1998/09/01 - 2019/12/31
11位(同エリア248件中)
キートンさん
2020年、当分の間海外旅行など行けそうになさそな今日このごろ。
ってことは、旅行記など当分の間作成することもないか・・・
いや、こういう機会に過去の旅行を振り返ってみるのも悪くないかも。
とはいえ、何かテーマをしぼらないとそれもしにくい。
そこで、過去に旅行計画するうえでしばしば感じていたことを思い出した。
国内のハイキングコースを解説したガイド本はたくさんあるのに、海外のハイキングコースを解説したガイド本が非常に少ないことだ。
「地球の歩き方」ではスイス、ネパール、アメリカの国立公園あたりはある程度の情報の記載があるが、それ以外の国や地域はやはり情報が少ない。
ということは、過去に歩いたハイキングコースに関しての感想や情報を整理しておくのは無意味なことではなかろう。
そこで、過去に歩いた主なコースを拾い上げてみると、思っていたよりたくさんあるものだ。
1編にまとめようと思っていたが、写真枚数がゆうに100を超えそうなので、今回は南北アメリカ大陸編、次回にユーラシア・オセアニア編と2編に分けることにした。
とりあげているのは本格的な登山ではなく、基本的に1日以内で歩けるハイキングコースである。
ということで、これは旅行記というよりテーマ別の特別企画編である。
中にはこれってハイキング?と思えるようなのも混じっているとしても、そこは愛嬌ということで・・・
なお、旅行記として投稿するにあたってエリアを選択する必要があるので、ここでは最も取り上げたコースが多かった国であるアメリカの「その他観光地」で投稿した。
また、各コースの評価に関しては個人的な独断と偏見に満ちたもので、しかも記憶に曖昧な部分も多々あるので、適当にスルーしてくださいませ。
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1.ヨセミテ国立公園:センチネルドーム
所在国:アメリカ
距離:約4km(グレイシャーポイントからの往復)
標高差:約280m
時間:2~3時間
難易度:やや容易
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:3(お勧め)
グレイシャーポイントからの風景も絶景だが、センチネルドームまで上るとハーフドームが同じくらいの高さに見える。
トレイルの途中はあまり展望はよくなかった印象がある。
センチネルドーム頂上は広々としていて360度の展望がきく。
ハーフドーム登頂は難易度が高いので、手軽にピークを目指したいという人に特にお勧めのコース。 -
ヨセミテ・ロッジからグレイシャーポイントまでのバスが出ていた。(グレイシャーポイントツアー)
片道、往復どちらでも利用可。
往路だけ利用し、復路はパノラマ・トレイルを下りて行くのもよい。
ただ、丸1日かかるのである程度健脚な人向けになる。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10798084 -
2.ヨセミテ国立公園:パノラマ・トレイル
所在国:アメリカ
距離:約14km(パノラマ・トレイルからジョン・ミュア・トレイル)
標高差:約980m(下り)
時間:5~6時間
難易度:普通(センチネルドームと合わせるとやや健脚向き)
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
途中、イリルエット滝、ネバダ滝、バーナル滝と3つの滝を経由し、コース中展望がきくところが多かった印象がある。
ヨセミテの大半の滝は夏になると水量が減るが、ネバダ滝とバーナル滝はあまり水量が減らない傾向があるようだ。 -
グレイシャーポイントから下りのワンウェイのコースになり、展望と3つの滝が楽しめるので効率がよいコースだと思う。
ただ距離が長いので、スタートが遅くならないように。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10798390
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/north_america/america/yosemite_national_park/kankospot/10451197/tips/10789142/バーナル滝 滝・河川・湖
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3.ヨセミテ国立公園:テナヤレイク
所在国:アメリカ
距離:約3km
標高差:平坦
時間:1~1.5時間
難易度:容易
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:2(余裕があればどうぞ)
ハイカントリーと呼ばれる高原地帯にある湖で、トゥオルミミドウ・シャトルというバスでアクセスした。
ハーフドームを逆方向から見ることができるオルムステッドポイントとセットで楽しむのがよい。
ヨセミテでの滞在が3日間以上であればここまで足をのばしてみるのも良いが、2日間以内であれば無理をして来るほどでもないと思える。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10798681
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/north_america/america/yosemite_national_park/kankospot/10422186/tips/10788638/
https://4travel.jp/overseas/area/north_america/america/yosemite_national_park/kankospot/10422751/tips/10788607/ -
4.ヨセミテ国立公園:ヨセミテバレー
所在国:アメリカ
距離:いろいろ
標高差:平坦
時間:いろいろ
難易度:容易
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:3(お勧め)
特にコースというわけではないが、無料のシャトルバスやバレーフロアーツアーを利用して、ヨセミテバレー内を歩くのもお勧め。
バレーフロアーツアーは有料だが、乗り降り自由で、徒歩のみで行くにはやや遠いバレービューやトンネルビューに行くのに便利だ。
バレー内はほとんど平坦なので、自転車が手配できればサイクリングもよい。 -
ヨセミテ滝は水量の多い5~6月が見頃だと思うが、7月以降水量が減ると滝つぼまで行けるようになる。
滝つぼ周辺でのんびり過ごすのもよい。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10798898
https://4travel.jp/travelogue/10797825
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/north_america/america/yosemite_national_park/kankospot/10266406/tips/10789233/ -
5.ブライスキャニオン国立公園:ナバホループ・トレイル
所在国:アメリカ
距離:往復3km程度
標高差:100~200m程度
時間:1~2時間
難易度:やや容易(標高が高いので高山病に注意)
訪問時期:2010年4月ナバホループ トレイル 散歩・街歩き
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総合評価:4(かなりお勧め)
サンセットポイントを起終点とする周回コースではあるが、途中で折り返しても十分楽しめる。訪れた4月は残雪があり、必然的に折り返しのコースとなった。
フードゥーと呼ばれる地形で、日本流にいえば土柱である。
日本にも阿波の土柱(徳島県)があるが、スケールは比較にならない。
ここまで来たのなら、ぜひトレイルを歩いてフードゥーの大きさを間近で感じてほしい。 -
世界でも珍しい独特の景観を見ることができるのが、ブライスキャニオンの魅力である。
上からだけでなく、ぜひトレイルを歩いて下からの景観も楽しみたい。 -
4月は残雪があった。
冬はあまりトレイルを歩けないだろうが、雪景色のブライスキャニオンも美しいだろう。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10458675 -
6.アーチーズ国立公園:ランドスケープアーチ
所在国:アメリカ
距離:往復3km程度
標高差:ほぼ平坦
時間:1~1.5時間
難易度:容易
訪問時期:2010年4月 -
総合評価:3(お勧め)
アーチーズ国立公園のメジャーな見どころの多くは比較的近くに駐車場があるが、デリケートアーチとランドスケープアーチなどはある程度歩いて見に行くことになる。
ランドスケープアーチは、差し渡し88.4mで世界最長、最も細いところが1.8mである。
ランドスケープアーチへは、デビルスガーデンの駐車場からのトレイルを歩く。
コースは容易だが、砂地でやや歩きにくいところもある。
ちなみに、ランドスケープアーチからさらに奥にはダブル・オー・アーチなどがあるようだが、難所もあって難易度が上がるようだ。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10458998ランドスケープアーチ 自然・景勝地
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7.アーチーズ国立公園:デリケートアーチ
所在国:アメリカ
距離:往復5km程度
標高差:約150m
時間:2.5~3時間
難易度:やや容易
訪問時期:2010年4月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
アーチーズ国立公園といえば、なにはともあれデリケートアーチである。
自然の産物とは思えない、存在自体が奇跡のアーチである。
途中から岩盤の上を歩くルートで、狭い部分もあるので転落しないように注意が必要。
デリケートアーチに近づくにしたがって標高も上がってくるので、展望もよくなってくる。
まあコースがどうのこうのいうより、アーチーズ国立公園に行くならぜひデリケートアーチを見に行ってくださいということに尽きる。デリケートアーチ 自然・景勝地
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とはいえ、トレイルやデリケートアーチ周辺は雨や雪で滑りやすくなるところが多いのがリスキーである。
2019年には日本人2人が死亡する事故が発生しているので、天候には注意すべきである。
このコースに限らず、事故を予防するのがハイカーの義務である。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10459443 -
8.グランドキャニオン国立公園:ブライトエンジェル・トレイル
所在国:アメリカ
距離:コロラド川まで往復すると25km以上
標高差:コロラド川まで約750m
時間:どこで折り返すかによる、コロラド川まで往復するなら2日以上とるべき
難易度:どこで折り返すかによる
訪問時期:2010年4月 -
総合評価:3(お勧め)
グランドキャニオン国立公園のハイキングの特徴のひとつは、往路が下り、復路が上りとなることである。(リムトレイルを除く)
通常のハイキングとは逆なので、これを考慮しておくことが重要。
復路の所要時間は往路の2倍みておくのが無難である。
日帰りで往復するなら、コロラド川まで下るのではなく、せいぜいプラトーポイントまでで折り返すべきだといわれる。
ちなみに私は時間が限られていたので、40分くらい下ったところで折り返した。
その程度なので、あれこれ解説する資格もないのだが・・・ブライト エンジェル トレイル 山・渓谷
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経済的余裕があれば、ミュールツアーに参加するのも選択肢のひとつ。
なお、標高が高いこともあり、訪問時は4月末でも雪が降った。
逆に、夏は灼熱地獄にもなる。
途中、飲み水の確保もかなり限られる。
グランドキャニオンでのハイキングは、通常のハイキングよりリスクが多く慎重に計画すべきである。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10460740 -
9.グレイシャー国立公園:ヒドゥンレイク
所在国:アメリカ
距離:往復約5km(ヒドゥンレイク・オーバールックまでの往復)
標高差:約250m
時間:時間:2~3時間
難易度:容易
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:3(お勧め)
無料のシャトルバスが停まるローガンパスから手軽に歩けるトレイル。
7月なら残雪がある可能性があり、風景のアクセントにもなっている。
残雪の上を歩く部分もある。
野性動物が見れる可能性も高いように思われる。
ヒドゥンレイク・オーバールックからの風景が素晴らしい。 -
ヒドゥンレイク・オーバールックからヒドゥンレイクの湖岸に下りるトレイルもあるようだが、そこまで行く人は少ないようだ。
復路は、ハイライン・トレイルが通るガーデンウォールの山々を見ながら歩くことができる。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10801230 -
10.グレイシャー国立公園:ハイライン・トレイル
所在国:アメリカ
距離:約19km(ローガンパス→グリンネルグレイシャー・オーバールック→ザ・ループ)
標高差:約750m
時間:6~8時間
難易度:やや健脚向き
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
無料のシャトルバスが停まるローガンパスからガーデンウォールの中腹を歩くトレイル。
ローガンパスからザ・ループまでは比較的上りが少ないので、距離の割には難易度は高くないが、グリンネルグレイシャー・オーバールックへの往復を加えるとやはりやや健脚向きとなる。
グリンネルグレイシャー・オーバールックへは標高差約300mあるが、そこからの眺めは素晴らしく、時間と体力に余裕があれば行く価値がある。 -
西側の山腹を歩くコースなので、西側のレイクマクドナルド方向の眺めが良いルートである。
花や野生動物をよく見かけるルートでもあるようだ。
ちなみに、ザ・ループのバス停で無料のシャトルバスに乗れるのか気になっていたが、意外にそこで乗車する客は少なく、何の問題もなかった。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10801823 -
11.グレイシャー国立公園:セントメリーレイク
所在国:アメリカ
距離:往復約5km(船着場~セントメリー滝往復)
標高差:ほぼ平坦
時間:約2時間
難易度:容易
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:3(お勧め)
セントメリーレイクのライジングサン近くの船着場から10:00と14:00発のクルーズで、レンジャーの案内で行くのが一般的。
ただ、無料シャトルバスのセントメリーレイク沿いのバス停で降りて、セントメリー滝まで往復することも可能。
ただ、クルーズ船からの風景も捨てがたい。
セントメリーレイクの湖岸を歩くイージーで快適なトレイルである。 -
船着場から近いバーリング滝と折り返し地点のセントメリー滝の2つの滝を見ることができる。
どちらも落差の大きな滝ではないが、セントメリー滝は二段になっていて、見ごたえはある。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10802500 -
12.グレイシャー国立公園:アイスバーグレイク
所在国:アメリカ
距離:往復約15km
標高差:約370m
時間:5~7時間
難易度:普通
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
メニーグレイシャーホテルから約2km西のスイフトカレント・モーターイン付近が出発点で、アップダウンは少なめだが距離がやや長めのコース。
中間点過ぎあたりにターミガン滝があり、休憩するのにちょうどよい。
アイスバーグレイクは、高さ1000m近くもあるアレートと呼ばれる岩壁で半円型に囲まれていて、独特の景観で見ごたえがある。 -
7月頃までなら、湖面に氷山が浮かんでいる可能性が高い。
黒っぽい岩壁、青い空と湖面、白い氷山によりコントラストのある風景である。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10802917 -
13.グレイシャー国立公園:グリンネル氷河
所在国:アメリカ
距離:往復約12km
標高差:約500m
時間:時間:6~8時間
難易度:普通
訪問時期:2013年7月 -
総合評価:5(イチオシ)
メニーグレイシャーホテルから2回のクルーズを経た後、本格的にトレイルを上って行く。
徐々に標高を上げていくにしたがって、変化する風景はいずれも美しく、飽きることのないトレイルである。 -
左手に連なる山々や青い湖面を見ながら進むトレイルの途中には、雪解け水が流れ落ちて降りかかる箇所や、残雪で階段を作っているような箇所があるのも楽しい。
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かつては氷河で覆われていたアッパー・グリンネルレイクがトレイルの終点である。
アイスバーグレイクと同様に黒っぽい岩壁、青い空と湖面、白い氷山のコントラストがみごとだが、アイスバーグレイクより開放感のある景観だ。
いつまでいても飽きることない、居心地のいい空間である。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10803863 -
14.ヨーホー国立公園:レイクオハラ
所在国:カナダ
距離:コースは様々
標高差:約250m
時間:シャトルバスの到着及び出発時間によっておのずと決まってくる
難易度:普通
訪問時期:1998年9月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
訪問時期が古くて記憶が曖昧だが、印象深かったので取り上げる場所である。
(生写真のスキャン画像なので画質悪いです)
予約制のシャトルバスのみの入山となるので、人数制限されることになる。
それだけ自然保護が厳重にされていて、ひっそりとした自然の真っ只中に身を置くことができる。
ちなみにレイクオハラは、レイクルイーズ上流の谷をさかのぼった山の反対側に位置している。 -
オペービンプロスペクツという地点からの景観が特に素晴らしい。
なお、シャトルバスの予約方法は最新の情報を調べてください。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10279068 -
15.バンフ国立公園:レイクルイーズからビッグビーハイブ
所在国:カナダ
距離:往復約10km
標高差:約450m
時間:4~5時間
難易度:普通
訪問時期:1998年9月 -
総合評価:3(お勧め)
訪問時期が古いカナダのコースが出てきたところで、もうひとつ紹介。
レイクルイーズから行けるビューポイントであるビッグビーハイブ。
レイクルイーズの北側(右側)を上って行く。
途中にレイクアグネスという湖を半周する。 -
終盤つづら折りの急坂を上るが、きつかったのはそこぐらいかと。
ビッグビーハイブからは、眼下にミルキーブルーの湖面が印象的なレイクルイーズが見下ろせる。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10278890 -
16.マチュピチュ:インティプンク(太陽の門)
所在国:ペルー
距離:往復約4km
標高差:約150m
時間:2~3時間
難易度:容易
訪問時期:2014年3月 -
総合評価:3(お勧め)
マチュピチュからワイナピチュとは反対側に延びたインカ道を徐々に上って行くコース。
途中にタンボと呼ばれる宿泊施設跡があり、休憩するのによい。
道幅の狭いところもあるのですれ違う時に注意が必要だが、危険な箇所は特になかったと思う。 -
インティプンク(太陽の門)からは、見なれたマチュピチュとワイナピチュとは少し異なるアングルで眺めることができる。
はるか眼下には蛇行したウルバンバ川を見下ろせる。
ちなみにワイナピチュに上るには人数制限があるが、インティプンクには人数制限がないので、マチュピチュで時間に余裕があれば行ってみることをお勧めする。 -
午前中にマチュピチュ遺跡の見学、昼食後にインティプンクまで往復して再びマチュピチュ遺跡に戻ると観光客も激減していて、代わりにリャマがうろついていた。
最終に近いバスに乗車するまで、この静まり返ったマチュピチュで過ごすのもいい。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10877896 -
17.パイネ国立公園:ロッジ・パイネ・グランデからイタリアーノキャンプ場
所在国:チリ
距離:往復約15km
標高差:約150m
時間:5~6時間
難易度:普通
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:3(お勧め)
現地で半日しか時間がなかったため、ロッジ・パイネ・グランデからイタリアーノキャンプ場で折り返したので、評価はこの程度になった。
できれば、丸1日かけてイタリアーノキャンプ場からフランセス谷をさかのぼって行きたいところで、そこまで行っていれば評価も上がっていたのではと思う。
とはいえ、ロッジ・パイネ・グランデからスコッツバーグ湖沿いにクエルノス・デル・パイネ(パイネの角)向かって歩くルートなので、風景を楽めるコースにはまちがいない。
細かなアップダウンはあるものの、比較的イージーなコース。 -
パタゴニアでは全般的にいえることだが、風が半端なく強いことが多いようだ。
場合によっては、強風に悩まされる可能性があるので注意が必要。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11124115 -
18.エル・チャルテン:ロス・トレス湖
所在国:アルゼンチン
距離:往復約21km
標高差:約800m
時間:9~12時間
難易度:健脚向き
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:5(イチオシ)
エル・チャルテンまで来たハイカーの少なくとも9割以上はここを目指すのではと思われるほどの定番コース。
ただ、エル・チャルテンの街から日帰りするにはやや遠いのも事実なので、ロス・トレス湖手前のリオ・ブランコ・キャンプ場などでキャンプ泊する人も多いようだ。
ロス・トレス湖の魅力は、なんといってもアウトドアブランド「パタゴニア」のロゴマークになっているフィッツロイのベストビューポイントであることだ。 -
天気が良さそうならチャレンジしてもらいたいのが、フィッツロイのモルゲンロートを見ることである。
私は運良くカプリ湖からフィッツロイのモルゲンロートを見ることができた。
今までで最も感動的な自然現象を見た瞬間であったと個人的に思っている。
ロス・トレス湖で見れればベストなのだが、カプリ湖などのビューポイントからや、エル・チャルテンの街からでも見える場所はあるかと思う。
ただ街灯などの照明からは離れていた方がよいだろう。 -
ロス・トレス湖までのトレイルは、最初の3kmほどはきつくない上り、中盤は平坦で、最後の2kmが標高差500m近くの急な上りである。
中盤の平坦部ではフィッツロイを見れるところが多いが、最後の上りが始まる手前からは見えなくなる。 -
ロス・トレス湖左側の小高い丘に上ると、ロス・トレス湖とは反対側にスシア湖という湖が見下ろせる。
この湖もなかなか神秘的な湖である。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11126257
https://4travel.jp/travelogue/11127141
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/latin_america/argentine/el_chalten/kankospot/10496833/tips/12326924/
https://4travel.jp/overseas/area/latin_america/argentine/el_chalten/kankospot/10499663/tips/12326948/ -
19.エル・チャルテン:トーレ湖
所在国:アルゼンチン
距離:往復約20km(展望地ミラドール・マエストリまでの往復)
標高差:約350m
時間:7~9時間
難易度:やや健脚向き
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
エル・チャルテンではロス・トレス湖に次ぐ人気のコース。
トーレ湖は尖峰セロ・トーレを望むのにベストなビューポイントである。
距離があるものの、コースの最初で標高差約200m上った後はほとんど平坦で、ロス・トレス湖に比べるとイージーなトレイルといえる。 -
トーレ湖には氷河が流れ込んでおり、湖面には氷山も浮かんでいる。
晴れていて雲がなければ、氷山が浮かぶトーレ湖の奥にセロ・トーレを望む絶景が見れる。 -
トーレ湖に出会ったところで折り返すハイカーが多いが、余裕があればトーレ湖の右側(北側)を少し上って奥に進んだところにあるミラドール・マエストリというポイントを目指してほしい。
ここまで行くと、トーレ湖に流れ込む氷河を斜め上から見下ろせるようになる。
これもなかなかの絶景である。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11128820
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/latin_america/argentine/el_chalten/kankospot/10496830/tips/12322179/ -
20.エル・チャルテン:ロス・コンドレス
所在国:アルゼンチン
距離:往復約3km
標高差:約150m
時間:約2時間
難易度:容易
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:2(余裕があればどうぞ)
エル・チャルテンから最も手軽に上れるビューポイントという感じ。
でもやはり、最優先がロス・トレス湖、次にトーレ湖というのが不動と思われる。
ただ、ロス・トレス湖とトーレ湖に行ったが天候に恵まれなくて、最終日に2~3時間しかないというような場合、最後の望みを託す場所としては最適だろう。
あらかじめ登山口を確認しておけば、フィッツロイのモルゲンロートを見るポイントにするのもよいかもしれない。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11129896(旅行記終盤) -
21.エル・チャルテン:ビエドマ氷河
所在国:アルゼンチン
距離:約2km(うち1km弱の氷河トレッキング)
標高差:多少のアップダウンあり
時間:約7時間(ツアー時間)
難易度:容易
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:3(お勧め)
これはハイキングコースではなく、エル・チャルテン発着の氷河トレッキングを含むツアーである。
エル・チャルテンから専用バスでビエドマ湖の船着場まで移動し、片道約1時間のクルーズ後、ビエドマ氷河横の岩場に上陸する。
そこから岩場を歩き、アイゼンを装着して氷河トレッキングを行う。 -
氷河トレッキングの後は、氷河が湖に落ち込むところを見ながら歩き、岩場で昼食。
その後、約1時間のクルーズとバス移動でエル・チャルテンに戻る。
氷河トレッキングは危険が伴うので、ツアーでプロの指導のもとでないとできない特殊な経験である。
そういう意味でお勧めのツアーではあるが、ペリト・モレノ氷河でも氷河トレッキングを含むツアーがある。
ペリト・モレノ氷河の方がきれいな氷河で、しかもメジャーなので、ペリト・モレノ氷河で経験済ならこちらは省いてよいと思う。
ただクルーズはこちらの方が長く、岩場での昼食も悪くないので、経済的に余裕があれば両方参加する意味もある。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11129896
クチコミ
https://4travel.jp/overseas/area/latin_america/argentine/el_chalten/kankospot/10530930/tips/12322412/ -
22.ロス・グラシアレス国立公園:ペリト・モレノ氷河
所在国:アルゼンチン
距離:約3km(うち1km弱の氷河トレッキング)
標高差:多少のアップダウンあり
時間:約9時間(ツアー時間)
難易度:容易
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:5(イチオシ)
これもハイキングコースではなく、エル・カラファテ発着の氷河トレッキングを含むツアーである。
エル・カラファテから専用バスでペリト・モレノ氷河近くの船着場まで移動し、ボートで対岸へ渡る。
ガイドのレクチャー(スペイン語または英語)を受けながらアイゼン装着場所まで徒歩で移動し、そこから氷河トレッキングを行う。 -
氷河トレッキングの後は、ボートでもとの船着場に戻り、バスでペリト・モレノ氷河の展望台に移動し、氷河の末端を正面から見ながら遊歩道を歩き、バスでエル・チャルテンに戻る。
ペリト・モレノ氷河は、1日で2mも進むところがあるほど新陳代謝が活発な氷河なのである。
通常氷河の表面は堆積物で灰色っぽく見えるものだが、ペリト・モレノ氷河はそういう汚れがほとんどなく、非常にきれいな氷河である。
そういう稀有な氷河の上をトレッキングできることが、このツアーの魅力である。 -
ペリト・モレノ氷河が流れ出す氷河の末端のすぐ正面に対岸があるという特殊な地形をしている。
湖(または海)に落ち込む氷河の末端をこれほど近くで正面から見ることができる展望台は、おそらく世界でもここだけだろう。
しかも新陳代謝が活発な氷河なので、末端での崩落の頻度も高い。(特に気温の高い夏)
氷河の崩落は通常クルーズ船やボートで接近して運が良ければ見ることができるものだが、崩落時に大波が発生するのであまり近づくことはできない。
しかしは展望台から崩落が見れるので、安全であるうえ崩落が起きるまでねばることも可能だ。
これほど氷河観光に好条件がそろった観光地がほかにあるだろうか。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11131200 -
23.イグアスの滝:アルゼンチン側
所在国:アルゼンチン
距離:5~6km
標高差:ほぼ平坦
時間:約3~5時間
難易度:容易
訪問時期:2016年4月 -
総合評価:4(かなりお勧め)
滝を見学する遊歩道をハイキングコースといえるのかは異論もあろうが、自然の中を結構な距離を歩くのは事実だ。
いうまでもなく世界最大規模の滝で、遊歩道を歩くといくつもの滝に分れていることがわかる。
階段などでアップダウンはあるが、そう多くはない。
ただ、水量の多い時期は滑りやすいところがあるかもしれないので注意は必要。
遊歩道によく現れるハナグマは鋭い爪を持っているので、近づかないように。
蝶の種類が多く、様々な模様のものが見られる。 -
ブラジル側はあまり歩かずに見学できるのでここでは割愛するが、アルゼンチン側はかなり歩くことになり、滝に接近できる箇所も多い。
徒歩での観光以外に、ぜひ体験したいのが滝つぼへのボートツアー。
観光船だと思っちゃいけない、完全にアトラクションである。
ずぶ濡れになるので水着着用、防水性のカメラを用意しておくことをお勧めする。
ボートツアーも含めると、アルゼンチン側だけの観光で丸1日かかる。というか楽しめる。
旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11137228
https://4travel.jp/travelogue/11138189 -
以上、2020年までで歩いた、北アメリカ大陸15コース、アメリカ大陸8コースを取り上げて個人的な感想と評価(お勧め度)を記した。
詳細の情報は、各コースの末尾のURL旅行記を見ていただければと。
これら南北アメリカでのハイキングは、ロープウェイ、ゴンドラ、リフト、登山鉄道といった手段はほぼないといってよい。(スキー場は別)
アクセスは現地ツアーかレンタカー、公共の交通機関があったとしても路線バスかシャトルバスになる。
ヨーロッパアルプスに比べると概ね不便といわざるをえない。
特にアメリカの国立公園は自然保護が重視され施設が厳しく規制されている。それゆえ貴重な動植物を見るチャンスは多いともいえる。
最後に、ハイキングというほど歩いていないが心に残る美しい風景としては、カナディアンロッキーのモレーンレイクが忘れ難い。
ラスベガスからブライスキャニオンに向かう途中で寄ったザイオン国立公園は、宿泊してじっくりハイキングを楽しみたいところであった。
また、キャニオンランズ国立公園で見た朝日に照らされたメサアーチは今まで見たサンライズでもベスト3に入る感動的なものだった。
ということで、過去に歩いた南北アメリカのハイキングでした。
第2弾、ユーラシア・オセアニア編はカミングスーン?
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この旅行記へのコメント (3)
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- M-koku1さん 2020/05/16 12:19:39
- Good idea!
- キートスさん
とても面白い企画ですね。
写真もとてもきれいだし、URLを保存しておこうと思います。
若いうちに 見たかったな・・・
それでもいつかチャンスがあれば 参考にさせていただきます。
Mより
- M-koku1さん からの返信 2020/05/16 12:21:34
- Re: Good idea!
- すみません
お名前打ち間違えました。
キートンさんに訂正させてください。
Mより
- キートンさん からの返信 2020/05/16 21:40:11
- Re: Good idea!
- こんばんは、M-koku1さん。
書き込みありがとうございます。
旅ができなくなった今だから思いついた企画もの。
4トラに旅行記を掲載し始めてから12年経ったので、振り返ってみるのもいい時期だったかもしれません。
ぜひ歩いてみたいと思うハイキングコースがみつかれば幸いです。
早く自由に旅行できる日がくるといいですね。
では、また。
キートン
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