15 秋の北海道　開拓の大地十勝から風の襟裳岬へぶらぶらドライブ旅ー２

2015/11/02 - 2015/11/03

十勝川温泉の余韻を残しながら音更のスーパーと幕別の工場アウトレットで買い物し、昔懐かしい「かに族」の思い出、愛国駅から幸福駅へ寄り道しをしながら中札内の道の駅へ。

その後は十勝の開拓の祖ともいえる「晩成社史跡」へ向かいます～、今の十勝が有るのはその礎を築いた依田勉三氏そのの功績が大きいのですが、残念ながら知られていないことが悔しいほどです…。

翌日は、黄金道路を走り襟裳岬へ向います。
３０数年ぶりに岬に立って、色々な思い出の中で、静かに笑ってしまおう～そう思えることが大切なんですかね？～。

日高国道を苫小牧・千歳に向かって走り～、１６：００までにレンタカーを返却して、新千歳空港からジェットスター１７：００発で大阪へ戻ります。

毎年、北海道へ旅するようになってもう４５年も経ちました…、道内も随分と景色が変わりました…。
なのに惹かれるこの魅力はいったいなんでしょうか？…、遠縁に当る明治開拓に入植した爺ちゃん・婆ちゃんの血が帰って来いと騒ぐのでしょうか？…。

エリア 十勝川温泉(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

１１/２（月）　部屋からの眺望ですが～、今朝は曇ってます。

雲が重たい…、十勝晴れはどこへいったのでしょうか？…、
昨夜は食べ過ぎたので、私の胃も重たいです…。

従業員の皆さんに見送られて近くの十勝丘公園へ向いました。

十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭 宿・ホテル

小高い丘の上「十勝が丘展望台」に来ました～、

眼下には十勝川温泉街や幕別、右には帯広の街が見渡せます…、しかし、この天気なので景色まで重たい気がしますね～。

十勝が丘展望台 名所・史跡

望遠にすると宿泊した第一ホテルさんが見えます…、

次回はチェックイン前に夕陽を見に来たいですね！、でも、ホテルの露天風呂から見た夕陽は実に美しい…。

では、スーパーで買い物とガソリン補給に音更町へ向います。

音更町の「売鮮市場・どんどん」、以前は他のスーパーでしたが？…、

見るからにディスカウント・ストアーのようで地域密着型スーパーです。
品数や規模的にはウエスタンには適わないですが、面白い商品が一杯ありました～、やはり地元スーパーはワンダーランドですね！。

＊詳細はクチコミでお願いします。

売鮮市場どんどん (音更店) スーパー・コンビニ・量販店

今回、楽しみにしていた幕別町にある「十勝大福本舗・アウトレット」。

意外ですが？…、住宅地の隣合わせに工場が在ってプレハブのお店でした。
期待していたより商品が少なくて？…、でも、好物の草餅やくるみ餅などを買って￥３００と安い！…、日持ちするならもっと買いたいですが～。

＊詳細はクチコミでお願いします。

十勝大福本舗 お土産屋・直売所・特産品

車内でモグモグタイムしながら～、帯広郊外の愛国へ向います～、

途中、白樺並木が綺麗だったので車を止めて休憩です。

周辺は牧場ばかりで、ホクレンの乳集車が数台行き交うの見てました…。

旧国鉄広尾線の「愛国駅」に着きました。

７０年代「ディスカバーＪＡＰＡＮ」でおなじみの「愛の国から幸福へ」が大流行し、大きなリュックを背負って旅する「かに族！」も道内の代名詞でした。
高度成長期の良い時代でしたね？…。
そう言えば、駅前の商店で「切符あります！」とまだ販売してるのですね！？…。

愛国駅(愛国交通記念館) 名所・史跡

２０年前にも来ているのですが綺麗に整備されてます、今は「交通記念館」だそうです。
駅前は駐車場と綺麗なトイレ、旧駅舎は資料館に、ＳＬ９６の前は噴水の在る公園になってびっくりです？…。
その周辺は一戸建ち分譲住宅地でした？…。

「ＳＬ９６」が余りにも懐かしいので撮ってしまいました…、綺麗に化粧直しされて良い顔してます！。
大正生まれの国産初の貨物列車牽引用のテンダー式蒸気機関車で、特に道内の炭鉱では多くの仲間たちが最後まで稼動したＳＬです。
プレートから見るに「１９６７１」は川崎造船所製造ですね、欲を言えばもう一度この大地を走破してほしいです。

愛国から１０分程度で、次なる旧国鉄広尾線「幸福駅」へ来ました。

今は「交通公園」と綺麗に整備されて、立派な駐車場とトイレが在りました。
道内は旧国鉄時代の駅舎などを利用した交通公園が点在するので、鉄チャンんは堪らない魅力のひとつなのです！。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

幸福駅に停車中のキハ２２系、今にも発車しそうです！。

今もホームと列車、駅舎は当時のままで残っているのも嬉しいです。
その駅舎の中には、訪れた多くの方の思いがいっぱい綴られていました～、夕張の幸せの黄色いハンカチと同じですね。

キハ２２系の車内です～、旧国鉄時代の雰囲気がそのまま保存です！。
この色、この臭い、この感触と、全く当時のそのままの状態なんですね。

学生の頃、どれほどの列車で旅の時間を過した来たのか…、時には夜汽車に揺られて着いたあの駅、あの町で…、そして、駅で一夜を明かした駅や町、まさしく青春真っ只中の旅だったなぁ？～。

キハ２２系は２両並んでます～、間近かで見ると痛みが激しいです？…。

旧駅舎（待合室）、その手前には「幸福の鐘」が出来ていたびっくりしました！。

このように保存・維持される事は心から喜ばしいことです、やっぱり交通公園はいいなぁ?～。

土産物屋の前に有る紅葉が余りにも”真紅”だったので一枚！。

お天気が良くないので露出がとらえ切れなくて暗い感じ？…、
実際はそこだけが燃えるように綺麗でした！、道内の紅葉は色合いが深い！。

では、中札内から虫類を経て、晩成へ向います。

大樹町・生花苗にひっそり佇む「晩成社跡」、長年ずっと訪れたいと思いながら来れなかった場所なんです。

ここが十勝開拓の租なんです…、周囲は何もない見渡す限りの原野、その中に復元された依田勉三宅、この景観にただ感激です！！。

晩成社史跡 名所・史跡

復元された依田勉三宅、明治２６年から大正４年まで住んでいた住居を町が復元したもの。
４畳１間と土間だけの余りにも質素な家でバラック建てですね～、十勝の開拓に架けた夢が晩成社となり、その後の酪農王国十勝の礎を築いたのです。

皆さんがお土産に買っている六花亭「マルセイユバターサンド」はこの晩成社を記念にしたものなんですよ！。

依田勉三氏について簡単に話していいですか?～、

伊豆の国出身（静岡県）で松崎の三余塾に学びその後上京し慶應義塾に学ぶ。開拓
の志を立て同志、鈴木銃太郎・渡辺勝と共に北海道開墾を目的とした合資会社「晩成社」を設立し、十勝国に畜農事業を起す。
馬鈴薯澱粉・ハム畜産・バター・練乳・缶詰などを次々と事業化したが晩成社は失敗に終わるが、開拓は成功し十勝開拓の父（租）と呼ばれる。死没、北海道神宮開拓神社祭神、十勝神社に銅像建立される。
開墾初期のエピソードで「豚と一つ鍋」と称されて、客人が豚の餌と勘違いするほどの粗末な食事であったと言う…。先人たちの偉大な志に感謝ですね。

興奮冷めやらまぬまま旧虫類村まで戻って来ました。

今夜の宿は幕別町虫類の「ナウマン温泉ホテルアルコ２３６」、周辺は公園になって横には「道の駅・虫類」が在ります。では、今日も温泉で癒されます！。

＊詳細はクチコミでお願いします。

十勝ナウマン温泉 ホテルアルコ 宿・ホテル

１１/３（火）　今朝は晴天で秋晴れ、国道２３６号線・黄金道路沿いに南下し襟裳岬へ来ました。
昔から在るドライブインも健在でした（ここの昆布の佃煮は自家製で旨いですよ！）。

＊余談ですが…、学生の頃は襟裳岬ＹＨが好きで、数日間ごろごろ連泊してました。あの頃のスタッフや常連ホステラーはどうしているのでしょう？。もちろんペアレントの母さんもお元気なんでしょうか？

えりも岬観光センタ－ グルメ・レストラン

駐車場からの直ぐのところに在る「風の館」、風の体験型ミュージアムと有りますが興味が無いのでパスしました。

当然ですが、学生の頃には無かったです、だって襟裳は何も無いのが襟裳です。

襟裳岬「風の館」 美術館・博物館

昔も今も変わらぬ「襟裳岬灯台」、白亜の姿が実に頼もしく男性的です。

明治２２年に初灯した第一灯台でした。灯高７３ｍｍに建ち、光達距離２２海里（４１ｋｍ）、霧や風が強いので別名風の灯台で「日本の灯台５０選」に選ばれてます。
やっぱり灯台って人生の如く魅力的です?。

襟裳岬灯台 名所・史跡

ここには大ヒットした森進一さん「襟裳岬」の歌碑がありますが…、並ぶようにもう一つの歌碑があります、島倉千代子さんの「襟裳岬」。

個人的には吉田拓郎の襟裳岬の方が好きです、何と言っても放浪の作詞家「岡本おさみ」さんを忘れてはいけないです！。きっと、何もないから何よりも素晴しいと思うのです。

襟裳岬 自然・景勝地

この先端まで遊歩道になっているのですが、時間が無いのでここからにしておきます。
以前は当然のように先端まで行って、野生のゼニガタアザラシを眺めてました?…、けっこうひょうきんな顔してます？。

では、千歳まで向かって走りま?す。

日高道から国道３６号線に合流して、道の駅「ウトナイ湖」まで戻ってきました。

ウトナイ湖畔に出来ていたんですね？…、丁度、「お菓子の三星」の前を右折です。暫くここで休憩にしました。
やっぱり…、折角なので…、三星に行けばよかったなぁ?…反省です！。

道の駅 ウトナイ湖 道の駅

数十年ぶりに見るウトナイ湖、静かで広い！～、湖畔に数羽の白鳥もいました。

以前は近くにウトナイ湖Ｙ・Ｈが在ったので良く利用させて頂きました…、道内に来ると、いや帰ってくると４０年来の思い出ばかりが込み上げて来ます?…。
では、レンタカーを却し空港へ戻り、大阪・関空へ帰ります。今回も事故もなく無地に、ぶらぶらドライブの旅は完了です。

ウトナイ湖 自然・景勝地