2016/05/08 - 2016/05/08
9位(同エリア155件中)
Islanderさん
- IslanderさんTOP
- 旅行記227冊
- クチコミ76件
- Q&A回答13件
- 536,484アクセス
- フォロワー180人
およそ3,000の島々が散らばる瀬戸内海。瀬戸内に面する街で育った自分にとって、島々が浮かぶ瀬戸内は海の原風景。少年時代に眺め、何時かは行きたいと思っていた島々。それからうん十年、橋が通った島、芸術の島、世界遺産の島、時代とともに変わって行く島はあれど、そうでない島もあるはず。
新シリーズ「瀬戸内あいらんど紀行」の第1回。岡山県、笠岡諸島の島々のうち、高島、大飛島、真鍋島、北木島を1泊2日でめぐりました。本編では2日目、真鍋島、北木島の島旅を紹介します。
【旅程】
・5月7日(土)
岡山駅8:55(山陽本線)笠岡駅9:38(街歩き)笠岡港住吉乗り場11:20(三洋汽船)高島港11:45(島歩き)13:45(三洋汽船)大飛島洲港14:10(島歩き) 大飛島宿泊
◎5月8日(日)
大飛島北浦港9:25(三洋汽船)真鍋島本浦港10:05(島歩き)13:30(三洋汽船・高速艇)北木島大浦港13:38(島歩き)北木島豊浦港16:26(瀬戸内クルージング)笠岡港伏越乗り場17:26(街歩き)笠岡駅18:25(山陽本線・快速)岡山駅19:00
【島データ】
・真鍋島(まなべしま) 岡山県笠岡市
面積:1.48平方㎞ 周囲:7.6㎞ 標高:127m 人口:277人(2010年)
・北木島(きたぎしま) 岡山県笠岡市
面積:7.49平方㎞ 周囲:18.3㎞ 標高:226m 人口:1,027人(2010年)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(瀬戸内あいらんど紀行 vol.1〜高島、大飛島編からのつづき)
大飛島から乗った船は、小飛島、六島を経て真鍋島に向かいます。大飛島から真鍋島へは35分(750円)の船旅。 -
真鍋島本浦港に到着。岡山県では昭和49年から全国に先駆け、伝統的な町並み保存の取り組みを行っています。その取り組みを行っている地域を「ふるさと村」と呼んでいます。
真鍋島 自然・景勝地
-
桟橋にはニャンコがお出迎え。真鍋島は猫の島でもあります。
-
港の近くには猫がたくさんいて、猫の写真を撮りに来島する人も多くいました。
-
集落内の道は細く、迷路のよう。
-
真鍋中学校。ノスタルジックな木造校舎ですが、今も現役。映画のロケにも使われているそうです。
真鍋中学校 名所・史跡
-
この島も空家が目立ちます。歴史的な建物の維持は大変なようです。
-
明治に建てられた真鍋邸。
-
庭には樹齢250年のホルトノキがあります。太い幹に耳をあてると神様の音が聞こえるらしい。
-
弘法大師により開建された円福寺。
-
日中は日差しが強く、あまり猫を見かけないと思ったら、こんなところにいました。
-
真鍋島は漁業の島。港に面して街が広がっています。
-
真鍋城跡を目指し山道を登ります。
-
急坂を登ると標高84メートルの城山頂上。真鍋水軍の本拠地であった城で、城郭の礎石のみが残っています。
-
帰り路は猫が案内してくれました。
-
北木島へ向かう高速船のきっぷを買います。普通船は250円、高速船は500円で2倍の値段です。
-
北木島、白石島を経由、笠岡行きの高速船に乗り込みます。
-
真鍋島から8分で北木島大浦港に到着。北木島は笠岡諸島では最も大きな島で、レンタサイクルで移動を考えていましたが、港にはそれらしき店や案内を見つけることはできませんでした(聞こうにも人がいません)。徒歩で島を回ることにします。
北木島 自然・景勝地
-
大きな食料雑貨店と郵便局があります。昼食を予定した食堂は休み。昼飯は非常食として持ってきていた菓子パンとなりました(島旅は非常食の携帯が必要と改めて認識)。
-
木造3階建の旅館天野屋。
-
島の反対側の集落までショートカットのため周回道路ではなく、山越えの道を歩くことに。車の通行ができない細い道ですが、時折バイクが走ってきます。森の中の道で歩くには心地いい。
-
山を越えて豊浦に着きました。北木島は花崗岩の産出地。大阪城の石垣はこの島から切り出された岩が使われています。豊浦には石彫アートが見られます。
-
牛尾啓三作「空間のメヴィウス」。見る方向で印象が異なるので、ぐるっと回って鑑賞するのをおすすめします。背後に防潮堤ができて海が見えなくなったのは残念。
-
日高定光作「島心」。
-
採石地(丁場)跡を見てみます。
-
採石跡地は危険なので無断で立ち入ることができません。
-
石材工場が立ち並んでいますが、休業していると思われる工場も幾つかあります。
-
北木石で造られたベンチ。
-
石垣とばら。
-
現在も採掘している丁場まで行く時間がなくなってしまい、豊浦港から笠岡に戻ることにしました。港の待合所は無人ですが、自動販売機があり冷たい飲み物を購入。自動販売機のありがたさが炭酸とともに身にしみます。
-
笠岡行きのフェリーがやってきました。きっぷは船内で買います(540円)。
-
北木島を後にします。
-
川のような笠岡湾に入りました。航路は狭く浅瀬や船とのすれ違いもあり、操船は大変かと思います。
-
北木島から途中白石島を経由し約1時間で笠岡に到着しました。乗ってきた船はすぐの折り返しで、乗客を乗せて出港ました。
笠岡港 乗り物
-
フェリーが発着する笠岡港伏越乗り場は笠岡駅からやや離れていて、徒歩13分の道のりです。
-
商店街を抜けます。日曜日のためか人通りは殆どありません。
-
アーケードを抜けたところに歴史ある商家があります。
-
昼食は菓子パンのみで腹が減ったので、笠岡ラーメンを食べて帰ることに。
中華そば いではら グルメ・レストラン
-
コクのある鶏だしスープと鶏チャーシューが美味い。
-
笠岡駅から快速サンライナーで岡山に向かいます。過去に京阪神で新快速として活躍していた117系電車に久しぶりの乗車。乗り心地の良さ、車内の質感は普通列車としては、今でもこの車両の右に出るものはない名車だと思います。
笠岡駅 駅
-
岡山駅にはなんとか明るい時間に戻って来ることができました。ヘッドマークが「急行」になっているのは「回送」を表示するためスクロール中偶然映ったものです。急行列車として走ることがあるのでしょうか。鉄ネタになってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。このシリーズ「瀬戸内あいらんど紀行」は積極的に続編をアップしたいと思っております。(おわり)
岡山駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
瀬戸内あいらんど紀行
-
前の旅行記
瀬戸内あいらんど紀行 vol.1~高島、大飛島編
2016/05/07~
笠岡・浅口
-
次の旅行記
竹原から大崎下島へ ~瀬戸内あいらんど紀行 vol.3 前編
2016/06/18~
大崎下島・豊島・下蒲刈島
-
瀬戸内あいらんど紀行 vol.1~高島、大飛島編
2016/05/07~
笠岡・浅口
-
瀬戸内あいらんど紀行 vol.2~真鍋島、北木島編
2016/05/08~
笠岡・浅口
-
竹原から大崎下島へ ~瀬戸内あいらんど紀行 vol.3 前編
2016/06/18~
大崎下島・豊島・下蒲刈島
-
瀬戸内国際芸術祭2016を迎えた犬島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.4
2016/08/06~
岡山市
-
現代アートの聖地、直島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.5
2016/10/15~
直島・豊島・小豊島
-
瀬戸内国際芸術祭2016を迎えた大島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.6
2016/10/16~
高松
-
女木島、瀬戸内国際芸術祭2016を追憶 ~瀬戸内あいらんど紀行vol.7
2016/10/26~
高松
-
男木島、瀬戸内国際芸術祭2016を追憶 ~瀬戸内あいらんど紀行vol.8
2016/10/26~
高松
-
瀬戸内国際芸術祭2016を迎えた本島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.9
2016/11/02~
丸亀・宇多津・多度津
-
瀬戸内国際芸術祭2016を迎えた高見島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.10
2016/11/02~
丸亀・宇多津・多度津
-
瀬戸内国際芸術祭2016を迎えた伊吹島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.11
2016/11/05~
観音寺市
-
七不思議とジオパーク、それに美味い魚がある姫島へ ~瀬戸内あいらんど紀行vol.12
2016/12/09~
国東(くにさき)・姫島
-
水仙薫る岡山県最南端の島、六島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.13
2017/01/28~
笠岡・浅口
-
大飛島を再訪、小飛島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.14
2017/01/28~
笠岡・浅口
-
錦秋の小豆島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.15
2017/11/23~
小豆島
-
播磨灘の離島、家島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.16
2017/11/24~
家島
-
盛んな漁業で活気ある島、坊勢島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.17
2017/11/25~
家島
-
「人間回復の橋」を渡って長島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.18
2018/12/08~
邑久・長船
-
ネコノシマ佐柳島 瀬戸内あいらんど紀行vol.19
2019/12/13~
丸亀・宇多津・多度津
-
NORINAHALLEに乗って風待ちの大多府島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.20
2020/02/24~
備前・日生
-
弓削島から「マンガの島」高井神島と「瀬戸内のどまんなか」魚島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.21
2020/03/28~
しまなみ海道(周辺の島々)
-
牛窓から緑の島、前島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.22
2020/06/19~
牛窓
-
白石島で「瀬戸内アルプス」をハイキング 瀬戸内あいらんど紀行vol.23
2020/07/17~
笠岡・浅口
-
明治の要塞が残る小島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.24
2020/12/20~
しまなみ海道(周辺の島々)
-
みかん色に染まった中島へ(1日目) 瀬戸内あいらんど紀行vol.25
2021/11/03~
松山
-
みかん色に染まった中島へ(2日目) 瀬戸内あいらんど紀行vol.25
2021/11/04~
松山
-
たまねぎの島、津和地島 瀬戸内あいらんど紀行vol.26
2021/11/04~
松山
-
瀬戸内国際芸術祭の会場になった与島へ 瀬戸内あいらんど紀行vol.27
2022/05/15~
坂出・瀬戸大橋周辺
-
伊吹島の瀬戸内国際芸術祭2022を追憶 瀬戸内あいらんど紀行vol.28
2022/10/13~
観音寺市
-
本島でクラフトビール、ほろ酔いで牛島を歩く 瀬戸内あいらんど紀行vol.29
2023/05/04~
丸亀・宇多津・多度津
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- batfishさん 2016/05/22 19:55:28
- 瀬戸内の島めぐり、楽しみにしています♪
- Islanderさん こんばんは!
岡山に転居されていたのですね。
東北秘湯めぐり編も楽しみに拝見していましたが
今後は瀬戸内の島めぐりということで
こちらも島好きとしては期待大です。
島と猫はやはり切っても切れない仲ですね〜
みんなカメラ目線なのがカワイイです。
泊まられたカフェ宿もいい感じですね。
デザートも美味しそう。カフェとして島女子に人気というのも
うなずけます。
続編も楽しみにしています♪
batfish
- Islanderさん からの返信 2016/05/23 21:21:54
- 歩いて秘湯シリーズは当面休みかなぁ
- batfishさん
書き込みありがとうございます。
瀬戸内海の島は岡山からだとあまり遠くなく、気軽に廻れる思って旅をしてみました。無数の島々があるので、次の行き先は目移りしてなかなか決められませんが、観光で有名な島も含めていろいろな島を旅したいと思っています。
お楽しみいたたいていた「歩いて秘湯」シリーズは、西日本では秘湯と呼べるような宿が少なくしばらく休載するかもしれませんが、いい秘湯があれば紹介します。
これからもよろしくお願いします。
Islander
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 瀬戸内あいらんど紀行
2
41