25 北海道　遅春の根室半島　日本最東端は望郷の町・根室市街をぶらぶら歩きー５

2025/05/20 - 2025/05/21

浜中市街を後に根室本線（花咲線）の終着駅である日本最東端・根室駅まで来ました。
個人的には最北端・稚内よりも”さいはて”を強く感じる駅であり、根室の町自体が持ってる望郷や海峡の雰囲気が旅情を搔き立てる魅力なのでしょうか？。

昭和４９年に初めて駅を降り立った時の思いが熱く甦ってきそうで…、我ながら変わらぬ駅や町の景観に立ちすくしてしまいました…。

新しい市庁舎や以前は無かったスーパーやコンビニなど新しい発見と、昔ながらの町並みや侘しさに何処か知らぬ懐かしさもあって、心の中で久しぶりに帰って来ました、随分とご無沙汰でした、などと呟いてしまいました…。

ゲストハウスではご主人と同世代の為か、昭和の話しに盛り上がってしまい時間を忘れるほど愉しく過ごすことが出来ました。

翌日は予約してレンタカーで一日周辺をドライブ旅してみます～。

撮影使用カメラ　パワーショットＳ９０・ルミックスＦＸ３７

エリア 根室(北海道)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

５/２０（ 火）　「浜中駅」の駅舎です、

入口にはルパンと不二子ちゃんのツーショットが絵に成ります！、第二の人生は酪農家として地道にに働くのでしょうか？、そんな筈はないか？。

＊詳細はクチコミでお願いします

茶内駅 駅

無人の駅舎内は殺風景ですがルパン達が居ます！。

また、フーテンの寅さん第３３作・男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎の中でロケ地にも成った昭和５９年頃の茶内駅です。

待合室の窓にもルパン達が居ますね！、

どうやら顔はめ看板を置いたようですが、ならば全面的に出して欲しいです！、撮影が出来なくて勿体ないですよ？。

駅名標には漁師姿に身を寄せた銭形警部です、

意外と似合ってるので第二の人生として腰を据えて静かな余生を幸せに送ってほしいものです。

雨が上がった銀色のホームです、

まさにローカル線のホームにて…、が絵に成りそうな道東の景色と雰囲気です。

咲き掛けた桜の花も肌寒くて気持ちがブルー？…、

道内でも見掛けなく成ったホームの小さな待合室です…、あれ！乗客が待っていましたよ？。

１番線ホームから下り快速 ノサップ　１２：２３発 根室行に乗車します、

キハ５４形気動車ですが快速なので赤帯が恰好良いです！、また、車内も転換クロスシート転用の豪華版です。

快速はなさき ノサップ 乗り物

上りホームから快速 はなさき １２：２３発列車が行きます…、

雨の中を静かにエンジン音を響かせながら１時間を掛けて釧路へ向かいます。

下り根室行列車も発車しました…、

雨の中を銀色のレールが導くように互いの終着駅を目指します～、大いなる旅路を思い出すなぁ？。

１２：２９「浜中駅」に着きました、

駅名標にはルパンがいつものスタイルで登場です！。下車しないので車内から失礼します。
因みに浜中町内は茶内・浜中・姉別の３駅に成ります。

浜中駅 駅

過去に撮影した「ルパン三世ラッピングトレイン」です、

平成２４年の旅行記から引用しました～、網走駅で始めて見てＪＲも洒落た事をするなぁ？…、通常の車両にラッピングを施すだけですからね。

＊詳細は以前のクチコミでお願いします

ルパン三世ラッピングトレイン 乗り物

反対側の車体のラッピングトレインです、

今回、花咲線で乗車出来れば良かったのですが？、いつの日か叶いますように…！、今はどこを走っているんでしょうか？。

沿線で最も美しい「落石海岸」の車窓が広がります～、

道内でも一番の最果て感が強く観て取れる景色ではないでしょうか？、極寒の季節に撮り鉄の皆さんの写真を見た事があります。

落石海岸 ビーチ

向こうに観えるのが落石湾で落石漁港が在ります、

高台に囲まれた自然の要塞の様な独特の雰囲気がする港町の景観を造り上げていますよ。

１３：０８「落石駅」に着きました、

既に根室市に成りますが、徒歩で１５分ほどで落石漁港が在る旧市街地の最寄り駅です。
下車しないので車内から失礼します。

落石駅 駅

電力風車が観えて来たので浜松海岸辺りです～、

花咲風力発電所という企業のプラントだと聞きましたが、自然エネルギーに関しては様々な政・官・民の裏問題が問われて疑惑ばかりが浮上してますね？…。

且つての日本最東端駅であった「東根室駅」です、

が本年３月１５日のダイヤ改正をもって廃止されました、利用客の減少とはいえとても残念で成りません…。

＊平成２４年の旅行記から引用しました

東根室駅 駅

１３：２６終着の「根室駅」に到着し下車します、

１時間ほどの列車の旅も”日本最東端の駅”で終わりを迎えます、この先で１００ｍで線路は途絶え根室本線終点の看板が設置されてます。

＊詳細はクチコミでお願いします

根室駅 駅

昭和を彷彿させる昔ながらの駅舎です、

プレハブ平屋建ての屋根から続く大きな庇が張り出ているのが特徴です。

侘びしいさいはてを感じる唯一の駅は霧と望郷の駅でもあります。

学生の頃から何度この駅に来たでしょうか？…、

北海道ワイド周遊券を握りしめて何度も列車を乗り継いでやっとホームへ降り立った時の達成感が忘れられずに、また来てしまうのです…。

駐車場から見た駅の全景です、

初めて観た昭和４９年から変わらない駅前の景観も珍しいですね？…、平屋建ての横に長い駅舎と後方に建つ鉄塔が印象的です。

駅前に在る「お土産館 光風」が在ります、

が駅前バスターミナルや観光案内所と一緒に成った施設の様です？、お土産館としてはそれなりに広い売り場でしたね。

お土産館光風 お土産屋・直売所・特産品

「根室市観光インフォメーションセンター」で情報を仕入れます！、

平日とあって誰もいないです…、街歩きのマップとその他諸々の情報を伺いましたが暇なのかとても親切な対応で有難いです。

＊詳細はクチコミでお願いします

根室市観光インフォメーションセンター 名所・史跡

案内所の前に立てられた等身大のパネルは？、

９名の等身大パネルですがカントリーライブ２２/７とあります？、昨今どこでも○○坂４３のような踊って歌う素人まがいの女子グループなんでしょうか？。

２０数十年ぶりに歩く根室の駅前通りです、

大正１０年に山縣勇三郎商店として移築された商家で、その後は「照井商店」と名称を変えていますが、和洋折衷を観る堂々たる構えです。

向かってスーパー「クリエ食品館」です、

外観からは営業してるのが判らないほど廃業的な雰囲気がします？…、が中に入ればしっかりと鮮魚や総菜・弁当などをメインに営業していました。

店内へ入ってみましたが買いも客はゼロ！…

活気などは全く感じず大丈夫なのかと心配するほどですが、鮮魚売り場は鮮度も好くて価格も安いので地元客御用達ですね。時しらず（鮭）がいっぱいでした。

それに比べて総菜・弁当コーナーはガラガラ状態？…、

昼過ぎとはいえもう売れてしまったのでしょうか？、それとも仕入れが少ないのか判りませんがパンも含めて残念でした…。

通りの向かい側は「根室海鮮市場カネイチ鈴木商店」です、

ふるさと納税での返礼品で何度かお世話に成った商店ですが、店内を見渡せば観光客相手と通販の品揃えと価格でした。

＊詳細はクチコミでお願いします

根室海鮮市場カネカイチ鈴木商店 グルメ・レストラン

バス通り沿いで見つけた素敵な家屋です！、

木造２階建て疑洋風建築が根室にも在ったとは意外でした？…、函館には今も多く残るのですが気象条件の厳しい根室では貴重な遺構です？。

側面から見れば不思議な建て方ですが？、

恐らく元の家屋に何度も増築を繰り返したのではないでしょうか？。

新庁舎が完成した「根室市役所」です、

同敷地内の駐車場だった所に４階建ての新庁舎が完成し、旧庁舎は解体されてます。

根室振興局の向かいの「マルシェ デ キッチン」です、

根室のランドマーク的な存在であり、根室一のスーパーとして名高い店として業界では有名な店です。では、イートインコーナーでおやつタイムです。

＊詳細はクチコミでお願いします

マルシェデキッチン スーパー・コンビニ・量販店

交差点を左折すれば「イオン根室店」です、

昭和５８年に根室ニチイとして開業し、その後は根室サティ・ポスフール根室店、平成２３年に今のイオン根室店に変化を遂げました。

必然的ですが日本最東端のイオングループの店舗です。

その１階に在る「回転寿司 祭囃子」です、

昔から根室で安くて旨い寿司を食べさせる回転寿司として地元客から人気を得ている店です。後ほど紹介します。

＊詳細はクチコミでお願いします

祭囃子 グルメ・レストラン

駅から徒歩で３０分ほど有磯２丁目交差点です、

旧花咲小学校近くまでぶらぶら歩いてやって来ました…、根室市街は丘陵地帯なので下ったり上ったりと足腰が鍛えられますよ？。

今夜の宿は「ゲストハウスＴＯＭＡＹＡ」です、

市街地の外れで駅から徒歩で３０分弱でしょうか？、途中に看板も出ているので迷うことは無く辿り着けました。

＊詳細はクチコミでお願いします

ゲストハウスTOMAYA 宿・ホテル

１階リビング兼用の共用スペースです、

外観よりも館内はリホームされて随分と綺麗で快適ですよ！。また、寒い町なのでストーブやホットカーペットが準備されています。

１階キッチンも共用スペースです、

自炊可能な共用冷蔵庫・電子レンジ・オープントースターに調理器具や食器に調味料まで揃っているので自由に利用が出来て有難いです。
勿論、インスタントですが緑茶・紅茶・珈琲も揃っていました。

１階洗面台・洗濯機の共用スペースです、

歯ブラシ・洗濯機も無料で利用出来る充実したサービスぶりです。

横に在る共用スペースの浴槽付きのシャワーです、

基本はシャワーなので湯に浸かりたい時は近くの銭湯・みなと湯へ行きましょう。

こちらが１階１０２号室です、

基本は２名利用なのですが他に来なかったので個室利用に成りました。フローリング６畳ほどで布団はセルフサービスで敷きます。

小さいながらもテーブルと電気スタンドあり、

ファンヒーター＆ホットカーペット敷きなので防寒対策もバッチリです。根室は本当に朝夕は冷えて寒いです…。タオル付きなので有難いです。

近くのコンビニエンス「タイエー千島本店」です、

コンビニをちょっと大きくした地元密着型で、特に鮮魚・刺身柵が驚くほど安くてびっくりします？、夕食は皆さんで盛り上がりますよ。

＊詳細はクチコミでお願いします

タイエー 千島本店 スーパー・コンビニ・量販店

今夜の夕食はタイエーで買ったやきとり弁当です、

店内の香ばしさに負けて買ってしまいました？…、本当はニシンやおひょうなどの刺身で定食にする予定でしたが負けました…。

蓋のまま串を抜くのですがスタンダードの串３本です、

で鶏肉では無く豚肉を使うのが北海道の流儀で、味はシンプルな塩をチョイス！。

豚肉ですが脂濃くはなくて鶏よりもご飯に合うかもしれませんよ！。

５/２１（水）　８時半ごろ宿をチェックアウトしました、

徒歩で５分の「根室交通・有磯営業所」にやって来ました、市内路線バスに乗ってレンタカーを借りに来ます。

＊詳細はクチコミでお願いします

路線バス (根室交通) 乗り物

営業所が新しく建替えに成りました、

営業所兼本社でもあり路線の事なら社員の方が対応してくれます、時刻表もあるので滞在するなら役に立ちます。

西浜線８：５８発に乗車します、

運賃は￥２１０と均一区間で、市街地の主要を５０分ほど回って営業所に戻って来る循環バスです。

西浜ナオエ―前バス停下車の目の前です、

国道４４号線沿い交差点角の「ＥＮＥＯＳ西浜町ＳＳ」です、国道沿いには生活関連に必要なものが大半揃っていました。

「ニコニコレンタカー根室西浜店」も兼ねています、

一日１２時間以内・Ｓクラスで予約して￥２８６０と会員割で最安値でした。予め支配も済ませているのでチェックインもスムーズでした。

＊新規登録のクチコミは却下でした？

本日の旅の友はトヨタ・アクアです、

ハイブリッド車なので広大な大地の北海道では燃費に期待をします！。なので敢えて軽四では無くコンパクト車種にしました。
外観も車内もまだ綺麗で走行距離も３５０００ｋｍほどでした。

一番に来たのは「北海道立北方四島交流センター・二ホロ」です、

北海道横断自動車道・根室ＩＣから近くて判り易い場所に在り、北方領土問題や北方四島の人々のことについて学べる資料館です。

＊詳細はクチコミでお願いします

北海道立北方四島交流センター 美術館・博物館

入館は無料で受付で挨拶と記帳のみです、

余りにも立派な施設に政治と利権が絡んでる様に思えて成らないです？…。

では、１階展示室から見学します～。

戦前の四島の暮らしが紹介、

豊かな海と水産資源の紹介が写真やパネルで説明されてます。まさにオホーツク海と北太平洋を流れる対馬海流と千島海流は天然の恵みを生み出す海の宝庫です。

北方四島のひとのいとなみが紹介されてます、

択捉島・国後島・色丹島・歯舞諸島とそれぞれの島での貴重な写真が展示されてます。

北方四島の全図が展示です、

位置関係を観れば本当に近くてフェリーなら直ぐに行ける距離感！、そして、国後島や択捉島の島の大きさにも注目できます。

その島での暮らしぶりを見る、

スコープで覗いて見ることが出来る施設でユニークです。が税金を投入をして迄必要な物かどうかが疑問でした？…。

北方四島・ロシア領の工芸品が展示中、

猫に鯨に海鳥、その他様々な物が展示されてますがこれも意味のないものかと？…。

資料などが閲覧出来るコーナーです、

奥には古いですが視聴覚に寄るライブラリーも用意されて有りました。

ざっくりと見学すれば３０分も掛かりませんでした…。

資料館は建築物としても素晴らしいものです！、

２階へ上がるスロープが明るくて実に陽射しが気持ちが好いではありませんか？。

２階ホールから望む中庭を観る事が出来ますが！～、

北方四島をイメージし４つに区切れた外観や、天然の樹木を生かした中庭などの構成が評価されたそうです。

２階正面にある展望室です、

先端には双眼鏡が２台設置して有り、遥か国後島や知床半島まで観えるようです。

更に北方資料館・展示室１です、

探検家・松浦武四郎に関する資料や北方四島を巡ったかもしれない北前船・辰悦丸の復元模型が展示されてます。

北方資料館・展示室２です、

四島の縮小モデルと功績のあった人物などが展示されていました。他にも非公開ですが交流ホールや各文化ルームに対話ルールなども在りました。

この後は、遅春の別海　開拓時代の奥行臼集落の遺構を訪ねてドライブ旅ー６へ続きます