2017/03/06 - 2017/03/09
14位(同エリア601件中)
pedaruさん
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ミラノからパドヴァに向かう電車の中、小さなテーブルを挟んで4人が向かい合って座る、話をするには好都合だが黙っているには気まずい・・・
向かい側の二人はノートパソコンに余念のないサラリーマン風の男性と80歳は超えていそうな老婦人である。このサラリーマンに突然電話がはいった。「プロント、シーシー 〇?▲%&&#・・・」大きな声でしゃべりだした。早口、しかも長い、いつまでも喋っている、日本では考えられない光景だ。通路を挟んだ席の男性にも電話がかかって来た、これまた負けじと大声で喋りだす、周りの迷惑も気にしない、周りの人も気にしている様子はない、おおらかなイタリアな感じだ。
窓際の老婦人は新聞を広げて読みふけっている、ときどきフン、フンとかウー,ウーとか声を出して新聞の隅々まで読んでいる様子だ。読み終わると隣のサラリーマン風の男にこの新聞要らないかと言っている、男は苦笑いしながら要らない、と言う、では誰か要りませんかぁ、と周りの人に声をかける。笑って誰も要らないという。「あそう、もったいないわねぇ」などとぶつぶつ言いながら畳んでバッグにしまい込んでしまった。
しばらく沈黙が続いた、ふと婦人と私の目が合った。私は咄嗟に「貴方のバッグと似てますねぇ」と自分のデニムのバッグを指差して微笑んだ。娘からのプレゼントだった。婦人のバッグは使い込まれてよれていたがデザインも似ていた。
この一言で素っ気なくしていた婦人の笑顔が引き出された、どこから来たか、どこに行くのか、何しに行くのか。など矢継ぎ早の質問だった。
きれいな英語の発音に彼女の教養を感じた。会話は楽しい話題だけではなかった。「これから向かうのはパドヴァの大学病院です。私の目は癌に冒されています、その手術を受けるために行くのです。」「私もイタリア旅行の前に目の手術をしてきました、今は医術も進歩していますからだいじょうぶですよ。」婦人は嬉しそうに私も確信しています、と自分を励ますように言っていた。
列車は希望と不安を抱く人々を乗せてパドヴァの駅に停車した。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
食堂のテーブルの上にはこのような紙のマットが置かれて、そこにはボンジョルノから始まり、グドモーニング、ボンジュール、ブエナスディアス、グーテンターク、次はロシア語みたいな読めない字があり、やっとおはようございます。と書いてありました。
早く出るつもりなので、ポケットにパンなど突っ込んでジュースだけ飲んでホテルを出ました。 -
朝早くなので人通りも少なく、夜見たミラノ中央駅が威風堂々と見えてきました。
-
高い天井のある通路を通って、みどりの窓口みたいなところに行きます。
幅の広いエスカレーターに乗り、女性駅員のいる窓口まで来ると、ヒスパニック系のおばちゃんが長々と相談しています。
番が来て、日本でプリントしてきたパドバ行きのバウチャーを見せると、素っ気なく、「なんだ、そんなら3階のプラットホームに行け」という感じで追いやられました。 -
??いまドゥエピアノと言ったかな?2階はつまり日本でいう3階ですね。
果たしてこのA4のプリントで電車に乗れるでしょうか?時間の来るのを不安を抱えてベンチで待っていました。すると、隣の席に素敵なシニョーラが座りました。
手には私と同じネットで予約したプリントを持っているではありませんか、ああよかった、これで安心です。 -
電光掲示板に見入ります。出発時間と列車名行き先を確認します。
行き先が掲示されるとプラットフォームが分かります。直前まで出発ホームは分かりませんから油断できません。 -
列車が入ってきました。
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列車は滑るように駅を離れます。車窓からの景色は穏やかな日本と同じようです。
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電線の鉄塔が建っています。作りは日本のとは多少の違いがあるようです。
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先ほどから雪をかぶった山が見えています。
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アルプスに連なる北の連山です。
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ホテルの朝食の一部を持ってきたのでテーブルに広げます。(広げる、と言ってもパンとヨーグルトだけですが)
車内販売のようなカートがやってきました。ほかの人はコーヒーやジュースを注文しています。周りの人が何が欲しいか聞いてるよ、と教えてくれました。
とっさに「ビールをください」というと周りの人に笑われました。一等車ではコーヒーかジュースのサービスがあるんですね。知らなかったぁ、 -
向こうの山は削ったような跡が見えます。
石造りの家の多いイタリアではこのように
木を伐採するのと同じに石も切り出しているんですね。 -
車内ではこの人たちがパソコンを使い、携帯電話を駆使しています。
仕事をしているのですね。どこの国もサラリーマンは勤勉ですねー -
この鉄道は山脈に沿って敷設されているようです。
窓からは常に雪をかぶった山が見えています。 -
美しい川を渡ります。地図で見るとバッキリオーネという川のようです。
天文台があるのはバッキリオーネ川のほとりで、とろりとした緑の水面にレンガ色の塔が姿を映し非常に趣がある。川から分離して塔の周囲を流れる運河にはアヒルやカモがゆったりと浮かび、閑静な中世の街並みが続く。石畳の道をゆっくりと歩くのも気持ちが良いものだ。
と、アーモイタリアという案内に書いてありました。 -
パドヴァの駅に着きました。午前のこの時間、駅前は閑散としています。
軍の車両が駐車して銃器を抱えた兵士が警備をしています。ありがたいことですが、
不穏な空気もしますねぇ、さすがヨーロッパです。 -
パドヴァ駅前 閑散としています。
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まずホテルに荷物を預けて急いでスクロベニー礼拝堂にいかなければなりません。
駅を降りて少し歩いてみました。駅前の大通りを番地を頼りに歩きます。「ホテルグランデイタリアはどこですか?」人に聞きます。「ミディスピァーチェ、ノンロソ」(わかりません)
教科書通りの答えが返ってきます。今度はスマホを見ている男性に聞きました、ホテルの予約書類を見せると、スマホを頼りに一緒に歩いてくれます。ここを曲がって、この変だと思いますが、良くわかりません。グラッツェ、皆さん親切です。
駅の前に出てしまいました。なんと振り向いたらホテルの真ん前でした。灯台下暗し、とはこのことですね。 -
身軽になってジョットの絵のあるスクロベニー礼拝堂に歩いて向かいます。綺麗と言えない川を渡り、見えてきた森の先がきっと目的地だと思います。
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鉄柵に囲まれて遺跡が見えます。
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ここだ、ここだ、ジョットの看板がありました。
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この入り口から入ります。
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ネットで予約したプリントを見せてパドヴァカードと一緒に入場券をもらいます。
黒人の美人の係員が美しい英語で話しかけてきました。「入場には間がありますから、博物館を見学なさったらいかがですか?」お礼を言って展示室に入ります。
回廊に沿って出土品などが展示されています。この博物館だけでも見ごたえのある場所です。 -
発掘されたときの状態の人骨がありました。
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礼拝堂の周りを見ても分かるようにここは古代ローマの遺跡の発掘場所らしい。
沢山の土器が展示されています。縄文土器がないか探しましたが見当たりませんでした。縄文土器があったら当時日本と交流があった、なんて大発見ですが・・・・ -
立派な館内です。ほとんど紹介もされないし、パンフレットにもネットにも情報はありません。
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粘土板のような素朴なレリーフですが、馬車の彫刻のようです、二人乗りの2輪馬車です。
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これは高貴な人を乗せる2頭立ての馬車のようです。車体の飾りが物語っています。
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女性の石像です。優雅な立ち姿、やんごとなきお方とお見受けいたします。
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兜をかぶった兵士のミニチュアの人形、高坏、驚いたことにガラスの瓶などもあります。
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頭部がなくなっていますが、衣紋が美しい石像です。
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これは何のシーンでしょうか?全裸の男性が何かを競い合っているようです。
戦闘シーンではなさそうです。 -
石板に掘られた人物と文字、
きっとお墓に置かれた記念碑だと思います。
仲のいい夫婦だったと記述されています。愛し合って年を重ねた幾星霜、
二人の死を悲しんでくれますか?、2千年後、東洋の異教徒でさえも二人の愛に
感動の涙を流してくれるでしょう。
東洋人の私も感動の涙にむせんでいます。 -
コリント式の石柱にあるアカンサスの葉のような装飾を施した柱の一部でしょうか?
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私が一番興味を持ったのは床に広がるモザイクです。
精密な構成、高度な技術、この美しいモザイクをどうやってこの館内に移したのでしょうか? -
精緻な文様、唐草模様です。大昔からあったこのデザイン、エジプトや古代ギリシャでも使われていたらしいです。pedaruなどは今だに金やプラチナで唐草模様を作っています。
唐草模様の種類として忍冬唐草、葡萄唐草、蓮華唐草、牡丹唐草、宝相華唐草、そうそうタコ唐草などもありますね。 -
この家の形の墓ははトルコの遺跡にもありました。
富裕な階層の人たちが死後の世界を希求して作らせたのでしょうね。 -
顔のレリーフがありました。モンゴロイドの私たちと違って、怖い顔をしていますね。
-
これも墓の装飾だと思います。
-
おや、これは古代エジプトの遺物ではありませんか、まさかここで発掘されたものではないですね。
エジプトの発掘品はヨーロッパ中の博物館に拡散しています。 -
横向きの顔、エジプトの絵の特徴です。
-
ミイラを収めた木棺ですね、内側にも絵が描かれています。
-
いろんな種類のスカラベ、甲虫の一種で、ファーブルの昆虫記にはフンコロガシとして登場しますね。太陽の神のシンボルとして神聖視されたそうです。
装身具にも使われリングなどポピュラーですね。私が見た限りではメノウ系の石やジャスパー、などもありました。 -
古代ギリシャの特徴ある壺が展示されています。黒の下地に茶色で生活の様子や戦士が戦うシーンを描いたものなどあります。
-
男性の裸体が描かれています。当時は女性以上に男性の裸体の絵や彫刻が多かったですね。 現代では圧倒的に女性が美の象徴になってしまいました。
-
同じ様式のギリシャの壺です。
-
他にもたくさんありましたが、紙面の都合で割愛させていただきました。
-
天然石に彫刻を施したカメオです。オレンジ色の石はメノウだと思います。
カメオは貝に人物の顔などを彫ったシェルカメオが有名ですが、ここにあるのはストーンカメオです。硬いため大変な手間をかけるため高価です。
ここにあるのは男性の立ち姿や、動物、想像上の翼のある獅子、女性の顔もありました。 -
イタリアはカメオの輸出が盛んですが、これら昔からの伝統があるからでしょうね。
ツアーではカメオの製作見学とショッピングに連れていかれるそうですが、ほとんど
貝の層を生かして、聖書のシーンや女性の横顔などを彫ったシェルカメオが多いですね。 -
シェルカメオに比べてメノウなど硬い石に彫刻するストーンカメオは高い技術と手間を必要とします。
2X3センチくらいの石に精巧な絵を彫るのは大変です。硬い鋼でも受け付けません、考えられるのはメノウより硬い石の尖った物でひっかくように削るか、回転する鋼の先に金剛砂と言われるガーネットの砂を水で溶いて掛けながら削るという方法でしょう。
写真にある時代の技法としては前者の方法だったかも知れません。しかし現代ではダイヤモンドポイントと呼ばれる極小の針のような先端でモーターの回転を利用して楽に削れます。しかし楽と言っても精巧に彫ることは並みの人間にはできません。長い修行の結果得られた技術なのです。
市場に出回っているストーンカメオは100%近く量産品です。作家の作品をモデルとして寸分たがわずコンピューター制御で機械が削っているものです。イタリアでもストーンカメオは輸出していますがほとんどはドイツの工場で生産されています。
メノウは真っ二つに切ると赤や白、緑、青などの層をなしています。この層を利用して人物など絵の部分は白の層、背後を赤や青の層を配して彫っていくのです。
私が見た限りではサンゴ、トルコ石などがあります。
手彫りのストーンカメオはアンティーク以外ではほとんどお目にかかれません。したがってお値段も高価です。アンティークの手彫りカメオは20万円くらいから100万円以上の値段です。
それに引き換えシェルカメオは手彫りがほとんどです。見事な作家の作品も必見です。 -
ストーンカメオとそのリングです。指輪の原型ともいえるシンプルなデザインです。
-
石を削る職人、指輪を作る職人、現代まで綿々とその技術は受け継がれています。
金床(かなとこ)と呼ばれる鋼のブロックの上でバーナー(炎)でなました(熱で
柔らかく)金などを金槌で叩いて各パーツを作り、ロウ付けという技法で形作っていきます。溶接と似ていますが、溶接が接合面だけに熱をかけて溶かしてつけていくのに対してロウ付けは接合面に融点の低い地金(ろう材)を置いてその周りを熱し、ろう材を溶かして接合します。
この時代もこのろう付け技法は今と変わらないと思います。 -
パイプ状に削った石(マカロニ状)に糸を通しネックレスを作っています。
トップには天然石の飾りが下がっています。 -
これらは全てスカラベです。12は金のピンブローチですね。
右端のスカラベはトルコ石でしょうか、各スカラベの裏にはご覧のような象形文字が彫られています。
残念ながらこの文字を解読するほどの知識を持ち合わせません。 -
外に出ました。
中庭を囲むように回廊があります。 -
博物館から出ると敷地の先にシンプルな形の礼拝堂が見えます。
ジョットの絵だけが飾られたジョット美術館という礼拝堂です。
気持ちの良い春の日差しを浴びながら庭を歩いて礼拝堂に向かいます。はたして
どんな空間が待ち受けているでしょうか、期待に胸が膨らむ瞬間です。
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この旅行記へのコメント (12)
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- わんぱく大将さん 2017/10/17 01:37:21
- 想像がつきます
- 電車でのこうけい、まさしくスペインでもみる光景です。糸電話、いや、携帯バス、電車の中で電話で一人が喋りだすと、私も私もと。うるせい、うるさい。一度、おおかた”うるさい”っていいそうになりましたよ。
おっと、途中ですみませんが、仕事に戻る時間です。 すんません。
大将
-
- cheriko330さん 2017/07/20 16:32:39
- パドヴァ楽しみにしていました♪
- pedaruさん、こんにちは (^-^*)/ チャオ♪
関東は昨日、北部九州は今日、梅雨明けしましたね。
いよいよ本格的な夏。「暑いですね〜」て言うのも
嫌になりますね。
パドヴァは、ずい分と前にJALの機内誌で特集されていて
初めて知り、とっても気に入った街です。
ツアーで行ったけど、スクロベーニ礼拝堂と少し街歩きをしただけで
消化不良でした。
pedaruさんが行かれるとお聞きして、ず〜っと楽しみにしていました。
冒頭の車内の描写に引き込まれました。旅行してもなかなか
現地の方々の生活が垣間見る機会がなくて、ツアーより
フリーで行くべきですね。観光だけでなく、どんな生活をしているかも
興味のあるところです。
思わず目の手術をされるというご婦人が、「どうぞ無事に済んで快方へ
向かってますように☆彡」と祈らずにはいられませんでした。
パドヴァは、ベネチアに近いせいか、4トラのイタリアの都市に
ないですね。その他の都市じゃなくてパドヴァ枠を作って
欲しいですよね。
博物館で時間待ちの見学をしながら、期待に胸を膨らませている
pedaruさんのお気持ちが伝わってきました。
携帯でしか写真を撮っては、いけなかったのでしょうか?
次回作をまた、楽しみに待っていますね。街の様子も楽しみです♪
では、また〜〜 水分補給を忘れずに_(._.)_
cheriko330
- pedaruさん からの返信 2017/07/21 03:09:47
- RE: パドヴァ楽しみにしていました♪
- cheriko330さん こんばんは
パドヴァはcherikoさんからたくさんの情報をいただいた街ですが、その半分も訪れることができず、大半は歩いていました。でも意外と魅力のあるところがあって、パドヴァは好きな街となりました。
パドヴァほどの街がその他の街にしか枠がないのは納得がいきませんね。
博物館も撮影自由だしスクロベニー礼拝堂のジョットの絵でさえも撮影できました。普通のデジカメで撮りましたよ。たくさん撮りすぎて取捨選択に苦労します。
ポルティコの街パドヴァと呼ばれていますがまさにその通り、ああ、これがポルティコなんだなぁ、と妙に感激しました。
今考えてみると、地元の人と交流を持つのに最適なものの一つに鉄道旅がありますね。小さなテーブルを挟んで向かい合うため、自然に話がはずみます。たわいもない話題ですので易しい英語で済みますし、知ってるイタリア語を混ぜると喜ばれます。
今度のイタリア旅行ではたくさんの人とお話をしました。フィリピーナ、インド人、ドイツ人、イタリア人、ブラジル人、日本人など敬遠されてる黒人ともお話をしました。
イタリアではボンジョルノと笑顔さえあれば誰とでも親しくなれます。ノリが軽いと妻に叱られそうですが、いい思い出になりました。
パドヴァの街歩きは次々回になりますが、果たして面白い旅行記が書けるか心配です。
pedaru
-
- 前日光さん 2017/07/14 14:57:27
- 車内スケッチ
- こんにちは、師匠。
連日暑い日が続いていますね。
今日もそのうち雷鳴が轟き、嵐が丘のような重い雲が垂れ込めてくるやも。
パドヴァという所には行ったことがありませんが、何やら軽やかな地名の響きに、明るい南欧の空を連想します。
車内風景が秀逸で、一編の短編映画(小説)を見る思いがします。
声高に携帯で話し合うイタリア男の声まで聞こえてきそうですよ。
私の知っているイタリア語は、すべてカンツォーネです。
「マンマ ソンタント フェリーチェ♪」とか「ノノレタ〜 ノノレタ〜♪」
「ケヴォレクゥエスタムジカ スタッセーラ〜♪」「イオカント〜 イルミオアモーレペルテ〜♪」。。。
青い空に、イタリア語の、母音のやや強い響きがなんとマッチしていることでしょう。
乗り合わせた人の人生が垣間見える表紙の文章。
女性は、おそらく目の手術がうまくいき、今頃はまた熱心に新聞を読んでいることでしょう。
仕事が忙しい携帯男たちは、家庭では良きパパで、それ故に会社では、魅力的な若いお姉さんにウインクなんかして、その気にさせているかもしれません。
わぁ〜、また妄想海道を驀進してしまいました(>_<)
師匠の文章には、人をあらぬ想像に掻き立てる何物かが宿っていますよ。
詳しいカメオの説明など拝見しながら、ローマのコロッセオの近くで購入したカメオのブローチを久しぶりに取り出しています。
月の女神かヴィーナスのような女性の横顔で、襟元で無造作に束ねた髪の後れ毛がふたすじほど、うなじにかかっています。
箱に入れて包装してもらったのに、トランジットで立ち寄ったフランクフルトの空港で、こちらの説明が足りなかったために、中まで開けられて調べられてしまいました。
(私は麻薬の運び人なんかじゃありませんよ!断じて(`´))
そんなことを、見る度に思い出させるカメオのブローチです。
師匠は、現地の方とすんなりと話してしまう言語能力がお有りで、実に羨ましいです。
最近海外旅行に踏み切れない理由の一つが「言葉」です。
日本語は好きですが、英語をはじめとする外国語が私は苦手な上に、まず聞き取れないのです。
心が通じればといいますが、やはりもっと突っ込んだ話がしたいなどと思ってしまい、結局海外には行かずじまいになっています。
ここ5、6年の間に、どこかには行ってみたいと思っているのですが。
次回は、ジォットの絵画ですか?
師匠の表紙も、楽しみにしております(^_^)v
前日光
- pedaruさん からの返信 2017/07/15 06:39:02
- RE: 車内スケッチ
- 前日光さん おはようございます。
冒頭の記述にお褒めいただきありがとうございました。
<仕事が忙しい携帯男たちは、家庭では良きパパで、それ故に会社では、魅力的な若いお姉さんにウインクなんかして、その気にさせているかもしれません。
私の上をいく想像力、笑ってしまいました。。イタリア男の特徴をよくとらえています。
日本では他人に笑顔を見せない堅物ですが、海外旅行では誰にも笑顔でご挨拶、一人旅を無事成し遂げるための策です。言葉はいらない、笑顔だけ・・・というわけにはいきませんが、笑顔には笑顔、親しくなる秘訣ですかね。
中学生レベルの英語でも十分でした。自信はあります、ないのは実力だけ・・・
田舎では英語は通じない場合がありますので、すこーし勉強していきました。前日光さんのカンツォーネ程度ですが・・・ずいぶん役に立ちました。
空港の検査に引っかかりましたか?私は昔イタリアの空港で銃刀法に抵触し連行されました。容疑はピストルの所持でした。確かに手荷物のエックス線には3丁の拳銃が写っていました。ばれてしまいましたぁ ・・・と言ってもおもちゃですので無罪放免でしたが、焦りましたね。初めての海外旅行でした。
pedaru
-
- sanaboさん 2017/07/14 13:52:15
- パドヴァ☆
- pedaruさん、こんにちは
素敵なスケッチをありがとうございます☆
パドヴァは未踏の地で、大学町という程度の認識しかありませんでしたが、ジョットのフレスコ画が残るスクロベニー礼拝堂とサンタントニオ聖堂などの見どころがあるのですね。 スケッチはこの聖堂なのでしょうか。 わずかに覗かせている空色と木々の緑がアクセントとなり、とても素敵な1枚ですね。
導入部(表紙)の文章にすっかり引き込まれました。
同じ列車に乗り合わせた様々な人間模様を実に巧みに描写され、まるで映画の1シーンのように情景が浮かんできました。
「話をするには好都合だが黙っているには気まずい・・・」←ありますね、こういうこと。 思わずクスッとしてしまいました。
スケッチと短編小説(?)で十分楽しませていただき、旅行記を1つ拝見し終えたような気持ちになりました(笑)
ところで、norisaさんとpedaruさんの掲示板のやり取りを拝見し、大笑いしました! 今回の書き込みのタイトルがなかなか思い浮かばず、いっそのこと「ストーンカメオ2」にしようかとも思いました(爆)
暑い日が続いていますので、ご自愛下さいね^^
sanabo
- pedaruさん からの返信 2017/07/15 06:03:04
- RE: パドヴァ☆
- sanaboさん おはようございます。
タイトルと本文が異なる、・・・私の場合、これを書こうと思ってタイトルに書くのですがすっかり忘れてしまって中身と題が関係ないものになっていることが多いのです。
たった一度、norisaさんに指摘されて以来、なるほど、と納得した半面、いつまでも根に持って、復讐の機会を待っていました。ご存知のようにあの方は知的な紳士ですので、なかなかしっぽを出しません。ところがです、ストーンカメオで馬脚を露しました♪
こんなことで喜んでいるpedaruって・・・知能指数が測定不能と言われそうです。
本題からそれました、と言ってもそもそも本題に入っていないし・・・・
パドヴァはヴェネツィアの陰に隠れて観光客も少ない町ですが、意外と見どころはありましたよ。観光客でなく学生に混じって街を歩きました。サンタントニオ大聖堂はドームが重なるイスラムチックな建物で素敵でした。
表紙の絵はスクロベニー聖堂ですが、現在使われているかどうか?と思えるほど古くて傷んでいました。補修工事もたまにはするのでしょうが、ジョットの入場料で費用を賄っていたりして、とゲスの勘繰りをしています。
次の旅行記ではジョットの絵の紹介ですが、かわいい赤ちゃんの写真も撮りましたよ。絵の評判がいまいちなら赤ちゃんの写真で賄います(笑い)。
pedaru
-
- norisaさん 2017/07/13 14:33:12
- ストーンカメオ
- pedaruさん
こんにちは。
素早くコメントの盗塁を試みたのですが美人クマさんにはかないません。
もう、さすがに歳ですね(笑)
さて、パドヴァは全然知らない街です。
その途中の列車での会話、さすがですね。
英語もいまいちですがイタリア語、いやこの方は英語もOKのようですが、イタリア語なまりの英語での会話で目の手術の説明や励ましをされるーー。
インテリpedaru師匠の面目躍如です。
パドヴァに朝早く到着してしまったようですね。
さすが早起き師匠、時差ぼけ関係なく早起きです。
博物館の内容、さすが大ローマ帝国の遺産がありますね。
世界各地の貴重なものが無造作?に展示されています。
続編はいよいよーーですね。
待ち遠しいものです。
さて、表紙のスケッチですが、これも良いですね。
最近は「旅先でスケッチ」に投稿されていますか?
閑散としていていますので、今はやりの朝ドラ風に言うとーー「おとーさん、ちょっとさみしーです」という気がします(苦笑)
norisa
- pedaruさん からの返信 2017/07/14 07:26:22
- RE: ストーンカメオ
- norisaさん おはようございます。
伏兵が現れて一番乗りは果たせませんでしたね。これは歳のせいではなく、相手がクマでは敵いませんよ。
日本ではありえないことですが、外国ではこちらが旅行者だという気楽さと向こうも東洋人に興味があるのか、けっこう会話を楽しみました。
素っ気なくしていても、一度声をかけると急にフレンドリーになりますね。pedaruの英語なんて中学生レベルですが、会話に支障はありませんね。わからないことがあっても大体は笑ってわかったふりをします。
「あなたはハンサムですねぇ」「・・・?オー、イエス、イエス、アイ スィンクソー」
「それに引き換え私なんてダメですよー」「・・・?「イエス、イエス、アイ スィンクソー」なんてね。
ところでタイトルのストーンカメオ、コメントのどこにもありません、いつか、私も指摘されました、江戸の敵を長崎で・・・ あー 溜飲が下がりました(笑い)。
今回の絵は満足いきませんでしたが、皆さんの励まし?おだて?のプレッシャーに負けてアップしてしまいました。下半分が変なので乱暴にもカットしてアップし直しました。
「旅先でスケッチ」では5月にnorisaさんの油彩画をたくさん見せていただきました。水彩と違って重厚な作品にいつも感心しています。これ以来誰も投稿していませんね。
> 閑散としていていますので、今はやりの朝ドラ風に言うとーー「おとーさん、ちょっとさみしーです」という気がします(苦笑)
パルファンさんの声に聞こえました。
では、ジョットの絵がたくさんある次の旅行記をお楽しみに・・・といっても面白味のない旅行記になりそうですが・・・
pedaru
- パルファンさん からの返信 2017/07/14 21:45:08
- さみしーかったよ
- pedaruさん、norisa さん、
横入りです!
> 下半分が変なので乱暴にもカットしてアップし直しました。
そうなのね。確か昨日は下まであったのにPCがおかしくなったかと
何度か動かしたのですが現れず〜
ま、建物でよかったと言えばよかったですね?
> 「旅先でスケッチ」では5月にnorisaさんの油彩画をたくさん見せていただきました。
わぁ〜 アップされていたのに気が付きませんでした〜
これは、大旦那、番頭さんにお叱りをうけそう。 真面目にしますね。
> > 閑散としていていますので、今はやりの朝ドラ風に言うとーー「おとーさん、ちょっとさみしーです」という気がします(苦笑)
>
> パルファンさんの声に聞こえました。
あぁ、朝ドラを見てないんで・・ でも、淋しかったよ。ほんとうに。
でも、最近、旅行記には、youさんも毎回入れて下さってるし
ちょっと満足してしまってたかな?
では、これからも旅行記ともども「旅先でスケッチ」も盛り上げましょう〜
パルファン
-
- ふわっくまさん 2017/07/13 12:31:09
- 車窓からの眺め〜☆
- pedaruさん、こんにちは。
教会の絵から始まった今回の旅行記も、時間が流れて行くのを一緒に感じる事が出来〜ゆっくり拝見させていただきました。
列車の窓からの景色を眺めながら、4人席で色々な人生模様も観察されたようで・・
携帯電話を片手に大声で喋る人がいたり、pedaruさんと似たデニムのバックを持ったご婦人と話されたり〜
そのご婦人は、パドヴァの大学病院で癌の手術を受けられるのですね。
pedaruさんの眼が完治されたのと同様、無事病に打ち勝つことを願う気持ちになりました。
希望と不安を抱く人々を乗せた列車、まさしく同感に思います。
晴天に恵まれパドヴァに着いてホテルで荷物を降ろしてから、古代ローマ遺跡が展示されている立派な博物館に立ち寄られたそうで・・
モザイク柄の床に特に目がいったご様子、金やプラチナの唐草模様を普段扱っていらっしゃるのですね〜☆
ご婦人の立ち姿の、石像を見て「やんごとなきお方」とは・・(笑)
何となく、おっしゃりたい意味は伝わったのでした。
ジョット美術館(=スクロベニー礼拝堂)に続くそうで、また楽しみに拝見させていただきます♪
ふわっくま
- pedaruさん からの返信 2017/07/14 06:51:55
- RE: 車窓からの眺め〜☆
- ふわっくまさん おはようございます。
norisaさんの追撃をかわし伏兵ふわっくまさん健在です(笑い)。
実はこの返信、一度丁寧に書いたものが最後のキーボードの操作の誤りかあっという間に全部消えてしまいました。 この頃よくあるんですよこういうことが・・・その時はめげますねー、「一つ積んでは母のため、二つ積んでは…とせっかく積んだ石を地獄の鬼が現れて無情にも崩してしまうシーン」に似ていますねぇ。
この博物館は想定外でしたので写真が多くなりジョットの絵を加えると膨大な数になってしまいますので、半分に分けました。写真が多くても少なくても面白くないことには変わりはないのですが・・・・
列車の旅は地元の人との交流には向いていますね。4人掛け、しかも間にテーブルがあって話がはずみます。 pedaruの初歩の英語でも皆さん好意的に聞いてくださって、楽しい会話が出来ました。英語を話すイタリア人も多くて、昔ローマ軍がイギリスにも遠征した名残でしょうか、・・・いえ、これは冗談です。
次の旅行記はジョットの絵がたくさん出てきますが、キリストのことをあまり知らない私には興味が薄れますが、700年も前に描かれた絵だということだけでもすごいなぁと思いました。我慢をしてご覧ください(笑い)。
pedaru
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