奄美大島へ

2021/07/10 - 2021/07/12

奄美大島に妹と行ってきました。
10数年前にセブに連れて行ってダイビングの資格を取ったのに、耳抜きが辛く、殆どペーパーダイバー。シュノーケルで十分堪能できるそうです。お魚全然違うのですけどね(^^;)
と言う訳で、今回はシュノーケルとナイトツアーがメインの旅です。

ナイトツアーはとっても良かったです。
植生もスゴイ。大きなシダやソテツが生える中を車が走ります。奄美大島固有種、奄美群島、沖縄で見られる生き物達。満点の星空も見てきました。
ただ、経験の浅いガイドの車に生き物がひかれてしまった場面にも出くわしました。行き交う時点でもう見つけているガイドさんが、成り行きを見守ります。通り過ぎた後、確認されましたが無念。残念そうに話すガイドさんが印象的でした。
大事な島の、国の遺産だと思いますが、地元の方の考え方はまた別のようです。ネズミ退治のために猫を飼い、生まれた子どもはいらないので山に捨て、野猫（野良猫ではない）となり、アマミノクロウサギなど貴重な生き物が餌食になっているようです。
生き物の保護のため旧国道を期間閉鎖する提案にも地元の生活道路ですから反対意見が多いようです。通れるのは登録したガイドツアーの車両のみへ。今は観光客の車も自由に通れますから、道路にいる貴重なカエルを踏んづけても分かる訳がないとツアーに参加して感じました。アマミノクロウサギでさえ、あそこにいるよと言われてもなかなか見つけられないのですから。
生き物の国の天然記念物第一号は、アマミノクロウサギだったのですね。イリオモテヤマネコの方が印象は強いのではないでしょうか。イリオモテヤマネコが発見されたニュースをなんとなく覚えています。歳ばれる。。。
島の事情を色々話してもらって勉強になったナイトツアーでした。

今回はカメラを持参したので、シュノーケルの水中写真も撮りました。シュノーケルでレアものも見つけて興奮!!

JALのダイナミックパッケージの旅。オプションのし～まクーポンは神ですネ。食費が殆どかからないお得な旅が出来ました。

エリア 奄美大島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

伊丹から奄美への直行便に乗り込みます。行ってきま～す。

レンタカーを借りて11時頃出発。先に北に向かいあやまる岬へ。
干潮の時間帯だったのでちょっと残念

こんな感じ。

素直にここに置いて写真撮りました（笑）

奄美十景。いくつ行ったかな。。

あやまる岬 自然・景勝地

奄美の北側が示されています。

下を覗くと公園に海水プールが。

あやまる岬観光公園 公園・植物園

後で下に降りてみます。

いいですね～。泳ぎたい～。

かわいい手書き看板。
どなたかの銅像もありますね。ちゃんと見てない。。

海岸に降りてきました。
アダンの実がいっぱい。

良い雰囲気の海岸です。

浮き球のオブジェがかわいい。

親子が遊んでおられました。干潮でも子どもの胸位まで深さはそこそこあります。
安全な海水プール。

土盛海岸も見て行きます。明日のシュノーケル場所チェック。

写真が白浮きしていますが、透明度も抜群。

土盛海岸 自然・景勝地

お昼はとうふ屋ヘ。二組ほど待っていました。

島とうふ屋 グルメ・レストラン

ここには、二度目の来店。

このぬいぐるみは何だろう。分かりません。。密を避けるためか、ぬいぐるみが待合い席を陣取っていました。

座敷に通されました。注文すると、引き上げ湯葉が食べたかったのにもうないと言われました(T_T)
小鉢につく程度しか出せないのだそう。
あぁ、久しぶりにこれでもか、という位食べたかったのに、空港から直行するべきだった。。
私の落胆ぶりに、店員さんも申し訳なさそう。
豚角煮の定食にしました。それが美味しいのですが、量が半端ない（汗）
フリーの島豆腐にミキも既に飲んで食べていますから。。
もう苦しくて苦しくてご飯を残して無理やり食べた感じ。次のお客の男性には量が多いですって説明してるし。。本当、２食分です。
座敷はクーラー効かなくて暑くて余計しんどい。。。
帰ったらこんな値段で食べられませんから頑張りました～。

宿泊はネイティブシーリゾートです。シュノーケルに最適な倉崎海岸が真下。

プチリゾート ネイティブシー奄美 宿・ホテル

チェックイン時に明日の夕食を予約します。し～まクーポン利用を伝えると、先にクーポンを回収されました。この値段の食事をクーポン3枚分600円で頂けるのですからJALさまさま。

部屋のドア。廊下の窓から見える海が微かに写り込んでいます。

部屋の中へ。

部屋は、メゾネットタイプ。普通のツインだと思っていたので、嬉しい。

ただ、スーツケースの置き場所に困る感じ。

上から部屋を。２階は熱気が凄くて汗が噴き出します。扇風機が置いてあったけど、4人とかで泊まったらここで寝られるのでしょうか？？

シンプルな洗面所。

セパレートタイプはポイント高いです。洗い場あるのは嬉しい。

テラスからの眺め。

青い海、青い空

廊下突き当りから下の庭にも出られます。デッキチェアでくつろいでいる方がおられました。

今日は、ナイトツアーがあるので我慢ガマン。。。
奄美クレーターの湾。

倉崎海岸 ビーチ

ナイトツアーに向かいます。途中近くで立ち寄ろうと思いましたが、夕方には閉まるお店も多くて、夕食を食べずに来ました。昼食がしっかりとお腹の中に存在感を残しているので大丈夫。
集合場所は、マングローブパーク道の駅駐車場。
写真では分かりにくいですが、真ん中の山だけ夕陽に照らされて綺麗でした。

19時50分集合です。
マングローブ林が近くにあるので散策すれば良かったな。実のところ蒸し暑くて、それを思い出しもしなかった。

黒潮の森マングローブパーク 公園・植物園

ジープでツアー開始。6名定員に4名乗車。

注意看板。貴重な昆虫を大量捕獲した人たちが逮捕されたとか。

アマミイシガキガエル
陸カエルなので水かきが殆どなく、足が長い。
ガイドさんは「奄美の菜々緒」と（笑）

顔と目が大きい。かわいいね。
ガイドが、車から降りて撮影してくれました。ツアー客は車から降りずに見ています。

これは、アマミノクロウサギが使う巣穴だそうです。

ライトで照らされて紫色に見える鳥がいますが、写真がいまひとつ。
ルリカケスだったか、何だったかな？

緑色が鮮やかなアマミイシカワガエル。
もう1種類、オットンガエルがいないか探すガイドさん。
天気が良くて湿気がないので見つけにくいようです。

電線にいるのは、ハブ。昔は、ハブ観察が主だったよう。今はアマミノクロウサギがメインですよね。
どうみてもヘビに見えない。電線など伝って木を渡ったりするようですが、珍しかったみたいで、他の車にも教えていました。

アマミノクロウサギの赤ちゃんの巣穴。そこだけ草が生えておらず、ツルツルとした土。
昔は2、3羽産んでいたのがハブに食べられるので1羽出産が多くなったそう。巣穴を埋めては崩し、2日に１回授乳と空気入れ替えに母親が来るそうです。

鳴き声は良く聞こえていましたが、遠い所。近くで鳴き声がして、発見。
リュウキュウコノハズク。
こっちを向きましたがちょっとピンボケ。

ヤマバトが2羽。きれいな色です。
ズアカアオバトだったかな。紫色は何でしょう。

アマミヤマシギがいました。斜面によくいるそうです。

これもアマミヤマシギ

まだ独り立ちしていない子ども。お母さんが先に隠れて林の中から呼んでいますが、ライトで照らされたせいでしょうか、なかなかお母さんの元へ行かず、車に近寄ってきた位。

かわいいです。

斜面を上がるアマミノクロウサギ。
ウサギも通る道は決まっているようです。縄張りの範囲は、100ｍ程度。
エサが豊富なのでそれ位で十分なのだそう。

次々に見つかりますね。

双子の子ども。まだ生後何か月か。
巣立ちをすると単独行動で縄張りを作りますが、双子は2匹で仲良く生活しています。
道路に縄張りのしるしの糞をしに来るので、見かけやすいアマミノクロウサギ。

糞をしてマーキングの最中。ごめんね。

天敵が殆どいないため、敏捷性を持つ動物が少ないのです。そのため、アマミノクロウサギは、耳が短く尻尾もありません。
ハブもアマミノクロウサギを襲わないようです。穴の中にいる赤ちゃんは識別できなかったのでしょうか。その辺りはもう少し聞く必要がありましたが、見るのに忙しくてそんな暇はなし。

アマミトゲネズミだけは動きが早くて写真に撮れませんでした。

アカショウビン。

リュウキュウコノハズク

蛍もすごい数が見られるそうです。少しだけ飛んでいました。
蛍の時期にまた来たいです。
満点の星空の下で記念撮影。予約したメールに送ると言われましたが、まだ届いていない。。。
2時間半の予定が3時間。駐車場に帰ってくると23時を過ぎていました。
ホテルに戻る頃には日がかわっていました。堪能したナイトツアーでした。

本日の朝食は洋食。サラダの具材も豊富。
野菜は殆どホテル近くの畑で自家栽培。
がんばって育てているんですって言われてました。
飲み物はいくつでも選べます。

あとはシンプルなワントレイ。

朝食後は、倉崎海岸のメインの北側を泳ぎます。

チョウチョウウオもいますね。

何とかサンゴがある感じです。

浅瀬はサンゴのがれきだらけで残念。それを除けば、モルディブの波打ち際のよう。

潮の引きがよく見えていました。岩礁の近くなら大丈夫かと思って先端の反対側へ行くつもりが、釣りをされていたので邪魔にならぬよう少し大回りに。すると、釣りをしていた地元の方に潮が引いてるから行くなと言われました。素直に従います。
引きもましになったので、再度泳いでいくと、ん？何か濁ってる。

顔を上げると、先ほどの釣り人が撒き餌をしてくれています。
目の前に集まる魚たち。妹もやってきました。

もっといるか？と聞かれてもういいですと御礼を述べて。
頑張ってやと言い、釣りを終えて帰って行かれました。ありがとうございます。

思わぬサプライズ。行くなと言うのを素直に聞いて良かったかな。
釣果はどうだったのでしょうね。
エサを食べる口がかわいい魚が。

こんなアジも釣ったかな。真ん中にいます。
昨日のナイトツアーでの話。島には肉屋はありますが魚屋はないそうです。
皆、食べたい分だけ自分で捕るそうです。それだけ海の資源も豊富。

小魚たちが群れてます。

南側にやってきました。湾の内側。こちらは幼魚が多いかな。

ん～と、これは？ヤッコの幼魚かな。

ゴマモンガラの若魚がいました。成魚なら避けて通りますが、かわいくて逃げるのを追跡♪

ゴマと戯れているとスッと現れたんです。
え～！なぜ？こんなところに・・！！びっくり。
海岸からたった数メートル。

オビテンスモドキ。
隠れられたら困るので、素潜りせずに波にもまれながら撮ったのでうまく撮れません。

もう、これだけで良い所って思っちゃう。

少し、休憩。
ここにもアダンの実。食べられると良いのにね。残念。

こちら側にはあまり人は来ません。

駐車場に上がる階段

隣のホテルから海岸沿いを歩いて来ている人もいました。

さあ、もうひと泳ぎ。

少し沖合へ。

ブルーが映えますね。

サンゴをかじってそこに藻をはやしてエサにしている魚。近づくと結構怒られます。

気迫勝ち。何勝負してるんだか。

サンゴがあるようです。

クマノミと遊びましょう。

何匹かいたのですが、皆イソギンチャクの奥深くに隠れてしまう。
じっと待っても出て来ず息が続きません。こちらが根負け。

幼魚発見。何かな。

綺麗な色ですね。
午前中3時間近く堪能しました。

外のシャワーを借り、部屋に一旦戻ります。
お昼は、ホテルで鶏飯をいだきます。
し～まクーポン1枚分200円也。
初めて食べる妹はどこもこんな感じ？と聞きます。
何回か奄美や他の島で食べていますが、具材と出汁の味が少し変わる位ですよね。

昨夜のナイトツアーでの話では、地元の人は食べないそうで、現地あるあるですね。ただ、昔は鶏でなくアマミヤマシギを食材にしていたそうですが。

レストランフォレスト グルメ・レストラン

外のテラス席はダイビング中の方がランチで使っていました。あぁ、潜りたい!

午後は土盛海岸へ。打田原もいいなと思いましたが、同じ湾内なので外海へ。

土盛海岸 自然・景勝地

潮引いてますねえ。

そのおかげで離岸流のない時間帯でした。

何かあります。

カメラの設定ミスですが、いいですね～。カスミアジかな。

こちらの大きな家にはクマノミ1匹だけでした。

幼魚発見。

それにしても、ムラサメモンガラの多い事。
向かって来るので、かじられたりしないよう、いないポイントを探さないといけません。
あまり長居をせずに終わりました。
水シャワーがあるので、浴びて車に乗れる状態にします。

入道雲も風景の一部。

絵になります。

ホテルに戻ってきました。少し曇り空。

2日目の夕食。予約ということで窓際でした。
お品書き。

前菜。カルパッチョの魚はカジキとマグロ。

そうそう、って撮り直し。
カトラリーレストや箸置きがサンゴです(^^)

島野菜の冷製スープ。
何か分かりますか？って聞かれた（汗）
色はカボチャですね。お味は普段口にするカボチャほど強くありません。優しい味。

パスタ。茹で加減も丁度で美味しかった。

サーブされた時思わずデカって声に出ました。
島豚の下にも野菜。
いつも思うのですが、沖縄、八重山で食べるゴーヤは苦くない。
鹿児島ではニガウリと言います。よく送ってもらいましたが、苦かった。

デザートは南国フルーツのパンナコッタとアイス。
忘れるからってスマホにメモしたはずが、保存出来てなかったよう。。相変わらず機械下手。。
さて、気を取り直して…
このハイビスカス、どこに咲いてるんだろう。。

小さなホテルですが、周りは何もないので、ここで夕食を食べている人も多いです。
食堂の雰囲気が否めないレストランですが、味は本格的でした。ご馳走さま。

翌朝です。
夜明かりに誘われてコンコンぶつかっていた正体。朝まで網戸とドアに挟まれてそこにいました。
クワガタにしては小太りかな？固有種？

今日の朝食は和食。交互になっています。チェックインの時に聞かれるので、毎日洋食が良い等リクエストは出来ます。
今日の飲み物はミキを頼みました。ミキ、好きです。

見ているだけでも癒やされる海

今日も朝から快晴。朝食前の入浴ならぬシュノーケルをしようかと迷っていた妹も帰りの濡れた荷物の事を思い断念。魚見えるよ～と最後まで未練。もう一日休みが取れれば堪能出来たね。

ホント海が綺麗でそこそこ魚がいて、海からすぐに帰って来られ、シャワー室も外にあるので潮落とし出来て。シュノーケル三昧の方には良いかも。

眺めているだけで幸せ。何度でも言います(^^)

ばしゃ山でお茶でも出来るといいね、ビーチも見たいし。と言ってやってきました。下調べもせずに来たので、開店11時でした。。どの店も開店時間は同じ位。

ばしゃ山海水浴場 ビーチ

ビーチだけ見て退散します。雰囲気いいですね。
車から降りるとすぐに汗が吹き出します。海岸まで降りる元気はありませんでした。
母親が奄美大島に行きたいと言い出して、元祖家族で来るならここに泊まろうと思っていました。父親が行かないと言ったので計画は無しに。帰って土産を持って行ったら行きたかったと言う父でしたが、この強い紫外線を浴びると大変な事になるので行かなくて正解。

レンタカーを時間より早く返却して奄美空港に到着。

奄美空港 空港

また絶対来ます。

空港でお土産買って、ジョイフルでお茶して帰ります。
窓際は妹に譲ったのでお見送りが見えて慌てて撮る。

南ばかり行っています。まだ行きます。
見ていただき、ありがとうございました。