2013/07/12 - 2013/07/12
85位(同エリア596件中)
キートンさん
2010年のグランドサークルから3年ぶりのアメリカ国立公園めぐり。
早いものでもうヨセミテ最終日の5日目。
当初はこの最終日に「アッパーヨセミテ滝トレイル」を時間が許す限り登れるところまで登ろうかと考えていました。
しかし2日前のパノラマトレイルのダメージと教訓から、予定変更して午前中はロウアー滝周辺を散策し、午後は「バレーフロアーツアー」に参加することにしました。
その後、15時台のバスでヨセミテをあとにしてマーセドからアムトラックでサンフランシスコまで移動します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今日は昨日より1本遅い7:06発のYARTSバスでヨセミテバレーに向かう。
チェックアウトの時にバックパックを預けて、小さめのショルダーバックだけの身軽な状態で出発。 -
8時過ぎにヨセミテロッジに到着すると、ツアーデスクで12:00発の「バレーフロアーツアー」を予約した。
これで午前中の4時間弱をのんびり散策に充てることができる。
今日は雲ひとつない快晴で写真撮影には絶好の日和。 -
草原のボードウォーク(木道)を散策。
気持の良い朝。
ヨセミテ滝はこの時間は日影になっている。 -
草原に咲く花。
今のところ名前は不明。 -
仮に「ヨセミテのカナブン」としておこう。
昆虫は花の名前以上にわからない。 -
これは普通に「ナナホシテントウ」だと思う。
ホシが7つかどうかまでは確認してないが・・・ -
この鳥は「ステラーカケス」だろう。
これはかなり自信あり。
3年前にブライスキャニオンでも見かけた。 -
ヨセミテ滝のロウアー滝の方へ行ってみることにした。
木立の中の散策路を行く。 -
橋から見たロウアー滝。
「地球の歩き方」によると水量の少ない時期はロウアー滝の滝つぼまで行けると書いてあるが・・・ -
滝つぼに向かって岩つたいに進むが、多々難所あり。
足ぐらいは水没覚悟で行くべきか・・・ -
なんとか足も濡れずに滝つぼまで到着。
9:30頃、まだ滝つぼの先客は数名ほど。 -
下から見た絶壁。
ロウアー滝の落差が97mだということなので100m前後の絶壁なのだろう。 -
イチオシ
やっぱり彼らは泳ぐ。
アメリカ人、いや白人は水が冷たかろうときれいな水辺では泳ぎたくなるようだ。 -
跳ぶのか、跳ばないのか、どっちなんだ・・・
-
そりゃそうでなくちゃね。
念のために、「跳んでます」。
座っているわけではない。 -
私はというと、さすがに泳ぐところまではしないまでも、足湯ならぬ足水くらいは当然する。
例によって飲料水のペットボトルを浸して冷やし、荷物は岩の上。 -
だんだんギャラリーが増えてきた。
ちなみに岩は濡れると滑りやすいので注意が必要だ。
私も滑って胸を打ったが、運悪く胸ポケットに入れていたデジカメがまともに岩に強打した。
幸い破損はしなかったのだが、一瞬冷や汗ものだった。 -
イチオシ
あまりにもこの水辺の居心地が良かったので1時間以上も長居してしまった。
ヨセミテの中で一番のお気に入りの場所になったかも。
トレイルをたくさん歩くのもいいが、居心地の良いところでのんびりするのも至福のひとときとなる。
体力のいるアッパーヨセミテ滝トレイルを登る予定を変更したのは大正解だった気がした。
滝つぼを去る前にもう少し上に登ってみた。 -
すっかり人が増えてしまったが、いい光景だ。
-
イチオシ
こういう光景はついついジオラマで撮りたくなる。
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ロウアー滝にも陽が差してきた。
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10:50頃、滝つぼをあとにして下ることにした。
下る時に気付いたのだが右岸側にルートがあって、こちらを通れば水に濡れることなく容易に滝つぼまで行くことができたのだ。 -
橋の近くで持参した軽食で少し腹ごしらえした。
11:20頃にはすっかり日光が滝を照らす時間になっている。 -
ロウアー滝の上部を望遠。
こうして見るとそこそこの水量に見える。 -
橋の周辺でも水遊び隊がいっぱい。
-
3段の滝が縦に並んで見える場所があるというが、このあたりのことか・・・
-
正午発の「バレーフロアーツアー」。
所要2時間で料金は25ドル。
料金は高めだが無料シャトルでは行けない「バレービュー」、「ブライダルベール滝」、「トンネルビュー」に連れて行ってくれることと、窓越しではなくオープンで景色を楽しめるのがメリットだ。
特に「グレイシャーポイントツアー」でトンネルビューを素通りされたことがこのツアーに参加する動機になったわけだが。 -
早速エルキャピタンの下を通過。
やはりオープントラムは解放感が違う。 -
3日前にこのあたりを歩いていた。
-
今日もこの大岩壁のどこかをクライマーが登っているのだろう。
双眼鏡でもなければ見つけるのは難しい。 -
イチオシ
「バレービュー」でフォトストップ。
マーセド川越しに右にカセドラルロック、左にエルキャピタンを見るヨセミテ屈指の絶景ポイント。 -
緩やかな流れのマーセド川。
正午過ぎはまだブライダルベール滝が日影になっていてよく見えない。
もう少し遅い時間帯の方が光線の具合が良さそうだ。 -
マーセド川とエルキャピタン。
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そしてトラムは走る。
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やって来ました、リベンジの「トンネルビュー」。
こちらは観光客でいっぱい。 -
イチオシ
トンネルビューの絶景。
ここからの風景の素晴らしいところは、高台から見ているにもかかわらず、道路や建物などの人工物が完全に隠れて見えないことだ。
バレー(谷底)が緑の木々で埋め尽くされ、自然のままの風景が広がっている。 -
バレーの奥にハーフドームが少し隠れ気味。
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右手のカセドラルロック側にはブライダルベール滝があるが、まだ日影になっているのと水量が減っていることで目立たなくなっている。
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そしてトラムは来た道を下って行く。
-
「ブライダルベール滝」の名は、風で吹き上げられた水しぶきが広がり花嫁のベールに見えることに由来する。
落差189mで、駐車場から徒歩10分程で真下まで行けるようだが、残念ながらここでの下車観光はなく、トラムから見上げるだけとなった。 -
マーセド川の渓流沿いを気持よく走る。
-
草原沿いを走っているとミュールジカと遭遇し、一時停車。
-
ハーフドームが近付いてくると一斉に写真撮影開始。
-
「バレーフロアーツアー」は定刻通り14:00に終了。
帰りのYARTSバスはヨセミテロッジを15:30に出る。
ヨセミテで過ごす最後の時間はマーセド川沿いを散策することにした。 -
イチオシ
「センチネル橋」からマーセド川の上流の方を見ると、ちょうどハーフドームがバックに見える。
ヨセミテバレー有数の撮影ポイントでもある。 -
ジオラマで撮るとこんな感じ。
-
マーセド川を下って行くと木製の橋が架かっていた。
マーセド川の左岸側には「センチネルロック」がそびえている。 -
マーセド川からヨセミテ滝が見える。
午前中日影だったヨセミテ滝の岩壁もすっかり陽に照らされている。
ヨーロッパではイタリアのドロミテが私のお気に入りだが、ヨセミテも期待通り素晴らしいところだった。
今のところ「ミテ」と付くところにはずれはない。
これで私の中ではドロミテとヨセミテは「世界2大ミテ」として記憶に残るだろう。
ただ、3つ目の「ミテ」候補は今のところみつかっていない。 -
そろそろ帰る時間となった。
ヨセミテで過ごした4日間がこれで幕をとじる。
おそらく10日間滞在しても飽きることはないだろう。
4日間で見て歩いたシーンはヨセミテのほんの一部に過ぎないが、4日間の中で最大限に近い楽しみ方はできたのではないだろうか。 -
帰りのYARTSバスは20分以上遅れてシダーロッジに到着。
預けていたバックパックをピックアップして次のマーセド行きのYARTSバスを待つも、その便も30分程度遅れて来た。
定刻ではこのYARTSバスはマーセド駅18:17着、アムトラックのサンホアキン号はマーセド駅18:42発で待ち合わせ25分しかない。
バスのドライバーにはマーセド駅18:42発の列車に乗ることを伝えてると、ドライバーが書類を見て一応了解してくれたようだ。
このバスは乗ろうとしている列車に接続する便なので列車の運行状況の連絡が入っているのかもしれない。 -
バスはマーセド駅に18:45頃到着した。
アムトラックのサンホアキン号(SanJoaquin717)の定刻はすでに過ぎていたが、マーセド駅の掲示板の情報で遅れていることがすぐに確認できた。
サンホアキン号は結局15分遅れでマーセド駅に到着。
無事乗車できた。
アムトラックがよく遅れることは、ネットで過去の運行結果をたびたびみていたので知っていた。
今日は定刻で運行されてもサンフランシスコのホテルに着くのが23時前になるので、大幅に遅れると困るのだが、15分程度なら特に問題ない。 -
これに乗っているとエメリービルまでは帰れることになる、と思っていたらある駅に停車中に車掌が見回りに来て列車を降りるように指示された。
気が付いてみると乗客は全てすでに下車していた。
エメリービルまで行くことを告げると駅前に停まっていたバスに乗るように指示された。
モデストかストックトンの駅でバスに乗り替えたのだと思うが、バスは多くの乗客を乗せて快調に走り、エメリービル駅に着いたのは22時過ぎだっただろうか。
ここまでなら定刻より20分程度の遅れだったのだが、ここで事態が急に悪化した。
ここからサンフランシスコのダウンタウンに向かうバスがまだ出発できない状況だったのだ。
先ほどのバスに乗っていた乗客はそこからの足があったのかあっという間に姿が見えなくなりサンフランシスコ行きのバスにはなぜか私一人しか乗っていない。
ドライバーの話は私の語学力では多くが理解できないが、どうやらここに到着するもう1台のバスの乗客も乗せないといけないが、そのバスが遅れているらしく到着時間もはっきりしないという。
この事態を予測出来たらひとつ手前のリッチモンドという駅で下車してバートでサンフランシスコのダウンタウンに帰ることができたのだが・・・
今となってはタクシーでダウンタウンに帰るという方法もあろうが、料金の見当がつかないし駅前にタクシーは見当たらない。
時間の見当はつかないがこのバスに乗っていればホテルの近くまでは帰れるのでそのまま乗っていることにした。
ただ、ホテルの到着は24時を過ぎそうなのでホテルには携帯で連絡しておかなくてはまずい。
携帯ではジェスチャーや筆談が使えないので極力避けてきたが、方法は他にない。
ホテルに電話して一応こちらの事情を説明し、AM1時頃になりそうだと告げた。
やはり相手の言っていることが理解できないが、「Don't worry(心配しないで)」の言葉が聞けたのでとりあえず一安心した。 -
24時を少し過ぎた頃、一人の乗客が乗ってきてバスはエメリービルを出発した。
一人しか乗ってこなかったことは少々驚きだったが、それは都合の良いことでもあった。
私が宿泊するパークホテルの前まで送ってくれたのである。
パークホテルに到着したのは0:30頃。
玄関には鍵がかかっていたが、ロビーの受付嬢がすぐに気が付いてくれて無事チェックインができた。
部屋には預けていたソフトスーツケースがなかったので、そのことを告げるとその荷物もピックアップできた。 -
4日前に泊った部屋とは違うが、洗面とバストイレが前の部屋より少し良くなった気がする。
-
今回の旅程の中で、本日サンフランシスコのホテルに無事たどり着けるかが最も気になっていた部分だった。
エメリービルからの時間は少し精神的に疲れてホテル到着も遅くなったが、なんとかたどり着けた。
明日は9:10発のアルカトラズ島デイツアーを予約している。
軽い夜食とシャワーをさっと済ませて、すぐに寝床につくことにした。
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