2023/03/28 - 2023/03/28
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kirinbxxさん
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飫肥城の次は、これまた戦国時代に関係する施設、都城島津邸へと向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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次の目的地は都城です。それにしてもお腹が減りました。
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最近は、ナビのおかげで飲食店は探せます。そこが美味しいかまずいか、ということはまた別の話として。。。。、道の駅、酒谷をナビが見つけたので行って見ます。今なら「最高の調味料」を持っているので、よほどの事がない限り大丈夫・・・なはずです。
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なかなか風情のある道の駅です。
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ここが食堂。時間が遅くて、ここに書いてあるもの以外にも売り切れ多数。
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ということで結局食べたのはこれです。空腹は最高の調味料なり。
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棚田そばはなかったけど、棚田はあるはず、ということで見に行きました。でもまぁ・・・・
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田んぼですから、3月末では何もないのも当然ですね。
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こういう風景は、私たちが住むオーストラリアにはありません。同じ「農業」でもまったく別のお仕事だと感じます。
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では本日最後の見学地へ。都城です。ここに来るまで、私は島津氏というのは薩摩で発祥したのだとばかり思っていました。確かに、思い起こせば大昔に流行っていた「信長の野望」というコンピュータゲームがあって、都城は島津貴久の時代から島津領で北郷さんという人が城主でしたが・・・・・北郷さん、実は島津一族だったのですねぇ。
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広さ約5000坪の敷地内に、国登録有形文化財に登録されている「御門」「本宅」「石蔵」「外蔵」「剣道場」その他の建物があるようです。
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ではいざ、まいらん!
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広々とした敷地に入り、桜を愛でながら歩いていると、カーン、コーンという音が。
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若者が木刀で横に渡した木をひたすら叩いていました。何しろ場所が島津邸なんですから、これはもう時代劇ファンならすぐに判ります。薩摩に伝わる剣術の流派、示現流のお稽古でしょう。時代劇ではつきものの「チェストー」は聞こえませんでしたが。(と思っていたらとでそれは勘違いだったことが判明しました)
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まずは島津農芸館へ。
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なるほど、昔の農具の展示ですね。オーストラリアの田舎にも、農機具を展示した小さな博物館が沢山あります。真ん中に見えるのはお地蔵さん?と思ったらこれは「タノカンさぁ(田の神さぁ)」でした。冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田を守り、豊作をもたらすという農村の民俗信仰です。ですが、それを石に刻み豊作を祈願するのは、18世紀初めに始まる薩摩藩独特の文化だそうです。
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シバタ式脱穀機、という名前の足踏み式脱穀機です。兵庫県で大正5年に創立された会社が戦後になって作ったもの。
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これは籾すりをしたあと、玄米とそれに混ざっている籾すりされていない籾をより分ける農具です。江戸元禄時代(1688-1704)頃に発明された日本独特の農具です。一度に処理できる量が多いので万石。
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鍬に馬鍬。馬鍬ってマンガとも読むのですねぇ。初めて知りました。
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こちらはお米を炊いて食べるためのもの。羽釜、一升と五合の升、など。他にも沢山の農具や台所用品が展示されていました。
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こちらは剣道場です。子ども用の鎧兜がずらり。示現流、だと思ってたけど自顕流?と思って調べると、東郷さんのもとで示現流を修めた薬丸さんが編み出した別の流派でした。かけ声はチェストではなくてキエーーー!井伊直弼を切ったのも、生麦事件で英国人を切ったのも、人斬り半次郎こと桐野利秋や西郷従道や東郷平八郎も、みーんなこの流派だそうです。
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それでは、本宅へ。昭和10年、天皇が「大元帥」として総合監修する陸軍特別題意演習が都城地域で行われることになり、それにあわせて大林組が施工しました。昭和47年、全国植樹祭のための天皇宿泊所として大改装されています。
昭和48年の全国植樹祭では、昭和天皇皇后両陛下がこちらに宿泊されました。 -
本宅からお庭を拝見。
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昭和天皇宿泊時には随行者の控え室となった和室には、木刀と大弓が展示されていました。どちらも全国一の生産量だそうです。
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昭和天皇は戦後、植樹祭で再び宮崎県を訪れました。植樹祭は小林市ひなもり台というところで行われましたが、すぐ近くにふさわしい宿泊施設もなかったのでしょう。
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こちらがそのときに使われた寝室です。この部屋のベッドなども、更衣室として使われた隣の部屋の家具もすべてこのときに揃えられ、以後は使用されませんでした。まぁ、都城に二度と天皇の訪問はなく、また別の人に使わせるわけにもいかなかったでしょうし。
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これが夕食の献立です。食品サンプルの技術がある日本ならではの展示です。もちろん献立は記録にあり、当時調理を担当した人にも聞き取りをして作ったそうです。
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ここは内庫と呼ばれる家宝などの貴重な品の保管庫です。重要文化財に指定された「朝鮮国書」もここにありました。
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これも天皇・皇后のために作られた浴室。
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プールまであります。昭和30年代に作られ、実際にプールとして使う他、防火用水の役割も果たしていました。
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なかなか興味深い施設でした。本日の観光はこれで終了です。
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