2016/11/02 - 2016/11/02
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今回の旅は、瀬戸内国際芸術祭2016が開催されている本島へ。瀬戸大橋以西の「西の島」は主に秋会期(10月8日~11月6日)において会場となっています。本島を中心とする塩飽諸島では古くから海運業が栄え、江戸時代以降は船大工で培われた高い技術を持った塩飽大工が活躍。当時の繁栄は笠島のまち並みとして大切に記憶されています。歴史あるこの島で現代アートはどのように展開されるのか興味深いところ。
なお、芸術祭会期終了後も観賞できる作品があります。詳しくはART SETOUCHIのWEBサイト http://setouchi-artfest.jp/ をご覧ください。
【旅程】
○11月2日(水)
岡山駅8:40(瀬戸大橋線・マリンライナー)9:09児島駅(徒歩)児島観光港9:30(六口島海運・定期船)10:00本島(レンタサイクルで島内巡り)本島13:20(にじ観光・臨時船)13:45高見島(高見島編に続く)
【島データ】
・本島(ほんじま)香川県丸亀市
面積:6.74平方㎞ 周囲:16.4km 標高:204m 人口:365人(2015年)
【瀬戸内国際芸術祭2016】(公式ガイドブックより)
会期 2016年3月20日-4月17日、7月18日-9月4日、10月8日-11月6日 108日間
開催地 瀬戸内海の12の島+高松、宇野
作品数 約200点(うち過去開催の恒久作品85点)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
岡山駅から瀬戸大橋線のマリンライナーで児島駅に向かいます。
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岡山駅から30分弱で児島駅に到着。児島はジーンズ工場がある街。自動改札の扉にデニムが着せられていておしゃれ。
児島駅 駅
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児島駅から徒歩5分程度。児島観光港から本島行きの船に乗ります。
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高速船ですが、後部に甲板席があり迷わずそちらへ。
児島観光港 乗り物
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児島観光港を後にします。けっこう足の速い船です。
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気温が低い一方で海水温が高いことから浮島現象が発生しています。
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本州側から数えて2番目の橋、櫃石島橋をくぐります。
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児島から約20分、予定時刻より早く本島に到着。
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港の案内所でレンタサイクルを借ります。料金は普通自転車で500円/日、電動自転車は1,500円/日。今日は坂のないコースを予定しているので普通自転車をチョイス。
本島レンタサイクル 乗り物
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本島小学校の校門には手作りの地図とのぼりがあり、歓迎してくれています。2年生の心ちゃんと南桜ちゃんが書いた笠島のガイドを頂きました。
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塩飽勤勤番所跡を見学(入場料200円)。1798年に建てられたもので、幕府の船方650人から選挙で選ばれた3人の年寄が政務を執った場所。織田信長や豊臣秀次、徳川家康の朱印状や大岡越前の裁判許書など貴重な文書が展示されています。
塩飽勤番所 名所・史跡
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芸術祭の作品を巡ります。古郡弘の「産屋から、殯屋から」。塩飽諸島に残る両墓制の墓をモチーフにした作品。
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齊藤正×続・塩飽大工衆が建設した「善根湯」。建物は見学のみ。
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瀬戸大橋を眺めながら島の東側の道を走ります。
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港から約2.2km、笠島へ。笠島のまち並は心ちゃん&南桜ちゃんのガイドによると「えどじだいの家で、きちょうなものが13から14けん町なみとしてのこっている。ぜん国てきにめずらしいのでので、たいせつにほぞんしている。」
笠島まち並保存地区 名所・史跡
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南北に通る「東小路」を登って行きます。
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町のはずれにある専称寺。法然上人が土佐に流される途中に滞在したと伝わる庵の跡に建てられた寺。
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専称寺から苔むした遊歩道を登った頂上には。
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東山城跡(笠島城跡)があります。心ちゃん&南桜ちゃんのガイドによると「東山じょうは、今から800年前のへいあんじだいに高さ40mのところにあるりっぱなおしろでした。でもそのおしろにすんでいたまたじろうが、高知けんにすんでいた、長そがべ氏にまけて今はおしろはありません」。
笠島城跡 名所・史跡
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町へ下る道の途中に笠島のまちを展望できる場所があります。
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笠島まち並保存センターとして見学可能な真木(さなぎ)邸を見学(入場料200円)。塩飽諸島を統治する年寄を務めた真木家の邸宅。
笠島まちなみ保存センター(真木邸) 名所・史跡
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邸宅の敷地の中に井戸があります。心ちゃん&南桜ちゃんのガイドによると「井戸は、むかしおふろの水やのみ水、すいじにつかっていました。なのでえんぶんとりすぎの人が多かったそうです。今でも井戸の水はたまっています。」なるほど、海に近い場所なので井戸水に海水が混じっているようですね。
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真木邸の隣の古民家にはツェ・スーメイの「Moony Tunes」。この島から切り出される石と潮の満ち引きをつくる月を表現。月が床に、石が空中にあるのが面白い。
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心ちゃん&南桜ちゃんのガイドによると「町なみの中心にある道のマッチョ通りのいみはにぎやかな町通りといういみです。」
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マッチョ通りにはマッチョどころか人っ子一人歩いていません。
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マッチョ通りに面している吉田邸を見学(入場料300円)。刀の鍔や古銭をはめ込んだ欄間は珍しい。築100年の建築で貴重な木材を随所に使っています。塩飽大工の匠の技を見ることができます。
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便器は陶磁器製。この家の主は海運業で財を成したそうです。
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笠島の通りは見通しが利かないように作られており独特な景観を生み出しています。
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井戸端会議の会場でしょうか。
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笠島の町の少し先にある作品。アレクサンドル・ポノマリョフの「水の下の空」。和船を思わせるオブジェは風が吹くとゆったりと動きます。
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時間が押してきたので急いで港方面へ戻ります。
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眞壁陸二の「咸臨の家」。咸臨丸の水夫、横井松太郎の生家を作品化。アメリカに行った咸臨丸に乗船した水夫50人のうち35人は塩飽諸島の出身者とのこと。
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「咸臨の家」の内部。床面には水が貼られ、明かりは自然光のみ。時間により明るさや日差しの位置が変化。
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村上和子の漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト。島の行事や昔話を絵看板にした作品。泊地区の民家などに展示されています。
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五十嵐靖晃の「そらあみ<島めぐり>」。沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島、本島の島民が協力して編んだ網をつなげた作品。
泊海水浴場 ビーチ
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川口豊・内藤香織の「シーボルトガーデン」。瀬戸内に育つ植物を集めた庭園。
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蓮沼昌宏の「12島の物語」。回転式のパラパラマンガを観賞。
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石井章の「Verrek「出港」」。咸臨丸をモチーフにした作品。
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作品めぐりは駆け足になってしまいました。港に戻って自転車を返却。13時時点の来島者数は499人。平日なので少なめなのかも知れません。
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高見島に向かう高速船の乗船券。なお、本島と高見島、粟島を結ぶ船は芸術祭会期中(10月8日~11月6日)のみの運航です。
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13時20分の船で高見島に向かいます。(高見島編 http://4travel.jp/travelogue/11195031 につづく)
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