「絶対に見ないでね」と妻に言われたのに、我慢できなかった夫に産屋を覗かれ、本性であるワニの姿を見られてしまったので、実家に帰ってしまいました。ワニ・・・・古代神話だとサメのことらしいですが・・・どちらにしても・・・

玉橋と呼ばれている橋で、ここを渡ると本殿が見えてきます。
「この御霊石は、室町時代中頃より祀られており、鵜戸山大権現仁王護国寺の信仰のなごりと思われる。願い事は諸願成就し、国家安泰を祈祷して、霊験あらたかと伝えられている。」と現地の看板にあります。洞窟内には、御乳岩という、母乳の足りない女性に霊験があるとされた岩もありました。
この角度からみると階段の急さがよく判ります。
本殿の右手。
このあたりは、1000万年～100万年前にかけて、砂岩と泥岩の交互堆積、隆起、神職を繰り返してできた地形です。

奇岩の風景は、私たちが住んでいるオーストラリアにもたくさんあるのですが、見飽きるということがありません。
「二柱岩」という名前がついている奇岩です。
鵜戸神宮にお参りをしたあと、こちらへやってきました。
鯉神社です。見れば判るようにホンモノの神社ではありません。油津カープ館、宮崎県日南市岩崎にある油津商店街の「油津Yotten（よってん）」の一角にあります。

えー、いまだにマスク着用？？？？運悪く、私は持ってなかったので外で待っていることに。
こんなものもありました。強かったよなぁ、あの頃のカープ。

中には名選手達のユニフォームや、写真などが沢山飾られていました。
カープ一本道の標識。商店街から赤く塗ってあります。
ここをずっと歩いて行くと、天福球場へ行くのですね。キャンプ中は、この赤い一本道を自転車で走る選手もいるそうで。
真っ赤っか。当時の緒方監督も塗ったそうです。2018年2月4日、油津駅はその愛称が「カープ油津駅」になりました。正直、ここまでやるか？と阪神ファンとしては思わざるをえません。
内部に入ってみるとこんなものも。
あらあら、お社まで作ってあります。
もちろんテーブルやベンチも真っ赤っか。
れっきとしたJR九州の駅ですが、どこもかしこもカープ仕様です。
駅からちょっと歩くと、天福球場があります。中から子どもの声が聞こえてきます。ちょうど夏休みですから、少年野球でもやっているんでしょう。
こんなところにもロゴ。