20 北海道・挽歌の街釧路　哀愁の面影を辿る街並み散策と普通列車の旅へぶらぶら歩き旅－３

2020/06/07 - 2020/06/07

３日目は釧路最終日～、昼過ぎの列車で帯広へ移動します～、それまでは市街の中心をぶらぶら散策します。

栄町や末広町界隈と呼ばれる今の繁華街から幣舞橋・フッシャーマンズワーフＭＯＯ・赤煉瓦倉庫が建ち並ぶ明治の港町であった釧路～、そして、旧釧路停車場が在った幸町公園から和商市場と回って駅前に戻って来ます。

釧路たんちょう市場・和商市場・つるや食堂と利用する予定だったのですが定休日だった為に残念！、仕方なく中止です。
変更に伴いランチはピレネでスパカツを懐かしくいただきました。

１４時の列車で釧路を立ち、久々のキハ４０系列車の旅です～、浦幌駅で途中下車し、以前から楽しみにしていた町立博物館を見学します。

また、キハ４０系に揺られながら列車の旅にて目的地の帯広に１８時半過ぎに着きました。
やっぱり、気動車は好いです！、それも旧国鉄形でないと駄目ですね。

でその前に昨日時間が無くて観れなかった駅北口の名の無き飲屋街跡を回ってからにします。

撮影使用カメラ　ルミックスＦＺ１・ＩＸＹ２００Ｆ

エリア 釧路(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

６/７（日）　今朝は晴天で良いお天気に成りそうです！、

疲れたのか７時頃目が覚めました…、窓を開けて珈琲を淹れてレフボンで買ったパンで朝食をいただきました。

ホテルクラウンヒルズ釧路 宿・ホテル

昨日は時間が無かったので再度、若松町界隈にやって来ました～、

鉄北センターの対面斜に在る且つての飲屋街ですが、既に廃業されたのでしょうか？…、
名前の看板すら残って無いですね？…。

人気もなく生活感も全く感じないゴーストタウン…、

昭和４０年頃の雰囲気を色濃く残しています～、道内からこのような光景が消えていくのが堪らなく寂しいです。

スナック多聞、ユー＆ミー、昭和の語呂合わせに哀愁すら感じます…、

そして、店舗の２階が住居スペースの長屋建築は日本中何処へ行っても見掛ける飲み屋街の代名詞ですが、急速に消えつつありますね？～。

廃墟に成りながらも極寒の風雪に耐えて朽ち果てず残っている…、

いずれ更地にされて何も無かった様に成るんでしょうね？…、そして、昭和も消えてしまうのでしょう…。

外れまで行くと右側は既に更地に成ってしまってます…、
通りの左手にラスティングホテルが建っていますが、４０年前は確か大型キャバレーが在ったと思うのですが？～、

若松町界隈も時代と共に様変わりしていくんですね～、これで見納めかな？。

街の繁華街の中心「栄町平和公園」まで来ました、

国道４４号線に面している市民の憩いの場というよりは、飲み屋街の憩いのオアシスと言った方が正解なのかもしれません。
市内で初めて噴水が設置された公園とありました。

栄町平和公園 公園・植物園

西から末広町・栄町・川上町と道内でも屈指の歓楽街エリアです～、

がここも市街の空洞化で大型商業施設が閉店に成り、結果その影響で飲食店も下火になり廃業や放置に更地に成り変り人が消えてしまうのですね？…。

何気ない路地が在るので入って行くと全て廃業した店ばかり…、

放置された朽ちる侘しさの美があるように思えて来ますが、ここに昭和の古が残っていました～。

路地の端から振り返るとまさに朽ち果てる美が語り掛けてくるようです…、

もう二度と人の足音や話し声、煙草の臭いが渦巻くことも無いのでしょうか？。

歩道に立っているブロンズ像は「漁師の像」とあります、

しっかりと両手で鮭を掴んでいます～、でも顔や服装がどう見ても日本の漁師とは思い得ないのですが？…、北欧・ノルウエイーを模しているのでしょうか？。

こちらは「ほろ酔い通り」という横丁です～、
ゲート看板の店名が昭和の賜物のような雰囲気でちょっと寄ってみたくなります？…。
噂によれば…、凄腕のバーテンダーがいるらしいですよ？…。

その隣が「釧路赤ちょうちん横丁」、簡素な造りの倉庫のような店が並んでます～、

聞くと戦後屋台を引いていた人達が屋台街を形成したのが始まりらしいですが、今ではガイドブックに紹介される観光スポットらしいです（なら駄目ですね？）。

「永楽街」といって昔からある横丁でクロスした両側にはびっしりと店が並んでいる迷路のような飲屋街～、

でも、ここから観るだけでお既に空き地に成っているところがありますね？…。

入ってみると雰囲気だけは往時から変わっていません～、多様な飲食店があって老若男女問わず飲み込んで来たんでしょう～、

ここにはザ・昭和の面影が今も残る現役の場、として営業しているんでしょうね～。

そして、路地の道幅が随分と広く成っていました？…、そして、片側が空き地に成ってしまい路地に成ってないです？…、

かなり廃業し身売りして立ち退いたのでしょう～、寂しい気がして成りません…。

「有楽街センター」は木造造りのアーケードが珍しいでしょう！、

元々は２棟の飲み屋街（有楽街）が隣り合っていたのでその上に天井を付けて１つの飲屋街にしたわけです～、なるほど合理的です。

ご存知スパカツの元祖で有名な「泉屋本店」はビルに成っていたんですね？…、

昔も今もファミリーレストラン的な雰囲気なので何でも美味しいくいただける洋食屋さんです～、が今回はパスします。

レストラン泉屋 本店 グルメ・レストラン

河畔の「ぬさまい広場」に出ました、

釧路川を望む広場で右岸プロムナードに成っていますね～、でも大半は有料駐車場にも成っていますね？。

「釧路の夜」の歌碑が在ります、もちろん流れて来ます♪～、

昭和４３年にヒットしたご当地ソングで美川憲一さんが歌って、その年の年末紅白歌合戦にも出場しましたが、皆さん知りませんか？…。

幣舞橋の向こうは幣舞公園の花時計が観えます～、

大きなビルは市立生涯学習センター兼美術館です、最上階の展望室からは市内が一望出来るビューポイント！、無料なので夕陽の際は最高かも？。

プロムナードから幣舞橋のガードをくぐるとウオタ―フロントのシンボルフッシャーマンズワーフです。

この花壇に「魚河岸発祥の地碑」が建っています。

＊詳細はクチコミでお願いします

魚河岸発祥の地碑 名所・史跡

手入れが好い花壇です…、

ざっと観ただけでも８種類の花々が咲いています～、珍しいのではエゾクロユリは４０年前に北湯沢Ｙ・Ｈで観た以来なので懐かしく思いました…。

橋の袂からそのまま入館出来る「釧路フッシャーマンズワーフＥＧＧ」、館内は全天候型屋内植物園に成っています～、姉妹都市からいただいた木々などが植樹されてました。
寒さが厳しい季節でもＥverＧreenＧarden、いつも緑の庭が楽しめますね。

＊詳細はクチコミでお願いします

釧路フィッシャーマンズワーフEGG 名所・史跡

そのまま隣の「釧路フッシャーマンズワーフＭＯＯ」と繋がってます、簡単に言えば観光商業施設と公共機関施設の合体ですね！、

1階はショッピング・グルメ施設で土産物屋に飲食店が並んでいます～。

＊詳細はクチコミでお願いします

釧路フィッシャーマンズワーフMOO ショッピングモール

その奥は「釧路ＭＯＯ市場」ですが完全に観光用市場です、

和商市場よりは小規模ですが観光客が好きなものばかり並んでいます…、勿論値段もそれなりに高いので覚悟の上かなぁ？～、
インバウンドの中国人がいないので閑古鳥が鳴いてますね？。

２階は一部は飲食店街ですが、ハローワーク釧路などの公共機関が在りました、

ここは「観光交流コーナー」で、周辺のリーフレットや観光案内が展示されています。
椅子やテーブルも在るので休憩も兼ねて好いですね！。

釧路出身の小説家・原田康子作「挽歌」の紹介がありました～、昭和５２年封切り映画、主演女優の秋吉久美子さんは初々しくて可愛かったなぁ？～、

また、映画の大魔神？…、難で釧路と由縁と思いきや音楽を担当した作曲家・伊福部昭氏の出身地なんですね…、知らなかった。

ＭＯＯから徒歩で１０分ほどで浪花町の一角に市内で残る唯一の”赤煉瓦倉庫群”に来ました～、

交差点から観ると３連の大型倉庫、明治の頃より道東の雑穀集積地の釧路には築１００年以上の倉庫が並んでいたと判りますね～。

その裏側から観ると更に奥にも並んでいますね～、

その赤煉瓦倉庫群を遺産として守るために「ＮＰＯ法人浪花町十六番倉庫」発足したようです。
で煉瓦の積み方はイギリス式の長手つみかなぁ？…。

１ブロック北へ行くと木造平屋建て家屋は大正末から昭和初期に掛けて、その隣も昭和２０年頃築でしょうか？…、

早くから開けていた地区ならではでの雰囲気がありますね～。

官庁街を抜けて「幸町公園」の一角に保存されているＳＬを発見！、
「Ｃ５８１０６」で説明板によると～、汽車製造・大阪工場で造られ廃車を迎えるまで一貫して北海道内を走り続けたことが記されていました。
そして、実に綺麗に保存されているようでピカピカの状態では珍しいです。

＊詳細はクチコミでお願いします

幸町公園 公園・植物園

直ぐ横が「くしろ丹頂市場」ですが、日曜は定休日でした、

こちらの市場は市民の台所といった方が判り易いです、早朝６時から営業しているので朝市とも親しまれていつようです。
で、人気のラーメン屋・魚一なんですが高過ぎます！、…。

くしろ丹頂市場 市場・商店街

その向かいが観光客ご用達の「釧路和商市場」で、インバウンド最高峰～、

同じく日曜は定休日のようです～、全く感心が無いのでスルーの予定でした。
でも、正面横にセイコーマートが在るんですね、知らなかった？…。

釧路和商市場 グルメ・レストラン

「つるや食堂」も今日は定休日だったんですね？…、老舗食堂で安くて旨い家庭の味なんですが～、これなら昨日と入れ替えれば良かったと反省です…。

前回来たのが３０年以上も前なので久しぶりに親父の味がいただけると楽しみにしていましたが残念です…。

つるや食堂 グルメ・レストラン

舗道の植え込みに咲いていたスズランの花が見事です！、

甘い爽やかな香りはスズランの独特な好い香りです、そう言えば昨今は土産物屋でスズランの香水って見掛けなく成りましたね？…。

近づいて思い切り香りを嗅いでみます…、

釧路では今頃が見頃なんですね、桜と同じでこの季節に一斉に咲くんですね？。
我が家も毎年スズランの花が咲きますがGWの頃です。

お昼はスパゲティーハウス「ピレネ」に来ました～、駅北口なので近いです。

釧路Ｂ級グルメと言えばスパカツです！、個人的にはここが好きで、このボリュームは圧巻です！…、流石に齢を取るときついですが旨いです！？…、

＊詳細はクチコミでお願いします、店舗の外観忘れました？…

スパゲティーハウス ピレネ グルメ・レストラン

駅裏で昔から商売している「ショッパーズ菱光」は老舗スーパーです、

４０年ぶりに入ってみましたが～、ド昭和のままですね？…、そして相変わらず安いが貧祖？！、極地域密着型スーパーと言うべきで、若松町住民の方々には必要不可欠です。

１３時半頃過ぎに駅に戻って来ました…

こうして釧路駅を観るのももしかしたら見納めに成るかも知れませんね？…、レンタカーを借りると市内には来ないですからね。
どうか駅前整備の一環などには成らず高架駅だけには成らないで欲しいです。

釧路駅 駅

ＪＲの乗車券を購入するのは１月の八戸依頼です～、

これから帯広へ向かいますが、同額￥２８６０なので３つ向こうの大成駅まで購入、

１００ｋｍ超えなので２日間有効で、途中下車も可能です。

２・３番ホームの根室側端に「釧路驛　湿原の鐘」が在りますんですね？…、

今は誰もホームまで行って鐘を鳴らすことは無いでしょうが、インバウンド時は大勢の外国人観光客がその前で記念写真を撮ったんでしょうね？…。

１番ホームにくしろ湿原ノロッコ号が入線して来ました～、
実際に観るのは初めてなのでお～！と成りますね！…、ＤＥ１０形デイーゼル機関車に５０系客車を改造した４両編成でデザインが上品で素敵です～、

調整中なのでしょうか、折り返し車庫へ戻って行きました。

くしろ湿原ノロッコ号 乗り物

４番ホームに１４：１０発　上り帯広行き普通列車が入線して来ました～、

たった１両のキハ４０系気動車ですが、これでも十分なんでしょうね？～、

個人的には一番好きな気動車なので２時間弱の列車の旅です～。

１５：５０、浦幌駅に着きました、途中下車します、

夏を感じさせるほど陽射しが強くて暑い！…、釧路とはこれほど気候が変わってしまうようです～、
浦幌町へは３０年ぶりぐらい、森林公園キャンプ場以来です。

浦幌駅 駅

駅前から伸びる駅前通りは町内のメイン通りです～、

この通りの両側に全てのものが揃っているので判り易い町並みです。

歩いて１０分ぐらいで「浦幌町立博物館」に来ました、
わざわざ列車を降りてでも折角の機会だから訪れてみたいと思っていました。

図書館と併設で無料なので、入館の際に記帳をしてから入りましょう！。

＊詳細はクチコミでお願いします

浦幌町立博物館 美術館・博物館

「自然らのメッセージ」でアオサギの世界をパノラマ展示したり、丹頂鶴やエゾ鹿にヒグマなどの剥製と用いて十勝・浦幌の自然を紹介しています～、

それ以外にも町内の産業をDVDで判り易い観れるのも面白いです。

「土器と石器の文化」コーナーは、実際に出土された物が展示されています、

こうして眺めると宝石店の様に感じますが…、十勝は出土率が高いよいうです？。

「十勝・浦幌のあゆみ」にはアイヌの暮らしも含まれて、営みに欠かせない品々が実物大で展示されてます～、
これは珍しいお正月に舞う手作りの獅子舞が保存展示されていました。

コンパクトな博物館ですが内容的にはお薦めです！。

駅前通りに在る唯一の大型スーパー「フクヤ浦幌店」、といっても小さいです？…、
余りの暑さに店内で涼んで休憩…、アイス食べてジュースを買いました。

そう言えば…、キャンプの時はここへ買い物に来ました、娘達もまだ低学年で子育ての楽しい頃でしたね～。

駅に戻って来ましたが無人駅なのでホームには誰も居ません…、

根室本線は釧路までは特急列車が走るので意外に手入れがされています。

１番線は特急列車が通過する際に入る本線で、２番線が退避線のようですね。

浦幌駅 駅

この先が帯広方面で、右へカーブしています～、
この先国道３８号線と共に走りながら十勝川下流から平行に池田町まで進みます。

思い出しましたが…、岡山の友人がこの町のデイケアサービスで１年余りも働いてましたね～、で夜にキャンプ場まで遊びに来てくれました。懐かしいなぁ！。

２番ホームに上り１７：２５発　芽室行き普通が来ましたが着いたのは１６：５５です、
ここで行き違い列車の為３０分も停車するんですね？…、まぁよくあることですが。

運転手さんはトイレに行ってしまいました…。

休日なので学生さんも乗って来ないのでガラガラの状態っで帯広に着きました、

帯広駅は旭川同様に変哲の無い高架駅に変わってしまいら・し・さ・が有りません…、以前はステーションホテルの在る駅として特徴もあったのですがね…。

＊位置情報がずれていますご注意を！

帯広駅 駅

今夜の宿は歩いて１０分も掛からない銀座通り沿いに在る「ホテルパコ帯広中央」、
外観からして判るようにザ・昭和の臭いが漂う～、ハイレトロなホテル！、館内も客室も全てが今では珍しいほどの雰囲気には圧倒されますよ？。

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ホテルパコ帯広中央 宿・ホテル

この客室は余りにも狭くて～、なのにベッドやデスクに備品が所狭しと詰め込んでるので、椅子に掛けてリラックスなんて出来ません？…。

使い勝手は悪いですが必要なものは揃っている！、清掃もきちんとされてるので居心地も悪くない？…、不思議な感じです。

金庫にミニ冷蔵庫の位置、そして、低過ぎて見難い壁掛けＴＶにベッドの頭の位置が反対などレイアウトが変？…、

でも、この雰囲気に反してＴＶではＢＳ放送が観れますし、無料のドリップ珈琲などがあって中々のサービスです。

ザ・昭和のユニットバスなんて今では滅多に観れない貴重なものです～、が当時にしてはバスタブは広めです～、
また、シャワートイレは初期のものなので手動タイプです、間違いなくメーカー博物館いきのもので、○○の位置が難しいですね？…。

系列の「プレミアムホテルＣＡＢＩＮ帯広」は徒歩で５分弱と近い、
以前はパコホテル帯広と言ってましたが名称とグレードが変わったんですね？…、正面フロアーがリニューアルされてグレードアップなのかな？。

＊温泉の詳細はクチコミでお願いします

プレミアホテル-CABIN-帯広 宿・ホテル

地下１階に在る「天然温泉施設プレミアムホテルＣＡＢＩＮ帯広」、誰でも利用出来る日帰り温泉施設に成ってます、

大人￥８５０は結構高いですね？…、駅前だから仕方ないけど無料券があって良かったです！、では、ご自慢のモール温泉掛け流しをいただきます～。