2020/11/13 - 2020/11/16
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じんべいさん
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最終日、到着時に空港からホテルまで送迎してくれたタクシーに乗って島内観光に出かけます。
旅行会社の予定では
五枝の松→おばけ坂→具志川城跡→ミーフガー→泡盛工場→比屋定バンタ展望台→真謝のチュラ福木並木を通り→ウミガメ館→畳石
となっていました。
お酒は飲まないので泡盛工場は省いてもらい、上江洲家と熱帯魚の家に寄ってもらいます。てぃーだ橋は通るみたいなのでOK。宇江城城跡、鳥の口も行きたい所ですが、歩くのに両親は無理そうなので却下。
一つ一つをゆっくりと見て回りました。小さな島なので、主要観光地は回れたようです。
ここ久米島も米軍の影響を受けている事を痛感。運転手さんの静かな語りが心に突き刺さりました。
また、琉球王朝時代から脈々と受け継がれるものが離島に残っている事を知ることが出来た旅でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
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タクシーで島内観光開始です。
近いから行きましょうと運転手さんが最初に寄ってくれたのはここ。 -
だ~れもいない海♪
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小さな岬に囲まれたアーラ浜。
アーラ浜 ビーチ
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奥行のある浜は、サンゴや貝殻、小石が多くて裸足で歩けないでしょう。
海の中は石が多いそうですが、魚はいるようです。
久米島一のサンセットビーチと言われています。 -
何か作業される方が来ました。
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害虫駆除のようです。
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ヒルガオが自生しているので、イモゾウムシがつくため刈っておられます。
サツマイモが持ち出し禁止の理由ですね。
島伝いに奄美大島辺りまで被害が北上。厳戒態勢が取られていますものね。
ご苦労様です。 -
良い天気で西側の海を見ながらドライブ
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兼城港辺りが見えてきました。
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煙突があるのが、サトウキビの製糖工場。
久米島では以前パイナップル栽培もしていたそうですが、企業が撤退して小さな工場が一つだけ残り、細々と栽培している農家があるようです。たばこ栽培といい、色々と翻弄されてしまう農家は大変です。現在はサトウキビと牧草が主流の久米島です。 -
橋を渡ります。波の模様かな。
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久米島ホタルの文字が。久米島ホタル館もあるようですが、旅程には入れず。
久米島ブランドがたくさんありますね。 -
主要道路は東西に走る89号線とそこにつながる北側をまわる242号線のみ。
どこ走ってもここに戻るよと運転手さん。
242号線に入り、上江洲家にやって来ました。 -
こっちの看板が古い方なのでしょうが、脇道に入る所に立っています。
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長い立派な石垣。大きなお屋敷だと分かります。
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あれ?
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本日・・ではなく、コロナの影響で閉まっています。
運転手さん、教えてよね~。
瓦が小さいです。 -
管理されている方がいるのでしょうね。
こちらでは、うえずと読みますが、知り合いの方はうえすさんと言うなあ。運転手さんに話したら、「うえず」だと譲らない(笑) -
棟がたくさんあるようです。外から眺めます。
昔の琉球の風情が感じられて素敵です。
今は、セメント瓦が多いと運転手さんの話。道をはさんだ古い家も風情ありますが、屋根は確かにそうですね。 -
1754年創建と言われる琉球王朝時代の地頭代の家。
その時代の風水思想に基づいた屋敷構えになっているとか。
国の重要文化財。上江洲家 名所・史跡
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琉球石灰岩の石垣。
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石垣沿いに奥に歩くと、フクギの並木が奥までずっと続いています。どれだけ奥行あるんだろう。
防風林の役目ですね。 -
仕方ありません。戻りましょう。外からだけでも満足。
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ちょっと錆びていますが、この辺りの有名どころがちゃんと。
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海が近いですね。海に向かってのびる道って、ホント良い風景。
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すぐ近くにあるというので、ほんのちょっとだけ車を走らせて来ました。
泰山石敢當(いしがんとう)。中国に起源をもつ除災招福の石。T字路の突き当たりに建てられるのが一般的。 -
案内板の横の石段を登ります。
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大きな石敢富。説明板によると泰山という中国の霊山の名を冠する事でいっそうの威力発揮するものと考えられるとの事。年号が入っていて沖縄県最古のものだそうです。
昔は小さいのがどこにもあったとか。首里城公園近くの金城町石畳入り口の角にも奇麗な黒いのがありました。
今は、塀の角に埋めている家が所々あるそうです。
3枚前の海の見える写真、左側の塀に白い小さいのが埋め込まれています。
ほら、って車を運転しながら教えてくれたので、クローズアップしてないよ! -
242号線をまたいで、五枝の松に来ました。
少し入って振り返った所。乗っているタクシーが見えています。 -
1839年に植えられたと記録が残っている大きな琉球松。
五枝の松園地 公園・植物園
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天然記念物なんですね。
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松の根元。根元から枝が分かれて地面を這っています。
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立派な木には神が宿る。お参り必須です。
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入り口近くにある半円形の石段の下は・・
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井戸があります。今は使われていないので緑色。
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井戸水を産水にも使用したため産湯のウブとも。他の沖縄にもありますね。
ガーは穴も意味しますね。これは川の意味のガーなのでしょうか。
ミーフガーも後で行きます。 -
242号線を北上します。
何か特別な感じがして写してみました。運転手さんがぼそっと言われましたが、今で言う巫女のものだと理解。後で行く具志川城にも関連するものです。
「君南風殿内」久米島最高神女の社殿でした。君南風殿内 名所・史跡
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おばけ坂に来ました。高校生が発見して観光スポットに。
おばけ坂 名所・史跡
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本当は上り坂ですが、確かに下り坂に見えます。
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角度を変えたり、横の土手を見ないようにしてみたり。でも目の錯覚は治らない。
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タクシーを走らせて、エンジンを切りニュートラルにすると勝手に動き出しました。手前が下っているので元の場所へ逆戻り。
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歩くと緩やかな坂道を上がっているのがわかりました。運転手さんがホイールを転がしてみてくれました。よく回るよ。
行き交う車も観光客も誰も来ない中でのんびりと。 -
さて、次は具志川城跡へ。
牧草地もたくさんあります。牧草を収穫したものが並んでいます。 -
北側の海を臨む具志川城跡に来ました。良い風景です。
具志川城跡 名所・史跡
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道路を下って来ました。15世紀初めごろの築城と伝えられています。
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階段はなだらかなので、大抵の方は登れるでしょう。両親は下で運転手さんとお留守番。
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途中、トートー石。
神聖な祭祀場所なので入らないようにと書いてあります。 -
久米島の最高神女「君南風(ちんぺー)」が坐する場所。現在も旧暦6月の稲穂祭で祭事を司っています。首里王府時代の神女組織の中で唯一残っている君南風。凄いです。代々、宇江城按司と具志川按司の子孫の家系から輩出されているそうです。
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城壁のカーブが素敵です。日本の城壁は権力誇示の城で防御のため、曲線は殆どないようですが、琉球では首里城を筆頭に曲線が多いですね。もちろん防御のための城壁なのですが、地元の人々には威圧感を与えない工夫だったと聞きます。
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遺構から青磁片が出土したそうです。大陸との貿易など盛んだったでしょう。
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城門が見えてきました。って近いのですが。
階段から少し岩場を歩きます。 -
遠くから見るときちっとした形に見えますが、結構粗めの石積み。上江洲家の石垣の方が隙間がなかったのですが、海に近くて長年風雨にさらされてきたからでしょうか。しかし、他の部分は野積みですが、城門は切り石が使われているのが分かります。1枚前の写真の方が分かりやすいでしょうか。
修復工事も続いているようです。沖縄の城の辿った歴史を何となく感じてしまいます。 -
城の上にも石積みがかすかに残っています。攻められた城主が本島に逃れて同じ名前の具志川城を築いたと言われています。奥にも二の郭跡などがあるようです。
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今はソテツが生えて海とマッチ。草があまり生えていない所に四の郭の基礎とされる石が残っています。
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海側まで歩き、右側を眺めるとミーフガーが見えます。近いですね。
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どんな城が建っていたのでしょう。
両親を待たせているのでこの辺りで。 -
城門を中から。この厚み、充分強固です。
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海岸に降りミーフガーに来ました。
整備された道が途中まであります。 -
サンゴの岩でごつごつ。
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さすがにここでは、そこそこの観光客に出会いました。
石灰岩と凝灰角礫岩でできた珍しい岩壁だそうです。ミーフガー 自然・景勝地
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ミーフガー。女岩。穴を通ると子宝に恵まれるとの言い伝えがあります。
7月中旬から数週間、岩穴から日の出を見る事ができるそうです。 -
荒々しい地形です。
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潮だまりに魚がいるかなと見ましたが、おらず。
足の裏が痛い位の尖った石の上を歩くので、よろけそうに。道から外れない方が賢明と反省。 -
242号線を走っていると宇江城城跡が見えてきました。
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久米島で一番高い所に15世紀に築かれた城。城壁から城は顔を出していたのでしょうか。
宇江城城跡 名所・史跡
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登れば360度の視界が開けるようなので行ってみたかったですが、両親のお留守番が多すぎてもいけません。
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熱帯魚の家へ
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風景写真を撮り忘れました。
海岸に下る整備された道の左右に潮だまりがあります。運転手さんは右側に案内してくれました。少し岩場を歩くので母はお留守番。かっぱえびせんを運転手さんが用意。魚たちがたくさん集まってきました。私の被写体は端っこにいた小さなこの子達だけで。。。熱帯魚の家 動物園・水族館
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比屋定バンタに来ました。
比屋定バンタ展望台 名所・史跡
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シーサーがお出迎え。
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バンタとは崖っぷちと言う意味。海抜200mです。
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下は素敵な海岸。車エビの養殖場もあります。
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はての浜も見えます。
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展望台の上に登ります。綺麗に晴れていれば、慶良間諸島なども見える所です。
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こんな感じで見えると絶景。
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運転手さんが、真正面に白いのが見えるか?って教えてくれました。
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頑張ってアップ。
米軍基地があるそうです。知らなかった。
那覇から何故あんなに迂回して飛ぶのかが、やっと分かった次第です。位置的に鳥島の事だとこの時思いました。後で調べると軍事施設「鳥島射爆撃場」があるのですね。勉強不足です。
航路や漁業にも影響し、「早く返して欲しい」と静かな声で言われました。
地元の方々の重い思い。聞くしかできなくて。 -
隣には、トイレ、自動販売機、売店もあります。
一番上のいもっちを買って味見。油が多くて紙袋がべちょべちょになるので早めに食べましょう。ほっと比屋定バンタ お土産屋・直売所・特産品
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てぃーだ橋を渡ります。
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2013年11月開通。フォトストップ。車を降りますが、その間1台しか通リませんでした。
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はての浜に近づいてきています。
良い景色です。 -
真謝のチュラ福木並木はあっという間に通ってしまって写真撮れず。
短い並木でした。
さて、奥武島に渡ります。現在は、新奥武橋が架かっていますが、橋がなかった頃の昔の話。
島に小学校はあったそうですが、中学生は、水深が深くなることはないので竹馬で久米島に渡り、中学校に通っていたそうです。皆乗りこなせたのでしょうか、すごい話です。
橋ができて、反対に奥武島に住む人が減り、学校もなくなったと運転手さんが話してくれました。奥武島 自然・景勝地
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船の航路のため掘り下げた所が奇麗な青。
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モルディブなどのパスと変わらない奇麗さ♪
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ウミガメ館へ。
小さな可愛い建物です。久米島ウミガメ館 動物園・水族館
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1階は展示と亀の水槽。
さみしい水槽です。寄ってきてくれた子亀。泳ぎの練習しかできないね。
家族は2階へ上がり、大水槽を上から見ています。
調査研究、環境保護のためにできた施設です。入場料300円もツアーに含まれていました。 -
ウミガメ館を出ると歩いて海岸に降りていきます。
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畳石。600万年前に安山岩が冷えて固まったもの。
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景色もいいですね。
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国の天然記念物。柱状節理の上に乗っているのですね。柱の高さは100mあると言われています。地上に現れていたらきっと凄い事に。世界遺産クラス?
畳石 名所・史跡
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昼食は、イーフビーチホテルに帰ってきました。ツアーについています。
車エビの天丼。美味しくないわけがないです。ジーマミー豆腐と共に。ENリゾート久米島イーフビーチホテル 宿・ホテル
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ホテルで少し休憩して、空港に向けて走ります。久米島の旅も早や終わりです。
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琉球松の並木道も良い感じ。
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空港に着きました。運転手さんに心ばかりの御礼をして別れます。
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味のある文字だわ。
久米島空港 空港
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父はさっさと建物内に入り、椅子に座るのでしょう。元気で旅を終えました。
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空港前に停まっていたバスは可愛いペイントです。
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良い天気で終える事ができました。
はての浜を最後に臨みながら帰ります。
旅行前の姉妹の中心話題は、海に入れるかどうかと両親の事。タクシー観光は運転手さんに色々な話を聞き、事前学習を怠った身には久米島を少しは知ることができて良かったなと思います。
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