2023/03/29 - 2023/03/30
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kirinbxxさん
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次の目的地は熊本県天草です。
熊本県には温泉が沢山ありますが、天草にも下田温泉という良い温泉があります。この日の宿泊はその下田温泉の民宿で湯に浸り、地の魚料理を楽しむことにしました。ものはついで、と言ってはなんですが、ちょうど通り道には2018年に他の多くの場所とともに「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録された崎津集落がありますから、ちょっと寄って行きましょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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こちらが、鹿児島県の長島の蔵之元港から天草諸島へのフェリー乗り場です。余裕を持って35分前に到着、一番乗りでした。フェリー乗り場の看板をよく見ると「国道フェリー」の文字が。知りませんでしたが実は国道389号線の一部なのですね。
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長島も瀬戸内海や伊勢の島々と同じく、土着の勢力が「海の豪族」として活躍していたんですね。この島も元は肥後、戦国時代に島津家の侵攻を受けて薩摩に属し、外城が置かれたということです。
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フェリー乗り場のとなりには、グラスボートもできる民宿もありました。
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こちらは、なんとお手洗い所です。軒先には南蛮船寄港跡とあります。
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看板の文字は、日本語、英語、韓国語、中国語。そろそろ海外からの観光客も戻ってくるかなぁ。まぁ、こちらとしてはいない方が静かでいいのですが、観光業界で働く皆さんにとってはいい加減戻ってきて欲しいでしょう。
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小さな漁船が停泊し、おだやかな午後の波止場です。
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向こうから船がやってきました。
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お待ちかねの牛深行きフェリーです。第二天長丸、船首を飾るのは、海賊王くまもん!車両積載重量120トン、普通自動車だけなら46台が乗れます。
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無事に乗り込み、ほぼ予定通りに出航しました。
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風も穏やかです。
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このあたりはガラガラですが・・・
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前方に行くとそこそこ乗客がいました。
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デッキに出て見ると、対岸に風力発電の風車が並んでいるのを発見。
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さて、そろそろ天草の牛深港に到着です。牛深ハイヤ大橋が見えてきました。ハイヤという言葉は、このあたりに伝わる民謡からとったそうです。この角度からではわかりませんが、こんなことになっています。
https://www.t-island.jp/spot/18
設計したのはイタリア屈指の建築家レンゾ・ピアノ氏や、岡部憲明氏などそうそうたるメンバーです。 -
ここにも見事な桜が。
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お天気もよく、絶好のドライブ日和に恵まれました。
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30分ちょいのドライブで、下町南駐車場に到着しました。もっと近くにも駐車場はあります。ただ、そこは狭いので念のため、こちらに。そもそも、このあたり一帯が「天草の崎津集落」として世界文化遺産登録されているのですから、歩かなくちゃ。
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漁協のとなりの駐車場ですが、真向かいには西宮神社がありました。かなり古そうなお宮さんです。ここの桜もとてもいい風情でした。
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ぶらぶらと町並みを眺めながら歩いて目的地へ。
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崎津カトリック教会です。ここは、元は庄屋の邸宅、それも絵踏みが行われていたところの跡地です。因縁の地を選んだのは1927年(昭和2年)に赴任してきたフランス人のHalbout神父で、1934年(昭和9年)に完成しています。
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美しいゴシック風建築です。今も信者のいらっしゃる信仰の場で内部見学は予約が必要です。まだ時間があるので建物の外観をもう少し見ていきます。内部の撮影は禁止。ヨーロッパとは違い、見学者の圧倒的多数が非キリスト教徒ですし、非キリスト教徒どころか宗教にまったく理解のない外国人観光客も多いので施設側も大変でしょう。
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横手へ回ると、色が真ん中で別れています。実はこの教会、近代の建造らしく鉄筋コンクリートで造営が始まりました。が、予算の問題で祭殿を含む後ろの部分は木造に。そして改修時には化粧合板としました。それもあって文化財指定はされてないのでしょう。
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予約時間になったので内部を見学。といっても受付があるでなし。内部が畳敷きなのはさすが日本(日本でも珍しいと思いますが)です。その時間にはそれほど多くの見学者はおらず、みなさん静かに見学していました。
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車で対岸にある教会公園へ。
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水の向こうに見える教会と桜、良い眺めです。
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椿と桜を見に西平椿公園へ。
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「日本の夕陽百選」に選ばれている公園です。国内外合わせて141品種を栽培、それにヤブツバキを加えて約2万本の椿があるそうです。
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おだやかな東シナ海がひろがっています。すぐそこに見えるのは、大ヶ瀬と名付けられた岩礁です。石サンゴ、ウミトサカ、オウギウミヒドラなど熱帯性の生物が生息しているそうです。
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100選に選ばれた夕陽もいいのでしょうが、まだ4時半ですからどうしようもないですね。
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これだけの桜が見られるので、それで十分です。
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葉桜も悪くないですね。
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ちょっと場所をかえて再び海を眺めます。
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ちゃんと休憩所もありました。それにしても人がいません。
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そしてところどころに椿が咲いていてとても綺麗です。
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あはは・・・
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展望台には、立派なカメラと三脚を持ち、お弁当を食べている男性が。夕陽を待っているのだそうです。ここからだとさぞ美しい写真が撮れるのでしょう。マニアってすごいなぁ・・・
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わが家は桜を見て満足して降りてきました。
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駐車場に向かう途中、登るかどうか迷っている女性の3人連れが。最年長の方が私とさして変わらなそうだったので、「思ったよりは少しだけ楽でしたよ」とお勧めしておきました。ほんと、覚悟したよりは少しだけ楽だったのです。
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お天気にも恵まれ、本日の観光はこれにて終了です。
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本日はここ下田温泉での宿泊です。環境大臣指定の「国民保養温泉地」で、【沸かさず薄めず循環せず】をモットーとしているそうです。
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民宿湯ノ華さん。
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民宿のよくある狭い通路。
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お部屋もこぢんまりとして素朴な感じです。部屋は別にどうでもいいのです。清潔であれさえすればそれでよし。
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食事はここで。
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まずはお風呂です。下田温泉は、非火山性温泉に分類されています。恐らく、周囲の温泉成分を取り込んだ地下水が地下深い場所で温まり、地表近くまで上がってきているのでしょう。源泉の温度は51度で、だからこその「沸かさず薄めず循環せず」ですね。
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面白いロッカーです。
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さて、お風呂の間はメシです。焼き魚!香ばしい焼きたてのお魚。なんて幸せなのでしょう。あっという間に食べてしまいました。
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こういうのもありました。まぁ、箸休めに。
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お魚は、揚げても美味しいのです。
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やっぱりメインはこちら。新鮮なカワハギ、もちろん肝もしっかり。キビナゴもお刺身で。ぴっかぴかです。
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今回はしっかり食べようと決めてきた煮魚。九州のお醤油はやはり甘いのですが、そんなことはもうどうでもよろしい。
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最初に飲んだのはこちら。天草四郎 本醸造生貯蔵酒、熊本の瑞鷹という蔵本のお酒です。綺麗な色の瓶、というだけしか印象にのこりませんでした。まぁ、場所が熊本なんでそのあとは焼酎に切り替え。
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朝食もこんな感じで、お魚がたっぷりでした。卵の値段が上がったとテレビで大騒ぎをしていたので心配していましたが、ちゃんと生卵つき。漬けの美味しいのは勿論ですが、なすの揚げ浸しが美味しかったのです。まぁ、たれはちょっと甘いけど。温泉の民宿の食事、侮れません。一泊2食、全部で2万5千円足らず。まことにリーズナブルであります。
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